全国主任児童委員研修会


   毎年行なわれている全国主任児童委員研修会、さすがに全国一堂に会しては移動距離に時間もお金もかかるため(?)、全国を西と東に分けて年2回行なわれているそうだ。さらに、県内の枠を各民協で持ちまわり、それが何年ぶりかに焼津にまわって来たという事で、誰か行ってこいという事に。結局、私が越後湯沢まで出張する事になった。

   7/12、走り回る茶々に起こされて6時前に起床。こういう時の茶々は必ず鳴きながら走る。せっせと洗濯物を片付けて少し早いが座席指定を取ったので乗り遅れたくはないとam7:30に家を出発。傘はいらないものの今にも雨が降りそうな天気。ちょうど通学時間帯で中学生・小学生・高校生、それどれの方向に歩いていく歩道が一番賑わう時間帯だった。
   予定通りYahoo!の路線案内で確かめたものより1つ速い電車に余裕で間に合った。しかし、通勤時間帯で混んでいる。駅でバッタリ近所の奥さんに会ったが電車に乗り込む間に紛れてしまった。静岡駅で新幹線ホームに上がったのは良いが、いつもの癖で自由席方向へさっさと歩きホームをほぼ往復。時間はあるし、この段階では大して荷物もないので良いのだが…。ペットボトルのお茶を買ってしばらくぶりで座席を確かめて座り、この往復で読もうとわざわざ静岡まで足を延ばして買い求めた篠田まゆみさんの新しい建築探偵シリーズ『聖女の塔』を開いていくらも読まないうちに東京。気持ちが別に行っている時のひかりは早い。東京駅の乗り継ぎで朝昼兼用のカツサンドを買い込む。上越新幹線は同じ東京駅から出るようになって便利になったが、1度改札を出なければならない。次の改札口で今度は改札を通ろうとしている前の団体さんがいっせいにトラブル。乗車券と両方の特急券をまとめて通すのだが、皆さん順番に入れようとしたらしい。トラブルはあってもMaxときはホームに入っているもののまだ準備中。ホームで待たされているとずいぶんと蒸し暑い。
   昨日切符を買った時に駅員さんが「2階席が取れましたよ」と渡してくれた席は3人掛けの真ん中だった。意外と手狭で、しかも両側が男性だったので余計に狭く感じたが、座面もスライドができて座りやすい。初めて乗ったのだが、トンネルが多いなと感じただけで本の続きを読みふける。am10:12に東京を出たMaxときはam11:29に越後湯沢駅に到着した。その間にもちろんカツサンドもお腹に収める。列車を下りたほとんどの人が同じ方向に歩いていくが、それと分かれてまずトイレへ。pm1:00までに着けば良いのだし、ホテルからのお迎えのバスも何本か出るはずなので、そのまま売店を冷やかしに行く。そこで見たのが上の人形。その他にもあちらこちらで色々なポーズで愛嬌を振りまいていた。
   かなりの人数が集まるはずなので先ほどの列がそうだろうとは思ったが、駅前の案内所でホテルのバスの出る所を聞いてみる。間違いはないようで、だいぶ短くなった待っている列の仲間入りをする。越後湯沢は小雨。程なく来たお迎えのバスに乗って、駅を離れるとすぐもうホテルの駐車場がいくつも並び、その先はゲレンデ。もちろん今は雪はなく、草原とリフトの足だけ。その中に今回の会場NASPAニューオータニがあった。
   受付で資料をもらい、名札を書いて余分な荷物を荷物置き場において会場へ。所によっては県や市でひとまとまりに席を
取っているようだが基本的には自由らしい。受け取った名簿によると静岡県からも7人が来ているようだが、どちらにしても初対面なので探しようもない。
   側に座った千葉の方としばらくお散歩をしながらおしゃべり。お互いに来た目的が目的なので「そちらでは最近どう?」と言う話になる。子育て支援のあり方、参加してくるけれど自分達で何が出来るかはあまり考えない今のお母さん達、「子供が小さい間はいつも側に子供がいて当たり前だったけどねぇ」と彼女。今は中々そうも行かずにサポートに預けに来ることも多いようだが、お母さんの耐性だけでなく、社会が幼い子供に不寛容になっている気がする。世相柄お母さんの方も社会から子供を隔離してしまっているような気もするが、簡単には解決策は見えてこない気がする。こちらも公民館での子育てグループに創成期の方がまだ残っていて、孫より小さい子供達の相手をしている話などをする。また虐待の話も出て、どこでも苦労があるようだった。
   pm1:00から開会。北海道から愛知県まで、各県と政令指定都市の主任児童委員に加え、県や市の担当部署から300名近くが集まっているそうだ。
   まず全民児連・児童委員活動推進部会長の挨拶。子育て力が低下している中で子育てをもっと評価し地域の様々な力と連携を取って支援をしていこうというようなお話だった。
   続いて、厚労省の児童環境づくり専門官の行政説明。1時間あったのだが、厚さ1センチはありそうな資料をあっちに飛んだり、こっちに飛んだり、声にメリハリがないので話しているご本人も「眠い時間ですが…」言っていたがものすごく眠くなった。しかし、お役人が少子高齢化を労働人口の減少、税収の減少、福祉予算の増大、というお金の面だけで捉える発言をするのはどうしても腹が立ってくる。少子高齢化は対策するものではなく、現象であり、それに合わせて何をどうシフトするかの問題であるはずだ。ともかく省庁の枠を超えての子供を育てやすい環境を作ってほしいものだ。とりあえず文科省と厚労省がタイアップして、保育園と幼稚園の枠をゆるくする事や、学校の空き教室を使っての学童保育などが今あるものを最大限活用したいとの事だった。
   また、虐待問題も相談件数が増加し発見も増えているそうだ。さらに虐待が非行を誘発し、特に子供の成長の早い時期になされた虐待ほど子供の性格をゆがめてしまうようだ。非行少年の保護者の傾向として、父親の放任と母親の過干渉が多いようで、虐待についても実母が行う場合が1番多い。
   そんな話を聞いた後は、事務局からの今日・明日の日程説明。
   引き続き、全国社会福祉協議会・民生部副部長による基調報告『主任児童委員活動の展開について』。
   まず、子育ての負担感が増大し、しかも共働きのお母さん以上に専業主婦のお母さんの負担感・不安感が大きい事、そのためにも地域でのサポートが必要で子育てサロンや地域ネットワークを密にする事が大切になる。児童委員・主任児童委員としても地域の親子と顔見知りになり信頼関係を築くとともに安全・安心な町づくりに力を尽くしたい。また、住民に利用されやすいようにPRすることも必要である。特に地域住民からきちんと活動が理解されていれば活動もしやすくなるし、それが次の世代の民生児童委員を育てる事にもなるとの話だった。
   一方、児童虐待の問題について親子に寄り添って信頼関係を築き関係が途切れないことを目指したい、関係が途切れてしまうとその子供に不利益を与える事になることを考慮してほしいとの話だった。また、児童相談所・行政・学校や保育園との間で顔の見える関係を作り情報の質や意思の疎通がきちんとできるようにしてほしいとの事だった。
   主任児童委員としては地域の児童福祉の課題を把握するとともに、民児協内や関係各所機関との連絡調整役となってほしいとの事だった。
   また昨今の個人情報保護について、行政側の過剰反応も困るが、本人への説明と同意をきちんと取ることで必要な情報を共有する工夫が必要だとの話だった。
   一休みした後はシンポジュウム。1日は中々終わらない。
   pm3:00から始まったシンポジュウムは関西学院大の前橋信和助教授をコーディネーターに『子供を守る地域づくりと児童委員活動〜第2次アクションプランの推進』というタイトルで、シンポジストは子供を守る地域づくりを視点に子育て支援活動を地域で展開している3名を迎えてその活動内容や住民や関係機関・団体との連携における工夫点や課題などを話し合い、主任児童委員が果たす役割は何かを考えながら進められた。
   1人目は長野県岡谷市西堀地区の区長さんで、地域のお年寄りと子供達との密な交流の歴史をふまえて、お年寄りを中心にした子供達の登下校見守りのえがおまもり隊を結成した。民生児童委員も加わり任期1年で子供達を見守るとともに、学校での月1回の定例会や、学校行事への参加、空き教室を利用した子供達との交流を通して個人的に子供達と知り合うことを通して地域の人々の交流を深めてきているそうだ。またH14年から子供達の希望に沿ってお年寄りとともに学ぶラムラム広場も開催されて、すでに50回を数えているそうだ。長野県の高齢者との交流指定校に当っている学校での活動だそうだが、地域が学校を作るとともに学校が地域を作っていくのだというようなお話だった。
   2人目は新潟県上越市役所 防犯交通安全係副参事で警察から出向されている方だった。『いかのおすし』をキーワードにした子ども安全教室への取り組みについてで、H15年の長崎での幼児誘拐殺人事件を契機に民児協とともに市内の幼稚園・保育園で子供安全教室の実施を始めた。各園で保育士や保護者との繋がりができる事で子育て支援や虐待防止に繋がったり、高校生・大学生のボランティアが加わる事で、青少年と地域の繋がりを作ったりとネットワークが密になってきている。行政が出来るバックアップをするから大いに利用してほしいが持論のようで地域のさまざまな団体が協力する事で無理をせず長続きさせようとのお話だった。
   最後は東京都目黒区で活動する主任児童委員さんで子供家庭支援センター(役所)と主任児童委員部会そして児童相談所が常に情報を共有して行動している。特に虐待情報などに関しては月1回のケース会議でチェックをしている。その他の活動として不審者情報のメールマガジンや子供110番の家とその通学路を通る子供達の引き合わせ会を行なうなど、さらには挨拶運動や色々な形のパトロール(青色防犯パトロール・ワンワンパトロールなど)や安全マップの作成などが行なわれている。不審者情報に近くの人が様子を見に行ったり、挨拶をすることは地域の防犯のためにも役立っているそうだ。
   それぞれの話を聞いた後は、全体での質疑応答に移った。
   まず、どの地域でも行なわれている見守りについて意見が交換され、目黒区の方は子供が安心できることが見守りであって、見張っているようではいけないと、上越市の方は行政の立場から地域住民が主役となって地域起こしをしボランテアが動きやすい行政を目指したいと、岡谷市の方は登下校の子供を見守るという事は逆に子供たちに見守られている事でもあり、実際に「今日はあのおじいさんが居なかった」という子供の話から一人暮らしのお年寄りが体調を崩して寝込んでいる事に気づいた事もあったそうだ。
   次に、地域の中で孤立している問題を抱えた家庭との関わり方の問題が出され、現場で活動する主任児童委員の方が「学校との情報を密にしたり、学校行事などに頻繁に顔を出しそれとなく問題の子供に声を掛けるなどして知り合い、長期スパンで見守っていく」など実践的な回答をしたのに対し、地域をまとめる区長さんは「孤立している人は本人も上手く行っていないという気持ちがあるので子供に関わり過ぎるとかえって孤立感を強めてしまうこともあるので難しい」というような話をされた。それに関連して実態調査はどうしたら良いのかという問いに対して「ポスト・調理のにおいやファンの動き・メーター類の作動・洗濯物の有無など通りがかりながらの確認と、周辺や学校などでの確認、さらには不審者と間違えられないようにさりげなく」などとかなり実践的な話もされた。
   さらには地域全体の安全のために、まずは住民同士が挨拶をする事。「こんにちわ」「どちらへ」というような簡単な事が空き巣などの犯罪防止にも有効だそうだ。また子供が困っているようなら少し大きめの声で「どうした?」と声かけをする事、この少し大きめの声でという事は周辺に事態を知らせるためにも有効だとの事だった。さらに腕章などを着ける事で子供にとって知らない人(=不審者)では無くなる事もまずは必要だとの事だった。
   ポツポツとはいえ次々と質問の手が上がったがこのあたりで時間切れとなった。
   荷物を取って男女それぞれに別れた部屋割りの案内をもらって部屋へ。どうやら県別に分けられているようで、静岡県内からやってきた女性4名で1晩を過ごす事になった。熱海・三島・焼津・菊川と別々の所からやって来た訳だが同じMaxときに乗っていた。「どうせ旅費を出してくれるなら座席を押さえて車内集合にしてくれれば良いのにね」と。お互いに初対面だが交換したい話はたくさんある。さらに知り合っておけば何かの時にまた情報交換ができるのでこんな良い機会はないわけだが、3名来ているはずの男性とはついに会えずじまいだった。熱海の方はベテランでこの研修にも何度か参加しているそうだが、あとは初めて。
   菊川の方に「この前、菊川市のN氏に広報誌を頂いたんですよ」と言うと「N氏とは同じ地区です」との事、これはかなりの偶然だった。
   簡単に挨拶を交わした後は「今のうちにお風呂に行っておこう!」大正解でちょうど人の少ない時間にノンビリと手足を伸ばして温泉を楽しめた。
   pm6:30から、先ほどの会場で懇親会。色々な人と知り合おうという趣旨で席はくじ引き。私は25番テーブル。1テーブル10人程度。
   全民児連の方の挨拶と乾杯の発声…、まだ皆に注ぎ終わっていなかったが…。その後は各テーブルごとに、自己紹介をしている所もあれば、ビールを酌み交わすのに余念のない所もあり、我々のグループは飲む方が少なかったので「ご飯はまだかな」と言いながらしっかりとお食事会。もちろんそれぞれの地域の話も少しずつ。何人かの方とは名刺交換。我々の所は作っていないので何も入れていない自作のを少し持って行ったのだが、持っておられる方は市や民児協事務局で作ってもらえるとの事だった。デザートまでしっかりお腹に入れてpm8:00頃にはお開き。地域によっては集まって二次会の所もあったようだが静岡県はそれもなし。明日は忙しいだろうと売店でお土産を選んで、後は部屋に戻って布団の上でゴロゴロとおしゃべり半分、それぞれの地域の問題などについてのぼやき半分。「朝から忙しかったから早寝しましょうか」とpm9:30を過ぎた頃にはお休みなさい。
   翌朝は皆さん早起きだったらしいが私はam6:00にやっと目が覚める。会場の使いまわしのせいで、am6:30から朝食会場が開く。その代わりam8:00までに食べ終わるようにとの事だった。混み合わない内に早めに行く。洋風・和風のバイキングだが、和風の方が充実していた。私はコーヒーとミルクさえ飲めれば良いのだが、今日は長丁場を覚悟して少ししっかり目に食べた。一緒の皆さんがざる豆腐が美味しいと言うので、他の物を食べ終わった後で取りに行く。ちょうど出来たてが来たところで大豆の味がしっかり残っていて美味しかった。
   部屋に戻って荷物整理ををしたりアンケートを書いたりしながらおしゃべり。せっかくなので住所も交換した。
   am8:45、荷物を持ってチェックアウト。エレベーターが混んでいるので下りるだけならと階段を使う。「この階、開かない!」などというアクシデント付きで、それでもフロントがある階の売店の脇から出る事が出来た。ここでキーを返して2テーマ4クラスに分かれたそれぞれのワークショップの会場へ。
   am9:00からワークショップ。テーマは『地域と協働してわがまちならではの子どもと子育て支援活動を推進する』と『児童虐待など課題を抱えた親子へのかかわりを考える』の2テーマ。それぞれが2クラスに分かれている。まずは参加前に提出した『アンケート』というよりレポートと言いたい分量を書いたのだが、それをコピーしたクラス分冊を受け取る。私の参加クラスは『地域と協働してわがまちならではの子どもと子育て支援活動を推進する』のBクラス、総員78名。岩手県立大学社会福祉学部の実習講師・櫻幸恵氏のクラスになった。
   1グループ8名位ずつ10グループに分かれて講習開始。まずはウォーミングアップにグループから離れて全体の中で10人の人と出会って自己紹介。アイコンタクトが苦手で手間取る。数を確認しながら進む人、数よりも時間いっぱい使う人、まあ適当にの私のような人もきっと居たと思うが、次々と情報を流し込んでいる内に前の情報は跡形もなく滑り出て行ってしまう。次は「相手をしっかり確認しながら握手をしてもう10人と」となった。さらにテーブルごとに「○○が好きな○○さんの隣の…」バージョンの自己紹介。今回は「夏といえば思い出すもの」がテーマだったが、宿題・水泳・カキ氷・鮎・夏祭り・リンゴ・お昼寝・真っ黒日焼けと続いたが、だんだん長くなるほどに記憶があやしくなり、皆で助け合い、それでも宿題と言った社協の職員の若い方と、リンゴを出した青森の方しかもう顔は覚えていない。これで1/3位の人の名前を聞いたはずだが、ほとんど顔と名前は合わないまま…。
   さて、実際の作業に入って、最近の子ども・子育てについて思い付く事を1つずつに分けて1人10枚ずつ小さな紙に書き出していく。それをグループ内で話し合いながら同じものをまとめていく。「外で遊ばない」「ガキ大将がいない」「忙し過ぎる」「食べ物の好き嫌いが多い」「夜更かしをしている」など子供の様子に関するものや「お父さんの育児参加」(これはするようになった・少ないの両方の意見が出た)「子育て支援など周りがお膳立てしたものに頼りすぎる」など子育てを取り巻く環境についての意見が色々と出た。また地域によっては「外国出身のお母さんが多くて」「外国人家庭が珍しくなくなった」というような文化の差の問題も出た。
   ここでお昼。グループ内でそれぞれのまとめたアンケートの話なども出て、地域で昔話を聞かせているという新潟の方が「とんと昔があったてんがの…」と短い話を披露してくれた。もう1つ、社協の職員の若い方が「なぜ社協に就職したの?」と聞かれて「就職浪人をしかけてまだ採用試験を受けられる中から潰れそうもない所を選んだんです」と言いつつ「福祉の理想に燃えてきた人よりも現実に潰されないかもしれない」と言っていた事。熱くなり過ぎず冷静でいられる事は強みかもしれない。
   後半は午前中に出した問題点について、具体的にどんな支援活動やどんな組織が利用できるのかを考えた。「地域でやっていて紹介したいもの」「自由な発想で」「どんなの具体性がある事」などの指示が出た。
   最後にグループごとにまとめの発表。それをまた教わった手法でまとめてみると、まずは主任児童委員制度についての地域へのPRの必要性、さらにはせっかくの制度を生かすために学校や児童相談所などとの情報交換や共有化の必要性、多くの地区で行われている登下校の見守りや挨拶運動で他の団体と協力したり、不審者情報メールの活用などを利用して地域の中の人間関係を密にする事、また、3世代交流の企画や父親の参加を求める声も多かった。もう1つは乳幼児健診や読み聞かせなどで多くの親子と知り合う、子育てサロンの充実、子育てマップを作るなど実際の子育て支援に関する事も上がった。また「国の子育て支援は現場から離れているので今日の意見を政府にも伝えたい」という意見も出た。   
   pm2:00にすべての予定が終了。アンケート(今回の研修に関しての評価と宿についての評価)を出して荷物をまとめ玄関のバス乗り場へ。気が付かなかったが外は土砂降りだった。朝慌しく分かれてしまったので同じ方向へ帰る県内の人達にも会えず、帰りも一人旅。越後湯沢駅でどうせならと座席指定を取った。時間があるので駅のおみやげ屋さんを冷やかし、TANUKIにお土産の酒を買う。どうせ何を買っても何やら薀蓄が出てくるのでうるさくないようにあまり他所には出していない小さな蔵の酒を買う。パッケージの熊谷守一の白猫の絵に引かれたのも確かだが。
   pm3:05の始発に乗り帰りも読書。ものすごく空いている。高崎あたりで日が差してきた。pm4:40東京着、pm5:06発のひかりに乗り継ぎ。こちらもあまり混んでいなかったので、わざわざ座席指定にする事も無かったかとチラリと思ったが、帰りは大荷物だったので賢明だったかもしれない。pm6:08には静岡着、pm7:00前には焼津着。TANUKIのお迎えはバイク。荷物の面倒を見てもらえるだけでもありがたい。盛りだくさんの研修もこれで無事に終わった。