12/4/30
午前中のNHKテレビで『どうなる消費税・一体改革の行方は』というNHK解説員による討論番組をやっていた。
皆さん都会の裕福な会社員という立場なので消費税は賛成のようだ(ねばならない口調の方もいた)。また相続税を上げたらどうかという意見もあったが、はたしてそれが日本全体にとって良いのかなという心配が付きまとう。
税収が上がらない1番の問題点は正規就労率が下がっているからだ。失業だけでなく、若者は20才過ぎまでは就学で、それ以降もニート・引きこもりなど親のスネをかじっている若者は多い。さらにそれほど顕著でなくてもアルバイト程度で生活費は親任せという20代も多いのではないだろうか。労働年代として国を支えているはずの16〜25才位までは実は支える側ではなく多くが支えられている側に回ってしまっている。
さらに女性の正規の賃金を得られる就労形態が、仕事を取るか家庭を取るかの二者択一を迫っている。家庭を取れば割りの悪いパートで働かざるを得ない。さらにその夫(父親)は仕事を取らざるを得なくなり、家庭を顧みずに単身赴任も辞さずに働けば当然少子化の歯止めもかからない。またイライラが高じたお父さんによるDVや児童虐待も少なくない。少子化については、日本の民法が嫡出子にこだわっているが、婚姻形態や実子か否かにこだわらずに子供と子育てを支援し、どの子も平等に扱えばもう少し出生率は上がると思うのだが…。
それはともかく、労働の形としては皆が皆、会社勤めをしたり公務員になったりする必要は全くない。本来農林漁業をはじめ小売業や家内生産的製造業など自営業者が労働のほとんどを占めていたはずだ。その形を壊したのが相続税と消費税だった気がしてならない。
交通インフラも整い、インターネットを使えば毎日会社に集まらなくてもできる仕事は増えて良いはずだ。通勤しなくてもできる仕事が増えれば乳幼児を抱えたお母さん、障害者や病弱者の労働環境も変わって来るだろう。
もう1つ気になるのが、きっとどこかで書いているが、日本の生活保護の在り方で、決定までに時間がかかるが1度決定してしまうとそのままになりやすい事だ。生活が立ちゆかなくなった時に素早く対応して、病気のためなら療養をして良くなったら、失業のためなら次の職につくまでと短期間にフレキシブルに活用して上手に普通の生活に戻れるようなサポートをする保護政策を作らなければ、負担増からは逃れられない。そのためには福祉分野にはまだまだプロの人材を沢山プロの給与を持って働いてもらわなければならない。この分野の人と金の使い方は地方行政が考えなければならない大きな課題だと思う。
12/4/27
京都で通学途中の子供達と付き添いのお母さんをはねて死傷者を出した大事故があった。運転をしていたのは無免許の18歳。居眠り運転だったようだ。
事故そのものは痛ましい不幸な出来事だったと思う。小学生1人と付き添いのお母さん、さらにお腹の中の赤ちゃんが死亡した。そしてこのお母さんの子供さんも重傷を負っている。
さて、事故を起こした運転手の少年の父親に被害者の住所など個人情報を警察や学校が知らせた事が大問題になっている。遺族としてはそっとしておいてほしいかもしれない。しかし、事故を起こした当事者としてはまず謝るべきではないか。相手が分からなくては謝りようもない。
二度と戻って来る事の出来ない死者に謝るべきは葬儀の場ではないのか。
当事者を引き離して記号化する事は人間社会にとって正しい事だとは私には思えない。
12/4/23
ヒョンないきさつから民児協の高齢者見守り検討委員会のメンバーになっている。資料整理要員のようなものだが、委員長が全部してくれたのでほとんど居ただけだったが。
さて、独居及び高齢者のみ世帯のアンケートデーターを見て、岡目八目で思う事がいくつかあった。
75歳以上の方にアンケートをお願いしたのだが、当然の事だが独立して暮らしているので、お年寄りといえどもお元気な方が多い。1人暮らしとご夫婦で暮らしている方がほぼ半々、近所の人と毎日もしくは数日に1度、顔を合わせれば挨拶をし、半数が毎日外出もしている。食事についても自宅で作る方が70パーセント近く、家族が作るというのも近くに住まっている子供世帯などから運んでもらうというより、一緒に住んでいる奥さんが作るケースが多いと思われる。3/4程度の人が定期的に通院をしているが、持病を持ってはいても自立して暮らしている人が多い。という訳で福祉サービスは現在64パーセントの人が使っていない。そういう意味では高齢の皆さんのかなりの部分は元気で日常生活を過ごされている。
心配事は健康と災害時が大きくポイントされた。一方、楽しみはテレビと人との交流。
一方で、最後まで自宅で過ごしたい(これはよく分かる)に次いで自立困難になったら施設入居したいをあげた人が多く、子どもなど若い世代との同居はあまり考えられない状況のようだった。(元々の母集団が独居・高齢者ばかりの世帯のせいもあるが、色々な事情で子供世帯と同居が出来ないか、そもそも居ないのだろう)
また、近隣の人と顔を合わす機会がほとんどない人が10パーセントほどいる。たとえ寝たきりで介護されている状況でも近所の人が遊びに来れば顔を合わせることは可能なはずで、近所同士での遠慮なく出入りできる付き合いはない人もあるようだ。(介護サービス利用者が同じくらい居るのでそう解釈したが、データーのクロスはしていない)
また外出時の交通手段が車・自転車・徒歩が主で公共交通機関があまり利用できない。体調を崩すとともに外出困難者になってしまう恐れがあるのが今後心配される。
12/4/19
いつの間にかご臨終でスイッチが入らなくなってしまった古いパソコンを片付けた。バックアップに使おうかなどとも思っていたのだが、最近はテレビの代用だけになっていたので、まあ仕方がない。
そこで画面を切り替えるのも面倒でそのままにしていた今使っているパソコンにテレビアンテナをつないだ。ところが、画面設定を使いやすいようにずいぶん変えていたので、テレビを写すソフトが嫌がっていまい、設定を元に戻してみたのだが…、こちらの目が嫌ってしまった。妙に画像が明るいし文字が小さくなる。
この場合、パソコンとしての利用が優先するので、結局テレビはその内に安物の小型テレビでも見つけてこようで設定を元に戻した。お席は、古いパソコンを引き渡す手続きが済めば空く事だし。
たいした番組をやっているわけでもなし、パソコンをしながら見なくても良いのだが(佳境に入ればどうせどちらか一方にしか集中できないし)ないと何となく寂しくて落ち着かないのはなぜなのだろう。
12/4/17
昨夜、使っている内にインターネットが途切れた。こういう場合、再起動させるか、1度電源を落として配線をやり直すと直る事が多い。そこまではやってみたが上手くつながらなかった。
という訳で、昨日は早じまいをして、本日朝1番でCATVにSOS。
丁寧に対応して頂いたが、やってみる事は同じ事、その上、電話も同じ所から来ているので、途中で携帯電話に切り替えるにあたって、ドタバタとし、オペレーターの方には余計な手間を取らせてしまった。
結局、上手くいかずに技術の方に来てもらう事にして、予定の調整をしてもらっていたのだが、その間にもう1度初めからつなぎ直してみたら、あら不思議、つながった!
ようやく時間調整が付いて連絡をくれた技術屋さんには申し訳ないが、無駄足を踏ませなかっただけ良いとして下さい。
12/4/15
政府は定期点検で止めた福井県の大飯原発の再稼働を急いでいるようだ。
しかし、安全のための計画は作ったものの、安全を確保するための実態ができたわけではない。このホームページを始める少し前の阪神大震災からこちら、この場でも何度も大きな地震について記録をしてきた。地殻にも休眠期と活動期があるらしいが、ここのところ活動期が始まったとみても良いのではないだろうか。さらに災害は台風などの風水害をはじめとして地震だけではない。
すでに弩級の地震と津波での福島の事故ケースがある以上、かなりの状況までが想定外とは言えない。何かあればすべてを再稼働した民間企業である関西電力が責任を取って弁済保障する必要が出てくる。果たしてそれだけの事が出来るのか。安全を確保するべき施設ができるのを待てないほどの何かがあるのか、会社の存亡をかけるほどのリスクをかける必要があるのか、関西電力の責任者と株主さん達に聞いてみたいものだ。
12/4/13
北朝鮮がミサイルだかロケットだかを打ち上げたが、上がった途端に爆発するという失敗に終わったようだ。
日本でも報道機関も国も1週間も前から大はしゃぎをしていたが、情報連絡体制をはじめ対応策はあまり上手いとは言い難いものだった。沖縄への迎撃態勢の展開はどちらかと言うとやってみたかったという、こちらの事情のようにしか見えなかった。なんにせよ、図上訓練ばかりよりは身体を動かしての実践訓練もした方が良いだろう。しかし、肝心の政府が情報を得てそれをどう伝えどう活用するかの点では、昨年の福島原発以来、反省もないし改善もないとしか言いようがない。
12/4/9
本日は昨日の後始末。会計簿上のお金の始末を付けて現金を通帳に入れ、会費の振り込みをしてくれた人に領収のハガキを作り、懇親会参加者でネットでつながっていない人の分の集合写真をハガキに印刷し、欠席した役員さん分の資料送付の手紙を書く。
天気が良いのにパソコンの前で1日仕事になった。
集金に来た農協のお兄さんも昨日は仲間とハーフマラソンを走っていたとの事。行きは全部、帰りもほぼ見たので、どこかですれ違っていたはずだが…。
12/4/8
本日は焼津みなとマラソン。TANUKIは朝早くから準備に出かけていった。
こちらは11時スタートのハーフマラソンを見物するべく10時半頃に家を出て、コースのスーパーの駐車場に車を置いて木屋川まで歩く。ちょうど桜が満開を過ぎたあたりで花びらが少しずつ降ってきた。
天気が良く、風もないので待つには楽。そして、普段なら学生集団がトップをまとまって来るところだが、今年は埼玉県職員の川口選手が出ていて、学生達をリードする形で走っていった。学生達の後、一般の参加者が途切れなくずいぶん長い時間続いた。今年も様々なかぶり物やコスチュームの人、旗やのぼりを持った人など色々いて楽しかったが、最後の方に来た人など「桜がきれいだ」と立ち止まって写真を撮っていった。
同じ場所で待つこと40分位、今度は学生達と数人の塊になって川口選手が復路を通過。帰りはかなりバラケルので農大の選手を探そうと思ったのだが、やはりかなりのスピードで走っている選手を確認するのは難しく、2人位しか見つからなかった。もう何人か「ガンバレ!」とは言ったが、農大の選手だったか自信がない。
そして、驚いた事に帰りも選手の列が細長くなってはいるが途切れることなく続く。買い物帰りで横切りたいのだろう人が何人も道を渡るタイミングがつかめずに足止めされてしまっていた。
こちらも帰るタイミングがつかめず、ようやく車を誘導してもらって脇道経由で家に戻った頃には1時を回っていた。
昼は駐車させてもらったスーパーで売っていた駅弁、他の買い物を忘れたくなかったので先に買って車に置いておいたら、いいかげん車の中が暑くなっていて不安だった。で、途中でばあちゃんの夕食用の弁当を天神屋で買う。
昼を食べて洗濯物を取り込んだら今度は懇親会場へ。ほぼ予定通りにメンバーがそろい、学生さん達とも交流を深め、ひと時を過ごした。
12/4/7
今年は花粉症も一筋縄ではいかない。事前予測では今年のスギ花粉の量は少ないと言われており、その通り割合と楽に過ごせた。とは言うものの飲み薬・目薬・点鼻薬の3点セットを使ってだが、頓服のセレスタミンを飲み続ける事もなく、ここまで来た。
ところが、例年ならそろそろお終いになるここに来て、くしゃみ・鼻水。ただし、昨日は入学式に出たお仲間が「インフルエンザからよみがえったばかり(タミフルのお陰でひどくはならずに済んだ)」と言っていたし、義弟は「風邪ひいた…」と家に寄ってぼやいていたしで、これがそのあたりから来た症状ではないとは言い切れないが…。
来週も休みにくい用事が山積み。気合を入れていかなくては…。しかし、本当は気合で風邪やアレルギーが撃退できるとも思えないのだが。
12/4/4
4月と10月はゴミ出しの指導が必要になる。というのも家の普通ごみを出す場所(我が家の角なのだが)、隣のアパートと共有している。ずっとこの地域で暮らしている人と違ってアパートに入居してくる人達は今まで暮らしていた地域のごみ出しマナーが常識となっている。
地域によってごみの仕分け方などが微妙に違うので、この地域のやり方とあまり違うと持って行ってもらえない。実はゴミ置き場の側の家に配慮して環自協さんが巡回して引き取ってくれたりするのだが、それではいつまでたっても分からない人には分からないので、張り紙をする事になる。
最近ありがたいのはデジカメで状況写真を撮ればすぐに編集可能な事。カレンダーやチラシなど自治会からいくつもの配布物が来てごみの分別と減量の徹底を呼び掛けているのだが、目を通す人ばかりではない。そこに手作りポスターがぽいと1つ入るとハッとする人もあるようで、しばらく続けるとだんだんに取り残される物が減っていく。しかし、アパートは入居・転居のサイクルが早いので、結局ヤレヤレと思った頃にはまた残るという事になる。
12/4/2
民主党が分解しかけている。
良識がある大人であれば、改革は進まず、税金だけ上げるのでは内部に居ても気持ちが落ち着かないだろう。
多くの国民が求めているのは、生活感覚を持った安心して暮らせる社会ではないだろうか。
仕事が足りない、卒業生の就職率が悪いと言っているが、中小零細の工場の職人さん・小売店・農林漁業は相続税や消費税につぶされて絶滅寸前になっている。
大企業も社員の家族丸抱えではやっていけなくなっている。
それぞれが1人の大人として仕事につき、企業はその人に責任を持つ、社会は家族や子育て・介護など家族の形を守るような働き方を考える(学齢期の子供のいる家庭の単身赴任は不可位が常識にならなければ少子化は止まらないと思う)、不足する部分は公的な補助を入れる。民主党の考え方はこれに近かったと思う。
「いくらかかるか」を入り口にしているから、やりたい事にたどり着けない。
12/4/1
やわらかに空晴れており四月馬鹿 DORA