12/1/31
NHKクローズアップ現代で『こんな最期を迎えたい 自宅をホスピスに』というタイトルで終末期の在宅医療についてやっていた。
ホスピスで仕事をしていた医師を中心に看護・介護のステーション、さらには家族の最期をみとった人達のケアとその人達のボランティア活動も組み込んで、地域の中での看取りを行っている。
最大の特徴は容態が急変しても医師が来てくれる事で、救急車で空いている病院に担ぎ込まれるリスクが少ないという事だろうか。家族に余裕が生まれる事で患者さんの容体も良くなるそうだ。特にガンによる痛みの除去のための24時間痛み止め点滴が不要になる患者さんが多いそうだ。
現在訪問介護ステーションには看護師や介護士・ホームヘルパーはいるが医師がいない。私は医師を核とした訪問医療がメインになる事でようやく症状の安定したお年寄りや病人、障害を持つ人々が地域で安心して暮らせるようになると思うのだが、この放送でよりその思いを強くした。
徳川幕府の初めの頃、キリスト教を禁教にするためにすべての人をどこかの寺の檀家にする政策が取られた。このおかげで過去帳という庶民の死に関するデーターが継続的に残る事になった程だが、徳川幕府に出来たものが今の情報化社会でできないはずはない。家庭医制度をを作り上げ、病院から自宅・地域での暮らしができるシステムを作る事は喜ばれる政策だと思うのだが、税と社会保障の一体改革だ、安全安心の町作りだとお題目を並べるだけでなく、政治家さん、誰か言い出さないだろうか。
12/1/29
夕方のNHKで陸前高田の消防団の皆さんがあの大津波時にどういう行動をしたか、どんな状況だったかの話を聞く検証番組をやっていた。
地震後の避難誘導と水門の閉鎖に出動、しかし水門は上手く閉まらないという連絡が入り、無線や携帯電話も使えなくなり、人が動いて連絡を取りながらという事態になっていたようだ。
「住民が避難しない」という状況もあったようだし、消防団の半纏を着ている者が住民を置いて逃げるわけにもいかないという思いもあったようだ。最後を分けたのは偶然とひらめき、本来の避難地もすっかり津波に流されてそこで避難誘導をしていた団員も亡くなられたようだ。
「ここを頼む」と任せた団員が死亡した事への悔い、まだ行方不明のままの団員、そして消防団員といえども被災者で家族がどうなったか心配をしながらの活動、実際に家族を亡くされた方もいる。
その中で翌日早朝から「亡くなられた人よりもまず生き残った人の発見救助から」と動き出した時は分団のメンバーは4名だったという。
「子供には消防団はやらせたくない」と言いながらも、「消防署に任せて、隣のおばあさんの状態が分かりますか、近所のおじさんの顔が分かりますか、地域の中に居る消防団だからこそきめ細かな事が出来るのです」と言う彼らの言葉は私にとっても重みのある言葉だった。
12/1/22
民主党政権は消費税値上げに本腰を入れたようだが、その前提条件の公務員給与・国会議員の定数削減と1票の格差是正はどの位進んでいるのだろうか。車やガソリンにかかっている二重課税の問題もクリアされたとは聞いていないと思う。
さらには社会保障と税の一体改革と言っているわりには社会保障の方がどうなるかの具体的進展も聞いていないのはバランスが悪いのではないだろうか。
役人が机上で数字を合わせても大した事は出来ないと思う。自民党・公明党・民主党・国民新党と歴代の与党4党、時には絶対多数を握ってさえ出来なかった。車の車庫入れではないが少しの動きで何とかしようと考えるのではなく、大きく動かす事でピタリと着地点に収めて欲しいものだ。
消費税を少々上げても中小零細企業が単価上げを出来る状況ではなく、1本立ちして暮らしていける街の事業者がなくなるという事は、その分の労働力を大企業や公務員に吸収しなければならなくなる。そんな事が出来るわけもないとなれば、大量の失業者対策や生活保護が必要になり、ほんの1部の人の働きで全国民の生活をまかなわなければならなくなる。あまり合理的な対策とは思えない。
こんな状況では高齢者も障害者も子育て中のママも働ける範囲で働いてもらわなければならない。正規雇用もそうでない雇用形態も同一労働同一賃金とし、働いただけの賃金が公平に得られるようにする。国も地方公共団体もパソコンで済む事務仕事はネットワーク化をして通勤が出来ないがパソコンは使える障害者などに振り分ける。
社会保障も家族単位ではなく個人単位とする。
子供手当でも児童手当でも良いが1人1人の子供本人に付け、給食費・教材費など義務教育での家庭の負担をなくす方向にする。逆に高校・大学などは奨学金を充実させる。その代わり進学能力のない子供は無理に進学をするよりも早い内に職業に就くように、奨学金を得られるレベルは高くするなど、社会の固定観念を変える位の事が出来なければ改革の実は上がらないのではないだろうか。
12/1/19
1/13にイタリアで地中海クルーズの豪華客船が島に近寄り過ぎて座礁・転覆した。
船の側には島の人々の姿まで見せたい、島の方にも豪華客船に島の側まで近づいてもらいたいというお互いの思いが、安全を無視して沿岸に近づき過ぎた結果の大事故だったようだ。
昨年夏に天竜川で観光舟の転覆事故があった。こちらはスリルを味わってもらいたくて渦に近づき過ぎて巻き込まれたとの事だった。
人単独では少々は泳げても水の上をずっと進むのは難しい。それを可能にしたのが船だ。つまり船に乗って水の上を旅するという事が、すでに危険をおかした行為だという事を、我々は忘れているのではないか。観光のよびものをクローズアップするあまり、安全管理を怠った人間のおごりがあるのではないか。
技術を過信する事が人間の動物としての危機管理の本能をダメにしているのではないかと心配になる。
12/1/17
阪神淡路大震災から17年が経ったそうだ。仏教では17回忌に当たる。さらには昨年の東日本大震災の被害もあり今年は大きく取り上げられた。
阪神は建物の倒壊と火事が大きな問題になった。東日本は何よりも津波の被害がひどかったが、周辺部での液状化の問題も大きかった。地震に定番はない、想定は外れると思っていた方が良いのかもしれない。
そして、変な話だが運が良ければ、年齢や障害に関係なく、かなりとんでもない状況に陥っても生き延びられる。どちらのケースでもかなりシビアな状況で無事に生還した人々が居る。そして生きていればこそ伝えてくれる事ができる。
どこかで書いたと思うが私の祖母と父は大正の関東大震災を生き延びている。浅草に近い所に住んでいたらしいので1歩間違えれば生きていなかったかもしれない。
報道としては最後まで任務を全うして亡くなられた方や災害では生き延びたもののその後の状況で亡くなられてしまった方の方が印象が強いため報道として残しやすいのだろうが、普通に一生懸命に生きてきた時間の流れが大切なのではないかと思う。それでもその場に居ただけで大きなショック受ける状況を通過してきた事に変わりはない。それを抱え込みながらもご自分のために元気に幸せになって頂きたい。
ここ焼津は東海地震が何時か来ると言われている所、揺れから津波まで5分程度と言われている。平坦な地で三陸のようにすぐ高い所があるわけでもない。揺れでつぶされない事、建物の高い階を意識する事がまず大切かもしれない。食糧備蓄は流されてしまっては意味をなさないが、キャットフードも含めていささかの余分は置いてある。とにかく大地震から生き延びた人達の多くの知恵と運をたよりに準備をしておくしかない。
12/1/16
夜、市民児協の新年交流会があった。この会には市長も出席されるのだが、「皆さんにゆっくり話を聞いてもらう機会はなかなかないから」と志太広域で行っているゴミ問題についての話をされた。
現在ごみ処理は焼却は行っているものの焼却灰の最終処分は県外のいくつかの地域にお願いをしている。そのうちの1つ、秋田で放射性物質が検出されて受け入れを拒否されてしまった。他を当てにするよりも自前で処理をする事を考えなくてはならないが、そのためにはごみの減量をすすめなければならない。1つ、生ごみの全量たい肥化を考えたいとのお話をされた。
大変良いアイデアではあるが、大口のスーパーや飲食店などのものは割合に簡単にできるだろうが、家庭ごみをどうするかを良く考えてもらわなければならない。各家庭でのたい肥化はすでに市内ですすめてはいるが必ずしも全家庭で出来るものではない。生ごみはできれば毎日片付けたいし、だからといって遠くまで持って行きたいものでもない。小口にこまめな回収のシステムを作るのはかなり難しいだろう。
生ごみのたい肥化そのものは微生物を上手に飼う事ができればそれほど難しいものではない。60℃以上の発熱をするので害虫の発生もないし、悪臭も出ない。すべて微生物が元気できちんと働いてくれればだが…。
さいわい隣町藤枝市の市長は農大OB、その他にもこの地区には有力な農大OBは多いし、最近の農大の働き頭は微生物のようだから市長が手がかりをつかんで本気で取り組んでくれると良いのだが。
12/1/12
本日は昼過ぎから我が家は厳戒態勢。とは言うもののルナの大捕り物のためなのだが…。
どうにも1人では捕まらないので獣医さんに援軍を頼んだ。
まずは1室に閉じ込める。なるべく高い所とか障害物が少ない部屋に追い込んでを閉て切る。ルナ自身は戸を開けたりの経験はほとんどないはずなのだが…、みゆが出入りをしたがる。小さいくせに戸をあけるのは上手で目が離せない。ただし茶々は異変を感じたらしく音なしの構え。彼は普段はノロクサしているが捕まえようとしようものなら素晴らしい瞬発力を見せる。とら丸はあえてルナと一緒にしておく。
さて獣医さん登場。大捕り物用のグローブまで持参してくれたが、ルナと目を真丸にしたトラ丸が部屋の中を走り回ったものの、さすがに獣医さんはプロ、部屋の隅のテレビの陰に隠れたルナを頭の方から手づかみ。しばらく落ち着けてあっさりとキャリーバックに入れてくれた。
さて、獣医さんに所を変えて、バックから網の中にお引っ越し。無事に体重を量り、(ただし暴れて数字は落ち着かなかったが)懸案の耳掃除、の前に爪も切ってもらった。目の粗い網の間からうまく耳を出して綿棒を入れると、出るわ出るわ、見事に真っ黒け。大先生もやりがいがあったようだ。薬を入れて、注射をして、ついでに1回目の予防注射もしてもらって、すべて無事完了。ルナはたいして騒ぎもせずにお利口さん。何で家のネコはみんな外面は良いんだろう…。
しかし、週1で耳掃除にこれから5週間通う事になるのだが…。その間に第2回目の予防注射と、体重もほぼ良いようなので避妊手術の算段もしようという事になった。
来週「午前中につかまらなかったに電話を下さい」と先生に言われた。家に帰ってからかなり強引に首輪に市のタグを付けてもうひと騒ぎをしたので、ルナはかなり疲れたようで、その後でもう1度油断をしていたところを私に捕まったが、だから次回捕まるかどうかはその時になってみないと分からない。
12/1/6
女性宮家を創設するかどうかの有識者会議が行われるそうだ。
確かに次の次の世代は秋篠宮家の悠仁親王しか男の子さんがおられない。しかもほかのお子様達がみなお年上、そのほとんどが何時お嫁に行ってもおかしくない状況になりつつある。失礼な言い方だがレッドデーターブックのトップに載ってもおかしくない状況だ。
ただ、庶民の私としては皇統がどうのという難しい事は別にして、大赤字の国家財政の中で増えた宮家の体面を保つだけの予算を割けるのかという心配がある。そしてまた、現代に生きる女性がいかにお姫様でも、家のために無理な結婚をされたり独身を通されるのだろうかという気もする。
そして、天皇家という家の事について傍からとやかく言う事で本当に解決ができるのかという疑問もある。日本のほとんどの家より長く続いてきた家の歴史の中には色々な知恵が詰まっているはずだ。
政治家が出来る事は皇室の維持にこれ位の予算しかありませんという事くらいで、後は当事者である皇室の方々と歴史・民俗・文化などの専門家達の研究に任せた方が良いのではないだろうか。
それにしても天皇家以外でお見かけするのはサッカー会場での高円宮妃くらいなのだが、他の方々はどんな所でお役目を果たしておられるのだろうか。
12/1/3
昨日、西会津のキノコハウスさんから干しキクラゲやお米・おかゆ缶詰を送って頂いた。
現在、大変な危機の中で送って頂いてうれしかったが申し訳なくも思った。
キノコハウスさんはシイタケ栽培がメインなのだが、その菌床から放射性物質が検出されたとかで栽培が出来なくなっている。この菌床というものはキノコを育てるための培養土のようなものだが、各農家で作っているというものではないようだ。他の農家にも影響が出ている事と思うが心配な事だ。また、この培養土は使い終わると畑などに撒いて堆肥として使われるようで、そうなると耕地の汚染に広がりかねない。
また、現在除染と言われる作業は水で洗い流す事だが、この放射性物質を含んだ水は土から地下水・川・海と水の道を通って広がっていく。水に流すという日本的解決は近隣国のひんしゅくを買いかねない。
かなりの期間大変な状況も混乱した状況も続くであろう中で、自分のところでお金をかけて安全検査をして、安心なものを出荷しようと前を向いて頑張っておられる様子に感服する。
また、災害時対応のおかゆの缶詰も10年度米で作り続けていく計画で、特に高齢者・病人・妊婦さん・赤ちゃんなど救援物資では食べにくい社会的弱者に配布される事を願っているそうだ。
12/1/2
箱根駅伝が始まった。参加希望校が多くなり、予選会は大盛況のようで、出てくる学校もそれぞれ強くなっているし今回の往路も記録が更新された。
今年も農大は予選会は無難に通過したのだが、今日の選手達はたぶん自分の結果に満足していない(してほしくない)と思う。1区の選手は途中まで先頭集団に食い付いたのだが、途中で脱落。3区を走った1年生はよく頑張って区間7位の記録を出したのだが、後方を走っていて競い合う状況にないので定点通過の情報が入るだけだった。そして5区の選手が体調不良で大ブレーキになり、しんどそうな状況をカメラがとらえていったが、トップの東洋大からは40分以上の差を付けられて放送終了までにゴールに入れず、ゴールまで来れたか、身体は大丈夫かと気になった。
冬で今年もノロウイルスが流行ったりしているが、体調管理はどこのチームも同じように気を使っているだろう。それ以上にピークを予選会にもって行かざるを得ない状況が今日の結果になったのではないだろうか。本番をもっと意識したスケジュール作りが課題なのではないだろうか。
12/1/1
天皇杯サッカーの決勝戦はJ2の東京と京都の試合となった。ともにJ1という上のカテゴリーのチームを破っての決勝戦進出だった。初優勝だそうで、おめでとう!!を言いたい。
ともに疲れを知らずに良く動く試合となったが、今期J2優勝の東京がルーカスの2得点などで4-2で勝利した。
昨シーズンはJ2から上がってきた柏がいきなりJ1優勝を果たした。東京の今期の活躍を期待したい。また、京都は若い選手が多いようで、これからの成長が楽しみだ。