11/12/31
今年もあっという間に最終日になった。
鳥インフルエンザと大相撲の八百長問題で今年が明けたのを覚えている人はどれだけいるだろうか。3/11の地震・津波・原発事故以来吹っ飛んだ問題は私が覚えている以上にたくさんあると思う。
食品の問題としてはその前年の宮崎での牛口蹄疫以来、鳥インフルエンザ、今年の放射能汚染と心配な事が続いている。それでなくても食物自給率の低いこの国から安心して食べられるものが減っている、広く世界を見渡せば人口の増加と砂漠化で飢餓が広がっている。来年はこの問題についてアンテナを少し高くあげてみたい。
11/12/23
民主党政権で中止が決まったはずの八ッ場ダムの建設再開を決めたようだ。消費税も政権奪取時には4年間上げないと言っていたが3年目の来年にも上がりそうだ。年金問題も精査すらできずにうやむやのまま、総理と大臣の顔ばかりがとっかえひっかえで増殖している。
ここまでマニフェストに書れた事が何もできないと、残念ながらこの政党に政権運営能力はないのではないかと思わざるを得ない。次の選挙ではきちんと考えなければならないと思っている。
しかし、野党側も政権の足を引っ張るだけで、国をどちらに向けていこうかというメッセージも気合もない。あるとしたら自分の名を売りたいというさもしさしか感じられない。私に言わせれば現在の国政の場にある政治家は全員落第点。
戦国時代から江戸時代の安定期まで、1世紀はかかった。江戸末期から明治の安定期まではかなり突貫工事だったが、そのひずみが戦争への道だったように思える。それでも明治から150年位は経っただろうか。そろそろ安定期に入っても良いと思うのだが…。
11/12/21
体調が悪い間に図書館から借りてきた『いとま申して 「童話」の人々』(北村薫著 文芸春秋社)を読んだ。
著者の父上の旧制中学から大学時代の日記を元にした記録文とよべるものなのだと思う。父親の残した日記を読みながら資料をひき、心境を思ったり自分の同じ年頃の頃と引き比べたり、この仕事を楽しまれたのだと思う。
時代は大正末期から昭和の初め、関東大震災後の横浜、しかしまだ戦時色が強まる少し前の頃である。
ちょうど子供のための雑誌の創世記と言っていい時代で、『童話』というのもその頃の子供たち向けの雑誌で、投稿欄も充実していたらしい。映画解説の淀川長治さんは同世代、金子みすずさんはまだ結婚前で彼らとともにこの父上も投稿に燃えていたようだ。そして佳作になり名前が出るのを楽しみにしていた。入選すると作品が掲載されたようだ。このあたりは戦後の漫画の創世記とも似ている。
物語が好きな少年達は映画も好きだったようで、機会をとらえては見に行っている。まだ無声映画の時代だ。
そして次には自分達の雑誌を作ろうという話になる。学校で1度企てるがこれは雑誌となるところまで行かなかった。しかし雑誌『童話』が募集した童話劇で入選を果たし選評ももらう。
『童話』の投稿常連が集まっての新興童話聯盟にも参加し、いくつかの創作過程も日記には現れる。
大学に進むと観劇にも目覚め、歌舞伎なども楽しむようになる。当時の学生としてもかなり恵まれた環境に居たようだが、創作については機関誌を誰かが作っては数号でお終いという中で学生時代の趣味の世界で終わったようだ。
他にも家族の歴史、地域の中の歴史などが感じられて面白かった。そして、和賀家にもデーターならあるぞとその読みとり方に気がむいた。ただ、関東近辺ですべての情報が取れるこちらと違って、私の方は大阪・岡山での生活体験がない。しかし、そのうちに宝の山?の発掘をしてみたい気持ちになった。
11/12/19
北朝鮮の金正日総書記が亡くなったそうだ。
かなり前からやつれて見えたから何か病気をかかえていたのだろうが死因は心筋梗塞であったらしい。
沖縄の米軍基地をめぐる日米問題・ロシアとの北方領土問題・中国漁船による乱獲問題と漁民の暴徒化・韓国による従軍慰安婦問題の蒸し返しなどに加えて東アジア情勢にまた不安定要因が加わった。今の日本政府にこれらの問題の中をきちんとさばいて関係を調整できる豪の者がいるのだろうか…。私は政治家だけでなく国家公務員の行政マンとしての力にも不審を持ち始めている。日本という国家は伝統的に個々の国民の生命財産を守ろうなどという意識はないが、国益にはもう少し敏感に対処してきたと思うのだが。
11/12/17
指を痛めた後は咳が止まらなくなった。
指の方がようやく痛みも下火になり、それでもまたぶり返しはごめんこうむると、消毒をしてばんそうこうで保護をしているが、普通に使えるようになった。
そうしたら今度は発作的な咳が止まらない。横隔膜がヒクヒクして咳きこむとは分かるのだが止めようがないのでは仕方がない。医者の薬は結局効かなかった。治る時期が来たのか皮内鍼と咳止めドリンクが効いているのか昨日あたりから少し楽になっているが、だからといってケロリと治ったわけではない。(昨年も記憶にあるぞと思ったら10月に同じような症状を起こしていた)
おかげで暮の仕事は何もしていない。庭もそのままなら、窓も泥だらけ、風呂場はカビだらけ…、年賀ハガキの宛名もまだなら、裏面をどうするかの企画もない。
準備ができようと出来なかろうと時は一方通行なので、あせっても仕方がないのだが、気持ちだけは気ぜわしい。
11/12/6
普段行きつけの美容院は決めている。なにしろ癖の強い髪でうっかり触られると後で苦労をするのは自分だからだ。
指を痛めていたのがあまりに治りが悪くて昨日皮膚科に行ったら、初めのひっかき傷からはすっかり化けたものになっていて、手当の後で「とにかく傷口を水に浸けるな」ときつく言い渡された。
食事はそのまま口に入いる物がたくさんあるし掃除・洗濯はゴム手袋でなんとかなる。しかし、洗顔、風呂、洗髪あたりで困った。顔は片手でネコ洗い、風呂は1日位どうでも良いと思ったが、今日も入れないのはきついので、昨日看護師さんに言われたように今日は傷口にラップ巻きで入ろうと思う。しかし、困ったのは髪の毛、たいして使わない中指でも指先の傷口に髪の毛の引っ掛かるのは考えただけでもうれしくない。数日洗えなかった事もあり、今日は思い切っていつもと違う美容院へ洗ってもらいに行った。
普段ならドンと座ったまま「いつものやつ」で済んでしまうのだが、そうはいかない。まずフロントの女性が応対してくれる。席に案内されてオーダーをとるのは別の美容師さん。この方が今日の担当さんという事のようだ。ここで料金設定がされて洗髪担当の美容師さんに引き渡された。
わざわざ髪を洗ってもらおうというので料金上乗せだがマッサージもしてもらった。シャンプー(髪質やその後のアレンジに合わせるようだが)は決めてくれるが香りは選ばせてくれるので青リンゴの香りにしてもらった(他にオレンジとグレープがあるそうだ)。たっぷりとシャンプーを泡だてた後、頭から首筋までマッサージをしてもらったが、相当にやりがいがあるほど、特に首筋はガチガチだったと思う。
洗髪の後は担当美容師さんに引き継がれてブロー。天辺がペッタンコになって横に広がるからと言ったら、上手に盛り上げてくれた。しかし技術には道具も必要なようで、髪質や長さでブラシを使い分けたりもするのだそうだ。今はフワリと軽く仕上がっているがひと風呂浴びて寝て起きるとどうなっている事やら…。
11/12/3
J1サッカーの最終節。今年の優勝は柏レイソルとなった。このチーム、昨年はJ2で優勝、J1に戻った途端にトップまで上り詰めた。まずおめでとう!を言いたい。
私は最近、プロ野球は阪神の息切れとともに興味も失速してしまう。ところがサッカーは贔屓の清水が最後はちょっと、いや、かなりまずい状況で順位を下げて行ったが、興味は続く。
1つにはサッカーは巧いこと地域の子供達から世界までを繋げてしまった事がある。すでに初期の頃の選手達が監督・コーチとして別の活躍をしているのをはじめ、高校・大学だけでなくJリーグの下部組織から上がってくる選手もいてそれらのゲームを見るのも楽しい。また地域リーグからトップチームまで入れ替え戦がある事で、それぞれの地域が夢を追い求める事が出来る。そして、見ている方としても贔屓チームで育った選手のその後に興味がつながる。
そして、Jリーグでの活躍から各年代の日本代表を背負う事で世界に注目してもらえ、世界へ飛びたす事も当たり前になった。逆に世界中の監督や選手がJリーグにやって来るかもしれない楽しみもある。
そして、これがプロ野球との1番の違いではないかと思うのだが、選手も監督・コーチもチームにこだわらずに移動を繰り返して行く。全体でプロサッカー選手、その時チームに求められたメンバーが力を出し合ってサポーターを喜ばせるというコンセプトがJリーグの歴史とともに育ってきた気がする。チームはサポーターのもの、それ以外のものはどんどん入れ替わり新陳代謝を図る事で全体のレベルも上がり、どのチームも夢を追いかける事が出来る。
今年の柏の優勝を見せつけられた浦和サポーターも、次は自分達のチームの優勝を目指して、来季のチームを叱咤激励する事だろう。
11/12/1
右手の中指を傷めて4・5日経つ。多分ルナをかまっていてひっかかれたのが初めだと思うが、子猫の爪の細く鋭いのが私の爪の際に引っ掛かった。その時点では血を出して消毒薬を塗ってお終いだったのだが、右手を使うと何かかにかに当たる所なので、絆創膏を貼ったら膿んできた。あきらめて膿が出切るのを待っていたのだが、まだ痛い!
それにしても中指などあまり使わないと思っていたのだが、人差指と連動する事でよく働いている事がこういう時には良く分かる。
あと数日で治るだろうが、まだ熱を持っているし物に当たるとジンジン痛むし、変な指使いをしているせいで肩は凝るし、どうにも鬱陶しい。