ちょっとした感想   

 

02/6/30

   しばらくホームページで連載の形で書いていたパピのことを書き終えた。ほぼ20年。パピと過した日々は、私が焼津で暮らしてきた月日のほとんどをカバーする。
   怪我をしたりアパート内に赤ちゃんが多かったりで、家から出さず、リードをつけて散歩をするようになったのは飼い始めて1年過ぎたあたりだった。散歩をしていると「珍しい犬ですね」と言われた事も再三だった。運転免許を取ってからは出かけるのもたいてい一緒。荷物棚に乗って外を見ているパピは後続車の子供達には大いに受けた。
   小さいうちに親猫から離してしまったし、獣医さんには「もう少し穏やかな性格なら良いのにね」と言われたが、子猫時代に人間の子供達とたっぷり遊んだせいで、人付き合いは良かった。さらに、チビを始め次々と来る新しい猫の面倒も良く見てくれた。
   数が増えるにつれて、猫は猫として自由に暮らす方向に転換したが、私にとってパピだけは特別な猫だった。

02/6/27

   しばらくぶりでサボっていた俳句ネタを。
   何て言ったって今週のしり取りは!ところがの文字を読み込もうとしたら結構難しい。タネはゴロゴロ4匹も居る。しかし、彼らは猫と称するよりもそれぞれの個性。クーでありクロンであり、ジライヤでありみゆである。それぞれを見ていれば、結構猫らしい事もやってくれるのだが…。

香を組み顔だけで追うつばくろめ  DORA
ここが今一番涼し 足伸ばす     DORA
目覚めたよ後ろ足あげ蚤を掻く   DORA

02/6/25

   サッカーW杯の審判の誤審問題で、とうとうFIFAも動き出した。でも、ちょっと待って。ここで今までのルールを変えちゃ拙いのでは。今までの大会でも誤審の問題は付いてまわってきた訳だし、この大会の終った時点で「ではどうするか」をじっくり考えるべきではないのだろうか。そうしなければ、ここまでそのルール(試合中のチームと違う出身地域の審判が審判を行う)で戦ってきたチームはどうなるのか。成績は残って、「あまりにもひどい誤審がありました」は返って失礼ではないだろうか。
   審判も人間だから見間違えもある。それを減らすために国際試合の審判をどう育成するのか。大相撲やアメリカンフットボールのようにビデオテープでの確認をするのか。1試合の審判の数を増やすのか。その他にも色々と考え方があるだろう。
   また、今回の大会が終わった後で、サッカー好きの世界のマスコミが珍プレー&好プレーと共に審判の判定についてもあまり感情的にならずに検証すれば良い。しかし、試合をコントロールしたのは審判であり、何処かのチームの責任ではない。
   しっかりと見られる事によって人は進歩する。とりあえず内部の人間以外に出来るのはそれではないだろうか。

02/6/23

   午後からTANUKIの母校の高校の合唱部のオペラを見にいった。文化祭の公演なのだが、1年間準備をして1曲を仕上げる。文化祭期間中に2回、その後2回の計4回の公演が行われる。音楽だけでなく、大道具・小道具から舞台衣装まで生徒達が工夫をして仕上げていく。
   今年は『仮面舞踏会』。焼津文化センターの大ホールがほぼ埋まるお客さんが集まる。
   特に音楽専攻の科が在るわけではないが、今年で28回目を数えるだけあって、かなり本格的なものである。
   本日はダブルキャストになっていたヒロインのアメーリアがどちらも特に良かった。しっかり声を出して歌った上に感情表現まで出すのは大変だと思うのだが、彼女たちは良くやっていた。
   全体に音量を出すために言葉が不明瞭になりがちなのだが、動き共々ドッシリとゆったり感が出れば、まだまだ良くなるのではないかと思う。
   男声は元々の人数が少ないので、音質が決まってしまうのだが、お腹の底から声を出してよく頑張っていた。
   前回見に行ったのはTANUKIの教え子がいた12〜3年前の『カルメン』『フィガロの結婚』の頃、今回は友達のお嬢さんが2年生にいるので、来年も進歩ぶりを見に行きたいと思っている。

02/6/21

   イタリア・ペルージャのオーナーが、イタリア戦でゴールデンゴールを入れた韓国の安選手の首を切るそうだ。曰く「こんな礼儀しらずの奴はいない。」日本ではこれぞ「恩返し」なんだけど。
   こんな単純なおじさんがイタリアのトップチームのオーナーなのを知って、おかしくなってしまった。クスッと笑いたくなるような。(贔屓の引き倒しのようなおじさんがいる事がだよ。誤解の無いように。)

02/6/19

   鈴木宗男衆議院議員が収賄罪で逮捕された。しかし、我々が気にしていたのは、すでに贈賄側の時効が成立している林野庁の事件ではなく、ムネオハウスを初めとする外務省の事件だったはず。言うなれば別件逮捕。
   鈴木議員、あくまでも戦う気でいるらしい。田中真紀子前外務大臣が伏魔殿・外務省に切り込んだように、検察庁に切り込んでくれても面白いかもしれない。外務省同様検察内部も色々あるようだし、内部改革等出来ない情況なのだから、とっくりと体験して、体験談は是非記者会見で報告してほしいものだ。どろどろした物を全部さらしてしまえば自ずと改革が進むと考えたくなる程、現状は凝り固まっているのだから。

02/6/17

   新津の1年祭に出席するために麒麟山温泉に宿を取った。磐越道をもう少し東に行けば会津。この4月から埼玉での教員生活にピリオドを打った農大教育研時代の仲間が、故郷である会津でシイタケ栽培を始めた。
   行ってみようかと言っていたのだが、ほぼ1日運転していたので、この上景色の良い川沿いの道は想像しただけでキツイ。せめて長電話でもするかとTANUKIが連絡をしてみると、まだ仕事中との事。そして夕方先方から出来たての椎茸をみやげに訪ねてきてくれた。聞けば宿を取った津川の町に彼の通った高校があると言う。
   「近いから」と夕食後迎えにきてくれた車に乗って家にお邪魔する。延々と山の中、オオカミの家号で呼ばれている彼の家はその集落の一番奥。「天の川がきれいよ!」とチャキチャキの江戸っ子の奥さんが嬉しそうに言う。夏には蛍も飛ぶという。
   その家のすぐ下のハウスでのシイタケ栽培は、初めのシイタケが顔を出し始めたところ。何もかもこれからだけど、ストレスは無くなったよ!と夫婦揃って元気に新しい生活を楽しんでいた。

02/6/13

   明日は日本の予選リーグ3戦目。これまで各地で映像による応援のスペースを提供していた所が、観客のマナーの悪さに辟易として取り止めが相次いでいるようだ。しかし、事前にフーリガン対策は充分にしたはずではなかったか?彼らは小粒のフーリガン。それなら事前の対策は効果が発揮できないのは何故かを考えてみた方がよい。
   明日の開始時間は子供達には嬉しい時間帯。しかし大人にとっては早すぎる。職場の対応も色々に別れているようだが、本当なら通りがかりでどうなったかをチラリと見れるような場がほしいなぁと思うのは私だけではないと思うのだが。

02/6/10

   昨日のW杯サッカー、日本vsロシア戦。ついに日本が1勝をあげた。
   コンパクトに纏った組織力のサッカー。中盤でボールを取って前に送る。森岡の欠場で心配したDFも、ほぼラインの上げ下げで対応できて宮本でも不安になる所は少なかった。右サイドの明神も良く守った。ヒデはあまり調子が良さそうに見えなかったが、稲本がまたもゴールをあげた。
   トルシエ監督の若い選手をたくさん同レベルに引き上げる育て方が的中した。誰が入ってもあまり違和感無く組み込まれる組織になっている。
   楽観的希望論でなく、今回は決勝リーグが見えてきた。

02/6/7

   焼津の田圃も田植えがほぼ終わった。例年よりも少し早いかもしれない。
   昨日の毎日新聞の夕刊で、『値段の高い米は本当に美味しいか』というのを『今週の異議あり』でやっていた。書いているのはお米のソムリエ西島豊造氏。結論から言うと、お米それぞれに味が違うし料理との相性があるとの事。
   実は私は「コシヒカリってそんなに美味しいのだろうか?」と疑問に思っていた。これは粘りのあるモッチリ感が身上の米だそうだ。寿司飯等にはもっとサラッとした米の方が酢との混ざりが良く相性が良いのだとか。またコシヒカリは洋食系の味の濃い料理と相性が良く、ササニシキは和食らしいさっぱりした味を殺さないお米なのだそう。
   私はひとめぼれきらら397が好きなのだが(安いからだけじゃないつもり…自信は無いけど)、どちらもササニシキ系のさっぱり味のお米だというのをはじめて知った。
   どちらにしろ保存期間1ヶ月以内で食べ切る事が美味しく食べる秘訣とか。皆様も色々な米をお試しあれ。

02/6/5

   最近の食品に関する新聞等の記事からいくつかの感想を。
   北海道がBSE牛発見にお金を出すことにしたようだ。検査の結果BSE牛が見つかった場合には農家にお金を出す。データーが揃えば原因究明や対策も考える事ができるし、ババを引きたくないために動かせずにいる高齢の牛達を検査に廻す条件になる。良い試みだと思う。
   最近加工食品に無許可の添加物がずいぶん混じっているようだ。厚労省はさっさと調査・実験をして、許可をするかしないかをはっきり決めた方が良い。国民の健康が犯されれば、医療費や福祉費が膨らむのは理の当然。その前に国民の健康と安全を守る事がどの役所にも期待されている。
   農水省は消費者に目を向けてなどと言い出したが、国民全体を守る事が役所の仕事。その上で農水省に期待されているのが、農作物や家畜・水産物の健康と安全である。物事の順番は間違えないで欲しい。それがたとえ1つの企業を潰す事になっても、その産業全体を健全に伸ばす事ができるようにする事が、望まれている。

02/6/2

   W杯が始まってから連日テレビの前に釘付けになっている。飛び切りのサッカー好きではないが、特に良い試合には気持ちを引き付けて放さないものがある。
   しかしFIFAはどうも商売上手ではなさそうだ。サッカー好きの南米・ヨーロッパから距離のある所で行うにしろ、空席が目立つのはいただけない。面白いゲームが目白押しなのだから、ここでサッカー好きになる人も多いはず。チケットのゴタゴタはいまだに続いているが、もっと手に入りやすい形を思いつかなかったのだろうか。
   また試合会場も交通アクセスや警備対策ばかりがクローズアップされたが、特に日本では見に来てくれる遠来のお客様をもてなす発信があまり感じられなかった。
   ともかく始まったばかり、選手達が大きな怪我をすることなく、願わくば警備上のトラブルも無く、楽しい1月であってほしい。

02/6/1

   昨日、W杯の開会式がソウルで行われた。せっかくの開会式だったが、NHKは独自色が出したかったのか中継を添え物にしてスタジオでのトーク中心に放送していた。日本的見方ではあったが、共同主催国の1人として、開会式をきちんと見たかった。

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