ちょっとした感想   

08/5/31

   明日からまたガソリンが値上げだそうだ。すでに満タンに入れれば1万近く掛かる。これでまた上がったらもう気晴らしのドライブなどうっかり出来なくなる。
   このところのガソリン価格の大幅変更にみんな慣れ、今日のガソリンスタンドは大繁盛だった。
   それにしても、この他にもバターの不足・小麦の不足など、お役所がなければもっと小回りを利かせて上手くいくのではないかという無策が多すぎる。

08/5/28

   何年ぶりの運転免許更新で警察へ行った。
   やる事は変わらず申込書を書いてお金を払って、視力検査。写真を撮って免許証ができるまでの間にビデオを見ながら講習。
   ガソリンをはじめとしての諸物価高騰で今までずっと加入していた交通安全協会の会費は払わずにきた。交通安全活動の推進などの必要性はわかるが、入会しているメリットは感じられない。
   しかし、ビデオ講習の担当者が交通安全協会の方で、ビデオを流すだけでなく最近の道路交通法改正などについても棒読みではあったがレクチャーしてくれたので、ちょっと申し訳なかった。

08/5/17

   志太常磐松会のO大先輩から、「カツオをさばく板さんが欲しい」という要請で、午後からA先生の別荘へ。昨日から来ておられるはずだったのだが、たどり着いたらお留守。しばし縁側で風を楽しむ。
   そうこうしている内にO大先輩一行が到着、続いてA先生をはじめ農大のご一行も帰って来た。
   「御前崎もカツオだよ」というTANUKIに「豊漁でたくさんあるからというから送ってもらった」と土佐出身の職員の方。台所は狭いので庭でギャラリーつきでTANUKIがカツオを捌く。タタキ用に藁まで送ってもらったそうだが、地元の皆さんの希望も入れて半分をたたき、もう半分を刺身。
   他にもこの期節この土地の生シラスや生桜海老、女性陣によるスモークサーモンのサラダ、竹輪のオードブル、竹の子の煮物、そしてこの家ならではの囲炉裏に火を入れてイカや牛肉、ソラマメなどの炭火焼。たっぷりのおつまみと共にシャンパンで乾杯、その後はビール・酒・焼酎と色々登場。長老のM先生もお元気そうに酒盃を傾けておられた。
   残念ながらTANUKIが次の予定を入れていたのでまだ夕暮れの中を早めに失礼してきた。

08/5/15

   宮部みゆきさんの『天狗風 霊験お初捕り物控2』(新人物往来社)にしばらく取り付かれていた。この人の江戸物は面白いものが多いが、これも引き込まれた。
   お江戸の岡っ引きの妹お初(かなりおてんば)を中心に1つの手がかりからいくつもの事件に広がっていく。人情噺を装いながらしっかりミステリーだ。怨霊も出てくるが、それに対抗するのは猫達。どうもこの猫達も本当に猫かどうか分からないが、見た目はしっかり猫!この猫達の活躍が楽しい。
   話が飛ぶが、お江戸の行政機関は奉行とその下にいる同心のみ、それも南北の2班に分かれて一方が表で働いている間にもう一方は書類整理に精を出している。つまり定員の半分で行政を行っていた事になる。その下にいる岡っ引きは各同心との個人契約、そのまた下の下っ引きはせいぜい親分宅でご飯を食べさせてもらう程度、もう一方の各町の町役も要するに自治会組織で行政ではなく自治会の費用で運営されている。もちろん見てきたようなお話ではあるが、当時の世界最大の都市の1つであった江戸は自治とボランティアで運営されていたというのは自慢できる事ではないだろうか。

08/5/12

   クロンの体調に目処が立ってきた。だいぶ食べられるようになってきたので、様子を見ながら輸液を1日おきにする事になった。ところが数日前からみゆ調子がおかしい。とにかく吐きまくっている。食べたものではなく痰のようなものだが、昨日は運悪く食べたところに吐き気が来て、和ダンスの上(洋服箱も置いてあるのでほとんど天井付近から)から吐いたものが降ってきた。
   私の生命観はかなりシンプルで、まず安静にして自然治癒力の働きを待つ、どうもそれだけではまずいようならとりあえず検査、状況が分かれば対応の手段も見えてくる。手段があるのなら、その治療に命が反応するのなら、科学の力を享受する。科学の領域を越えたらQOLを優先、終りに向かって気持ちよく進みたい。
   今の所クロンは薬が良く効いているし、みゆは胃腸炎らしく血液検査の結果は私よりよほどまともだった。

08/5/6

   お天気が良かったので西へ向かってドライブ。とは言ってもアクティ森まで。幸い時間が半端なのでR1バイパスも混んでいない。道路が整備されすぎて面白くないが安心して走れる。ちょうど昼前にアクティ森、少し周りをブラブラして食事。
   アクティ森の中の食堂は現在は地域の女性達のグループが運営しているらしい。このグループは地元農産物を原材料として製造・加工・販売を行い、この施設とすぐ近くにある手打ちそば「ほっとり」を管理運営しているそうだ。女性・高齢者の雇用確保、地域の資源を有効活用し安心安全な食の提供と経済効果を伴った中山間地域作りなどなどで総務大臣賞を受賞したそうだ。
   しかし、繁忙期とはいえ、TANUKIと2人同じものを頼んで、1人分が出てきたまま、そちらが食べ終わった頃にもう1人分が出て来るようでは…。
   メニューはメインはハンバーグのキノコソースで完全にデミグラスソースの洋風だが、付け合せの野菜はニンジン・ごぼう・蒟蒻のお煮しめ、ご飯は竹の子の混ぜご飯。半世紀前、子供のお客が来たので料理自慢のおばさんが腕を振るってとにかくハンバーグを作ったけどつけ合わせまで手が回らなかったというような良く言えばアトホーム、悪く言えばチグハグなメニューだった。
   帰りはバイパスに入らずに小夜の中山へ。茶畑の中の道は相変わらず細いが、以前に比べると整備されたように思う。久延寺の前に小さいけれど駐車場も出来ていた。街道の小さなスポットの看板などは出来てハイキングコースとして整備されたようだが、お寺そのものは逆にあまり手が入ってないようで古びて見えた。それは小夜の中山公園も同様だが、ちょうど木々が程よく茂り風が涼しく気持ちが良かった。
   公園の前の扇屋さんの先代の100歳過ぎのおばあさんは亡くなって5年余りになるそうだが、別の方が同じように路行く人とおしゃべりを楽しみながら店をやっていたので、しばらくぶりで子育て飴もなめた。割り箸にクルリと巻きつけて\100だが、これがけっこう長持ちする。しかし甘すぎないので大丈夫。
   戻っても良いのだが、そのまま急坂を降りて下の道に出る。すぐにバイパスへの入り口があって、また島田で渋滞だったが、今回は追突事故があったようだった。
   少し俳句でも詠もうかと出かけたドライブだったが、1句もできず。
   今日は結婚記念日だったのだが、夕方TANUKIが花とケーキを買ってきてくれた。

08/5/5

   新聞によると全国一斉の学力テストが学校や家庭では評判が悪いようだ。
   しかし、この学力テスト、義務教育を行なう責任を負う文科省をテストするものだと私は思う。全国の子供達がその年齢で身につけるべき学力を身につけているか、できていなければ人もお金もつぎ込んで出来るようにしなければならないのは文科省の方である。その意味では子供達は被験者としてのボランティアである。
   子供達や学校の評価を求めるものではなく、教科内容が理解しやすいか、学んだ事から生活に生かす応用力がついているか、1つの学校なり1つの地域で生徒全体が理解できるように目を届かせる事ができるのか、出来ないのならば指導要領や教職員の配置、予算付けなどを変更する位に文科省の仕事を評価するものだと思う。

08/5/3

   安いガソリンが車に残っている内にドライブ。とはいっても渋滞はゴメンだしという事で、相変わらずのR150。朝9時半頃家を出て、そのまま南下、ほとんど渋滞も無く御前崎へ。なぶら館の駐車場では何やらイベントをやっていて太鼓の音が賑やかだった。隣のマリンパーク御前崎もすっかり出来たようで奥のオートキャンプ場にはたくさんの車が止まっていた。手前の芝生の上では犬がフライングディスクを取る競技をやっていた様でたくさんの犬を連れた人がいた。
   お昼には早過ぎるので、しばらくぶりで桜が池へ。R150を回り込んだ所にデーン!と鳥居が立っていてビックリした。そのまま道を進んでいくと突き当りが桜が池。左右に明るい駐車場まで出来、鬱蒼としていたはずの境内もカラリと明るい。ちょうど咲いているツツジの前で振袖の若い女の子達の撮影会をしていた。
   池は相変わらずドンヨリとした緑色で巨大な鯉がたくさん泳いでおり、周りの木々も若い緑がムクムクと伸びていた。残念ながら池の周りの道はなくなってしまったようだった。
   ここから、どっちへ帰ろうかと考えながら車を走らせていたのだが、R473のバイパスが出来かけて「金谷方面」へと誘うので、出来た所まで行ってみようかとそちら方面へ。作りかけの道でほとんど貸しきり、お茶の緑、木々の若葉、藤の花、快適なドライブ。そのうち繋がるのだろうという道をいくつかたどって相良の子生まれ温泉の所へ。本日はここは素通り。実はそろそろお昼も回っておなかもすいてきたのだが、島田に降りる最後の道で本日始めての渋滞。
   時間は早いので川根の方へ行ってみようかと、渋滞にいらだって川の手前で左折。こちらの道もずいぶん整備されたが、いつも通る対岸よりも野趣あふれる道のままだった。森林浴のつもりでドライブをし、ふれあいの泉の手前の村の市でお昼。すでに1時半でおなかペコペコ。TANUKIは念願のごつい竹の子も手に入れた。隣のふれあいの泉で温泉は億劫なので足湯に浸かり、ソフトクリームをなめて川風にふかれたら、すっかり疲れてそこから引き返してきた。

08/5/1

   大騒動の1月を過ぎてガソリン税の暫定税率が衆議院の与党ごり押しで元に戻した。
   単なる政治の駆け引きとはいえ、はじめに暫定税率を廃止する議論から始まれば数ヶ月の時間があったのだから、30年来の暫定などと誰が聴いてもおかしなもののままにせずシステムを切り替える議論をする時間は充分にあったと思う。議員が仕事をしなかったという点が一番腹が立つ。
   石油もそうだが、物全体が値上がりしている中での流通コストの大幅な値上げは生活に直結して響いてくる。ましてや給料は大手でもさほど上がらなかったし、公務員は軒並み引き下げ、公共交通手段が経済効率でズタズタにされた地方では道路を作って土建屋さんの景気が少し良くなったくらいでは生活そのものの崩壊の危機から逃れられない。

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