風の頁オフ会

尾瀬紀行

                     ここも写真が重いです。ごめんなさい。

 8/24〜25に風の頁のオフ会が尾瀬であった。
   前日は雨。皆さんと無事に合流できるように23日のpm10:00に家を出発。地図上の最短コースらしい、R150→R52→R140→関越道→R120を取る。
   あまり混まずにpm11:50には、毎度お馴染の相又ドライブインで自動販売機の¥100カップコーヒーでコーヒーブレーク。am0:45には鰍沢のセブンイレブンで夜食の焼ソバコロッケロールと鶏五目おむすびを買い込む。
   ここからは未知のコース。甲西町から甲府市をかすめてTANUKIがカーナビと地図を睨みながらR140を探す。多少迷いながらも無事にコースに乗り、北東に向って突き進む。地図で見る限りあまり問題の無い道に見えたし、事実、有料の長いトンネルでバイパス化も図られているが、時々雨、時々濃い霧の知らない山道でかなり時間を取られた。正直、交通量の少ないのを感謝した。ようやく関越道の花園ICに入った頃には眠さもピーク。am4:00頃、上里SAで仮眠を取る。今回は遮光カーテンもシュラフも持って準備万端。
   しかし、あまりゆっくりも眠れず、am6:00起床。SAのレストランで朝粥セットを食べ、am7:00過ぎ出発。沼田から先の道路事情が読めなかったのだが、スンナリとam8:40には戸倉に着いた。しかし、駐車場の案内が見つからず、デンとバスの進路の前に止まり邪魔をした挙句に、人に聞いて無事に並木駐車場へ。意外と空いているのにビックリ。
   近くの温泉でリフレッシュしたかったのだが、TANUKIは「眠い!」の一点張り。で、仮眠の続き。だが、暑
い!ミンミンとセミが元気に鳴いている。諦めて回りを偵察。バス乗り場に集まっているタクシーの運転手さんに「お客さん、その格好で行くんですか?」と声を掛けられる。何せ車の運転用に素足でベルトサンダル。「これから準備します」とバスの時間を聞くと、数が集まり次第に乗合タクシーが出るという。料金は同じ。
   「上は涼しい」「昨日は寒かった」という話で、温泉はやめて、鳩待峠まで上がって待つ事にし支度。am9:45お客さんの数が纏って出発。20分程で鳩待峠へ。しばらくのんびりして、売店を見たりした後、売店の前で焼いている岩魚の匂いに釣られてそちらへ。TANUKIは刺身、私は塩焼きを頼んで、これから歩く事を考えて缶ビールは半分こ。お店の人や相客の人達とおしゃべりをしながら仲間を待った。

   am11:40、予定通り待ち人到着。風さんがバスの窓から見つけて手を振ってくれた。ここからのメンバーは、企画案内人のスタジオAさん、風さん、○さん、ままねこさん、ぱろぱろさん&チロちゃん親子そして我々の計8名。
   まずは食堂で腹ごしらえ。それぞれ食券を買ってセルフサービスで取りに行く。しかし、ままねこさん、食券機に嫌われて、お店の人に直接支払い。

キノコ/チロちゃん撮影 鳩待峠入山組
風さん撮影
トイレには管理料の
募金箱が

   pm0:10鳩待峠スタート。川上川沿いの道を「帰りは登りたくないねぇ」と言いながら、下って行く。あまり見晴らしは無い熊笹の茂る道だが、「この葉っぱは、この花は」とスタジオAさんの解説つき、キノコを見つけたり、ブルーベリーを見つけたり、風さんは張り切ってシャッターを押し続け、ままねこさんやチロちゃんも負けじと続く。オオカメノキ・ガマズミなどの実が赤くなり、マユミの実もピンクに色づき始め、アザミやタムラソウ、マルバダケブキなどの花もあり、1時間で着くはずの道を1時間40分かけて山の鼻のビジターセンターに到着。
   ビジターセンターを見学して、自然観察園のヒツジ草や尾瀬コウホネを見(スタジオAさんは一回りしようと計画してきたようだが、風さんがあまり張り切って写真を撮るので時間を気にして、良いとこ取りだけをして帰ってきた)、売店で花豆ジェラードを買ったり、生ビールを飲んだり、キノコ汁を試したりして大休憩。

尾瀬らしい風景 たっぷりと楽しませて
くれたヒツジ草
草も色づきはじめて
チロちゃん撮影

  ここから尾瀬ヶ原へ。ミズギク・サワギキョウ・吾亦紅・秋の麒麟草・ウメバチソウなど、秋の花々を楽しみながら牛首の分岐点で小休止。ちょうど2時過ぎであちらこちらの池塘ではヒツジ草が花を開いて迎えてくれる。これで速く歩けというのが無理な注文で、朝から三条の滝を回ってお昼過ぎには竜宮小屋に着いたという、なにも専務さん達健脚レディース4人+はまちゃんをだいぶ待たせてしまったようだ。MIEKOさんはすでに2枚のスケッチを色までつけて完成。他にもたくさん描いておられた。
   手前で出迎えてくれた彼女達と合流し、pm4:45全員無事竜宮小屋に到着。さっそく宿代を払ってチェックイン。

健脚組は三条の滝方面から

なにも専務さん撮影

   お互いに自己紹介をしたりおしゃべりをしながら荷物整理をして、pm5:30にはもう夕飯の案内。「空いているし綺麗だし、山小屋にしてはご馳走だし」と山慣れしているクリさん達は大喜び。食後は交代でお風呂へ。

   pm6:30「そろそろ始めましょう」と風さんが女性の部屋に呼びに来た。
   さて、大宴会!はまちゃん持参の1升ビンのワイン、塊で持って来て切った米沢牛の牛刺し、キュウリと茄子の漬物。お酒もあれば、チーズに柿の種、乾き物にドラ焼。我々もツナチーズと鮪チーズ、一口の羊羹を持参。これだけあるなら、お夕飯セーブしたのに…。
   自己紹介とおしゃべり、ネットの話し、尾瀬の話し、山の話しetc.…。スタジオAさんはチーママさんにお酌をしてもらってご機嫌。途中で雷の稲光とゴロゴロいう音、ザーっと降る雨の伴奏つき。しかし、山小屋の夜は早くpm9:00には消灯。その前にお開き。のんびりの私が気が付かない内に、他の方々が女性の部屋のお布団を敷いておいて下さった。

朝靄の中で/風さん撮影

   翌25日、「何時かしら」と言うくりさんの声で、皆目覚め始める。am5:25。「良く寝たね」「山小屋で寝ているのを忘れていた」等々、おしゃべりをしながら朝の支度。am6:00には朝食の案内。夕べのはまちゃんのお漬物も加えて、しっかりと朝ご飯を食べる。ついでながら、男性陣は自分達のご飯を食べ尽くして、女性のお櫃までご飯を取りに来た。後から来た相席の方がご飯が無いのにビックリされていた。

   ガスがかかっているけれど天気は良くなりそう。am7:00竜宮小屋の前で記念写真を撮って、それぞれのコースへ。はまちゃんは桧枝岐へ。健脚レディース4人は富士見峠の方へ。そして我々はコースを戻って鳩待峠へ。

↑多分、竜宮池塘
水が澄んできれいでした
↑○さんの肩にとまるトンボ
チロちゃん撮影
↑健脚レディースは
アヤメ平経由で鳩待峠へ
なにも専務さん撮影

   まず、竜宮小屋の由来、竜宮と呼ばれている場所へ。ここまで流れてきた水が、土中に吸い込まれて、別の場所に顔を出している。かなり大きなブラックホールらしく、竜宮に通じているのではというのが名前の由来だそうだ。澄んだ水の中を魚達が泳いでいる。側に「コインを投げないで下さい」の立て札。
   次に至仏山の絶景ポイントへ。水芭蕉の季節には立錐の余地無く三脚が並ぶそうだ。今も川の流れは綺麗だが、かなりの植物が生い茂っている。
   テクテクと歩いて牛首へ。昨日の牛歩が嘘のようにほぼ標準タイムで着いた。しばらく休憩。

津波さんとバッタリ!
風さん撮影

   歩き出してしばらくした所で風さんが呼び止められる。何と津波さんが今回のオフ会ページを手に腰掛けていた。記念写真を撮ってこれから歩くという津波さんと別れる。
   この後、TANUKIのお腹がオマツリを始めるアクシデント発生。皆さんには山の鼻まで先に行ってもらって、am9:00に追いつく。結果、山の鼻で大休止。am9:30に出発。後はひたすら登り道をテクテクと歩いてam10:13あたりに前後して鳩待峠に到着。

   頭数があるので、そのままタクシーを頼んでかもしかの湯へ。バスに弱いままねこさんとチロちゃんは山道ということもあってかなりしんどそう。我々は車を取りに並木駐車場で降ろしてもらって、後から合流。「店の前に花が一杯ありますから」とスタジオAさんの言うとおり、プランターの花々の華やかな店の前に車を止めた。
   まず、温泉。¥500。ドジなDORAはタオルをザックの中に忘れてしまい、ぱろぱろさんから借りる。露天風呂と内湯をたっぷりと楽しみ、温泉話に花を咲かせた女性組と違って、男性陣は風呂の中にまでカメラを持ち込んでいた。
   お蕎麦の店でもあるここで、山菜の天ぷらや蕎麦などを頼んで昼食。待っ
ている間に玄関から、愛想の良い白い猫が登場。「ニャ〜ン」とご挨拶。さっそくままねこさんが側に行くとゴロゴロと盛大に喉を鳴らして擦り寄ってくる。私や家族で来ていた赤ちゃんも撫でてみるが、ゴロゴロ言いながら擦り寄って来る。目脂をつけて時々盛大なクシャミをするのだが、真っ白でよく太っていた。
   さて第2オフ会。今度は博多山笠や諏訪御柱など祭りの話題で盛り上がった。○さんは、荷を軽くすると言って生ビールの後でここでも酒盛り。
   pm1:04のバスの時間に合わせてお開き。バス組を見送って我々も帰路へ。

   「おみやげを買っていなかったね」と看板を見つけてオルゴール館椎坂峠というお店へ。オルゴールの他にハーブ類やガラス細工、もちろん普通のおみやげ品もある。おみやげの他にコレクションのネコのオルゴールを1つ。しばらく遊んで、沼田ICから関越道へ。今回は藤岡JCTから上信越道に入って佐久を目指す。途中横川SAで一休み。妙義山を眺める。
   佐久ICからR141を通って山梨県を目指す。長野県は全国注目の中で知事選の最中だが、ポツンポツンと選挙ポスターの掲示板があるくらい。
   清里で混むかなと思ったが、それも無く、バイパス化されたようで、行きたかった喫茶店もよく分らずにそのまま進む。pm6:00過ぎ、その先に新しく出来た道の駅で気球をあげて体験乗車をしていた。し
かしお店は終了。「お腹が減った」と言いながらpm7:00前にR52へ。ここまで来ればテリトリー内でホッとする。しかし、食べ物屋さんはあまり知らない。とにかくはやっているらしいお店に入って順番待ち。釜飯を頼んだせいもあるが、食事を終ったのはpm8:30。
   お腹も一杯になったのでここからはひたすら走る。ところが、ここで思わぬヒッチハ
イカーが。窓の外に止まったバッタが飛ばされもせずに、どこまでも乗っている。こうなると気になって、「無事か?」と確認しながら、ついに我が家まで来てしまった。記念写真を撮った後でキャットテールの樽の中へ。到着はpm10:50。「もしかしたら朝になるかもしれない」と言って出たので、厳重に戸締りがしてある。台所の戸を開けて、父を起こして入れてもらった。
   大雑把に荷物を整理したら真夜中過ぎ。ハードだったけれど、楽しい旅だった。

 

オマケの話

  ☆ 三条の滝コース組は、はまちゃんとなにも専務さん達3人が別方向から入って待ち合わせ。もちろんネット仲間なので初対面。はまちゃんは迷子札代わりに風さんの似顔絵を車の窓に張って待っていたそうな…。

  ☆ 竜宮小屋の前で1人別れたはまちゃんは、桧枝岐で裁ち蕎麦を食べて早々帰宅したそうです。裁ち蕎麦ってどんなのだろう?食べてみたいなぁ…。

  ☆ やはり滝まわりのくりさんは今回の最年長。山はベテランながら股関節を痛めて以来、登山から軽いハイキングに切り替えておられただけに、今回は感無量だったそうです。(なにも専務さんの風の頁への書き込みからのダイジェスト)

  ☆ しかし、鳩待峠組は「精一杯歩いているの」と言う風さん、「ほかはともかく心臓が異議を唱えている」と言うぱろぱろさん、喋る余裕も無くただ歩くDORAという大変な取り合わせでした。
   幸いほとんど平坦な木道なので杖を忘れたTANUKIが「足が…」と騒ぎ出さなかったのが、ありがたい誤算でした。

  ☆ だけど、帰りは皆黙々と歩き「もっと時間がかかると思っていた」とスタジオAさんをびっくりさせました。

  ☆ 最後に、「入山中は、小屋で寝る前以外はアルコールはやめなさい」と、これを読んだ知り合いの山のベテランに言われました…。

※ 撮影者の入っている写真は、風さん・なにも専務さん・チロちゃんからお借りした写真です。 

※ 風の頁の『オフ会最新写真頁』にも皆さんが撮った写真が乗っています。ままねこさん、MIEKOさん、ぱろぱろさん、スタジオAさんや風さんも、それぞれご自分の写真や絵をアップしています。

 

オマケのオマケ

   『へぎ蕎麦』ってどんなのだろう?と思っていたら、はまちゃんからBBSへ返事が来ました。覚え違いで『裁ち蕎麦』と言うものなんですって。今度は普通の蕎麦とどう違うのだか…。やっぱり食べに行くしかないかなぁ…。

桧枝岐の裁ちそば(たちそば)薄く延ばしたそばを重ね
布を断ち切るように細くした蕎麦です。
美味しいですよ!!(by はまちゃん) 
02/9/8