ちょっとした感想   

08/6/17

   小学校との地域児童連絡協議会に出た。フリートークになって昨今の携帯電話事情についての質問が出たが、この学校では子ども自身が持っているケースはあまり無いようだった。もちろん親のを使って電話やネットもやっているようだが。持っている子供の学年についてもバラバラなら使用状況も特性はなく、高学年になれば所持や利用時間が増えるというものでも無いようだった。
   ただ、これだけ生活の中に普及してしまったものについては大人の居る所できちんと利用について教育も練習もさせた方が良いのではないかと思う。歴代の子供達が禁止されてきたものは色々あるが、バイクもナイフもいずれ年齢と共に使えるようになる時が来るものならば危険なものほど大人の目の届く所できちんと使い方を指導するのは必要な事ではないかと思う。
   この夏の中学校区の教育を考える集いではこの件で講師を頼むつもりでいるようなのでその時にまた話を聞きたいと思う。

08/6/10

   韓国ではかなり高い支持率で当選したばかりの大統領がアメリカ牛肉輸入問題で支持率を落とし立ち往生している。学生など若い世代、赤ちゃんを連れたお母さん達がデモ行進をかけている。
   日本では国民健康保険の使い込みや後期高齢者保険などそれ以上に国民がスポイルされているように思うがデモひとつうつでなくのほほんとしてストレスを発散するように凶悪な事件が起きる。
   市民社会としては韓国の方があたりまえなのだろう。

08/6/8

   誕生祝いに新しい携帯を買ってもらった。今まで持っていたのはかなり古いタイプだったのでその間の変化はかなり大きい。電話帳の差し替えはしてもらったが、設定をするのにできるはずだろうがどうするのだろうとマニュアルと首っ引き。同じメーカーの物なら基本的な扱い方はそう変わらないと言われたがそうでもなかった。
   色々とできる事も増えているようだが、私にとっては文字入力が実用的になった事と写真がずいぶんきれいに撮れるようになったのがありがたい変化だ。

08/6/5

   国会の不毛、何とかならないものか。
   衆議院では与党が再可決のごり押し、参議院では与党の採決欠席。結局、議論をすべき所で何の議論もしていない、つまり仕事をしていない、それで歳費をもらって良いものか考えて欲しいものだ。
   しかも、つまらない駆け引きをしている間に国の体力はどんどん弱っている。やるべき事をやらないのならさっさとお辞めになって新しい意見を持つ人を国民が選ぶ機会を作るべきだ。

08/6/3

   エネルギー問題と共に食糧不足の問題がクローズアップしてきた。
   しかし、工業生産品と違って食料はそう簡単に増産体制に入ることは出来ない。食料とは植物であれ動物であれ元は生き物であり命である。古来、気候や環境に合わせてその土地にあった種を選抜しそれに人間の生活の方を合わせてきた。土地によって主食も違えば食べ物の認識さえ違う。それを工業製品のように全世界が同じ物を食べようという発想にまず無理がある。
   もうひとつ、産地形成という考え方は実は農業にとってはあまり現実的ではない。ひとつの土地で主食を中心に季節に合わせて色々な物を作る。それによって地中の微量要素が偏ってなくなったり、病虫害が大発生したりする事を防いでいる。
   日本で農業をする人の事を百姓と呼ぶのは1人で100の仕事をこなす人だからである。米・野菜・果樹・藍や紅などの特用作物、山仕事、養蚕・養鯉・畜産、食品加工、織物、竹や藁などの加工、建築・土木、1軒の農家のになっている仕事は様々あり、1年の暦と共に様々な仕事をこなしていた事は日本だけではないはずである。
   もう1つ、日本をはじめとするモンスーン地帯の米作りは治山治水をその基とした。降る雨を管理して上流から海に至るまでを利用し尽くす事で農地と水を守っていた。聞いた話なので本当かどうか分からないがこの水は沿岸漁業にまで関連するそうだ。
   残念ながら日本の農業は、高齢化と人不足で治山の部分では手が入っていない。杉・檜などの木材生産だけでなく、山は狩猟をしたり堆肥用の落ち葉を取ったり、まきや資材を手に入れたり、キノコや山菜を採ったりのために土地の人々が入会地として管理していた所がほとんどであり、人の手が入る事で守られていた。
   そして、水田の減少、特に棚田の減少、さらにはコンクリートで表土を覆う事は治水を難しくしている。ザーと表土を押し流していく水は洪水予備軍であり現実に下流にある都市部が洪水にあう度合いは増えている。
   残念ながら国土をひとつの生命の形として全体を見て考えるという発想を持つ政治家が現れない限り日本の農業再生は難しいと思える。

08/6/2

   早くも東海地方も入梅だそうだ。しかも明日には台風5号が伊豆諸島に接近してくる。時は6月に入ったばかり。例年ならまだまだ初夏らしい晴天が続くはずの頃なのだが…。
   気候がおかしいというのは人間側からの解釈で、地球の状況が広い範囲で変化しているのだろう。SFでよくあるような極移動など起こるのだろうか…。

08/6/1

紅白の大玉走る五月晴れ   DORA

5月    7月