10/4/27
鳩山内閣の支持率が落ちているそうである。当然だろうと思う。
マニフェストを出したのだからそれに沿って政策を立て進捗する責任がある。
それが曲がりなりにも出来たのは子供手当てくらいだが、これで子育てにプラスになるのかどうかはまだ分らないので成果とはいえない。
普天間問題はそれを通してアメリカと如何付き合うかを安全保障も含めて見直すのかと思ったらグチャグチャに引っ掻きまわしたままでよりいっそう迷走してしまった。
高速道路無料化も、何だか雲行きがおかしくなっている。道路にしろ鉄道にしろ航路にしろ繋がってなんぼの働きをするものはまず合理的に繋がらなくてはならない。さらにそのいくつもあるものをどう組み合わせて合理的に利用するかを考えなくてはならない。その上で、国内の経済不況の中で流通コストを減らしてその分のお金をもっとと廻るようにするべきだと考えて私は無料化賛成なのだが、この何のための無料化が議論されていないように思う。正直言って今のんきに観光を楽しむ余裕のある人が全国民のどれくらいあるだろうか。観光振興などというのは現実を見ないお金に余裕のある政治家や役人の幻想でしかない。
しかし、もっとも無策なのはこれだけ職にまともにつけない人が増えている事である。若者だけでなく社会の中堅であるはずの30代・40代の人達に稼ぎがないのが、シングルマザーの増加や結婚をしない人の増加、さらには少子化の原因である事は分かっているはずである。
しかし雇用に頼っていてはこの問題は解決できない。機械力やインターネットの進歩は雇用を減らす方向に動いているはずである。その余剰はどうするのか、起業に回すしかない。元々農林水産業をはじめ個人経営の商店、さらには職人さん達と個人で仕事をしていた人達は国民のかなりの数を占めてきていたはずだ。それがどんどん減って企業に雇われなければ職にあぶれてしまう今の状況を変える事が必要だと思うが政治家は誰も気がついていないようだ。
無駄をカットするのも良いが、資本主義国なのだから、なるべく多くの人にしっかりと稼いでもらい税収を上げて政策を行うという発想を政治家の誰かが持っても良いのではないだろうか。
10/4/16
赤松農水大臣が野菜の高騰に対して「品薄のせいなので前倒ししてでも市場に出してほしい」とテレビで言っていた。この大臣大丈夫だろうかと本気で思った。
農産物にしても水産物にしても自然の生き物、この不安定な気候に生命が対応しているのであって、工業製品のように「はいそうですか」と出てくるものではない。ハウス物については温度を上げるなどの対応も取れるが燃料費がジワジワと上がっている中で、経営が圧迫される事を心配する農家もあるだろう。
そして、お茶の霜害やそろそろ開花を迎える果樹類の凍害、さらには稲の作付けが予定通りに出来るかまで心配しなくてはならない。
そこに持ってきてアイスランドの火山噴火が引き起こす今後の事、現在は輸送に関するものだけだが、今後、日照などに影響が出ればヨーロッパでも作物の不作がありうる。
のんびりと目先の話をしている場合ではない。それにどう対応するのかを指揮しなければならない。
10/4/13
そろそろ八重桜が見頃だろうと午後から蓮華寺池公園に出かけた。ソメイヨシノは飛花落花という風情だが、まだ晩生の花が残っていた。カメラを向けながら歩いているとやはり前方でカメラを向けているのは志太常磐松会のM先輩。そのまま一緒に花を見ながら散歩。医者先生から少し散歩をするようにと言われているそうだが、近くにこれだけ広い散歩の場所があるのはうらやましい。
池にはカワセミが来るので時間によっては大勢がカメラを抱えて待っているそうだが、今日はその姿もない。最近は大崩でオオタカも見れるそうで、鳥を追いかけている写真好きは忙しいそうだ。
古墳の丘コースの途中に石楠花園ができていると言うのでお供する。かなり杉の木の間伐をして明るくなった所に石楠花の赤やピンクの花が鮮やかに咲いている。ずいぶん広い範囲に植わっているので落ち着いたら良い感じになりそうだ。「ここは富士山を撮るのに良いんだよ」という富士山ポイントもいくつか教えてもらったのだが、花曇で富士は見えなかった。
頂上の古墳の回りは見晴らしが良く、ずっと駿河湾が見えるのだが水平線が分らないほどかすんでいた。反対側には富士山静岡空港。着陸は良く見えるのだが離陸はシャッターチャンスが難しいそうだ。しかし、ポケットサイズの小さな望遠鏡まで持ってチャンスを狙っておられるようだった。
M先輩は歴史もお好きで、昔の東海道の位置の話から、近くのお城の配置、そして、このあたりの城は海からの攻撃に備えるものだったのだろうねとお話された。また『鬼平犯科帳』の研究会にも入っておられて、静岡県は舞台になっていたり登場人物の出身地だったり結構書かれているんだよなどという話しもしてくれた。
ここから桜の花びらのじゅうたんを踏んで下山。池の縁まで降りると今度は八重桜が満開だった。そして藤もそろそろ開き始めていた。
いつも蓮華寺池公園を歩く倍近く歩いた気がするが、先輩の歩数計によると大体6.000歩位だったようだ。なんと携帯電話がたまには電話も掛ける歩数計になっているそうだ。すっかり良い汗をかいてひとまわりしてお別れをした。
10/4/11
本日は焼津みなとマラソン。天気予報に反して暑い日になり、走る選手にはちょっと気の毒だったかもしれない。小学生の3km、5km、10km、ハーフマラソンと種目がある。又ハーフマラソンには大学対抗のペアマラソンという種目があり、チーム2名の合計タイムを競う。そのため多くの大学から選手がやってくる。それやこれやで今年は9000名を越える参加者があったそうだ。
わが母校農大からも選手がやってくるので、本日まずはハーフマラソンの見物に。昨年は早く出すぎて10kmの選手達が走っていて、いつも見に行くポイントのスーパーの駐車場に車を入れる事が出来ずディスカバリーパークまで流されたので、今回はなるべく上手い時間になるように調整。無事にスーパーの駐車場に車を乗り入れて帰りに買うものをチェック、そうこうする内にハーフのスタート時間になった。
桜がまだ残っているので木屋川沿いまでテクテクと移動。交通整理の陸協や消防団の人と「今日は暑いですねぇ」などとやり取り。その内におまわりさんの無線に先頭選手の位置情報が入ってくる。さらに先払いのパトカーが「もうじき選手が来ます」と広報をして通る。もっとも行きは待ちかねているところにトップ集団の大学生達が駆け抜けていくのはあっという間。しかし、今年は参加者が多いのでその後も学生集団から一般参加の若者、女性、熟年のマラソン愛好者に参加する事に意義がある人たち、中にはコスチュームで走っている人も居る。さらに最後尾にはもうすっかり走り終わったような大汗をかいてジョギングでいる人まで、40分近くも人の列が続いた。
これでグルリと廻って帰ってくるまでしばしの時間。しかし、通り過ぎるまでに時間が掛かったので、「もうじき来るんじゃない」と早速に復路の桜並木を見透かす人も。
復路でもまだ先頭は10名程度の集団だった。とにかく農大の選手も1人加わっているようだ。もう1人はもう少しばらけた所にいたので「頑張れ!」と声をかける。後で結果を聞いたところでは農大の選手は川内選手(国際バイオビジネス学科4年)8位・若林選手(食料環境経済学科3年)31位で総合8位だったそうだ。
後日テレビ放送を見たところ今年の優勝は駒澤大学。2位が東洋大学でデットヒートだったようだ。
マラソン見物の後は買い物をして自宅に帰り、午後は志太常磐松会の懇親会。ブラブラと歩いて焼津神社前のみどりの広場をのぞく。ここは造園屋さん達などが植木市や植物の福引などを行っている。志太常磐松会のメンバーには造園関係も多いのだが、ほとんどの皆さんがここにかかりきるので今日の懇親会には出席できない。
しかし、午後になってほぼお客さんも出尽くしたようだった。そして残念ながら知っている顔にも会えなかった。
テクテク歩いて本日の会場のちんりゅう亭まで行く。すでに後輩が到着。競技を終えた学生達やOBも徐々に集まってきた。
今日の結果はともかく、今年は箱根駅伝のシード権が取れているだけにOBも意気軒昂。
乾杯の後、まずは和気藹々と杯と会話のやり取り。しばらくしてから近況や陸上部への励ましの言葉などのスピーチが始まった。皆さん話し始めると滑らかな方ばかり。それぞれにいまだに農大とのつながりも持っておられるようだ。
志太常磐松会の会長は藤枝の陸上競技教会の方で、今日も役員として出ていたのでみなとマラソンの全体の様子なども話してくれた。また、大学の常任理事をされている方もおられるので農大の今の状況などの話もあった。そして、今年はオホーツク卒業者が2人、それに刺激をされたのか「またオホーツクに行こうよ、静岡空港も出来たし」という話も出てきた。
最後に陸上部の監督さんから「今年は大学の3大駅伝、シードを取った箱根だけでなく、出雲駅伝、全日本大学駅伝(6/26予選)にもチャレンジする」と話が出た。そして焼津に来る学生は次に箱根を走ってほしい選手を出しているので期待をしてほしいとの事だった。
最後は応援団OBによるエール。そしてめでたく一本締めでお開きとなった。
10/4/4
あなたには子守唄の記憶があるだろうか。歌ってもらった思い出でも、歌った思い出でも。
私には記憶は残っていないのだが父は私をあやしながら『赤木の子守唄』を歌っていたらしい。子守唄らしくはないが音楽は嫌いではなかったはずの父が歌っているのを聴いた覚えがないのでちょっと残念な気はする。
記憶にあるのは寝る時に聞かせてもらった母のお話。特に物語や昔話ではなく、母の子供の頃の話などだが同じような話を何度も聞かされていたのでそれなりに刷り込まれてしまっている。
幼い子供と親を繋ぐ子守唄、絵本の読み聞かせ、お話など生の声によるコミュニケーションは親子の心を安定させるために大切だそうだ。
しかし、最近はその役目をテレビやビデオに任せてしまっている事が多いように思う。
10/4/3
高校野球は大接戦、延長12回までもつれて沖縄興南高校が優勝した。
ここまで来るとどちらもチームの全力を出したと言って良い。双方の健闘をたたえたい。
そして、新入生を向かえ夏に向かって新しい苦なるチーム作りにどの学校の野球部も頑張ってほしい。目標はそれぞれのチームの力量に合わせれば良い。しかしその先に野球が好き、仲間が好き、の気持ちと試合が出来る相手チームがあることの感謝を忘れないでほしい。
10/4/2
高校野球は昨日・今日であまり天気の良くない中で準決勝の試合。
昨日は東京の日大三高が、今日は沖縄の興南が勝った。どちらもかなり大味の試合になってしまったが、明日の決勝戦は天気も回復するようだし、土曜日にめぐり合わせたし、良い試合を期待したい。
今日の興南高校は大垣日大との試合で日大同士の決勝戦もつまらないと興南高校を応援したが、明日はわが故郷東京の学校との試合。どちらを応援したものか…。
10/4/1
枝くわえ空飛ぶ鳥や土手青む DORA
信号待ちで車の窓から上を見上げたら、鷺らしい大型の鳥が枝を咥えて飛んでいきました。初めて見ましたが巣作りの季節なのでしょうね。