ちょっとした感想   

12/6/25

   国会はまた政争の季節になっている。石巻を見てきた後の私には、そんなのんきな事をしている間は無いだろうと思うのだが、次の選挙では今の国会議員を全員落選させたい気分だ。(1票じゃ足りないけど…)
   初めは福祉と税体系の改革ではなかったかと思うが、今や消費税増税だけの論議、しかも与党の何人が反対に回るかというだけが興味の的になっている。
   そもそもの憲法25条の生存権とは具体的にどういう事なのか、という議論が国会であったか、また、家族を単位として社会福祉を考えるのか、個人を単位として社会福祉を考えるのか、そのあたりをあいまいのままにしておいてはこれからせめて100年を乗り切る社会保障制度の改革などできはしない。
   高度経済成長期以降、個人経営の生活者がどんどん減っている。農林水産業だけでなく、個人商店や家内工業的な製造業など地域に暮らし地域で生計を立てていた人達がどんどん減っている。これが自治組織(自治会・消防団など)の高齢化の原因となって地域に降りかかってくる。本来、公務員や大企業だけで国民全体の職を確保できた時期は無かった。この仕事が面白い、人に使われるよりは自分が親方でやりたいという人達が減ってしまったのはなぜだろうか。政治家がこのあたりをしっかりと考えなければ日本の成長も財政再建もおぼつかない。
   ただ夢を語るだけならば小説家に任せれば良い。政治家である以上は夢を実現させるための段取りを語ってほしい。

12/6/17

   お父さん眠れてる?は静岡県のうつ病予防のポスターだが、TANUKIは睡眠導入剤でグッスリと眠れている。ところが、こちらがちょっと危なくなってきた。いくつかの時間帯で極端に眠くて体が動かないのに夜中が眠れない。夜11時頃パタッと眠って12時半頃目が覚めると、さあそこからが眠れない。そしてそろそろ明けてくるなぁというところで、これまた眠くなると次に目が覚めるのは7時頃、とりあえず縦になるが、ボ〜としたまま。
   1日中体が重いし(体重とは別)どこかで睡眠サイクルを戻さないと、危険だとは思うのだが…。

12/6/15

   何年ぶりかで造園屋さんに庭に手を入れてもらう事にした。コンスタントに手に負えなくなる前に連絡をよこすお客の方が良いお客なのだろうが、私は勝手気ままにジャキジャキやって、手に負えなくなるとSOSを出すという仕方のない客だ。ともかく今日は社長自ら様子を見に来てくれた。
   鳥の巣・虫の巣・今日は小さなヘビも出てきたし、小さな庭だが野生の王国だ。今回は大きくなり過ぎた庭木の切り詰めを中心にお願いした。
   あまり手のかからない状態にして、私が手入れのできる難易度で、それなりに季節感が出て、道路からのある程度の目隠しもできと庭に求めるものは多いが、あまり私の言いなりにならず、全体のバランスを見てくれる人が来てくれればいいのだが。
   北と西側の通路も結局草茫々で足も入れられなくなるので、除草剤をまいた後で除草シートを敷いてその上から砂利を敷けばと言われたが、あまり殺風景なのも詰まらないしその後どうしたものだろうか…。

12/6/13

   今年の将棋名人戦が終わった。3-2からの第6局、今日が2日目、森内名人が勝ってタイトルを防衛したそうだ。
   私は駒がどっちに動くかくらいしか分からない。つまり指せないのだが勝負を見るのは好きだ。父が好きでしょっちゅうテレビで見ていた門前の小僧的な事もあるが、教わった事はない。父は勤めていた頃は職場の仲間と将棋大会にも出ていたらしいが、家で将棋盤をにらむのは詰将棋くらいだった。
   そして私の方はできるものは無いのだが、野球やサッカーなどスポーツもも含めて勝負事を見るのは好きだ。今日、朝日の名人戦ブログを読んでいたら、少年誌に中学生天才棋士・成金歩(なりがね・あゆむ)が、ひょんなことからプロサッカーチームで活躍する、将棋とサッカーの異色のコラボレーションマンガを描いている漫画家さんがこの名人戦の観戦(取材か?)に訪れていたそうだ。
   私は将棋はサッカーよりもシステマチックなアメリカンフットボールに似ていると思うのだが、彼に言わせるとポジションの役割が共通するそうだ。確かに駒が成ったり、取った駒を別の地点から打ち直したりアグレッシブではある。
   将棋の頭で考えた作戦がサッカーで通用するのか、ちょっと読んでみたい漫画ではある。(ただし、絵が疲れなければ…。ストーリーが面白くても絵が性に合わないと辛い。)

12/6/8

   野田総理が大飯原発の3・4号機の早期再稼働を訴えた。
   しかし、電力不足だから再稼働で良いのだろうか。
   最低限、地震・津波・地滑りなど自然災害で不都合が起きた時にどれだけの対応ができるのか、もし福島のように避難が必要な事故が起きた時、だれがどう指示をしてどんな避難をする準備ができているのか、放射能が飛散した時に琵琶湖がどれだけ汚染されるのか位は科学的・物理的に安心させてほしいものだ。
   さらに、周辺自治体は緊急時の準備のための予算執行がなされるまでじっくりと待って再稼働を決めた方が良いのではないか。次は何かあった時に想定外は通用しない。結果として最前線で対応を迫られるのは被災した自治体であり、国や関西電力任せではなく、いざという時のシュミレーションとそのために何がどれだけ必要でいくらかかるのか、最低でも交通アクセスと対応できる病院、高齢者や子供・妊婦さんなどをある程度長期的に安全に避難させるための遠方自治体との協定位は準備をしておくべきではないだろうか。

12/6/5

   野田首相は内閣改造をしたが、必要な事だったのだろうか。
   残念ながら、誰がやっても同じでしょうとしか言いようがない。政治主導!!と声高にスタートした民主党政権だが、マニフェストはすでにバラバラに破り捨てられてしまったようだ。確かに東日本大震災という大きな危機があったが、行政システムを使いこなす事もなく、人脈や研究成果を活用する事もなく、この3年間おままごと政権のまま成長がなかったように思える。
   しかし、次回選挙で自民党政権に戻ってほしくもない。彼らも健全野党にはなりきれず、ただ政局ごっこを続けていたようにしか見えない。財政が破たんしかけているというのなら、与野党ともこの3年間の国会議員歳費、全部返して!と言いたいほど、国のため、国民のために何かやったのかという+の得点が思いつかない。
   それでも暴動も起きず、ほとんどの人間が何とかかんとか生活していけるおめでたい国である事は悪い事ではないと思う。

12/6/4

   TANUKIは運動会の代休。1日ゴロゴロしているのもどうかと川根温泉までドライブ。そろそろこのあたりも田植時で代かき・田植え・植田・青田と少しずつ様子の違う田が広がっている。こちらは6月に端午の節句なので、鯉のぼりも元気に泳いでいる。
   山の緑は一段と濃いが、茶摘みが終わって深く整枝されたお茶の木は頭に葉が無いのでそこだけ茶色の色紙が広がっているように見える。
   さて、しばらくぶりの川根温泉、温泉の軒はツバメの巣が点々と作られて、たくさんの子ツバメが収まっていたり、巣立ちした子ツバメが飛びまわったりしていた。
   平日の温泉はほとんどがお年寄り。しかし、小学生位の子供がけっこう居たのはやはり運動会代休組だろうか。
   じっくりと温まって、ロビーのマッサージ機で一休み、お昼を食べたら眠くなったが、ここで眠り込んだらいつ帰れるかと程々の所で帰ってきた。
   夕方から民児協のお仲間のご主人のお通夜。ガンで療養中だったがまだ60歳とお若い。つい2月前におばあさんが亡くなられて、お葬式が続いた。
   地域の方、宗教のお仲間など多くの方が集まってのお通夜だった。

走り梅雨通夜にとどろくお題目  DORA

12/6/1

   お笑い芸人の某氏が母親をネタに使って大金を稼いでいるはずにもかかわらず、その母親が生活保護を受けていたと政治家までが加わってバッシングしていた。
   しかし、別の視点から見ればいかに生活保護家庭のアフターケアが出来ていないかの見本のようなものだ。まだ某氏が子供の頃、お母さんが体調を崩されて生活保護を受けるようになったようだが、保護を受けるまでの相談・申請・調査・決定までは結構ハードルが高いが、その後についてはほとんど放り出したままなのが日本の生活保護の実態ではないだろうか。この場合も子供はいつか大きくなり、就業できる年齢になる。その前後に「お子さんの就職はどうなりましたか」という問い合わせも就職のための手助けもなかっただろう。この方の場合は特殊な世界に入ったので修行時代などは親を扶養できるほどの収入があったとは思えないが、ほとんど子供の自立の援助が無いので生活保護家庭の子供達も就職困難者になるケースが多い。
   大都会はともかく、地方に行けば公共交通機関がほとんど無く、車さえあれば仕事ができるのに生活保護を得るために車が持てないという本末転倒もあるし、逆に車が無ければ生活できないので車を住宅代わりに使い生活保護は受けられないという生活困窮者も居る。
   もう1つ、今のバッシング問題について触れられていない部分として、この某氏、かなりの収入が得られるようになっているので、かなりの税金も納めている事だろう。この税収がグルリと回ってまた福祉予算にも振り向けられる。かなり羽振りが良いようなので計算をしてみれば親の生活保護費のかなりの部分は税として持って行かれているのではないか。(ここまで母を扶養家族としていないはずなので、その分の控除はされていなかったと思うが?)
   傷病者・失業者、そして親子にわたる場合、就労支援が就業につながり納税ができるだけの収入が得られれば、本人も行政もハッピーな関係になれるという基本にかえって考えてもらいたいものだ。

色々はとりあえず置き衣更え     DORA

5月    7月