11/1/31
電気製品の耐用年数はほぼ10年と言われている。家を建てたのが昭和の終わりで今年は平成も23年、電化製品も二まわり目でそろそろあちこちに不具合が出ても仕方がない年まわりなのだろう。
昨年ガス給湯器と洗濯機が3代目となった。そこへいくと新築当初に取り付けたエアコンは良く持っていたのだが、ついにダメになった。真夏と真冬の夜間の冷暖房と梅雨時などの除湿に使う程度で点けっぱなしにはしないのでよく頑張ってくれたのだが、壊れた時が悪すぎた。しばらく電気ストーブで何とかしのいでいたのだが、我慢できずに買い替えを決めた。
「ランニングコストはずいぶん減ると思います」というセールストークを信じて、それでも大出費となった。
11/1/30
サッカーアジア杯決勝。午前0時キックオフ、現地は夜のゴールデンタイムだろうが日本時間では真夜中の決戦だった。
ピッチの中をボールが端から端へと行き来する。どちらかといえば体格・体力に勝るオーストラリアに押され気味だったが、得点さえ取られなければドロー、キーパーの見せ場もたっぷりでヒヤヒヤさせられたが、前からきちんとディフェンスをしようと皆が心がけていた。
攻撃の方は残念ながらワンテンポ遅れ気味。もう一瞬早ければと思うのだが、ほとんどが相手のディフェンスの形が整っていてはじかれていた。
それでも双方とも攻守によく走り回った。審判もバランスが良く、ほとんどトラブルなし、ロスタイムなしで試合が進んだ。その代わり0-0のまま延長戦に突入。延長後半に途中から入った李忠成のボレーシュートがようやく決まった。準決勝の韓国戦ではそこから同点にされPK戦まで行ったが、今回はなんとかその1点を守りきる事ができた。
多分これまでアジア杯をこんなに入れ込んで見た事はなかったと思う。若い力が台頭してきて次のW杯ブラジル大会への第1歩になるだろう試合というだけでなく、やはりスポーツでどんどん上手になる・強くなる過程というのは見ていて面白いからだと思う。
大会のMVPは本田圭佑選手だったが、私的には長友佑都の成長が目覚ましく映った。
11/1/27
鳥インフルエンザが猛威をふるいだした。鹿児島・宮崎・愛知などの養鶏場で大量死・殺処分と慌ただしいニュースが続いている。
冬鳥が渡って来て、その中にもインフルエンザ死をしているものがあるらしい。しかし、これら野鳥については保護されている種もあるし一網打尽に処分するという訳にはいかない。
極端に気にし過ぎる事もないが、情報に敏感になるべきだし、人間もある程度のウイルスに対応できるように体力と免疫力を高めておくことが大切だし、飼っている鳥はペットも家禽類なども少し過保護気味に気を配る方が良いだろう。
11/2/23
昨年は忌中で初詣には出なかったので2年ぶりの初もうで。今年も法多山へ行った。
例年の事だがこの時期になっても多くの参拝客でごった返している。参道にはずらりと屋台店が並んで賑やかだが、あまり立ち止っている人はない。
最後の急坂でTANUKIは階段、私は迂回の観音坂を上がる。ここは幸い一方通行なので人が多くてもそれなりに歩きやすい。頭上の杉の木が不気味だがまだ花粉はほとんど飛んでいないようだ。風もなく穏やかで日が当たれば暖かいが、大木の影の道は冬らしくピリリとしている。毎年、桜の時、アジサイの時、ホタルの頃も良いだろうなと思うのだが別の季節に来た事がない。
本堂の前で昨年の無事のお礼と今年の無事のお願いをしておみくじを買いに。今年は『吉』、師にめぐり合い努力をすれば結果はついてくる運らしい。一昨年の『末吉』のおみくじを代わりに境内に結んできた。
下り道に入ってまず厄除け団子のお店へ。ここはおみやげ分も含めて例年TANUKIのおごり。券売機で先にお支払いをして、食べる分とお茶をもらって、ごった返している店内で何とか座る場所を見つけて一休み。帰りには売店でおみやげ用の団子を引き換える。
参道へ戻って一昨年に次はビビンバを食べてみようと思っていた店でお昼。暢気な店でちょうど昼時にもかかわらず店員さんがいない。前回来た時はほんの幼児だった店の子供が、「お客さんが行っちゃうよ」と奥へ声をかけるほど大きくなっていた。次の時は「いらっしゃいませ」と言うほど成長しているだろうか。
帰りは藤守におみやげを置いただけでとっとと帰って来た。
11/1/22
福祉と税に関する問題は、行政としてはどうしても1度考え直さなければならない所に来ているようだ。行政としての役割は入って来る物(税収)と出ていく物(給付)がそこにかかわる施設費や人件費も含めてトントンになるバランスを考える事だろう。
しかし、政治家がそれと同じでは、あなた達は何のために高い歳費や政務調査費をもらっているのか、という事になる。大きく組織が動く時、政治家がまず考えるべきは全体を包む哲学だと思う。
日本国憲法のいう健康で文化的な生活とは具体的にどういう環境なのか、赤ちゃんからお年寄り、健康な人も病人も障害者も、お金持ちもそうでない人も、すべての人にとって、現在の日本での健康で文化的な生活とはどんな状態なのか。そのためには1人あたりに必要な生活条件や費用はどれだけかかるのか、それに満たない生活の人がどの位の割合でいて、どれだけの費用が予算として必要になるのか、それに答えを出すのが政治家と言われる人、政治家を志している人の今最大の宿題ではないだろうか。
答えは1人ずつ違うはずだ。その人が今まで過ごしてきた世界によってそれぞれの立ち位置から見た健康で文化的な生活が出てくるだろう。それぞれの宿題を果たした後、議会で話し合えばその中の多数の人がどの位の所に健康で文化的な生活を置いているかが自ずとまとまって来るはずだ。
ついでに老婆心ながら、それは自分の生活とどの位同調しているか、かけ離れるほどの生活をしているのならば生活を見直す事も考えて欲しい。何しろ日本という国家の財布は破たんをしていると言っているのは政治家と役人なのだから…。
11/1/18
篠田真由美さんの『建築探偵桜井恭介の事件簿』シリーズが終了した。本編15巻、エピソードを連ねた短編が1巻、さらに副主人公といえる蒼を主人公にしたシリーズが3巻、さらに彼らの保護者役の神代教授を中心に謎がまわるシリーズが現在2巻、出ている。そういう意味では作者の作り上げた大きな1つの世界なのだが、かなり広い世界なので色々な読み方ができると思う。
15巻の時間の中で大学院生だった京介は30代半ばになるし(しかし、彼の場合はあまり成長は感じられない)、15歳だった蒼は何度かの留年を繰り返しつつ大学を卒業しようとしている(こちらは大変に成長した)。また、京介の同期生の深春は結婚をして父親になろうとしている。
建築探偵と銘打ってあるように特徴的な建物がもう1つの主人公になっている。作者のお好みはドッシリとしていかにもいわくのありそうな洋風建築だが、建物の背景となる時代や建築家についての話も面白い。
また、1巻ずつが1つのミステリーとなっているのでどこから読んでも良いのだが、ずっと読み進めていくと青年期の成長物語でもある。
もう1つ、よくもここまでというほど児童虐待がテーマになっているシリーズでもある。単に暴力的なというものだけでなく、心理的虐待やある種のネグレクト、さらに発達障害、性同一性障害など親の側が育てにくい子などの話がポロポロと出てくる。そしてそれは次の世代に様々な形で影響を与え事件が起こる(そうしないと娯楽小説にならない)。
サラリと読めるシリーズではないが、私にとっては面白い世界だった。
11/1/13
しばらくぶりに蓮花寺池公園の池の周りを歩いた。
しばらく前から取り組んでいるらしいここに住み着いている猫達を地域猫として遇していく運動が軌道に乗って来たようで、沢山いると言われているわりにはあまり姿を見せなかった猫達が、そこここでくつろいでいる姿が見られた。
放っておけば捨て猫でどんどん増えるので仕方がないのだろうが、捕まえて去勢・避妊手術をしているようだ。
餌やりもボランティアグループが活動をしているようだが、キャッツフードを与える事、食べ残しを出さずに後始末をする事、夜間の餌やり禁止、糞の始末をする事などがルールになっているようだ。
しかし、生き物であれば食べて出すのは当たり前。食べるのだってタイミング良くお腹がすいているかどうかというものがある。まして出す段はそれぞれの個体の状況があるはずだ。ここは公園なのだから本来は犬や猫が気持ち良く用のたせる所を作って微生物の調整で分解を促すのが一番自然な事だと思う。
本当なら猫達は自然のままで、子供達に仲良くなった猫がや事故にあったり病気になったり、老衰で死んだり、子猫が生まれ、育ったりという身近な生きるという事を学ぶ場にしてほしいところだが、何事も1歩ずつという事もある。
11/1/12
タイガーマスクを名乗る善意の人々から児童養護施設などへのランドセルや慰問品のプレゼントが続いている。
この善意の波はついに全都道府県を制覇したようだ。
新年早々の良いニュースを否定しようとは思わない。阪神大震災以来の何かがあれば自分も手を貸すよというボランティア精神が日本中に満ちているあかしだと思う。しかし、子供たちを相手に一過性の怒涛のようなフィーバーはどうなのだろうとも思ってしまう。児童養護施設の数は多い。「うちの施設には何で来ないの?」という子供達もまだたくさんいるだろう。その子供達の想いをすべてかかえあげられるほどの善意はあるだろうか。
それよりも近くの施設の子供達と継続的にかかわって、色々な大人がいるものだという見本になってほしい。
また、最近では保育園などの子供の声がうるさいという近隣の人達のクレームが付くと言う。子供達が元気な声を上げて安心して走り回れる地域環境の一部として自分が存在するなど、お金がなくてもできる善意をすべての人々に継続的に持ってほしい。
11/1/6
新しくできた静岡市美術館に『家康と慶喜 徳川家と静岡県』を見に行った。
入口を入った途端に家康・秀吉・信長の絵が迎えてくれる。
その中で家康も慶喜も隠居場所として静岡を選んだ。さらに慶喜の後徳川宗家を継いだ家達はわずか7歳で静岡藩知事となっている。そんな訳で徳川家と静岡県とのご縁は深い。
そしてやはりどこか血の繋がりとでもいうべきか新しい物好きが家康と慶喜の共通項のような気がした。家康に関しては茶道具や能衣装の他に小ぶりな瓶や日本で最も古いと言われる鉛筆、音の出る時計だったのではないかと言われる小さなクマの置物など、細かなものが残っている。そして、慶喜も隠居後に絵や写真を楽しんでいたようで、ていねいに書かれた油絵や飼い猫の写真や県内の風景を撮った写真などがたくさん残っていた。また、写真を撮られる事も好きだったらしく家族写真なども残っていた。
彼らは御隠居道を極めた人達かもしれない。
11/1/3
箱根駅伝の復路は農大はシード権争いのデットヒートにも絡めず、結果14位。しかし、今のハイスピードでレベルの高い闘いの中では仕方がないのかもしれない。
駅伝を見終わって近場の親戚のお年始回り。いつもなら2日の駅伝途中で出かける事が多いのだが、昨日は天気も良く布団や洗濯物を干し連ねていた上に駅伝の途中で立てなかった。
高校サッカーはまだ勝てるだろうと思っていたら3回戦でPK負け。
気になるイベントも終わり明日からは平日に戻りそうだ。
11/1/2
箱根駅伝往路。8時スタートのはずだがテレビ放送は7時頃から張り切って始まるようだ。結局スタートしてから目が覚めたが…。
今年の農大は昨年シードを取ってしまった安心感が悪い方に出ないかと気になっていたのだが、それどころではない全体に出入りの激しいゲームで、その中でコンスタントに走っていたのはテレビではほとんど取り上げられなかったが、良い事だったのではないかと思う。
気候がほどほどでやや乾燥気味だが風も穏やかだったようで、どのチームもほとんど故障者らしい故障者も無くスピードの面でもハイレベルの戦いになったのではないだろうか。ゴールもほとんど団子状態で明日も目が離せなくなりそうだ。
11/1/1
サッカー天皇杯決勝戦。ここまでは清水も何度か来ているのだが…。相手は鹿島。前回はるか以前だがこのカード善戦しながら負けた記憶がある。
今回も選手がガチガチで体が動いていない。居るはずの所に選手が入っていない、結果2-1で負けてしまった。数字以上の差を感じた試合だった。健太エスパルス6年間の総決算だったが残念な試合運びだった。
しかし、リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯とすべて良い所まで顔を出して来ている力は本物だと思う。
来季は監督も中心選手もかなり入れ替わるようだが、どんなチームになるのだろうか。それも楽しみだが、新天地へと旅立っていく選手達のこれからにも注目をしたい。