ちょっとした感想   

13/7/30

   1期目にご一緒した近所の元民児委員さんが亡くなられた。具合が悪いなどの話も聞かず、今日、急に訃報がまわって来てびっくりした。すでに昨夜がお通夜だったという事で今日午後のお葬式に伺った。
   お話によると一昨年、膵臓ガンが発見されたそうだが治療の効果もあり普通と変わらない生活をされていたそうだ。遺影も今年のお正月のものだそうだが以前の見慣れたお顔だった。直接の死因は1月あまり前の脳こうそくだったそうだ。
   元々物静かな方だったが、息子さんの挨拶によると頑固で責任感が強いので、秋のご両親のお年忌を少し早目にこの春に行い、奥様とお孫さんの誕生日もクリアして旅立たれたそうだ。戒名は利行正賢清信士、享年71歳だったそうだ。
   地区民児協の前会長はこの方とは職場時代も先輩後輩の関係。今日も来ておられて弔辞を読まれた。それ以外にも当時の民児協のメンバーが何人か見えていて、近所でも普段は意外とお会いしないので懐かしかった。

13/7/28

   はだかっこの会のお仲間の現役の先生のお誘いで、午後から静岡市で行われた親守詩静岡県大会に出かけた。
   親守詩は子どもが 五-七-五で、親が 七-七で心のキャッチボールをする詩だ。連歌の形式になるのだろうが、短い言葉に思いを乗せるので親子とも素直な心が出るようだ。特に幼児部門は親も心が瑞々しいので楽しいものが多かった。
   県知事賞をはじめ、たくさんの賞があった。

13/7/10

   瑞穂の叔父は会社をたたんでも今でも菓子の開発に携わっている。
   現在はアレルギー物質を除いた菓子を色々と開発しているが、戦後すぐの物のない時代に修業をしたから色々な工夫が出てくると言っていた。何しろ小麦粉も乳製品も卵も砂糖も貴重な時代にケーキをこしらえていたのだ。ジャガイモやサツマイモのデンプンを使って人工甘味料と香料でクリームらしいものを作ってケーキにし、「それが銀座でおみやげ用に15円で売れたんだ」と言っていた。現在のレートでどの位なものかよく分からないが、結構高いものだったのだろう。
   現在のアレルギー対応菓子も小麦粉がダメ、乳製品がダメ、卵がダメ、大豆製品がダメ(添加物になるらしい)、香料や着色料もあまり使いたくないという中で美味しいものを考えだしているそうだ。

13/7/9

   眼科に行ってきた。こちらのつもりとしては先月あまり視力が出なくて再検査のつもりだったのだが…。
   視力についてはパソコン仕事が一段落していたこともあって、先月よりも良かった。ある程度以上は見えにくいが、視界が悪いという感じではないのだが、白内障が始まっているようだ。まだ経過観察だけで良いというのだが、そんな年になったという事だろう。
   しかし、右の方が来ていると先生は言うのだが、見えにくいのは左目、何故なんだろう。

13/7/7

   愛読書の1つに畑中恵さんの『アコギなのかリッパなのか  佐倉聖の事件簿』がある。元国会議員の事務所の事務員・佐倉聖が無理筋の問題を知恵を働かせて解決をしていく、日常の謎系の推理小説だ。スカッとするというよりニヤリとできる穏やかさが良いのだが、今回は選挙がらみの警句を2つ。
   「俺が政治に熱心になっても、税金が安くなるわけじゃないしさ」
以前聖も大堂のオヤジに、そう言った事がある。本音であった。
「そりゃあ、そうかもしれんな、聖。だが政治に無関心でいると、知らない間に議会で、消費税増税があっさり決まるかもしれん。そうしたらお前も、その金を払うんだぞ」
   そう切り返され、黙った。確かに税金の増減も、年金額を決める法律も、駐車違反取り締まりの方法の変更も、全てに政治が関わっている。つまり聖のような庶民もまた、日本で暮らしている限り、政治とは無縁でいられないからうっとうしい。(商店街の赤信号)
   『風神雷神会』の議員連中は、後先考えずにただ反対を唱えることはしないよう、オヤジに仕込まれている。
   相手を非難すると、自分の方が強く正しいように感じるから、人はつい、事のあら探しをしてしまう。だが、己ならばその事をどうなしていくか、明確な考えと現実的な見通しなしに、相手の案を潰してしまうと、物事が進まなくなるか、よりいい加減になるだけだ。それは少なくとも、政治家が取るべき態度ではないのだ。 (月下の青)

13/7/6

   選挙の期間は各政党の露出率が高いし、それぞれの主張を聞くテレビ番組も増える。
   企業寄りの政党もあれば、被雇用者寄りの政党もある。経済優先の所もあれば、生活や環境を守ろうとの主張もある。国政選挙だからと言って地域それぞれの問題の方が大きいところもあるだろう。
   話を聞いていて1つ足りない視点があるような気がする。農林漁業にしろ個人商店や家内工業のような町工場にしろ個人事業主の声を代弁する政党がないように思えた。このグループが代表者を出してグランドデザインを描かない限り日本という国全体の地域の活力や経済の活性も出て来ない気がするのは私だけだろうか。

13/7/4

   参議院議員選挙が始まった。民児委員の改選期と一緒だったのかと何となく思ったが、衆議院同様に政治家が政党色を出して選挙で選ばれる意味があるのだろうか。そのために衆参のねじれが話し合いで解決されずにいる気がしてならない。裁判員制度が一般人に人を裁く機会を与えるならば、参議院も同様に選挙人名簿から被選挙権のある住民を無作為に選び出して理由のある辞退者を除いてその中から選挙で決めた方がよほどの政治改革ができる気がする。
   ついでながら今、各政党が主張しているような短期間のビジョンではこの国は立ちいかなくなりつつある。
   国土を目一杯活用してどこに住んでも同じ公共サービスが得られる(ちょっと大都市を離れると満足な公共交通も無く高齢者だろうが少し認知症があろうが自分で車の運転ができなければ住めないなどという事のない)事、どこに住んでも男性でも女性でも若い人でも高齢者でもまた障害者や外国人でも同一労働同一賃金、そしてこれだけインターネットが発達し狭い国土で物流も良い国でオフィスに集まって働く必要はなく、各家庭で子育てしながら、介護しながら、あるいは障害や病気があっても働ける環境を整備するべきではないだろうか。特に事務系の仕事のほとんどはそれで十分ではないだろうか。
   もう1つは農林漁業・商店・町工場など個人事業主を大切にする事、大企業だけで労働力すべてをマネージメントする事など今までも出来なかったしこれからも期待できない。このような仕事の場がどんどんなくなっている事が日本の労働環境をおかしくしているのではないかと思う。
   この2つができればお父さんは仕事とともに子育てや街を支える仕事ができるし、お母さんは子育てをしながら働く事が出来る、というよりは古来ずっとそうして来たのであって今が少しおかしなことになっているだけのように思える。

13/7/3

   隣組のお宅の息子さんが亡くなられて今日はお通夜。組の人数は十分いるのでお参りだけで良いよと言われて2人で出た。
   急性の肝炎だったそうで、就職して数年という若さでの旅立ちだった。同世代の若い方がたくさんお別れに来ていた。

13/7/1

   最近は手紙やはがきのあて名の書き方を知らない子供が増えているそうだ。確かに爺婆は電話世代、パパママはメール世代では手紙の必要性を感じる事もないのかもしれない。
   そもそも子供達は自分宛に手紙をもらった事があるのだろうか。家庭教育の範囲だというのなら、まず爺婆が孫あてに電話ではなく手紙を書く事から始めるべきだろう。
文月や手紙書いては出さぬまま     DORA

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