12/11/30
国連でパレスチナが国家として認められた。オブザーバー国家という半端な扱いではあるが、見ないふりをしていた存在そのものが国際機関の中で認められた事は大きい。
パレスチナではイスラエルとの紛争では一方的に多くの非戦闘員、女性や子供が殺されている。さらにアメリカや日本からはこの地域を守る戦闘集団をテロリストのように報道する事が多いが、反対側から見ればイスラムという宗教倫理の中で組織された自衛団なのだろう。
ナチスドイツによるホロコーストから60年以上が過ぎた。第2次世界大戦での欧米の手前勝手が、それまでそこに住んでいた人々の安寧を脅かし続けている事をそろそろ考えるべきだ。
12/11/27
選挙間近なのでテレビニュースなどでは日本の問題点を色々と洗いだしている。そこでちょっと興味のある所だけ私見を書きたい。
まず年金について。65歳からすべてを高齢者として保護する輪切りの思想がまずおかしい。年金の賃金スライドも資本主義社会ではおかしい。高賃金をもらってきた人は預貯金などの資産も作れるはずなのだから自助努力をすれば良い。様々な事情で無年金で生活資金もなければ生活保護をかける。その間の人々の割合はどの位か、どれだけの予算を組めば既にその人が支払ってきた年金に利子を乗せた年金が払えるのか、数字を出して検討すべき課題だ。
高齢者がみんな働けないわけでも介護が必要なわけでもない。そんな彼らの力は地域のために使ってほしい。江戸の昔はご隠居になってから大きな仕事をした人達がたくさんいる。
次に少子化についてだが、ここには検討課題が2つある。根本の出生人数の低下だが、実は生まれる前に消えている命があると思われるが数字としてはどの位だろうか。たとえ自分で育てる事ができなくても生まれるまでの親子の保護ができれば、そして子供に里親なり養子縁組なりで育ててくれる親を付ければ子どもの数はある程度増えるはずだ。さらに生みの親の様々なリスクを減らす事(学生なら休学がマイナスにならない・生活苦ならばその間の生活資金を出すなど)に力を入れれば良い。もう1つは、いかなる親の元に生まれても子供が差別を受けないように法改正をする事だ。親が事実婚でも父親が不明でも母親に産む気・育てる気があれば祝福されるべきだ。少し常識を変えれば生まれる子ども・生まれてすぐ殺される子供の数は減るはずだ。
さらに、日本の義務教育は小・中9年間なのだから、そこまでで日本人としての一通りの常識をきちんと教え、それ以降の教育については医師や薬剤師・教師など資格が必要な職業につきたい者や勉強が続けたいもの以外に強制する事はやめるべきだ。その代わり高校以降の教育の奨学金は成績によって得られ無返済で良いようなものにすれば機会均等は守られる。また、奨学金については仮にも大企業と名のつくものにはそれぞれの企業冠で意義の見出せる分野へ出すべきだ。昔は企業に入社してからしばらくは人作りを優先していたものだが、現在の大企業は即戦力を求め過ぎて人を育てる余裕がない。それならばその前段階で社会貢献をするべきだ。
そして中卒で社会へ出る子供達の仕事の受け皿をしっかり作る。その中でまた学びたくなったら実力(今の大学入学資格試験も良いが、既に現場で仕事をして身につけた実力の上で何を学びたいかがはっきりすればその研究のためのみでも良い)の状況で高校でも大学でも大学院でも進学可能にすれば良い。
同じ年齢の輪切りで人生を決めるのではなく、1人1人の向かう先の希望があれば日本は元気になると思う。
12/11/24
衆議院議員選挙は小党乱立になっている。出を考えれば自民党の田中派(民主党をはじめ乱立している小政党のほとんども)と福田派(まだ自民党)で昔の名前のままの社民党と共産党以外はどこから出ようと同じ様相になって来た。ジャンケンで候補者を決めようと言いだした所まであるようだし…。
良い大人というよりも、国の経営に参加したいという大志を抱いている人達の言動とはとても思えない。
以前にも書いたかもしれないが、本当にやりたい人以外、偉そうな顔をしたい人や議員歳費に魅力を感じている人が出る気をなくすために歳費は生活保護費同等か最低賃金による時間給にしたらどうだろうか。それでも議員宿舎はあるし交通費に政務調査費・公設秘書に政党助成金がつく。
また、参議院は政党から切り離して裁判員制度と同じようにすれば良い。
そうすれば少しは椅子取りゲームではなく政治の仕事をする議員が現れるかもしれない。
12/11/21
何年振りかで茶の間の押し入れの整理をした。探し物でもなければ思いきらなかったが…。探し物は出て来なかったが、すっかり忘れていた物や何で仕舞ってしまったのだろうという物が山ほど出てきた。食品を中心にもちろんゴミ行き…。
それでもずいぶん片付いて寝室の押し入れからタオルをしまった引き出しボックスを2つ移動させた。
それにしても父のあり合わせの空き箱を利用して組み合わせ、合理的に区分けしてしまってあるのには感心した。問題はネコや虫がすっかりバリバリに食い荒らしてしまった事だった。
そしてまた、きれいにしまってある物は開けないままですっかり忘れてしまう事もまた事実。山ほど出てきた瀬戸物やコップ類などどうしたものかと思案中。
12/11/18
いよいよ選挙。まずは市長選がスタートした。ポスターが貼られただけで候補者がどこで何をしているか知らないが、事前のビラは双方から来ているし、誰かが双方の後援会名簿に我が家の名前を使っているようで事前のご挨拶の電話もかかって来た。どちらにも「ご苦労様で〜す」と返事をしておいて、さてどちらにしようかなという事になやるのだが…、身近な選挙ほど問題点は分かりきっているので違いが見えない。
今回は候補者のコミュニケーション能力と発信力をチェックして投票をしようかと思っている。
衆議院選の方はそろそろ各党がテレビに出て来てにぎやかだが、今度こそ、国民を1人1人としてとらえて施策を行うつもりなのか、家族とか会社とかを一つのまとまりとして施策を考えているのかを見極めたいと思う。
すでに働くお父さんと専業主婦のお母さんと子供2人の標準家族の割合はどのくらいなのか、お父さんがどんな働き方をしているのか、年齢構成がどの位なのかなどと言ったら標準と言えるほどのボリュームを持つ層はないのではないだろうか。
さらに大企業というものは世界化し、国内の雇用や働き方を考えた場合、大企業を優遇するメリットはなくなってしまっているように感じる。
消費税やTPPよりよほど大きな争点だと思うのだが、どうだろうか。
12/11/15
昨日、野田総理が11/16解散と明言したそうだ。
テレビは大喜びで特集をしていたが、政党の勢力図や離合集散の具合について話すばかりで、この国をこれからどうするのかという視点が全く見られなかった。
第3極がまとまるか?という話で盛り上がっていたが、「政権交代」で日本新党を中心に集まった時も今回の民主党もそれ以外の目的がはっきりとせずに空中分解をした。今回もどうせそうなるのが目に見えているのなら、候補者1人1人がそれぞれの主義主張を明確にしてそれぞれの立場を鮮明にしてほしい。
元々日本人は白黒はっきりさせるよりはグレーゾーンの中で落とし所を探るのが得意な民族、それは物事を決めて進む方針を出すためには欠点どころか長所だと思う。
政治家および政治家候補も国民の皆さんの1人だが、国民をあまりなめないでほしいものだ。
12/11/13
クレージーキャッツの桜井センリさんが亡くなったそうだ。
クレージーキッツのコントで育った世代なので子供の頃の思い出を虫干しするような気になるが、享年86歳だったそうなので私も年をとるわけだ。
気になったのはワイドショーなどで孤独死という言葉を使っていた事だ。このお歳になるとつれあいや友人など身近の人が先に亡くなったりしている方も多いと思う。そして元気な内は気ままに過ごしたいという人も多いだろう。
だからと言って毎日出歩いたりも億劫になれば、必然的に1人で亡くなってしまう事もあるだろう。
しかし、75歳を過ぎた方は周りの目がそれとなく見まもっている。民生委員さんや新聞・郵便・宅配などの業者さんなどと行政が安否確認のネットワークを作っている所も多い。さらに、長年住んでいれば必然的にご近所の人とのつながりも出てくる。今回も新聞が取り込まれていない事で割と早くに発見されたようだ。
心配なのはその手前の年齢の人達の孤独死である。慢性病や高血圧など病気を持っていてもよほど親しくなければそのような情報は周りの人の知る事ではない。本人自身も病気に気がつかないままの事もある。高齢者等の見守りのネットワークからも外れている。しかもこの年代は働き盛りという事で顔が見えなくてもあまり心配もされない。
たまたま1人でいる時に死を迎えても気楽に死の世界に行けたのなら良い。その間、1人であったために世話をしてくれる人がなく苦しんだのならば孤独死を問題として考えるべき事なのだろうが。
12/11/11
一緒に主任児童委員をされている方のご主人が急逝され今日がお通夜なのでお参りに行った。
ご主人は学校の先生OBで今は自治会の役員などもされているそうで、お身内の他に昔の同僚や教え子その他多くの方がお別れに見えていた。
学校では厳しい先生、家庭でも厳しいお父さんで居られたそうだが、その奥の愛情が今日多くの人を呼び寄せられたのではないかと思う。
TANUKIも若い頃に接点があるようで、ご冥福をお祈りしてきた。
12/11/6
中国の万里の長城トレッキングツアーで旅行者3名が遭難死亡した。この旅行を企画した会社が09年7月に北海道のトムラウシでのツアーで遭難死者を何名も出した事でマスコミに取り上げられている。
その時も自分の感想は書いているのだが、どうも私は旅人に厳しい。60〜70歳代の人が1週間の山旅をするのだ。北京郊外の緯度が青森とほぼ同じ、晩秋というよりも標高1000m付近を通っているという長城のあるあたりは初冬と考えた方が良い。あまり観光化されておらず、昨今の日中関係を考えれば普通の観光客と言うより登山を趣味とされている方達で装備と体力を考えて出かけただろう。
旅の行程も後半に入っていた。疲れも溜まっていただろうし天候も悪化しつつあったようだ。ガイドは若い現地の人だったようだが、「天候は良くないようだし我々は高齢で疲れているので今日は自信が無い」と言う事が出来なかったのだろうか。
地元でも何十年ぶりのこの時期のドカ雪であったようだが、自然は思いもかけない事をするのは東日本大震災の福島第1原発の爆発でも分かった事だ。自然のせいにすべきではない。
旅行会社の無責任ぶりはそれとして責任を問うべきだ。しかし、旅をする本人がすべてお任せで自分の身も守れないで良いのだろうか。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
12/11/5
昨日の夕方は「TANUKIさんを救急搬送をしますので病院に来て下さい」の電話に脅かされた。
陸上競技中で人がたくさんおり、意識を取り戻すまでに10秒以上かかったのと頭の傷で出血がひどかったので救急車の出動となったようだ。それでもCTとレントゲンで異常はなく、数針縫ってもらって化膿止めと痛み止めをもらっただけで済んだ。
それにしても本番直前の試走で走っていたぶつかった相手もビックリした事だろう。幸い若い子でTANUKIほどダメージはなかったようだ。
審判仲間の方にぶつかった相手方の世話(大会中の事で主催側の仕事ではあるが)や救急車の付き添い、バイクや荷物を自宅まで運んでもらったりとさんざんお世話をかけてしまった。
今朝もう1度通院し、打撲で痛めたところ用の湿布薬を出してもらい、次回は抜糸で済むようだ。
それにしても眠りTANUKI、前日の土曜日もよく寝ていたが、今日もテレビも見ずに昼間良く眠っていた。
全くメリハリなく休みの日には1日テレビの前で寝ている姿も心配だが、道楽で出かけたは良いが注意力がお留守でケガというのも何とも心配で困ったものだ。
12/11/3
今年のJ1サッカーナビスコ杯の決勝は清水vs鹿島だった。
若い選手の多い清水に対しベテランで固めている鹿島。勢いに乗って4位に居る清水に対して13位に低迷した鹿島。しかし、一発勝負となると強い鹿島、今期は清水が勝っているが苦手意識を持ってきたチームではないだろうか。
今日の試合では鹿島のえげつないほどの執念を持つ試合運びはなかったが、双方のチームとも演技力を磨き上げてのイエローカードの乱発となった。疲れはあっても大ケガはないだろうというのは悪いことでもないが…。
両チームPKで1点ずつ取っただけでこう着状態、延長に持ち込まれ鹿島の柴崎選手が中距離シュートをたたき込んで鹿島に優勝をさらわれた。押し気味の試合をしていただけに残念だった。
良く頑張った試合・良い試合が必ずしも勝てるわけではないが、清水は若い選手の多いチームだけにこれを来シーズンの宿題としてより強いチームになるように取り組んでほしい。
12/11/1
荒れはてし庭の中にも小鳥来る DORA