12/8/28
何年位前の事か覚えていないが、家庭で飼っている犬が「自分こそこの家のリーダー」と思いこんで飼い主に咬みついたり攻撃したりする状況が問題になった事があった。
現在の領土(国境)問題や、子供の歯止めのかからないいじめ問題などこの状況の続編なのではなかろうかと思い付いた。
問題の根底にある「まァ、良いか」というあいまいさが状況をより悪くしているという事があるように思われる。
子犬が何をしても可愛い、よっていたずらをしても噛みついても「まァ良いか…」で済ませてしまった。結果、犬はこれはしても良い事だと条件づけられて大きくなり、力も強くなって飼い主の抑えが利かなくなってしまったというものだった。しかも、犬にとっては自分こそこの群れのリーダーであるのだから、群れを統率しなくてはならないという使命感で行っているので、飼い主がその状況で叱っても効果が無い(犬は飼い主より自分の方が上位者だと思っている)。
それがとうとう人間の子供にまで来たかという見方からも、昨今の被害者が自殺まで突き進んでしまういじめにも通じているような気がする。犬・猫もそうだが、幼い時に仲間とたくさん遊ぶ中で、やって良い事と悪い事の仕分けができる。ここまではじゃれ合い、それを超えると血を見るという境界(ブレーキ)も体得する。文科省も各地の教育委員会も中学生あたりを対象とし対象療法に汲々としているが、実は保育士さんや幼稚園の先生に子供の社会性を身につけさせる体験学習がたっぷりとできる人員と時間の余裕を与える事の方が急務に思われる。皆仲良しのお友達としてケンカもトラブルもなく進める方がプログラム的には楽だが、それでは大人にとって都合の良い子供を作るだけで将来自分で考えて行動ができる大人には育ちにくいのではないだろうか。
今朝の毎日新聞によるとすでに今、大卒者の1/5近くが正規の職についていないらしい。現在経済の中心に居る大人達が将来を見越していないという事もあるが、彼ら自身も自分が大人であると考える事が億劫になっているのではないだろうか。このままでは、私も含めて我々の老後は非正規の職の中でキャリアも貯金もないままその日暮らしをしてきた今の若い人達が中心となる社会に暮らす事になるが、彼らの内のどの位が納税者となって社会を切りまわす側になってくれるのか、はなはだ心もとない。
もう1度振り出しに戻るが、国境問題にも同じ事が言える。我々は韓国や中国、ロシアのように自国の国境について学校の地理の時間にきちんと習っただろうか。国民全員が子供の時に学校できちんと教わっていくらかの語る言葉を持つ国と何も教わらなかった我々では勝負は見えている。
学校という場は教科の勉強をするだけの所ではいけない。人間として身につけなければならないもろもろの事とともに、義務教育の中では国も含めて地域へのアイデンティティを育てる場であって良いのではないだろうか。
12/8/22
この夏はTANUKIとどこにも出かけていない。ただし、TANUKIの方も腰が痛い・足が痛いと暇でもゴロゴロしているので誘いにくい。それで本日は定番の川根温泉へ。雲行きが怪しいが、昼過ぎまでは大丈夫だろうと洗濯物を干して早めにスタート。ところが山に向かう頃にはパラリと雨…、でも下界は大丈夫でしょうと楽観してそのまま進む。
いわゆる盆休みシーズンは終わって、年配のご夫婦や小さな子供連れが多いが、混みあっているというほどでもない。
太陽とお湯の両方に温められて不覚にも湯当たり…。早めに出て休憩所でダウン。
早めのお昼を食べてマッサージ機で軽くリラックスをして帰り道。黒雲は流れているが雨にはなりそうもないので玉露の里に寄り道をしてソフトクリームをなめてくる。ミソハギや女郎花が咲き始めているが、萩やフジバカマはこれから。
帰り道でガソリンを入れて夕方帰宅。
12/8/18
農大の校友会の県の支部長や幹事長に数年前から県の女子部会を立ち上げようという話を聞かされていた。
その時点から言うとようやく、今日静岡市内で東・中・西の代表に呼び掛けて設立準備会を行う事が出来た。
東部の方は3月の総会の時にお会いした方々は今日は用事があるとの事で見えなかったが、御殿場の方が見え、中部からは静岡の大先輩(昭和30年代に学部を卒業されている)と志太のMさんと私、西部からは掛川と浜松の方が見えた。
とりあえず設立しましょうよとの事で、各地区からもう少しメンバーを集めてもらう事とし、今年度中に設立総会まで行けば良いなという位の話になった。
県の総会などOB会でもなかなか女性ばかりで集まる事もないので良い機会になればと思う。
12/8/12
お盆休みに入って観光地はどこもかしこも混雑かというとそうでもない。
昨日やってきたTOPPOさんと午後から島田方面へ。
まずお茶の郷へ寄ってソフトクリームのおやつ。焙じ茶ソフトというのが、新茶の季節に写真を撮りに来た時から気になっていたのだが、ようやく食べてみた。渋みが効いていてさっぱりとしてなかなか美味しかった。ただし、暑さのためとけ始めるとタラタラと流れて来て忙しかったが…。
ここからちょっと戻って島田市博物館へ。あまり動かないのもまずいのでまず散歩がてら分館へ。大井川が側なので日陰に入れば川風が気持ちがいい。こちらは散歩がてらで本日のお目当ては本館の企画展。『鬼太郎と行く妖怪道五十三次展』。先日民児協4市2町の連絡会の帰りに市のメンバーと寄ったのだがサラリと見ただけだったので、じっくりと眺めてきた。広重の東海道五十三次の元絵を上手く使ってイメージを膨らませて次々と妖怪が登場して来る。もう少し説明書きが大きければ読めるのだが、残念ながら目が追い付かず、それでもそれぞれに興味深かった。
12/8/10
国会では消費税引き上げが決まったようだ。一体改革と言っていたが、何とどう一体の改革なのかはよく分からないが…。
どちらにしても1票の格差が裁判で違憲状態と出ているのでこれを是正しないと選挙どころではないはずだが、これがどうなるのかもさっぱり分からない。
国会議員も役人もマスコミの人々も「国民の皆さん」と自分は違うと思っている種族のようだが、あなた方もあなたの家族親族友人知人もそのかなりの部分が国民の皆さんに含まれるはずなのだが、自分の事としてとらえているようにはとても見えない。
12/8/9
オリンピックにインターハイ、高校野球も始まって、新聞の一般紙もスポーツ紙のような紙面になっている。だいたい、ページの半分がプロ野球やサッカーも含めてスポーツ情報。しかしこれで良いのだろうか。
割りを食って報道されていない情報は何か、世界も日本の政治・経済状況も報道に値するものは多々あると思われる。
個人的には、いじめ問題は各地に飛び火をして警察も介入して補導や児相送致など対策に本腰を入れ始めたのが注目された。さらに日本の人口減の問題などももっと掘り下げて考えるべきではないだろうか。
今や速報性という事では新聞よりも早いメディアがたくさんあるので、オリンピックが終わったならばその間に大見出しにならなかった記事についてじっくりと考察を付けた記事を読みたいものだ。
12/8/6
新聞のコラムだったと思うが、往年のテレビ漫画の主人公がCMに出ているのに違和感があるという意見が載っていた。
その前のテレビ創世記にテレビを見ていた私にとっては(多分我々世代共通ではないかと思うが)民放番組の主題歌はコマーシャルソングとセットだった。
たとえば『鉄人28号』の主題歌の最後は「グリコ・グリコ・グ〜リ〜コ」で終わったし、『名犬ラッシー』は「みつわ〜のラッシー」だった。
だからどうだというものでもないが、民法のコマーシャルは時代の指標化石のような気がする。
12/8/2
組の方のお通夜の手伝いに行った。5名で珍しく受け付け。
年配の方なのでご親戚が多く、割とのんびりとした対応で済んだ。
最近はこちらでも家が広くても、葬儀場を使うお宅が多くなった。今回もそうだったのだが、合理的なようで落ち着かなかったりした。しかし、職員の方が居るので、細々とした事は任せて受付に専念ができるのは楽だった。
12/8/1
同じ組のおばあさん(若奥さんが居ないので奥さんと言うべきか)が亡くなられた。倒れて14年を病院と施設で過ごされたそうだ。
ご主人が「昨日までは普段通りだったのだが…」と残念そうに仰っていた。連絡があった時はすでに亡くなられておられたそうだ。色々な病気も併発しており、難しい状況とは言え、やはり寂しく思われている事だろう。
幸い(と言うべきか)急変だったためにお顔もふっくらとしていて安らかに休んでおられた。
明日がお通夜、明後日がお葬儀で、またお手伝いがある。