ちょっとした感想   

13/6/26

   函南の叔母が入院してあまり良くないというので午後からお見舞いに行った。
   今月はもう今日しか余裕がないので強行したが、天気予報では夕方と言っていたドシャ降りに行きの高速で遭った。前を行く車がテールランプをつけていないと目の前に来るまで見えない。もちろん隣の車線の車のヘッドランプが付いていないとこれも把握しずらい。珍しく静々と大人しく走った。普段はわざわざ高速ではなくR1バイパスで十分に行ける距離なので沼津ICを降りた後もさてどっちだ状態。カーナビ頼りでも早めにほしい情報とあっても無くてもいい情報が混在しているので結構気を使った。沼津ICを出る前の段階で伊豆縦貫自動車道に入るのか市内に出るのか、方向はどちらも同じなのだろうが通っているルートのイメージができず、とりあえず動きやすい地道にしたが…。その先、「目的地です」の所に確かに病院はあったが、入り口が分からない!何とか人を見つけて教えてもらったが、カーナビ頼りも善しあしだった。
   そう言えば病院も入口で来訪者のチェックはして「入院されていますよ」までは教えてくれたが、「後は病棟で聞いて下さい。」ところが病棟は入口から病室でナースステーションが見つからない。これまた焦って通りかかった看護師さんに教えてもらった。「ナースステーションは奥にあるんですよ」と屈託なかった。
   無事に病室に案内されて顔を見た叔母はたいしてやつれた様子もなく口調もしっかりとしていた。ただ、残念ながらほとんど食べる事が出来ないそうで、長男の嫁さんと娘に1口のお茶を飲ませてもらって「美味しい」と言っていた。ただ、高齢なので何時何があるか分からないからとの事だった。
   叔母が「遠いのだから早く帰りなさい」と気を使うし、実際に長居をしても叔母も疲れるだろうからと、そこそこに引き上げてきたが、帰りは雨も行きほどではなく気楽に車を走らせていたが東名のトンネルで小型トラックの自損事故。車線が規制されていて渋滞にはまってしまった。それでも明るい内に帰ってこれた。

13/6/24

   学校でのいじめ防止対策推進法という法律ができたそうだ。
   いじめについて暴力・言葉によるいじめ・インターネットでのいじめもいじめとし、いじめられた方がいじめだとすればいじめとして対応する事を規定している。学校での対応・アンケートなどは現在でも行われている所が多いが、その他にいじめ相談の対応窓口を学校に作るそうだ。現在でも担任や養護教諭、学校カウンセラーなどが対応してくれていると思うが、忙しすぎる学校の今の人員配置で本当に子供の心に沿うものができるのかどうかは疑問だが、やりながらでも実質のあるものにしていってほしいものだ。また犯罪行為については警察との連携を密にしていくという。
   しかし、以前にもどこかで書いたかもしれないが、ケンカもいじめ(いじめるのもいじめられるのも)も子どもの内にたくさん経験すべきもので、あまり大人が手を出し過ぎてやらせずに済ませるのには賛成しかねる。
   また、いじめる子供も実は犠牲者で、それまでの生活で人との関わり方をきちんと教わっていないのであって、保護と指導が必要な事に変わりはない。現在のデートDV、ストカー、振られ殺人など、子どもの時の人間関係作りの体験不足のまま放っておかれたように思えてならない。先人がきちんと教育をしないという事も児童虐待ととらえると、これらはみなその結果のようにも思える。

13/6/23

   昨日のユネスコの会議で富士山が世界文化遺産に認定されたそうだ。除外勧告が出ていた三保の松原も加えられた。会議のほとんどのメンバーが三保の松原を加えるべきと発言をしてくれたそうだ。
   日本人にとって文化としての富士山は遠くから眺める山だった。信仰の山としての富士講に関する民俗も興味深いだろうし、植生や地質も見るべきものがあるが、遠方から眺める事で絵画・浮世絵・羽衣伝説やかぐや姫の物語、能・短歌・俳句など様々な分野で日本人の心を育くんできた。
   しかし、歴史に記録されただけでも何度も噴火を繰り返してきた山でもあり、最近の地震の頻発などから新たな噴火も心配されている。
   世界文化遺産認定で儲け話と観光客誘致ばかりに浮かれることなく、富士山という荒々しい自然をきちんと認識した上で大切にしたいものだ。

13/6/20

   朝からサッカーコンフェデ杯のイタリア戦。1戦目のブラジルには大人と子供かという感じにあしらわれて0-3で負けていたので、あまり期待はしていなかったが、あっさりと先制点を取って良い試合になった。日本はヨーロッパのリーグに所属している選手が多いせいかイタリア戦の方が勝手が分かって動いていたように思えた。良い感じで2点目を入れて行けるかなと思ったが結局3-4で逆転負けを喫した。それでもブラジル戦に比べれば動きも良くようやくエンジンがかかったかという試合で、日本もちゃんと戦えば世界のトップと競える試合ができるのだと思った。これがコンスタントにできるようになれば素晴らしいのだろうが…。
   これで予選敗退は決まってしまったが、もう1試合メキシコとできるので良い試合をしてチームとしても選手1人1人としても色々なものを得てきてほしい。
   夜は女子チームがニュージーランド戦。大分はドシャ降りだった上、前半で宮間選手がレッドカード退場で10人になってしまい、1-1で引き分けた。こちらは2年後のW杯までにチームを仕上げる初めの試合なので新しい選手を育てながらチームを組み上げていってほしい。

13/6/18

   先日、運転免許の更新に行ってきた。今回は1度仕事熱心な白バイのおまわりさんに呼び止められているのではるばる運転免許センターまで出かけた。運転免許に関する事に特化しているので、窓口も多いし職員の方も手慣れているので楽だった。交通安全協会の会費もきっちりと払ってきた。
   講習がDVDだけでは済まずに講師の方が直にお話をするわけだが、そのほとんどが運転免許更新に関する事、少しばかり謎だった。
   現在、静岡県は愛知県・千葉県に続いて交通事故が多いそうだ。これはDVD講習でも必ず出てくるが事故のほとんどが追突と出会いがしらの事故、それに右左折時の事故を加えればほぼ70%だそうだ。
   それならば同じ地域から集まっている気を付けて下さいねというべきドライバーに地元道路の危険個所の事例で何で事故が多いのか、どこをどう気をつけるか説明をするくらいの事は出来るのではないか。
   とりあえず1時間講習をしましたという感覚のようだが、事故を減らすPRの場である位の意識を持ってほしいものだ。

13/6/17

   昨日行われた静岡県知事選は現職の川勝平太氏がブッチギリで再選された。
   永田町は自民党に風が来たようだが、それも私は他に選択肢がないというもののような気がするのだが…。それと地方とを同一視するのは如何なものかと思う。
   静岡県の場合、富士山世界遺産への道をつけたばかりだ。また第2東名開通と内陸フロンティア(アベノミックス同様まだお題目が先行しているが)、浜岡原発への慎重対応、さらに穏やかな物言いで発言に関する失点が少ないなどつけこむ隙が少ない所に、まだ1期目、もう1期やって実績をという言い分も十分うなずけた。
   また県議会でずっと自民党会派が知事の揚げ足取りばかりしようとしていたのも下品に見えた。
   県には県民のために県のやるべき事がある、政党によるオセロゲームに関わっているほどの余裕はないしそんな事のために県民税を払っているわけでもない。

13/6/14

   梅雨時、ジメッとして暖かい晩には蛍が出てくる頃だが…。ありていに言えばこのあたりで普通に蛍は見られない。しかし、市内でも中学やサッポロビールのビオトープ、浄水場などで蛍を飼っている。またとなりの藤枝市でもいくつかの蛍ポイントを住民が守っているようだ。
   今日は昼前から梅雨の中休みの強い日差しが出て暑くなり、湿度も温度も十分と、夕食後にそんなポイントの1つ藤枝市の蓮花寺池公園に行ってみた。まだ薄明るい中、夕涼みがてらの蛍見物が集まっている仲間に入った。
   暗くなって、確かに蛍はいるらしく、あちらこちらで歓声は上がるのだが、絶対量が少なく1つの木でポツ、別の所でチカといった具合。光るとギャラリーが取り囲むがなかなか次に光らない。1つの木に目を凝らして数匹の蛍の瞬きをしばらく見て帰って来た。

いっぴきのほたるを囲む蛍狩り     DORA

13/6/13

   スポーツの話題をいくつか。
   まず、サッカーのW杯優勝時の渋谷の雑踏警備ネタから。
   あのDJポリスさんの「皆さんは日本代表のサポーター」に引っ掛かった人が居るようだ。本当のサポーターはお祭り騒ぎをするよりもサッカーの余韻に浸っていると。そういう人は本当にサッカーが好きなのだろうし、多分ご自分もサッカーをする事を楽しんでいるのだろう。しかし、そのすそ野にチームとの一体感や応援席の雰囲気を楽しむ人達もいる。それも含めてのサポーターだと思う。
   次はプロ野球のボールについて。今シーズンは私は目の疲れからパソコンとテレビを一緒に見るのはやめたのでほとんど試合を見ていないので知らなかったが、阪神が良い位置についているはずだ。
   昨年までの飛ばないボールから飛距離の出るボールに何時の間にかかわったようだ。スポーツはルールで出来ている。特に道具についてはきちんと決まっているはずだ。データーを見ればプロ選手なら分かるだろうから、ひそかに対策をたてても良いのだろうが、WBCやオリンピック種目への復帰など国際化を考えているのならば厳正にルールは表に出さなければフェアではないのではないだろうか。
   もう1つは陸上の砲丸投げ、室伏親子で何連覇をしているのだろうか…。あまり詳しくないので他の選手の名前も知らないが、他に選手が居ないわけでもないだろう。先週末にNHKで陸上大会の様子を2時間放送で2日間していたが、砲丸投げについては他の選手の試技は全く放送をしなかった。比べる事で凄さもポイントも次を担う選手も出てくるだろうに、そういうポリシーは全く感じられなかった。
   テレビで見ている分にはどれも座興、しかし、見られる事で選手が頑張り、応援される事で選手が伸びるのならば色々と考えさせられる事はある。

13/6/7

   時の過ぎるのは早いもので、生まれてから60年が経った。いわゆる還暦。昔はれっきとした老人だったのだろうが、本人に自覚はない。
   昔の人は子どもがそこそこ大きくなったら隠居をして自由人としての生活を楽しんだようだ。有名どころでは水戸のご老侯(フィクションだが)や伊能忠敬、歌川広重などがいる。伊能忠敬にとって日本地図をつくる事は商家の主人を引退した後の事だったし、歌川広重は幕府の役人を引退後に絵師として活躍した。彼らにとっては世間に向けた仕事を滞りなく務めた後に、やりたい事を存分にやったという事なのだろう。人生40年だか50年だかの時に彼らはそれだけの余力を残して引退をしたという事でもある。
   さて現在、すでにご隠居仕事の私ではあるがこれが天職とも思えない。毎日を今日1日に全力投球するにはまだゴールが見えないし、生まれ直した所で次の目標をどこに定めようか…。

13/6/3

やわらかき緑の植田鷺一羽     DORA

5月    7月