ちょっとした感想   

12/9/26

   自民党の総裁選挙で昼のワイドショーの各番組は盛り上がっていた。結果的には安倍さんが次期総裁に選ばれたが、地方の党員票は圧倒的に石波さんが取った。これが次の選挙でどう影響するかちょっと興味がある。
   本日の自民党の党大会での谷垣現総裁の挨拶で、野党になってから選挙では勝ってきた、総選挙に持ち込むまでにもう一息だというような事を言っていたが、その選挙に持ち込むことに一生懸命になり過ぎたのが谷垣さんの失敗だったように思える。4年間野党として腰を据えて民主党のお手並み拝見と政策論争を淡々とやっていくべきだった。
   そうすれば対外的に日本周辺がこれほど混乱する事もなかったと思うし、もう少し行政の無駄も整理できたのではないかと思う。
   民主党自体も寄せ集めの目立ちたがり屋ばかりに思えなくもないが、霞が関と自民党に政権運営を邪魔され続けて実力が発揮できなかったとも思える。しかし、中国や台湾、韓国などは安倍総裁誕生であまり過激な論調を取ればより一層日本が右傾化すると警戒する事になるだろう。ただし、アメリカとの関係は民主党政権でもう少し見直すなり整理するなりすべきだった。
   しかし、自民党はまだ野党、まず野党としての安倍総裁のお手並み拝見と行きたい。それにしてもまた腹痛で役目を投げださなければ良いのだが…。

12/9/23

   夜、組内の懇親会。予定では運動会の後の御苦労さん会なのだが、雨のため運動会は延期、しかし、懇親会は会場を借り、料理の発注もしてあるので予定通りに行った。
   また、懇親会は来年の組長確認の場でもあるのだが、次々と新しく入ってきた家に組長をお願いしていたのだが、ついに今年の組長さんの後は昔から住んでいるお宅に組長がまわる。もっとも世代交代をして、来年の組長の主な仕事は若夫婦が行うようで、今回は赤ちゃんも連れて3世代総動員で見えていた。
   何となく男性グループと女性グループに分かれるのだが、それぞれに色々な話題で盛り上がっていた。私に関しては犬話・ネコ話が主だったが…。そしてゴミとカラスの攻防戦は皆さん心配をして、近所の方達はお掃除もして下さっているようだった。

12/9/22

   お彼岸のお中日。普段は23日だが、116年ぶりに22日のお中日(秋分の日)だそうだ。(TOPPOさん情報)
   そんな訳で本日は八王子までお墓参り。朝9時頃に家を出て、まずはガソリンスタンドでこれから働いてくれる車のお腹を満たす。新東名ではなく素直に東名焼津ICから高速に乗り日本坂Pで買い物。
   とにかく東名はルートがいくつも選べるようになって空いている。それでも時々車が溜まって落ち着きのない車がすっ飛んで行くが、危ないなぁと感じる事もほとんど無くなった。御殿場ICまでほぼ1時間。ところがここから須走で東富士五湖道路に乗るまでが難航苦行の大渋滞。ほんの何キロかに1時間。ススキの穂がなびき、稲刈りが行われ、コスモスが揺れ、野菊やつりふね草、トリカブトの花まで見つけた道端、秋満載なのだが、よそ見をしていると前の車にぶつかりそうになる。
   須走についた途端に何事もなく普通に走れるようになるのはいつも不思議に思う。ここまで来ると気温も下がり21℃の表示。車内温度の設定はまだ25℃だが、日も陰っているのでかなり涼しく感じる。予定通り谷村Pでお昼前。「お腹の具合が…」とトイレに飛び込んだTANUKIとともにお昼。こちらはお腹が空いた。今回は富士山カレーを食べてみる。写真ではおむすびがカレールーの上に置いてあるのかと思ったが、山型の型でご飯を作ったところに海苔を乗せてカレーをかけているようだ。鶏のから揚げもパリパリしていて美味しかった。
   ちょうどお昼頃に走るメリットは他の車が休んでいる確率が高く、道路がすいている事。という訳で食べたらサッサと出発。中央道も空いていた。圏央道は反対側に高尾山まで延びたようだが、どちらが近いのか分からないので今まで通りに八王子西ICを目指す。出た先の道路もあまり混んでいない…、お昼時効果か。
   1時前にお墓に到着。石屋さんに挨拶をして花と線香を買ってお墓へ。ここの道路と駐車場が難物なのだが、何とか隙間を見つけて車を停めた。誰か来てくれたようできれいになって花も活けてあったので、花を追加して線香を立ててご挨拶。実の付いたどんぐりの枝が落ちていたのでお供えをしてきた。父が亡くなった3月のお彼岸の時、たまたま八王子に墓参りに来ていて足元のドングリの実をひろっておみやげに病室に持って行って父の手に握らせたのが最後だったので…。
   ここから車は置いてひと山越えた親戚のお墓にも花をもってご挨拶。ツルボや野菊、萩の花がきれいに咲いていた。もう1度戻ってお線香の灰の掃除をしてから帰り道。
   色々な選択肢はあったがとりあえず圏央道の西八王子ICから高速へ。朝霧高原経由にしようか、新東名にしようかと思いながらとりあえず談合坂SAで一休み。TANUKIはまたトイレに飛び込む。待ちくたびれて目の前のソフトクリームを食べる事に。イチゴに巨峰、抹茶にチョコと色々あったのだが、談合坂プレミアムにした。他は\380だが\450と値段もプレミアム。バニラ味だがコッテリとクリーム感が重い。食べ応え満点だった。
   さて出発というところで、「乗せてもらえませんか」と青年に声をかけられた。関西までヒッチハイクで行く途中だそうだ。東名に回るのでも大きなSAで降してもらえればOKだというので、富士川SAまで乗せるという事で必然的に本日のコースは決まった。途中富士山は雲の中、香川の方まで自転車で回った事もあるという彼は富士山とは相性が悪いようで、なかなか近くで見られないらしい。先日も友達と富士登山に行ったのだが悪天候で8合目から引き返して、それならと1合目まで歩いて帰ってきたそうだ。
   TANUKIが不調で静かだったせいもあるが、ポツリポツリと受け答えをするだけで静かな青年だった。
   富士川SAで彼を下ろした後、大相撲の放送を聞きながら残りのコース…、またTANUKIが「トイレ」と言いだして普段はあまり入らない日本平SAへ。これでもう大丈夫と焼津ICからおみやげを届けにマーミ宅へ。ついでにO家のお参りとお墓参りも済ませてしまい、ジュンちゃん手作りのおはぎを頂いてきた。

12/9/20

   午前中、鍼の先生に行ってちょうど昼前には帰りの車の中だった。車の中ではラジオをつけているのだが、丁度地域のイベント案内をやっていて、藤枝文学館市川里美絵本原画展をやっているというのでそのまま見に行った。
   この方は20代からパリに住み、絵も独学だそうだ。イギリスで絵本作家としてデビューされたそうだが、世界各地で子供達に読まれているそうだ。
   いかにも可愛らしい絵本絵本した絵ではないのだが、彼女のコレクションのおもちゃや手作りのぬいぐるみ人形達が活躍したりしている。また、旅もお好きらしく、アフリカや南米などの風俗を取り入れた話も面白かった。絵描きさんなので絵はみんな同じなのだがフランス語や英語だけでなく、台湾や韓国、もちろん日本語でも出版されている。
   また、植物画や民族衣装の絵など細かなスケッチもたくさんあって、植物画については主役以外の植物も名前が特定できるほどに描きこんであった。呼びかけてくる花たちを摘んで向かい合って生き生きとした姿を描こうとするが、翌日にはもうその生き生きとした所が無くなってしまうと書かれていた。
   売店で何冊かの絵本が売られていたので『おそとがきえた!』(偕成社)を買ってきた。文は角野栄子さん。『魔女の宅急便』の原作者の方だ。しかし、市川さんはあまりネコ好きではないらしく、姿はいかにもネコらしいのだが可愛くない。しかし、パピに似た白黒ネコもストーリー展開に合わせた色づかいも気にいった。

12/9/14

   テレビニュースは与野党の党首選と領土問題一辺倒だが、私は米軍のオスプレイの方が気になる。
   今のところ事故に関しては操縦ミスでまとめられたようだが、それならばこそ習熟訓練が十分できて操縦ミスが無くなるまで人口の密集している日本に持ってくるべきではないと思う。そして、この切り口から話している政治家が見当たらないのが気になる。
   どうしても日本で飛ばしたいのならば、いっそうの事尖閣と竹島の間を使って習熟訓練をしたらいかがなものだろう。

12/9/13

   隣組のおじいさんが亡くなられて、今日はお通夜の手伝い。
   組長さんも6月に組費をもらいに行った時はお元気だったと言っておられたが、私も足元は少し危なっかしかったがお元気だと思っていた。しかし87歳、昨年奥様を亡くして寂しく思っておられたのかもしれない。
   ご親戚と近所の人、ご長男の会社の方達などが集まってのアトホームなお通夜だった。

12/9/7

   皆さんは人身御供という言葉を知っているだろうか?英語で言えばスケープゴート。トラブルが起こった時の生贄。
   しかし、どの社会でも平常時には彼らは優遇された。トラブルが起こった時に身を呈して(文字通り死んで)解決にあたる役目を持っていたからだ。
   急にこんな言葉を思い出したのは、原発事故による廃棄物処理の方法が納得がいかないからだ。東日本大震災と津波という大きなトラブルで、生命とは相いれない放射線廃棄物が多数出てしまったのは現実だから仕方が無い。その処理のために何ら病んでいない国有地を最終処分場として高濃度の放射性廃棄物を持ち込むのが納得ができない。すでにたっぷりと汚染された地域・発生元で処分できないのか。
   政治家はそこに住んでいた被災者の感情を配慮すればできないと言うしかないだろう。しかし、日本国中が汚染されたら我々日本国民はどこに避難をすれば良いのか?そう遠くない将来(50年後か100年後かはたまた)南海トラフを震源地とする大津波が来ると言う。こちらにも浜岡をはじめいくつもの原発があり無事であるかどうかは分からない。その度に被災地の汚染の上に別の場所までも放射能汚染をさせてしまったらと考えると一時の感情で決めてしまって良い事か(無害化まで1万年かかるとも言われている)長期の負の遺産としてきちんと合理的に考えるべきではないだろうか。
   大変お気の毒だが我々は原発を誘致して、経済効果などのメリットも享受した。(ここの場合は浜岡の立地自治体ではないので実際のメリットは分からないが県にとっては何らかのメリットもあっただろう)今後、原発だけでなく危険なものを誘致する自治体は大きなトラブルが起きた時には自分達住民が人身御供になるリスクも考えるべきではないだろうか。
   この考えに賛否両論があるだろう事は分かっているが、自分達が取り散らかしたものは自分達で片付けなくてはならない。しかも、これこそ子孫に負わせたくない負の遺産ではないだろうか。

12/9/1

   昨夜は急なサイレンが鳴り渡りました。正直、テレビの音声かと思ったのですが、後から市の同報無線で津波注意報が発令されたとの放送がありました。
   震源地はフィリピン沖。各地である地震が地球全体が身震いしているようで不気味ですが、センサーが良くなって分かってしまうという部分もあるのだと思います。
   太平洋側のほぼ全域に注意報が出たので、NHKは気合を入れて放送をしていましたが、市の防災用ブログは反応が遅かったです。気象庁のHPは割り合い早く載せられていました。幸い何事もなく真夜中過ぎに解除されました。

サイレンのおどろに鳴るや月円し     DORA

8月    10月