ちょっとした感想   

05/7/31

   サッカーの東アジア選手権が韓国で始まった。日本の現在の外交状況は中国・北朝鮮・各国のどことも上手くいっていない。しかし、サッカーでは共に全力でぶつかることで若者同士理解を深めて欲しいところだが…。
   本日の北朝鮮戦の日本代表の動きは目を覆うばかりだった。ただ漫然とボールを回して相手に取られる。北朝鮮の選手は目一杯力を出してきているのにふがいなさばかりが目立った。確かに主力のヨーロッパ組みは居ないが、だからこそ自分達こそ主力だ!と主張するサッカーを見せて欲しかったのに。

05/7/29

   『ABERRATIONS(アベラシオン)』(篠田真由美著・講談社)を読み終わった。とは言っても文字を読み終わったところで、作者の頭の中を散歩したようなものでどこまで分かったかは自分でも分からない。
   推理小説だとしたらちょっとなぁ(結末に納得できない)…だが、福袋をひっくり返しているようで面白かった。
   アベラシオンというタイトル(作中の主人公が関わる相手のエッセーのタイトルにもなっている)の単語を主人公が調べたところ[錯視・偏向・勘違い・異常]等と言う意味のフランス語だそうだが、これが結局キーワードになっている。
   主人公はイタリア美術を勉強しようとしているのだが、ボティチュルリの『春』の似て非なるもう1つの作品を中心になぞが廻る。しかし結局このなぞは何の意味もない…。
   絵画をキーワードにした歴史の謎解きは高橋克彦氏の搭馬双太郎シリーズでけっこう楽しんできたが、こちらは彼女らしく思いっきりゴチックでデコラティブな舞台設定とこれから生まれるかもしれない彼女の作品のヒントの山のような大作だが、かなり持久力と西洋史の知識が基にないと難しい。読む度に違う味が出てくるだろうとは思ったが、今回はギブアップしてしまった。

05/7/26

   今時直撃の大型台風、のはずだった。結果的にやや風が強い雨降りで終り、房総半島の方へそれて行った。
   由比・用宗・御前崎と荒れる海を映すのに良い場所は多いが、由比の東名下り線が波を被ってほぼ1日通行止めだった他は特に大きな被害もなかったようだ。
   それにしてもまだ7月だというのに直撃して来るとは思わなかった。地球温暖化の影響だろうか。もっとも梅雨が明けたとはいえすっきりと夏空と言うわけではなかったので、台風一過、夏が来てくれれば、それはそれでうれしい。

05/7/25

   杉浦日向子さんがガンで死去。かなりショック。彼女の作品によってかなり江戸の町(当時の巨大都市)の暮らしを見直したのに…。今と同じ大都市で庶民も偉いさんもなぜかノンビリと暮らしていたのが彼女のほのぼのとした絵から伝わってきた。

05/7/24

   任期満了にともなう知事選。今日投票日だが政策論争らしいものもなく盛り上がりに掛けた。投票率も低調らしい。何しろ選挙カーも交差点の邪魔くさい所で1度見かけただけ。それで何を基準に選べと言うのやら…。

05/7/22

   ここ数日船の衝突事故が多い。濃霧と言う気象条件もあるだろうが、機械任せにしすぎているのではないだろうか。板子1枚下は地獄は船の設備がどんなに近代化しても変わらない。
   仕事をしているプライドを忘れずに元気に家族の元に帰り着くことを考えて欲しい。

05/7/18

   3連休最終日。ドライブに出かけた。
   スタートは遅かった。しかも敷布団を布団屋に丸洗いに出したり、郵便局に手紙を出しに行ったり(局前以外だと1日1回しか集配がない)と、行きがけにいくつも用を足しながらとなった。
   それから「さてどこに行こうか」となり、福島の鮎の塩焼き(立派な鮎だったけど冷めて美味しくなかった)のリベンジに藁科川をさかのぼって鮎を食べたいという事になった。R150から羽鳥を通って富沢の方へ。Oばあちゃんが退院して以来しばらくぶりの道だ。途中のトンネルがきれいにできたり第2東名の工事が進んだりしている。よくもこれだけの道を週に何度も通ったものだと我ながら感心。ちょうど食事時にリハビリ病院の前の旅館の食堂あたりだったのだが残念ながらお休み。手前に新しく出来ていた藁科都市山村交流センターを戻ってのぞいてみたが食堂はないらしい。そのままもう1度北上。R362の山道をせっせと登る。CR-Vに比べて山道の走りは苦しい。幸い真昼間であまり対向車も来ない。峠道でおばあさん達のやっているお蕎麦屋さんで食事。さほど広くもないしメニューも野菜の天ぷらを添えたうどんと蕎麦だけ、それの暖かい・冷たいだけなのだが、調理場はかなり混乱していた。というわけで1時間近く休んで(待たされて)出発。
   大井川沿いに出て長島ダムまで。途中、本川根町資料館やまびこに入る。\200。山村の暮らしの資料と共に動植物の標本が充実している。
   ダムの目の前の長島駅はおもちゃのような赤い三角屋根の駅舎がかわいらしい。ダムに面した公園の法面のラベンダーがちょうど咲いていた。接阻峡の辺りまで足を延ばして引き返し。途中にポツンと駅があるのだが、ここに奉られた神社のために作られた駅だそうだ。帰りには長島ダムのふれあい館に寄る。ダムの資料と共に周辺の観光案内資料などもあった。後は大井川に沿ってひたすら南下。川根温泉は今日はパスしてせっせと帰って来てちょうどpm5:30だった。

05/7/12

   黛まどかの句集『サランヘヨ』(実業之日本社)を読んだ。2001年夏から2002年秋にかけて5回に分けて韓国の釜山からソウルまで徒歩旅行をしながら詠んだものだ。
   ちょうど日韓共催のワールドカップの頃、しかし国の間では相変わらずの厄介な問題が大きくなっている頃、しかし地を歩む彼女のが関わるのはごく普通の韓国の人々、人情深く暖かい。行く先々で様々な人々に出会いながら旅を続けていく。当然日本統治時代を知るお年寄りとも遭遇するわけだが、深く受け止めてさらりと関わりあう。彼女の真摯な姿が先方の心を引き出したとも言えるのだろうが、どの出会いもすばらしい。   

05/7/7

   ロンドンは地下鉄駅6ケ所・路線バスなどの爆発で混乱しているようだ。昨日はオリンピックの招致が決まり、サミットが行われている地でのテロの様子を示しているようだ。ちょうどオフィス街の通勤時間帯でかなりの死傷者も出ているようだ。
   またどこかで大きな戦争でも起こらなければ良いのだが。

05/7/6

   福島までバス旅行で行ってきた。それについては旅日記でゆっくりと書いていくつもりだが、一つだけ食べ物の恨みを…。
   団体扱いの旅なので、1日目の宿での夕食もお待ちしていましたとばかりに準備が整っているのだが…、熱いはずの物が熱くない。冷たいものはともかく、鮎の塩焼きや天ぷらは後から出てくるのだから熱々が食べたかった。
   翌日の昼ご飯もついた時に場準備万端そろっていたが、メインのうどんは固まってしまっているし、天ぷらだけでなく味噌汁までぬるくなっていた。
   ちょうどさくらんぼの盛りで、各地でお味見にもらったさくらんぼはとても美味しかったが…。

05/7/1

   いつの間にか蒼の土砂降りも梅雨明けとなったようだ。捕まりこそしないものの、ひも付きネズミで一緒に遊ぶようにもなった。茶々も興味はあるようだが慎重なので、飛びつくのが一瞬早い蒼に取られっぱなし。それでも私がパソコンに向かっているとその後ろで走り回って遊んでいる。
   昨夜は、網戸の外にやって来た他所猫に向かって蒼と茶々の2匹が「ここは僕ん家だ!」と雄叫びを上げていた。「何だ、どうした」と私が立ち上がったら、その方が怖かったらしくて逃げ出したが、「男の子でしょ」と、みゆもクロンも高みの見物。だんだんテリトリー意識も出てきたようだ。
   首輪を取ったまま着けさせない茶々、頼むから早く首輪をしなさいね。

6月    8月