08/10/28
衆議院選挙は先送りらしい。それならば、じっくりと審議してもらいたいものがある。
経済問題ではなく、テロ特措法。そもそもがアメリカへのお付き合いのような形で出来たが、石油は日本の特産物ではない。どころかほぼ全部が輸入のうえ国内でも交通量が減るほどの高値を記した。さらにはアメリカが北朝鮮のテロ支援国家指定を解除した。これらを踏まえた上で新たに我々に何ができるのかをきちんと国民が納得できる形で議論するべきである。
08/10/27
今朝の毎日新聞で、昔は自民党の方が有利だった町村部で民主党が優位になっているという記事があった。
小泉総理以来の政策を見れば当然だと思う。まず、合併で小規模な町村が町の辺境になってしまった。学校も役場も無くなり、郵政民営化で郵便局さえなくなった。さらには交通網がリストラされ、バスや電車などの公共交通機関がどんどん無くなっていった。つまり村のアイデンティティがどんどん失われていった。これで支持をせよと言う方が間違っている。
その上、農林業も漁業も生活をまかなう仕事として成り立たなくなっている。さらには都市部でも小商いや町工場が仕事として成り立たなくなっている。本来はサラリーマン以上に個人事業主が居て良いはずの生産構造が、サラリーマンとフリーターに二分されている。
これでは自立した市民にも幸せな国民にもなれはしない。民主党の政策が頼りなくても自民党政治はもう結構だという気配が漂っても当然ではないだろうか。
08/10/26
本日仙台で行われた大学女子駅伝は、例年テレビ放映があるのだが、農大はいつもどうにも写らない所を走っている。ところが今年はトップには立てなかったものの後方の順位争い(6位まで来年のシード権が取れる)にはきっちりと入って、ちらちらと農大のユニホームが画面に入ってきた。1区は9位だったが、8位・5位・4位とあげ、アンカーの藤嶋は区間2位の走りでシード権を確保した。
残念だったのは各校幟旗を立てて応援しているのに農大の幟も大根(応援団)もなかった事だ。
もう1つのわが母校・玉川大は昨年もきちんとシード権を確保したが、今年は農大に続いた5位だった。
女子は関西の方が強いのだが、今年は私的にはうれしい結果だったが、来年は両校ともぜひもっと上を狙ってほしい。
08/10/24
円高も株安もとりあえず今はご飯を食べるのに事欠かないから無視。
昨日のニュースで静岡空港が、滑走路の先の敷地外の丘と立ち木が航空法に定められているより高さがあるというものがあった。賛成だ反対だとすったもんだをして何年、着工して何年、航空会社を誘致しいよいよ来年には飛行機が飛ぶという時に出てくる問題ではないと思う。
いかに机上の理屈だけで空港を作る事だけを考え利用しやすいかどうかを精査せず、現地で現場や土地の人の話に耳を傾けてこなかったかを記している証拠のように思える。
08/10/20
会計検査院の調査で多くの県で国の補助金の不正経理が見つかったそうだ。多くが出張旅費や必要な事務用品経費などに使われたようだが、そもそも必要な所に予算が回せないという方が問題なので、国がすべての差配をするのが無理な話で、使途ではなく必要十分な予算が作れるようにすべきではないのだろうか。
国も含めて無尽蔵に資金があるわけではない。必要な所に十分配分されるような使い方を考えなければならない。そのためには国や省庁が予算を決めるのではなく、何が必要なのかを知る現場が予算を立てなければならないし、単年度で使い切るという感覚をなくし、長期のスパンで事業計画を立てその工程全体で予算を作ることを考えるべきだ。
08/10/19
10月の週末はずっとイベントで詰まっている。
本日は自治会の運動会。暖かくて良いお天気だったこともあって進行ものんびりムード。総代対抗で玉いれ・綱引き・色々なリレーにメディシンボール。幼児のためのかけっこや小学生までのパン食い競争もある。家族みんなで楽しめるようにはなっているが、どこの総代もメンバーが決まってきてしまうのが悩みの種。それでも総代さん・組長さんを中心になるべく大勢が出るように選手集めをしている。
今回は我々綱引きチームが優勝するなど頑張って我々の総代が総合優勝をした。
夜は組内で懇親会。他の組は夜集まらなかったのか、優勝旗を持って組の違う総代さんも来てくれてにぎやかだった。
組長さんの任期は4月から1年だが、毎年運動会の後で集まって予定の確認や来年の組長さんが決まる。例年この大イベントが終わると組長さんの仕事も一段落なのだが、今年はこれから組に資源ごみの日の当番が回ってきたり、神社のお祭り当番があったりでまだ忙しいそうだ。
08/10/15
中国産の冷凍インゲンから基準値を超えたというよりは極端な濃度の農薬が出たそうだ。さいわい食べようとした人が異変に気づいて吐き出し、気分が悪くなっただけですんだようだ。
食品の問題としての報道がされているが、これはどこで混入したとしても殺人未遂か傷害か過失傷害の事件として取り扱わなければならない問題ではないだろうか。
問題をごちゃ混ぜにしてしまってはただ騒いでいるだけで解決すべきものが何かも混沌の中に消えてしまわないだろうか。
08/10/10
農大の1年先輩(入学は先輩だが卒業は同期。農大が特殊だとは思わないがそういう関係はたくさんある)の奥様のお通夜だった。
体調を崩されたのも知らなかったが、お棺に横たわるお顔を見るとさほどやつれてもおられなかったので急な事だったのではないだろうか。ほぼ同年代の方が亡くなるというのはいつでもかなりの衝撃がある。
お店をされている事もあり先輩のお仕事の関係もありで多くの方が見えていた。
先輩のブログによると2年もガンと戦っていたそうです。そんな事はまったく感じさせない明るく元気な奥様でした。ご冥福をお祈りいたします。合掌(10/14追記)
08/10/8
午後から公民館の地域福祉健康講座があった。今回のテーマは『かしこくなろう!健康食品・健康器具の効果は本当か』。
病院の先生が講師なのでまず薬の概念から入った。薬品は効果が科学的に判明している不純物のない化学物質でその中の薬効のあるものが医薬品となる。これについては薬効・副作用などの検査まで含めて膨大な開発資金がかかるもので、だからこそ信頼して使える。また、ジェネリック薬品は特許期間を過ぎて処方が公開されたもので開発費用がかかっていない分安くできるが、毒性試験などは行われていないので必ずしも信用できるとは考えていないようだ。そして漢方薬についてもずいぶんと成分と薬効の解明が進んだようだ。
健康食品というものは健康に良いかもしれないが、病気を治すものではない。また、含有量や純度・科学的な根拠などは食品なので薬事法の範疇に入らず規制する法律もない。食品衛生法は食品として安全かどうかを確かめるものなので趣旨が違う。
あるものを食べれば健康になれるなどというものはなく、普通の食生活を見直すことが大切で、補助的なものを使うにしても過剰摂取には気をつけるべきだそうだ。その場合も何をどのくらい利用したかを記録し、体調不良を起こしたら現物を持って医者にかかった方が良いそうである。また、コエンザイムQ10など血圧や糖尿病の薬とバッティングする成分もあるのでそのような薬を飲んでいる人は医者や薬剤師と相談をした方が良いようだ。
ところで日露戦争の203高地の戦いでは白米を食べていた日本軍はビタミンB1不足で脚気に悩み、対するロシア軍はビタミンC不足による壊血病に悩んでいたそうだ。今となってはサプリメント1つで解決できることだが、当時はまだ原因が分かっていない事で多くの人が戦場で死んでいったそうだ。
ほかにもヒアルロン酸は確かに保湿成分として外用や関節注射に使われるが飲んでも効果があるとは思われない事、アルカリイオン水と人体のpHなどについての話もあった。
健康器具についても遠赤温熱器具など医療器具もあるが、エアロバイクなどは運動をすれば多少の作用はあるだろうが効果が実証できるほどのものではない物、磁石やゲルマニュウム・マイナスイオンなど気分だけのものと色々あるようだ。
普通に色々なものを食べ、普通に身体を動かして暮らしていればそれが1番良いのだろうが、このような健康食品・健康機器の信者は多いようで、講師の先生はいささか苦りきったようなお話のされ方だった。
08/10/2
東京大学の農場で禁止されている水銀剤を種籾消毒に使っていたそうだ。しかも、禁止薬物だというのを知りながら利用して、作った米を売っていたそうだ。
米への残留を気にしたニュースばかりが流れているが、水銀剤の場合は土壌や水の心配をした方が良いのではないだろうか。
それにしても私の高校時代から大学に入った頃にかけてかなり多くの農薬が使用禁止になった(おかげで覚えなおすのに苦労した)のだが、そんな薬剤がよくも残っていたものだ。
08/10/1
とりあえず国会が始まった。与野党とも相変わらず自分の言いたい事を勝手に言っているだけだが、きちんと歯車を噛み合わせて議論をしないと時間の無駄、経済も国民もパッタリ倒れて国名のみある実態のない国になりかねない。
何しろ日本人は敬して祭り上げて権力を棚上げにするのが得意な国民性、政治家も官僚も祭り上げられて実態はまったく違う国家運営になる事だってありうるのがこの国だ。