08/9/30
アメリカ発の金融恐慌はもしかしたら第2次大戦前夜の状況に近いのかもしれない。
アメリカは大統領選の終盤に入って政治としての機能は低くなっているようだ。日本はのほほんと総選挙をにらんだ与野党入り乱れての駆け引きにうつつを抜かしているが、のんびりしていると日本の資産が煙と消えて財政再建もできなくなるかもしれない瀬戸際ではないだろうか。
金・銀貨ではなくお札では持っていても何時紙切れになるかわからないが、金融機関に預けてあるからと安心もできない。食品をはじめとする生活物資の買いだめはそれほどできるわけでもなく、だからといって金や宝石に変えたらそれこそ生活資金がなくなってしまう。このような庶民の不安を解消することこそ政治家の大きな仕事だと思うのだが如何だろうか。
小銭のコレクション(へそくりでもあったようだが)をしていた祖母がかって陶器のコインなどを見せて終戦前後の話をしてくれた。そのようなドサクサの現場にはできるならば立ち会いたくない。
08/9/28
IE7に変えてからキーボードがおかしい。キーボードと言うよりはIEを使った時だけ文字入力がおかしくなるのでIEの問題なのかもしれないのだが…。ワードやこのホームページビルダーではそんな事はないのだが、入力途中で間が空いたり、変換をし直したり、文の間に文字を加えようとすると日本語入力ができなくなる。自分の管理下のBBSも含めてちょっとの書き込みにも手間がかかり、ものすごくイライラする。
08/9/24
麻生内閣が発足する。
しかし、2年にわたる安倍・福田放り出し内閣を政党の側から支えた幹事長だった本人として、まずその不手際を国民に詫びるべきではなかっただろうか。そして放り出し内閣を幹事長として支えられなかった総理大臣を今回は支えてもらえるとご本人は思っているのだろうか。
食の安全・経済状況・国際情勢など問題山積みの中で無責任の連鎖だけはやめて欲しいと思う。
08/9/23
お彼岸の中日。八王子へ墓参りに行った。
早く出ようと言っていた割には8時過ぎのスタート。こちらは何となく厚木ICからのつもりだったが、厚木-横浜間で事故渋滞が広がっていた事もあり、「絶対に渋滞の割合が少ない」とTANUKIが強く言うので御殿場ICで降りて中央高速へ向かう。足柄で食べるつもりだった朝ご飯と買い物が予定変更…。谷村PAでようやく10時の朝ご飯。コロッケカレーうどん。TANUKIはちゃんと食べて出たのでコーヒーだけ。
八王子ICを降りてから少し渋滞したが、確かに時間的には早く着いたし、高速料金も割り引かれているようだった。
ちょうどお昼頃にお墓に到着。石屋さんに寄って挨拶をし花と線香を買ってお墓へ。もう誰か来てくれているようで綺麗になって花が上がっていた。花とお線香を供えてお参り。線香の消えるまでに一山越えた先の親戚のお墓へ。さすがに駐車スペースも混んでいるので車は置いて歩いていった。抜け道があったと思ったのだが、無かった…。2人で大汗をかいてお参り。戻って線香の後を片付けて出発。
高尾山口の駐車場も満車でお昼の時間は過ぎたがそのまま帰りは相模湖ICから入る。2時頃にお昼は談合坂SA。私はタイミング丁度良かったがTANUKIは腹ペコで「カロリー高い」と言いつつカツカレー。私の食べた海鮮硬焼きソバの2倍近いカロリーだったが。
少しノンビリ帰ろうと河口湖ICで降りて富士方向へ。鳴沢道の駅で一休み。夏の富士山が大きく見えた。博物館が無料になって鉱物の企画展をやっていた。
もちやでもう一休み。蓬ミックスのソフトクリームを食べた。TANUKIはホットミルク。
後は富士ICから東名に乗り一路帰宅。妙に眠くなりほうほうのていで6時頃家に着いたが、そのままダウン。「ドラフトワンが欲しい」と持ってきてもらってそのままグッスリと眠ってしまった。
08/9/22
日本の事故米事件も中国のメラミン入り牛乳事件も広がりを見せている。
粉ミルクをはじめとする乳製品は子供の口に入ったものが多いだろうし、事故米の加工品も給食などを通じて子供達の口にも入っている。長期のスパンで健康被害が少なければ良いがと願わずに入られない。
しかし、粉ミルクについては異議ありだ。そもそも赤ちゃんにとって最も良いものは母乳である。お母さんの体力やお乳に問題があっても次善の策は人のお乳、それから粉ミルクの順ではないだろうか。
支援物資だったりコマーシャリズムに踊らされたりで生活に余裕のない人々までが不潔な環境で粉ミルクを調合して子供の口に入れているが、これは決して文明的なことではない。
体内でできたてのお乳を赤ちゃんの口に入れるのに保存に関する心配はない。母体の免疫力を赤ちゃんに渡す事もできれば、授乳中は基本的に次の排卵はないのでバースコントロールになる。また赤ちゃんの滞在で大きく広がった子宮を元に戻すホルモンは赤ちゃんにお乳を吸われることで出るという話も聞いたことがある。
さらに、赤ちゃんをしっかりと抱きしめてお乳を飲ませる時間、ゆっくりとお互いの心音を聞きながらのコミュニケーションはお母さんにとっても赤ちゃんにとっても成長のために大切な時間だと思うのだが…。
08/9/20
中国で食用にならないメラミンという物質を混入した牛乳から作られた粉ミルクを飲んだ赤ちゃんが腎不全で亡くなる事件が続いていた。ついにこれが日本に飛び火してきた。素材の牛乳に添加されているので加工品をいくら丁寧に作っていてもどうにもならない。今のところ同じ農場の牛乳を使っているというだけで本当に混入したのか・最終的な商品に残留しているのかは不明だが回収を始めたようだ。本来口にしてはならないものだがタンパク質が増量したように見えるので使われたらしい。
中国では牛乳が品薄になっているようで、牛乳を水で薄めてメラミンを加えタンパク質が増量したように見せるために使われたらしい。
このメラミンは有機窒素化合物の一種で耐熱、耐水、機械強度などの点で優れた合成樹脂で工業的に利用される。以前、やはり中国でドックフードやキャットフードに混入されてペットが死ぬ被害がアメリカやカナダであって問題になった。
しかし、自分や家族の口に入るかもしれないものにこのような物を入れる中国という国の国民性が信じられない。
08/9/19
農水大臣と農水省の事務次官が辞任した。
事故米事件の責任を取ってというがどれだけ責任を感じているのだろうか。
そもそも食用に適さないとはじいた米が食品流通ルートに乗ること自体が解せない。さらには、途中経過の課程で普通の価格で最終的に取引されていたのが一番憤りを感じる。末端の酒造・菓子・食品などの製造業者がだまされていたわけで、さらにはその製品が健康面で消費者の不安をあおる。
景気が悪く銀行が企業を育てることよりも己の利益を得る事に汲々としている今、一番の被害者である末端の中小零細企業をどう救済するか、農水省という国の機関の不始末の後始末を政府がどうするか対応を注目していきたい。
08/9/12
事故米問題は広がり続けている。ネット情報によるとそもそも糊を作っている日本の会社では米澱粉は使っていないそうだ。
そして、事故米は転売されロンダリングされて酒や煎餅などの加工原料だけでなく老人施設や保育所など給食用の食用にも廻っていたようだ。予算の限られた所で「少しはお安くできますよ」などと販売されていたとしたら、安ければ良い、それができるまでの人の営みや原価に想像が行かないというような今の日本の病理そのものの図のような気がする。
09/9/9
日本相撲協会の北の湖理事長がついに辞任した。もっとも理事には留まったが…。
問題続きの『国技』大相撲だが、そもそもは次世代を育てるのではなく大学や海外からアマチュアの強い選手を集めてくるだけの相撲部屋になってしまっているのが問題ではないだろうか。そうしてお相撲さんになった人達ももちろん相撲が好きなのだろうが、一人前の男に熟成する前に番付だけが上がってしまうのではないだろうか。
それならそれで相撲は大好きで長年頑張っているがプロとしては番付の上がらなかった人などを先生役のマネージャー(付け人?)に付けてきちんとした振る舞いを教えたり、細かな相談に乗ったりというシステムを作るべきではないだろうか。
大麻事件の発端となった若ノ鵬など未成年(19歳)の時の問題でタバコをくわえているだけで注意されてしかるべきだろう。そういう意味では、強かったがために日本の社会に馴染む前に番付を駆け上がり、人としての指導もきちんとされなかったこの異国の若者がもっとも大きな被害者なのではないだろうかと思う。
08/9/8
事故米事件は出荷先の酒造メーカーや菓子メーカーへと問題が広がってきた。ある程度安く販売されただろうから(それでなければ仕入先を変える事もないだろうから)その安さの理由を調べなかったのは仕入れ担当者のプロ意識が欠けていたといって良いだろう。
そもそも農水省が食用に適さない米を食品会社に卸すのがおかしい。混同が起きないためにも専門業者に卸すべきではないだろうか。どちらも食品を扱うプロとしての意識が乏しかったといわれても仕方がない。
農水省内にはこれに懲りて事故米を廃棄処分にしようかと考えもあるようだが、バイオ燃料の開発が求められている中で食用に適さない穀物エネルギーを別の形のエネルギーとして使わないという考え方が出てくるのがこれまた分からない。
08/9/6
大相撲の大麻汚染も気にかかるが、食の安全の方がもっと気にかかる。
大阪の米粉加工販売業者が農薬やカビ毒で汚染された事故米を焼酎や菓子の原料として不正転売していた事が発覚した。これらの米は輸入品で農水省が管理していたものだそうだが、そもそも食用にならないという事ではねられ、工業用の糊などに加工されるはずのものが、食品を扱う業者に売り渡されていた事からしておかしな話だと思う。
幸い食中毒などの事故での発覚ではなく、匿名の通報から調査が入ったようだ。
市場原理主義、安ければ良いの意識は生産現場の良いものを作ろうというやる気と誇りを失くす事にしか貢献しなくなっているのではないだろうか。
08/9/5
市内のある小学校に親父の会という有志の会があって、毎夏休みにオバケ屋敷をやっている。
何年か前にケーブルテレビのニュースでもやっていたが今年はNHKローカルが取り上げた。
家の子だけでなく地域の子供達を地域で育てようという実践だが、お父さん達も嬉々として楽しんでいるし、長年続けた事で子供達の先輩である中学生達も付き添いで参加してまさに地域の夏の行事になってきたようだ。
昔なら駄菓子屋のおばさんをはじめ地域の商店の人達などが子供達とかかわって、地域の中での子供達の居場所ができたり成長したりがあったが、コンビニやスーパーなど子供に対してもマニュアル通りの接客しかしない店が増え、子供がお使いに行くことも少なくなっている。
地域の中で子供達の特に社会性を育てるためにどうかかわるかという1つの試みだと思う。
08/9/2
昨夜、福田総理が急に辞任。
「安倍さんは体調を崩されたが自分は違う」というロジックは福田総理の方が理由が無いだけより悪質だと思うのだが…。
民主主義国家の議会とは多様な意見の集ってくる所、そこで相手を説得できないのなら自説について反省をするなりアピールの方法を考え直すなりすべきで、「対手が悪い」というのは政治家という仕事を理解していないとしか言いようが無い。
08/9/1
しばらくぶりの農業ネタ、と言っても良いのだろうか。
今朝の毎日新聞によると全国各地でバブル期の地上げにあった農地が耕作放棄されたままになっており問題になっているそうだ。
農地は農地としてしか利用できないのだが、転用されることを期待した土地業者が代金を払って農家から土地を買い取り転用できるまでの期間仮登記のままにしてある土地が多数あるそうだ。農家としては売ってしまった土地なので耕作はせず荒地となり、さらには産廃業者などによる不法投棄が行われている所もあるそうだ。
食料自給率が1/3程度でしかも環境問題が厳しく言われている中で大きな問題だと思う。
そもそも農業には食糧生産のほかにCO2の抑制、水の保全など多くの役割がある。だからこそ農家の事を100の仕事をしているとお百姓と呼んできたのだ。日本は資本主義を標榜しているのだから農業で生活出来かつ利益の上がる方策を農家自身も農政も考えなくては日本の将来が心配になる。