ちょっとした感想   

11/10/28

   TPPの賛成・反対と国内で色々と騒いでいる。必ずしも政党で方向が決まっているという訳ではない。
   農業団体のほとんどが関税撤廃で安い農産物がなだれ込んでくると警戒している。他の分野でも出て行くのは良いが入って来るのは困るという傾向が強い。
   それぞれの人や物の流れは一長一短のものだろうと思う。
   ただし、日本の場合、中山間地をどうケアして人が住み続けられるような地域コミュニティと産業が出来る場に作り変えられるかがキモだと思う。ここが産業として成り立たずに人が住まなくなれば山が荒れ、結果として下流域の居住地域・産業地域を洪水が襲う可能性が高くなる。これをクリアする事をまず考えてからでも遅くはないような気がする。

11/10/26

   ジュンちゃんのお姉さんのお連合いのお父様が亡くなられた。
   という訳で夕方からマーミ夫婦と浜北までお通夜に。
   自宅で療養されていたようだが、3週間ほどの入院で亡くなられたようで、あまりやつれたような様子ではなかった。
   6時からお通夜と聞いていたので、5時過ぎに着くように行ったのだが、そのまま控室でお弁当を勧められた。その後そろそろ6時と斎場に入ったのだが、皆さん座る様子もなく、聞けばお坊さんのお経は4時頃に終わったそうで、親族以外のお客様もぽつぽつの様子で、お葬式の風習も色々だと思った。
   ジュンちゃんのお姉さんの所の3人娘もすっかり大きくなって特に上の2人は制服を着ておすましで座っていると見違えてしまった。亡くなられた方の戒名は賢岳實道信士、「お祖父さんは山がお好きだったの?」と聞いてみたが、「さあ」と首をひねっていた。
   結局30分ほどお付き合いをしてマーミ達が帰るというので帰ってきた。

11/10/21

   ラグビーのW杯はこれからいよいよ決勝戦。日本の報道は日本があっさりと敗退した時点で低調になったが、そこから先こそ面白いはず。そして、それを楽しまずして日本のラグビーのレベルも上がる事はないだろう。
   サッカーは日本が出られない頃からサッカー好きの人々がW杯の試合を楽しんでいた。それに依ってみる目が高くなり、国内リーグのプレーレベルも上がったという事があるのではないだろうか。
   サッカーはW杯に出るまでが大変だったが、なまじラグビーはW杯までは到達できるのでもっと良いプレーへの意欲が足踏みをしているように見える。

11/10/9

   ここしばらく原発立地地に関するニュースが平生より多かったような気がする。大変な事故が起きて収束もままならない状況だが、夏に続いて冬の電力ひっ迫をどうしようという問題もある時期で当然かもしれない。
   私の住んでいる所も浜岡原発から遠くない所だが、岡目八目で不思議に思う事がある。
   原発は打ち出の小づちなのか?
   一つの生産工場が税として払う以上のお金が国からの補助金の形で立地自治体に様々な名目で落とされるようだ。本来であれば今回の福島のような状況になった時のために原子力災害への初期対応や医療機関・医師の確保、住民の避難先確保などに使うべきではないかと思われるが一般予算として使われていたようだ。しかもその割合がかなり高くなっているようで、このような状況では何かがあってもハッキリとものを言って住民を守る事が出来るのかと不安になる。
   僻地と呼ばれるような地方に住んでいても大都会の真ん中に住んでいても同じ国民、今の状況は国が弱者の頬を札ビラで撫でて無理を押しとおしているようにしか思えない。

11/10/5

   毎日新聞の今日の朝刊によると厚生労働省は全ての児童養護施設と乳児院計約700カ所に里親支援の専門担当職員を配置する「事項要求」を来年度予算の概算要求に盛り込んだそうだ。
   この夏に東京で里親が里子に暴行をして死なせた事件があった。現在児童養護施設などが定員オーバーの状況が続いている。しかもその多くが虐待による親子分離によるものなど難しいケースになっている。そこで家庭の中で1人の子供とじっくり関わってもらおうという事で里親家庭の増加に力を入れている。里親になるには審査もあり簡単な研修もあるそうだが、後のフォローはなかなかできない状況のようだ。しかし、虐待を受け心身に傷を負った子供達は児童養護施設の専門職にとってもきめ細かくじっくりと取り組まなければならない問題で、心理学の基礎知識のない普通の家庭で取り組むのはかなり難しいものがあるのではないかと思う。
   そこでそのフォローをするものとして里親を訪問して相談に乗ったり、地域で里親交流会を開いたり、里子を一時預かることなども考えた里親支援の専門担当職員を置こうという事らしい。それならば、ただの行政マンではなく、専門職を短期雇用のパートタイマーではなく専従としてそれなりの給料を払って雇ってもらいたいものだ。
   公務員削減というが、特に現場の専門職を必要なだけきちんとした給料で確保する事は国や自治体が公共の奉仕のためにあるという事から鑑みても大切な事だと思う。

11/10/4

   昨日・今日とたまたまだかポジティブな講演を聞く機会を得た。
   昨日はネットテレビに学生時代の同期生YUKIさんが登場するというので、ほとんど知らない世界を興味津々垣間見た。2時間全部は見ていられなかったが、思い切り煎じ詰めるとストレスというものは様々な要素がからみついているのでそれを掘り下げて分解してみると今まで気が付かなかったものが見えてくるというような話だった。彼女のブログによく出てくる筋反射というものはどうやるのだろうと思っていたが、その実演も見る事が出来た。理解できる範囲で言えば無意識の領域を大切にしようという事なのではないかと思う。
   彼女も多彩な人で、このブライトプログラムの他に絵本を作ったり化粧品会社を立ち上げたり多彩に活躍をされている。
   そして今日は全盲のピアニスト辻井伸行さんのお母さんの講演を聞いてきた。
   長男として生まれた伸行さんが全盲である事に初めはずいぶん悩みもし心配もしたそうだが、その時その時の良い出会いによって積極的な子育てをされてきたようだ。
   このところ私は充電中と丸まっていたのだが、そろそろ動きだしたい。

11/10/1

宵闇に金木犀の香の流る     DORA

9月    11月