当番     悠
悠 
泡盛や酔ふと止まらぬ島言葉  ゆう
タロットの意味なく並ぶ青葉冷え  DORA
水鏡にドットを入れる田植機か   オカリナ
饒舌の婆会ノンアルコールビア  橘
ビア坂の大きな石碑梅雨曇     ゆう
DORA選
逆光のサーファーひとりまたひとり  ゆう
照りつける西日に驟雨同居して    オカリナ
水無月やショパンの墓の傘の群   悠
饒舌の婆会ノンアルコールビア    橘
泡盛や酔ふと止まらぬ島言葉    ゆう
橘 選 
読みかけの本読みかけのままついり  ゆう
脇の下乾かぬシャツや梅雨の雷      ゆう
紫陽花の早くたびれて雨を待つ       DORA
気が付けば四方宅地にあやめ苑      悠
水鏡にドットを入れる田植機か       オカリナ
ゆう選
五月雨や藍の暖簾の新店舗   DORA
てっぺんの焙煎コーヒー汗かきて  悠
山彦の海彦に会ふ梅雨の入     悠
照りつける西日に驟雨同居して   オカリナ
先達の助言のありて梅ジュース   橘

  
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