ちょっとした感想   

08/7/31

   高校野球の甲子園出場が決まった野球部員が強制わいせつで逮捕された。昔ならばここでこのチームは出場辞退となったのだが、今回は微妙なようだ。
   しかしここは高校野球という教育の場であるし、チームスポーツの原点にたってこのチームを出場させてはならないと思う。
   思春期の少年が女の子に興味を持つことは自然な事だが、その興味を強制わいせつという形で表してはならない。女の子の興味を引くように振舞うなりくどくなり、手間を惜しまずにかかわる努力をしなければいけない。それが出来ずに気のゆるみから犯罪に走るようなら、その歯止めとして自分がバカな事をしてはチームに迷惑が掛かるという形からでもきちんとタガをはめるのが教育的措置ではないだろうか。

08/7/23

   暑さのせいばかりではないだろうが、よく分からない殺人事件が増えている。殺される方に理由がさっぱり無い、誰でもいいという殺人。
   イライラの発散方法を知らないまま大人になり腕力だけが付いてしまった悲劇としかいえない。
   少年の事件もあるがほとんどが世間的にはいい大人の事件というのが社会のゆがみのような気がしてならない。
   警察側は理由を知ろうとあれこれ理由らしいものを捜しながら犯人と対しているのだろうが、実は犯人本人にも理由は分からないのが本当では無いだろうか。
   しかし、社会構造のせいだけにしてしまうのも良くない。同じ暮らしをしていてほとんどの人はそんな事はしないのだから…。また発達障害や生育歴に原因を求めて安心してしまうのも良くない。同じような事件が続くには個々の理由以外の何かもあるはずだから。
   過去の教育のせいにしても仕方がない。今ここからの対策が求められる。

08/7/19

   グランシップで農大教育懇談会の一環としての講演会があった。
   教育懇談会というのは農大の先生方+事務方が各地へ訪れて農大を受験したいという高校生や農大生の父兄と直接話し合いを持つ機会である。最近は各大学で行われるようになったようだが、その先駆けというべきもので我々の在学時代から父兄会という形であった。
   その一環として農大で行なわれている研究について地域の一般の皆さんを対象に1時間ほどの講演会がある。また、卒業学年の学生の就職相談にOBがのる事もあり静岡ではOB会も同時に開催される。
   今回の講演は『微生物が生ゴミから未来のエネルギーを造る』の演題で応用生物科学部醸造学科の鈴木昌治教授のお話だった。鈴木教授は農大理事の要職にもあり3月の県OB会総会以来でお目にかかった。
   地球温暖化が問題になっているが、人間が生活をする上でエネルギーの安定供給による経済成長と地球環境の保全を同時に満たさなければならない。大変に難しい課題だが日本の持っている発酵技術、特に味噌のような固形発酵の技術を応用する事で残渣の無いエネルギーを作る事ができるそうだ。
   難しい所は私が理解できないので飛ばすが、食品廃棄物を乳酸発酵、さらにメタン発酵をする事で熱エネルギーが取れ、残渣は酵母成分でたんぱく質が豊富なので飼料や肥料として利用でき、すべてがリサイクルされるとの事だった。大学院生の研究が元になっているそうだが、すでに日本各地で実働プラントによる取り組みが始まっているそうだ。
   今回は午後講演会の後で父兄会、さらにその後で大学主催で父兄やOBも含めた交流会、その後に県中部3地区主催のOB会を行ったが、講演会から先の間が開いてしまい就職相談に応対したOB会の地区幹部以外は間が持たなかった。
   また、進学相談に来たらしい高校生達は講演会と相談の時間が同じで戸惑っていたし、出来れば父兄との個別面談や就職相談、高校生の進学相談の後で講演会、さらに交流会と持ってきて頂いた方が流れが良かったように感じる。
   もう1つ、せっかくの大学主催の交流会だったが、職員・OB・父兄(ほとんどお母様方だが)のそれぞれに分かれてしまったが、職員・OBがもっと積極的に関わって農大を知ってもらう機会にすべきではないかと思う。これについては初めての試みだったので、次回も是非試みてほしい。

08/7/17

   昨日の東名高速での中学2年生のバスジャック。
   小学生時代の大人にとっての良い子が突如大人のバリヤーから逃げ出そうと自分の意志で動き出すが、やる事が何ともはた迷惑な事だ。
   子供はいずれ一人前の大人にならなければならない。そのためには社会性を養いながら少しずつ親の保護から離れた居場所を作らなければならない。社会が子供に目を向けずにいるため残念ながらこれが安全に出来なくなりつつある。しかし、大人が手を抜いて大人の言いなりになる大人にとっての都合の良い子を作ってしまうと自我の目覚めはこのような大騒動を引き起こしやすいと思う。

08/7/16

   昨日の全国の漁船の一斉休漁の結果、静岡市では近海ものの入荷が無く今日の競りは無くなかったそうだ。しかし、スーパーでは値段も含めていつもの通り。冷凍品が多いしスーパーの企業努力でもあろうが、問題提起のためにはもう少し影響が目に見える形になった方が皆が自分の事として考えるきっかけになると思うのだが…。

08/7/15

   全国の漁船の一斉休漁。原油高と魚価の低迷で漁に出るほどに赤字になるそうだ。
   漁師さんも家族の生活が掛かっている仕事でボランティアでは無い。農業・林業などもそうだが、生活ができなければ職業として成り立たない。一方、食料はどんな困窮者でも食べなければ生きていけない。本当はそこに政治があるわけで、生産者の生活を守りながら国内に住むすべての人々が安心して食事が出来るように按配をするのが政治の役目である。
   資本主義国家だからすべて民間が良いというものではない。食料の安定供給は国の安全の問題だし、育児や教育は未来への夢だし、医療や介護はいざという時のセーフティネットである。これらは本気で取り組めば絶対に黒字にはならない。だからこそ国がかかわってお金をつぎ込んできた。国民全体がその事実に気づき政治に物申す必要があるのでは無いだろうか。

08/7/7

   車のタイヤ交換をしてもらった。見事に磨り減っていたようで違いが分かる…。
   どの車も1度はタイヤを変えているが、ここまではっきりと分かるのは初めてかもしれない。タイヤの性能も上がっているのだろうが、RVと町乗りの中間のような車なので、タイヤのグリップ力の関係もあるのかもしれない。
   初めに乗ったシャレードからずっとヤンチャ系の車が好きで、スピードよりは悪路込みでの乗りこなしやすさを求めているので今乗っているエディクスは燃費が悪いし大き過ぎるのでいささか不満なのだが、これでまたしばらくは使い続ける事になるだろう。

08/7/6

   環境サミットが始まる。地球温暖化対策も食料の公平な配分もエネルギー問題も大切だが、いまひとつピントが外れているように思うのは私だけだろうか。
   不況と言われ物価高が生活を脅かしているとはいえ我々日本人のほとんどは世界標準からすると生命を脅かされる事も少なく、かなり良い暮らしをしている。テレビ・雑誌などのコマーシャルはあれを買え、これを買えと商品を見せびらかしている。我々1人1人にに危機感が無い以上たいした事は出来ない。自分の生活が脅かされてこそ人は本気になるものではないだろうか。
   そういう意味ではコスト増に比して物価が上がるのはあたりまえだし、賃金分だけ働いたらさっさと職場を後にするのも必要なことではないかと思う。それで生活ができなければ各自考えれば良いのだし、社会不安が起こったらそれは政治家が考える問題となる。政治家が考えないのならば考えさせる行動を国民1人1人が取るべきなのだが、果たして今の日本人にできるだろうか…。

08/7/2

   2週続けての旅から帰ってから猫達が寄ってこない。今までなら夜、私がパソコンの前にやってくるとクロンが来、みゆがいつの間にか居て、猫の夜食の時間が近付くと茶々がウロウロしだすのだが、クロンは病篤く風の通る寝室の座卓の上で延びている。みゆは機嫌が悪いらしく朝遊びに出て夕方帰って来てもジジ&ババの部屋にこもっている。茶々は昼間押入れを点々としてお篭り、今日は寝室の押入れによじ登っていた。TANUKIが帰ってくるとどこかに消えるので夜はどこに居るのだか…。
   こうなるとこちらは餌出し機と化し、猫と生活をしているとは言いがたい…かも。

08/7/1

   あっという間に今年も半分が過ぎた。
   昨日は夏越の祓い。金光教の祝詞集は新作に変わってしまって、しかも最近は教会のお祭りにも行っていないので、今でも『大祓い』をあげているのかどうか知らないが、夏越の祓い・大晦日の祓いはこの『大祓い』の祝詞がふさわしいような気がして不信心の私もこの時だけはこの祝詞をあげる。
   大それた事を願うのではなく、この半年の無事のお礼をし今後半年の無事を願うだけだが、父とクロンの体調不良があるので今年の祈りはちょっとばかり本気度が上がった。

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