ちょっとした感想   

10/9/29

   今年も日本画を楽しんでいる後輩から展覧会の案内が来た。
   春から今年は万葉集をテーマに描きたいと色々と調べていたようなので楽しみに出かけた。
   『うつそみの』のタイトルで山を望む女性の後ろ姿を描いたものなので、大来皇女の『うつそみの人なる(あれ)や明日よりは二上山を我が()()が見む』だろうと思うのだが、悲しみの中に力強さを感じる作品になっていた。
   「忙しい」と言っていた割にはもう1つの大作『テトラ』も海辺のテトラポットをどっしりと描いたものだが奥に見える茜色が効いて力強く素敵な作品だった。他にもアジサイとバラの作品を出しており、頑張っているなと思った。
   このグループはかなり大勢の方がおられるようだが、植物・人物・静物に抽象的なものまで、それぞれに楽しんでのびのびと自分らしい作品を描く事が出来る場のようだ。

10/9/24

   下に書いた中国漁船との問題は中国船の船長を処分保留のまま釈放するそうだ。
   中国がだいぶ恫喝的に出ていたが、それにビクついた対応をしているようでは外交などできない。きっちりと立ち位置を決めて、やるべき処理をしてしまってからでなければ、世界からバカにされるだけだし、国家として国民を守る事などできはしない。
   今回の場合、領有権問題はともかくとして衝突事故とその事件性について結論を出してしまわなければ国家としての仕事をした事にはならないと思う。

10/9/22

   尖閣諸島近海で中国漁船が海上保安庁の船に衝突して船長が逮捕された事件で中国が過激な反応をしている。
   領有権問題は清朝と明治政府との間で合意に達しているそうだ。
   それはともかく、海上で船舶が衝突した場合、それも漁船側がぶつかってきたと言われている状況で事情も聞かずに終わるだろうか。この問題が騒ぎになっているのは日本政府の情報の出し方に問題があるような気がする。
   領土問題はそれぞれの言い分もあるだろうから声高に叫んでも仕方がないが、事故そのものについては状況の映像があるのならばさっさと世界に公表して説明をすればよい。これだけの騒ぎになったのだから一言言いたい人は世界中に居るだろう。中国を直接何とかしようとかアメリカを頼ろうとかでなく、こういう状況だから船長からの事情聴取をしていると自ら世界に伝えるべきだろう。

10/9/21

   郵便不正事件で起訴されていた厚生労働省の村木厚子元局長の無罪が確定し彼女の復職がかなうようだ。それとともに押収品のフロッピーを改竄した容疑で大阪地検特捜部主任検事の前田恒彦容疑者が証拠隠滅の疑いで最高検に逮捕された。
   はっきり言ってこれは政争のとばっちりだと見ていたのであらそうでしたかと思っただけだが、大騒ぎをしているとはいえ他の事件では同じような証拠の改ざんが行われていないとは思えなくなる。
   この件では裁判期間が短く被疑者がキャリア公務員だったから復職もなったが、人の一生分を使っての再審請求事件はいくつもある。彼らの失われた時間が取り返しがつかないものである事を考えると、この事件はまだまだ政争が続いていると見るべきなのだろうか。

10/9/20

   彼岸の入り。3連休の最終日で道路が心配だったが中日はお天気が悪そうなので思い切ってTANUKIをお供に八王子まで墓参り。何とか8時前に家をスタート。
   道路は心配する事もなく流れていた。すんなりと9時前に御殿場IC。R138も車は多めながら普通に流れていた。東富士自動車道は高速道路無料化実験中で0円。ところが、河口湖の料金所で遮断機が下りてしまった。???と思ったら、途中エアコンの効きが悪いとTANUKIがマニュアルを引き出した時にETCカードのボタンに触ってしまったらしかった。しばらくぶりで券をもらって出発。
   谷村PAでお茶を買う。談合坂あたりまでは空いた道路をスイスイと進んだが、このあたりから時々団子状態。小仏トンネルは渋滞3km。しかしトンネルの先はまた普通に流れて圏央道の西八王子ICまではストレスなし。ゲートのおじさんに「ETCカードがきちんと入っていなくて券をもらった」と言ったら「ETCカードでないと割り引けないから」とETCカードで決済をしてくれた。
   珍しく11時前にお墓に着。石屋さんで花と線香を買ってお墓へ。すでに誰かが来てくれていたので、掃除は手抜いてお花を上げてお線香をたいてお参り。ここでお線香が消えるまでの時間を使ってひと山越えた親戚のお墓へお参りに行く。さすがに駐車場の車も立てこんでいるので歩き。広い公園墓地のあちこちでそれぞれの家族が集まってお墓参り&お弁当タイムを楽しんでいる。斜面の萩の花が咲きかけていてきれいだった。親戚のお墓もお参りをしてグルリと回って帰ってくるとちょうどお線香がつきかけていた。
   帰り道はあまりに車のエアコンの効きが悪いのでまっすぐ帰ってディーラーへという事で、せっせと同じ道を戻って談合坂SAでお昼。珍しく12時過ぎに到着。談合坂SAでちゃんとお昼の時間にお昼が食べられる事は我々としては実は珍しい。私はお腹がすいたので灼熱ホットカレー(スパイスのきいたカツカレーでした)を頼み、TANUKIは生姜焼きご膳を「ご飯が多い」と言いながらしっかりと食べていた。
   高速道路・トンネル・交通量が多いとなると車の窓は開けにくく、頭がボ〜とするほど車内が暑い。何の気なしに汗を拭いたら眼鏡が曇ってしまい、愛鷹PAで一休み。眼鏡を拭けば用は済んだようなものなのだが、あまり入らないPAなのでグルリと中を歩いてみた。建物の裏手から駿河湾まで見通せるらしいが、もやってしまっていてよく分からなかった。TANUKIは何やら甘そうなものを飲んでいた。
   焼津へ戻ってそのままディーラーへ。せいぜい「ガスが抜けましたね」と言われるのだろうなと思ったのが、なかなかチェックが終わらない。担当した若いメカさんが戻ってきたと思ったら何やら電話。で、結局エアコンの部品がダメになっていたという事だが、この夏の暑さで部品も底をついて在りかの心当たりを探ってくれたようだ。「部品が来るのに数日かかります」という事で今日は車を持って帰ってきた。
   帰る前にまだ日が残っている時間だったのでO家のお墓もお参り。ここでも同じ墓地にある叔父のお墓にもお線香をあげる。最後にマーミ宅に寄って仏壇にお線香をあげておみやげ(お供え?)を置いてきた。
   さらに、今日は敬老の日という事で、夕飯のおさんどんをやる気はサラサラなくなっていたので、天神屋に廻ってばあちゃんが喜びそうな1口サイズのご飯とおかずが色とりどりに入っているお弁当と我々はお昼をガッツリ食べたのであまり高カロリーにならなそうなお弁当を選んで帰宅。それでも家に帰ってちょうど白鳳の相撲をテレビで見る事が出来た。
   それにしても慌ただしいので行事のダブルヘッターは仕事だけにしてほしい。

10/9/14

   民主党の代表選は菅直人代表を再選して終わった。
   党員・サポーター票は菅氏圧勝。地方議員票は60対40で菅氏、国会議員票は412対400の僅差で菅氏だった。国会に近づくほどに浮世離れがしていくようで面白いと思った。
   総選挙に勝利して鳩山総理・小沢幹事長での7カ月で実績が出せず混乱が生じた事で菅総理に代えてそのまま参議院選挙に突入、そしてまた民主党の代表選と本来やるべき事に力を尽くさずにいて、よく国民も支持者も愛想を尽かさないと思う状況を作ったのも菅・小沢・鳩山の3氏なのだから、民主党の代表選はマスコミへの仕事作りと自己満足でしかないような気がした。
   政権党が夏休みで遊んでいる間に沖縄の状況をはじめ経済環境も含めて国際環境は厄介事が次々と山積みされ、国民の生活に対する不安感もぬぐえないままだと思う。さて、これでやりたい事もやった事だし、しっかり仕事をして頂きたいものだ。

10/9/8

   民主党の主張の1つに地方分権というのがあるようだ。民主党の代表選が佳境に入り色々な政治家さんが各テレビ番組で持論を述べている。しかし同じ言葉でも内容の定義はバラバラらしい。
   まず、地方分権を言うのならば、国家とは何かという命題に答えを出してほしい。最低でも同じ政党の中でこの国家観だけは同じであってほしい。そこから国が行う事と地域が行う事の仕分けができる。その上でなければ仕事に対する予算付けなどできるわけがない。

10/9/6

   風さんとの付き合いで『DORAおばさんの住む所』のタイトルでVOXブログで地域の行事や季節感のある話題を発信してきた。これがVOXが無くなる事で今月末で終了する事になった。
   闘病中のじゃけんのうさんを元気づけるために風さんがこのVOXを探し出して始め、結果的に風さんの闘病を見守って終わる事になった。今頃2人は三途の川の向こうで、思い出話に興じているかもしれない。
   地域情報を発信するのに会員制のブログが良いのかどうかという事もあるが、一般のコメントを受け付けないなど一方的な発信で、あまり管理に手をかけずに済ませられるのはありがたかった。
   地域情報の発信は初めからの目的だし、何らかの形で続けたい。

10/9/2

   毎年この時期に文化センターで行われる絵本原画展を見に行った。
   今年は宮西達也さんの作品。この方は絵だけでなく内容も手掛けておられるようだ。
   『にゃーご』だけでなく『おまえうまそうだな』など食べられる側が純真さで相手をほんろうする作品が楽しかった。
   単純化してきれいな色の絵は『にゃーご』以外も良いなぁと思った。

10/9/1

   このページを更新する時に、昨年の同月に背景は何を使ったかを確認するために、そのページを開く。
   昨年のちょうど今、衆議院選挙の真っ最中で自民党から民主党への政権交代が起きている。昨年の今頃、私もずいぶん政治的になっていたようだ。自己満足ではあるが、今の民主党代表選での論戦よりもはっきりと長期見通しに立った提言をしている。
   あなた達に任せたのが間違っていたとは言いたくない。自民党はすっかりへたってしまったし、他にめぼしい政党も育っていない。こういう時代にヒットラーやナポレオンのような人間が出てくると引っ張られてしまうのだろうなと思う。
   もう1つ、在任当時は小泉総理をあまり評価していなかったのだが、彼は壊し屋である事を自覚して自民党と日本の皆仲良くの制度を壊すだけ壊してパッと身を引いたのは評価しても良いのではないかと思いだした。彼を信長とすればその後に家康のような安定型のリーダーが欲しい。

8月    10月