09/9/22
本日は八王子まで墓参り。ここ数日ネコに布団を汚されてシーツや肌がけの大洗濯をしていたので眠りが浅い。明け方の攻防に勝って今日は大物の汚れ物は出なかったが、早起きついでに洗濯機を回して、7時半に家を出た。
どうせ東名は渋滞しているだろうと思ったが、今回は集合時間があるわけでもなし、そのまま焼津ICへ。しかし、清水から富士まで大渋滞。断続的に止まるが、この際その流れの中に。1時間もあれば着く御殿場ICまで2時間、しかもこの先、東富士道路に出るまでがまた大渋滞。東富士道路を通って河口湖ICを通る頃にはすでに11時前。谷村PAでトイレ休。女子トイレも渋滞していて、奥にあるバイオトイレを使用。水の代わりにおがくず様の物が使用後を流してくれる。お昼を食べるにはいささか早いだろうとそのまま先に進んだら、今度は小仏トンネル付近で渋滞。その代わり圏央道はこれが同じ高速かというほどに閑散としている。西八王子ICを出た頃にはちょうどお昼だが食事をする所がない。結局そのまま墓参り。
石屋さんで花と線香を求めながら「渋滞にはまって参った!」と話していたら「いったいどこを通ってきたの?」と店のおじさんにあきれられた。
とにかく墓参り。ちょうど昼時のせいか何とか車の駐車スペースは見つけた。今回は1番乗り。ざっと掃除をして花と線香を立ててご挨拶。その後は歩いて一山越えて親戚のお墓へ。こちらはすでに皆さんお参りした様でたくさん花がお供えされていた。テクテクと帰るとちょうど線香が燃え尽きる頃となる。ざっと掃除をして帰り道。
同じ道を戻って談合坂SAでお昼。さすがに疲れてお腹も減ったのでカツ丼。ソースカツ丼とにカツ丼があったがやはりこういう時の『カツ丼』は煮て卵が掛かっていなくては…。豚肉がご自慢のようで値が張ったが、ちょっと揚げ過ぎ・煮過ぎで肉も卵も硬くなっていたのが残念だった。実はアイスクリームにも気を引かれたのだがカロリーオーバーになりすぎるので割愛。
この先も同じ道を行って須走から御殿場の坂道で渋滞にはまるのも気が利かないので河口湖で降りて朝霧高原経由富士ICを目指す。ひどい渋滞はなかったものの道の駅などは混んでいたのでせっせと先へ進む。で、富士IC側まで来たが、東名は下りも渋滞模様。そのままR1を進み清水からR150回りで帰ってきた。
結局、連休の高速\1.000は私にとっては疲れるばかりで、しかも帰りはまたも使えず大迷惑以外の何物でもない。とにかく役目を果たして疲れて帰ってきた。
09/9/20
秋の彼岸の入りである。
何度か書いたが私の実家の墓は東京の八王子にある。これも何度か書いたが時間的に最短のルートは東名高速で御殿場へ出、東富士道路から中央高速、圏央道を経て西八王子に出るコースだ。ところがこのコース、観光コースでもある。5月の連休の父の納骨の時には大渋滞した。
そして、今回は5連休のシルバーウィークだそうだ。またまた混むのは目に見えているが行くほかない。
意味不明に休みをまとめるのも、日にちを限っての高速道路の利用料\1.000も私にとっては迷惑以外の何ものでもない。
国民の労働時間を減らして行楽にも時間を取ろうという政策をあげるのならば、若手の官僚からまず労働時間を遵守すべきである。そして婚活をするなり育児休暇や介護休暇を取るなり家族サービスに努めるなりしてみれば良い。仕事が回らなくなったならば余分な仕事をしていないか、人手が足りているかを検証すれば良い。自分達も国民の皆さんの1人である事を十分考えて仕事をすれば無駄も不足も見えてくるものがあるのではないだろうか。
それはさておいて、交通政策は繋がってこそ役に立つという根本を考えてほしい。日本人は街道を歩く→船→鉄道→高速道路と1つのシステムを作りあげると他を手放して衰退させてしまってきたが、鉄道も高速道路も一般道も船や飛行機も、全部合わせた上での新しい交通・物流システムを考えてほしい。
09/9/16
いよいよ民主党政権がスタートを切る。
もっとも鳩山さんも小沢さんも旧自民党の田中派、30年位大昔の福田派から田中派にバトンタッチしたようなものだが一応政党間で政権が変わったことで、さまざまな部分で変わる事もあるだろう。
特に期待をしているのがどこが与党になるか分からない状況や、連合を組む事で小政党も政権与党に加わることで情報が政治家全体にオープンになる事だ。世界の中の1国として駆け引きをする上で外交や防衛・金融など国民全体にオープンに出来ない事もあるだろうが、少なくとも政治家全体が共有して、国の進路を選んでほしい。
もう1つ、前回の小泉旋風で大量当選した自民党初当選の議員さん達はほとんど残れなかったが、今回民主党の初当選議員さん達は小沢新幹事長に選挙期間だけでなく当選後も政治家として鍛えられているようだ。彼らが次の選挙でどれだけ残れるかも今の時点では興味がある。
09/9/15
焼津市にアクアスやいづという施設がある。海洋深層水を使い市民の健康増進と地域の活性化を目指してH18年に開業した。しかし、経営は軌道に乗らず市長の交代とともにどうしたものかという議論になっている。
新たな提言では市民の健康増進に軸足を置きたいらしいが、スタート時点から利用者はほとんど市民や近隣住民だったようだ。その割には豪華なフロア(私も入り口までは入った事がある)、高額な料金で使ってみようという気にはならなかった。プールだけならディスカバリーパークの水夢館もあるしジムで身体を動かして温泉に入るならばサンライフ焼津もある。
私は逆に地域外からの集客を求め、市民の働き口の確保をしてくれた方が良いのではないかと思う。首都圏からも名古屋・大阪からも新幹線で2時間程度、静岡空港もできて福岡・札幌などの遠隔地や韓国や中国大陸とも繋がった。この地の利を生かして田舎のリゾートでちょっと豪華な気分を味わえる施設を目指す方が施設が生かされるのではないかと思う。
そのためには、実は周辺整備を先に進め、焼津駅から大井川港あたりまでの遊歩道や自転車道などの整備や景観を含め、飲食店や土産物屋などお客を退屈させない工夫が必要になる。小泉八雲のリゾート地だった古き良き焼津のイメージで行くか、地中海あたりの漁村のイメージで行くか、ここから先は思案のしどころだが、岡部のメインストリートが古い時代の街道の店構えのたたずまいを作り直して良い雰囲気になっている事などを考えると古い時代の焼津のたたずまいを残したプロムナードを作ってもおもしろいと思う。
人が訪れれば町も活性化する。宿泊施設はそこそこにあるので2〜3泊してゆっくりしてもらうも良し、静岡空港への行き帰りに利用してもらうも良し、都会からのリフレッシュに日帰りも良し、利用者の使いやすいプログラムを提示すれば集客の目玉の1つにはなりえると思う。
そのためには経済観念のあるトップと利用者のニーズを捕らえた接客やセラピストのプロをきちんと雇用しプライドを持った施設運営をする事が一番必要なのではないだろうか。
また、もし市民の健康増進を図る施設にしたいのならば、各自治体ごとに保健センター・保険委員を中心に健康講座とタイアップしたお試し利用と、利用者数の整理のために自治体ごと位の規模で優待日を作るなどして、来てみたくなる・利用しやすい状況を設けるべきであろう。
09/9/8
新政権船出まではしばし時間があるが、景気はそう簡単には回復しそうにない。
そこでつらつら考えてみた。
皆が企業に就職しなくてはいけないのだろうか。職業選択の自由はもう少し広くしても良いのではないだろうか。たとえば農業系の高校や大学を卒業して農業をやりたい若者を農村で預かる。会社組織にしても良いのだがあくまでも腰掛仕事である。社長なり親方は農家の長老でも良い。相性もあるので地域の農家と働き手としての若者をマッチングさせて農家研修をする。その土地で農地が空けば経営者として彼らが1本立ちをしていく。このためのキモは農地を農地である限り個人の相続財産にしないことだと思う。農地は農業をする人が引き継ぐ。たまたま子供が引き継ぐのならば優先すれば良いし、農家としての後を継ぐものが無ければ子供があっても財産としての引継ぎはしない。もちろん相続税はなし。この位の強い意思を持たなければ今農地を守っている60代70代の農家の人々が亡くなり相続開始時点で日本の農地は壊滅状態になる。できれば町工場や個人商店などにもこのシステムを入れてほしい。
大企業は社長が亡くなったからといって(もちろん株券などの相続財産はあるだろうが)会社が遺族の相続財産にはならない。
大企業におんぶに抱っこで個人の仕事を守っていかなければ、今後とも日本経済に体力は付かないのではないだろうか。
09/9/5
政治ネタは一休み。このところ気分的に疲れていた。身体の疲れは休むなり別の何かをするなりすれば治るのだが、気持ちの問題の処方箋は私の場合は乱読だ。
まず『ころころろ』(畠中恵・新潮社)。今回は奮発して新刊の単行本を買ってしまった。一応ミステリーなので内容は出さないが、ほんわかして頭の切れる病気のデパートわかだんなは今回は眼が見えない。解決のために兄や達もそれぞれの事件の中の主人公になる。『うそうそ』同様神様の存在がキーだが、このシリーズの中の神様はどれも人間臭くて面白い。
そして『鷺と雪』(北村薫・文芸春秋社)は昭和初期のお嬢様シリーズの3作目。直木賞作品に敬意を表してこれもハードカバーで買ってしまった。ミステリーではあるが「昭和初期という時代を主人公に書いた」ものだと言うことだが雅吉・英子兄妹の掛け合いがほのぼのとさせてくれる。華族様は垣間見るだけでブルジョアの家庭を中心にすえたのが謎解きの動きを良くしているのかもしれない。
今回の作品の中に『窃盗金魚 強盗喇叭 恐喝胡弓 賭博ねこ』という詩の一節が何度か出てくる。『三稜玻璃』という詩集に出てくるらしい。これこの人の作品のそこここに散らばっている言葉遊びの原点かもしれない。
そして『ネコ語がわかる本』(石川利昭・学研新書)。この人はムツゴロウ動物王国の人。色々な動物のいる暮らしは北海道で過ごした子供の頃からだそうだ。所謂ハウツー本ではないが、体験に根ざすさまざまなエピソードがおもしろい。キャットフード万能、ネコの飼い方はかくあるべしではなく、ネコも人もその他の動物も幸せそうなら良いじゃないかというところに今まで1000匹はネコを飼ったという人の重みがある。ネコが5歳になったらもう1匹子ネコを仲間に加えると良いというのは我が家でも現在進行形なので実に納得した。
そして今『陀吉尼の紡ぐ糸』(藤木凛・徳間ノベルス)。この作者は当たりはずれが大きいのだが、今回はおもしろかった。双子・神隠し・お屋敷の密室・吉原の風物・立川真言流(一種の邪教)と道具立て満載のミステリー。そういえばこれも大戦前夜・昭和初期の時代を設定してある。
そんなわけで只今私は心の洗濯中。
09/9/2
私も結構政治好きらしい。政権交代に繋がった今回の選挙、甲子園に戻って調子を取り戻した阪神の試合も差し置いてその後を注目しながらニュース番組を楽しんでいる。
それはともかく、中国では太古の昔から政権が変わると前政権の歴史書(史書)を書く伝統があった。韓国では今でも政権が変わると前政権のスキャンダルなどで一騒ぎがある。ともに国民が政治の大掃除を望んだ部分があるのだろう。さて、日本ではどうだろうか。
前回の細川政権下では管厚生大臣が薬害エイズ問題の解決をしたが、今回は政府全体でもう少し大きな仕事をじっくりとして欲しい。
09/9/1
若いの頃の愛読書に『赤毛のアン』シリーズがある。1巻目の少女時代がメジャーだが、彼女が成長し結婚し母となりその子供達が青春時代を過ごすまでが書かれている。作者のモンゴメリーは結構政治好きであったらしい。『アンの青春』の中には村の男達の買収のエピソードが出てくるし、『アンの夢の家』にも選挙に入れ込む男達の姿をデフォルメして書いている。そして最終の『アンの娘リラ』では第1次世界大戦下のカナダで政治は男任せともならなくなり、ひいきの政党を選ぶか今必要な政策を選ぶかを女達も悩むようになる。カナダの話ではあるが英連邦であるので政治活動もイギリス式なのだろう。
フレデリック・フォーサイスの『第4の核』の小道具にも選挙が使われている。(こちらは本家のイギリス)
実は日本でも江戸時代の町役や村役などの代表者は入れ札(投票)で決められたらしい。
しかし、日本ではまとめ役の適任者を選ぶのに対し、イギリス式民主主義では政策を選ぶ。日本人の中では選挙のイメージがいまだにごっちゃになっているところがあるようだ。もちろん代表者が変わればその取り巻きも変わるし考え方も変わるかもしれないが何をやるかは二の次となる。一方これ(政策)をやるというグループを選ぶイギリス式選挙ではその仕事が出来るかどうかで評価される。
今回の政権交代はどちらで選んだのだろうか。