ちょっとした感想   

10/3/29

   本日は『俳句でおしゃべり』仲間の悠さんが姪御さんと一緒に旅の途中で焼津に立ち寄ってくれた。今日は早朝から身延山で朝のお勤めをしてきたそうだ。
   タイミングよく出かけようとしているところに「早めに焼津に着きそうでさかなセンターだけではもったえないのでどこか見所があるかな」との事だったので、さっそく駅で待ち合わせをした。
   これまたタイミングよく、用を足して車を駅の駐車場に入れて改札に上がってすぐの電車で2人がやって来た。
   山好きの悠さんなのでまず山側の花沢に案内をする。駐車場に車を入れると桜が3分咲きくらいになっていた。山の中のピンクになっている所は山桜か…、この季節になるとずいぶんたくさん桜があることに気がつく。梨畑では梨の花がつぼみを膨らませ、山道では椿の花も咲き、シャガや山吹が咲き始めていた。
   風は冷たかったがまずまずの天気で黒板壁の独特なつくりの民家がある1本道を法華寺まで散歩。お参りをして引き返す頃には雲行きが怪しくなってきたが、駐車場ではお花見をしながらお昼を食べている人達もいた。
   次は姪御さんのご希望で焼津港方面へ。港に沿って車を走らせてうみえーるへ。途中の深層水ミュージアムは残念ながら月曜日でお休み。まぐろ茶屋もお休みだったが新しく出来たカネオトの食堂でマグロづけ丼を悠さんにご馳走になった。
   お腹が一杯になったところで次はディスカバリーパークへ。こちらも月曜休館だが、何もない海を眺め松林の中の踏み石健康歩道をかなりズルをして一回り。
   引き返そうと車に乗った頃から雨雲に追い付かれてしまったが、静岡の町の中では霙、御殿場など東部では雪だったようだ。しかし雨雲は小さいもので家のあたりはほとんど降らなかったらしい。
   最後の目的地は焼津さかなセンター。ゆっくり見たいからと言う2人を残してここで分かれる事にした。

10/3/28

   TOPPOさんや季節の小箱さんに触発されて、昨年は『文芸やいづ』に俳句の投稿をしてみた。ダメもとで忘れていたのだが、このほど第20号(年1回発行)だという本が届いた。
   応募作品がほぼ網羅されているのだと思うが、入選という形で全句を載せてもらえたのはうれしかった。自分としては『父を送る』5句でワンセットという思いが強かったので…。
常の日と変わらぬ父母や敬老日
二月や四階病室の窓広し
春寒し父の呼吸の早まりぬ
初花に送られ父の霊柩車
父の日の仏壇に置くばら一輪
   半年以上過ぎて活字になってみるとどうも気に入らないという部分はあるが、1つの区切りとしては良かったと思う。しかし、今年また投句するかどうかは何ともいえない。私の力ではテーマが降りてこなければ、なかなか締め切りだけでまとまるものでもないと思う。

10/3/26

   ようやく晴れてTOPPOさんと2人でドライブ。
   まず、島田のカタクリを見に行く。一般公開は明日からのようだったが、準備のための関係者も集まっており中に入って見せてもらうことができた。斜面一面にカタクリのつぼみが見えていて、日に当たったところから咲き始めていた。ワラビやゼンマイ、寒葵など春先らしい風景になっていた。
   頭上の桜もちらほらと咲き始め、風は冷たかったが光はしっかりと春だった。
   お茶の郷で食事。ちょうど昼時で団体さんが結構入るようで忙しそうだった。
   ここから富士山静岡空港へ。夏に比べると見物人も減っていたが、みんなノンビリと止まった飛行機を眺めていた。2人で土産物屋を冷やかして結構楽しんでしまった。全国各地プラス韓国ものなどの食品や日本らしい土産、静岡の特産品など色々と取り揃えられている。
   最後は御前崎へ。風が強く海の色は黒っぽかったが、広々とした海が見えた。

10/3/24

   お天気は悪かったがTOPPOさんとTANUKIと3人で笑福の湯へ。ここならば行き帰りの時間を気にすることなくノンビリできる。
   まず、入館料を払って、そのままオプションを頼みに行く。TOPPOさんは迷うことなくバリマッサージ。私は今日は東洋整体。ウロウロしていたTANUKIは「それならあかすりを頼もう」と消えて行った。
   どのみちどこかで会えるだろうと我々はそのまま風呂へ。しっかり温まって岩盤浴へ。ここでゆっくりしたくて早く出てきたので、ノンビリと黄土房にもぐりインターバルをとって岩塩房に。しかし、ここで会えるだろうと思ったTANUKIは来ない。そのまま風呂に戻ってしっかりと髪まで洗う。12時半を廻った頃に食事。ここにもTANUKIは来ないので、少し時間が掛かるものを食べるつもりで桜海老かき揚定食にしたが、ペロリと平らげたら縦になっているのが億劫になってリラックスルームへ。予約時間までTOPPOさんとゴロゴロする。ここにもTANUKIは来ないので、そのままそれぞれにマッサージへ。
   今回はじめて東洋整体へ行ったが、足でしっかりと揉んでくれる。当たりが手より柔らかく広い面を揉んでくれるのでとても気持ちが良かったが、「ガチガチですね」とまた呆れられた。さらに「来週もう1度来ませんか」としっかり営業を掛けられた。
   しっかりと揉みあがって出てきたらTANUKIがロビーで立っていた。
   着替えてからTOPPOさんとさくらソフトクリームを食べた。ちょっと塩味がしてタップリと汗をかいた後には美味しかった。

10/3/19

   ワシントン条約締結国会議でクロマグロ禁輸が議論されていたが、とりあえず否決されて日本のニュース番組はみなホッと胸をなでおろしている。
   しかし、ホイホイと世界で獲っていれば資源枯渇は何時か来かねない問題で、消費国である日本としてはきちんと腰を据えて考えねばならない問題だと思う。
   食についての好みは歴史的に長い時間をかけて地域に根付いているもので他人がとやかく言うことではない。そこから考えれば食文化として根付いている地域が利用する事はマグロだけでなくクジラにしろイルカにしろ他人が利用を妨げるべきではない。だからといって食用として利用もしていない地域が商取引のためだけに捕獲するのはやめるべきではないだろうか。
   マグロについては脂がきつく醤油が普及する江戸末期、握り寿司のヅケとしてメジャーになった食べ物で、ここまで1つ物に執着しなくて良いと思うが、やはり寿司にマグロがないのは寂しいと思う。

10/3/18

   昨年半ばまで同じ地区で民児委員をされていた方のお葬式に行った。
   細っそりとされていたがタフな方で、自宅では煎茶道の先生をされていて山野草にとても詳しい方だった。
   膵臓癌でかなり悪いという事で迷惑をかける前にとお辞めになったが、茶道の方では記念誌編纂事業を見届け、お弟子さんたちを別の先生に託され、民児委員の仕事も内定された後任の方に引き継がれ、つい最近まで穏やかに、元気に過ごされていたようだった。年内と言われていた余命をここまで伸ばし、さっと去っていかれてしまった。
   浄土宗だそうでこちらではめったに聞かない「南無阿弥陀仏」でお送りしたが、ご冥福をお祈りしたい。

10/3/17

   子供手当てがおかしな事になっている。
   日本に住む子供すべてに手当をつけるのがスジではないのか…。どうも親の居住を中心に考えているようだが、それはおかしな事で、少子高齢化対策として日本の次世代である子供が健やかに育つ一助としての子供手当てならば子供の養育費を誰が負担しているかや親がどこに居るかではなく、今日本に住んでいる子供を養育している者に渡されなければ日本国の政策にはならないのではないだろうか。ニュースで今聞いた限りではそうはなっていない。

10/3/16

   鳩山内閣の支持率が下がり続けている。原因について「政治と金・政治と金」とお題目を唱えているマスメディアが多いが、個人的には野党癖が抜けていないのが国民を苛立たせているのではないかと思う。
   本来、政治集団であれば与党になった時の政策の実現順位やいかにして政策を実現していくかの予算も含めた工程表があるはずである。これらがスッポリと抜けていたような気がしてならない。
   まだまだ政権交代可能な与野党には成長していないのが日本の政治の現実なのではないかと思ってしまう。

10/3/13

   明日、父の一周忌がわりの偲ぶ会をこちらで行う。T家の親戚と和賀家の代表団、O家の親戚にTOPPOさんという陣容になった。
   和賀家組は遠いので昨日・今日で家に来てくれた。TOPPOさんも月曜日は仕事なので今日の内に登場。一挙に家の中が賑やかになっている。その分猫はみゆを除いて音なしの構え、特に茶々は朝から行方不明だが、多分家の中のどこかにいるのだろう。(みゆには寿司のマグロをだいぶ取られた…。)
   さて、父はあまり社交家でもなかったし他所を訪ねるのはあまり好きではなかったのではないかと思う。しかし、人が来るのは嫌いではなかった。瑞穂の子供達や孫達は連休やお盆に来るというとイソイソと待っていたし、連絡がなければないで「今年はどうなんだ」と気にしていた。また、父とは逆に函南の叔母は子供や孫をお供に気軽に来てくれてこれも楽しみにしていた。
   和賀家は全国に広がっているのだが十勝のワンワンの飼い主氏は清水に10年近く居たのでよく顔を見せていたし、将棋小僧が来た時には寝る間も惜しんで将棋版を挟んでいた。
   さらに地元のO家でも義兄の娘は幼稚園に上がる前ほとんど毎日のように遊びに来ていて「どっちの孫だ」とO祖父さんにからかわれていた。また、藤守の娘は瑞穂の娘と同い年で、何度か休みの時に二人で泊まっていったりもした。
   しかし、一番の待ち人はTOPPOさんで実の親を差し置いて「次の休みは何時から来るんだ」と楽しみにしていた。
   だからといって大歓迎をしてくれるわけでもないのだが、みんなが来るのが楽しみになっていたのはたしかだと思う。

10/3/11

   佐渡のトキ保護センターで放鳥訓練中のトキ9羽がテンに襲われて殺されたそうだ。
   希少動物なので残念な事だが、野性に返せば天敵に襲われる事もあるわけで、それをかいくぐって学習する事で丈夫で知恵のある個体が生き残る事になるのであまりな過保護はどうかと思う。
   しかし、テンが肉食動物だというのは知っていたが、あの大きさで9羽ものトキを食べるとは思わないし集団で入ってきた様子もない。野生動物は食べる以上のハンティングはしないと思っていたが、こんな事もあるのだとちょっと驚いた。

10/3/8

   皇太子家の愛子様が登校渋滞を起こしているそうだ。
   まだ小さいし、ストレスがそのまま身体の調子に現れる事もあるだろう。このこと自体は学校と家庭でじっくりと対応をすれば良い。
   しかし、この件を報道させる学校の対応はあまりに無責任すぎる。別のクラスの腕白な子供達に恐怖を感じてというが、その子供達も学校にとっては同じ学費(私学だから諸経費も含めればかなりの額だろう)を払って教育を任せられている児童である。この子供達への教育的配慮は必要ないのか、さらに言えば報道に流されてこの子供達が自主退学をするような方向での解決がなされたら、学習院には学校としての資格がないと言いたい。ついでに言えばある程度家庭に余裕があり、きちんとしつけられ、幼稚園での集団生活も小学校での集団生活(2年生なのだから)も体験してきている子供達である。別の言い方をするならば、私学なのだから入学をする子供を選ぶ事もしたはずだ。学校としては教育が出来ないと義務教育(大人が子供に教育を受けさせる義務がある)期間の子供の教育を投げ出して良いものではない。
   もう1つ気になるのは1年生の初めならば環境の変化にお姫様が対処できないという事もあるかもしれないが、2年近くが経ったこの時期の登校渋滞は何が不安なのかを本人から慎重に聞きだして成長のステップとするべきで、どちらにしてもこの学校の対応には疑問を感じる。もっとはっきりといってしまえば「自分は責任を取りたくない」という彼女を取り巻く大人達のメッセージに感じる。

10/3/6

   20日は父の一周忌。その前の来週偲ぶ会をこちらでやる事にしたので、今週末に墓参りに行く予定になってしまった。ところが雨、山の中を通って行くので途中から霧というとんでもないドライブとなった。
   話をはしょりすぎたが、他の予定はないのでゆっくりと9時頃にスタート。雨の中を東名を御殿場まで。東富士道路に入った頃から先が見えない霧。幸い交通量も少ないのだが先行車のテールランプも見えない。河口湖付近では妙に明るいのだがまだ霧で視界は良くない。かなりグッタリとして谷村PAで一休み。それでも昼直前には墓に着いた。
   何故かここでピタリと雨もやむ。墓掃除をして花を立て、線香を上げてご挨拶。湿気のおかげでスギ花粉もあまりないようで、周りの木々もまだ冬のたたずまい。藪椿の赤い花がきれいだった。今回は命日のお参りなので親戚の方には行かなかったので時間が経たない。そのうちにポツリポツリと雨粒が落ちてきたので、線香がかなり残っていたのだがそのまま帰る事にした。
   そのまま談合坂SAまで戻ってお昼ご飯。お腹がすいたのでカツ丼にしたが全部は食べられなかった。お腹が一杯になってまた霧に巻かれながらのドライブ。御殿場から無事に東名に乗ったとたんホッとして眠くなった。パラパラと雨は落ちているのだが、隣でTANUKIはコックリどころか大イビキだし…。富士川でコーヒーを飲んで目を覚ます。
   それでも行って帰ってきただけなので明るい内に家に戻れた。

10/3/4

   また児童虐待死。こういう子供達は子供手当てでは救われない。
   細やかに、まず出産をした産科病院、乳幼児健診を担当する保険所、そして自治会や民児委員など主体は様々だがこの数年で各地で始まった赤ちゃんおめでとう訪問。(焼津市では保健センターが赤ちゃんが4ヶ月になるまでに全戸訪問を行っている)
   子供を社会の成員として地域で育てる、多くの目で見守る事を人手を得る予算も含めて考えなければ一過性の不幸なニュースとして流されるだけで解決にはならないと思う。

10/3/3

   昨日は将棋の1番長い日(というのはNHKのネーミングだろうが)。A級順位戦の最終局。他の棋戦との関係もあるのでここまでの対局は違うのだが、9回戦のこの対局だけは同じ日に一斉に行われる。
   トップ棋士10人の5つの対局がいっせいに行われ、名人戦挑戦者と降級する2名が決まる。
   テレビカメラが入るのも毎回の事なので朝はにこやかにやってくる棋士達だが、午後になり夜戦になる頃にはすっかりと勝負師の顔に変貌している。棋士それぞれの棋風もあるし、戦形の流行り廃りもあるが、タイトル挑戦や降級にかかわる対局はがっぷりと組んだ形になるようだ。
   はっきり言って棋譜を見ただけでどうなっているかが分るほどの力はないのだが、それぞれの解説者の感じ方や指している棋士本人が思っているだろう勝負の行方の見方(表情やしぐさを見ているととても面白い)など見所は多い。ついつい昨夜も5局全部が決着がつくまでテレビを見てしまった。例年より早く午前1時過ぎにはすべての決着がついた。
   名人戦で羽生名人に挑戦をするのは三浦8段。降級は他の棋戦では調子の良い佐藤9段と井上8段。4月の名人戦が始まる頃には新たなメンバーでのA級順位戦の対局も始まる。

10/3/1

   チリの地震は津波の被害が大きいらしい。地震国で耐震化などは進んでいるそうで、当初の死者は700名位とすぐ前に起こったのハイチの地震に比べて少なかったが、沿岸部の何もかもさらっていった津波の被害はこれから状況が分かってくるという事のようだ。
   ほぼ1日の時間をかけて日本まで来た津波は三陸や北海道の太平洋側で1mを超えるもので漁業被害も出たようだが、幸い静岡県では60cm程度のもので、交通機関への影響くらいだったが(JRも国道も沿岸部はストップした)津波は怖いとつくづく思った。
   当初の700名という死者数のほとんども津波被害であったらしい。(後日新聞でチェック)

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