8/26『尾瀬紀行』は思い出のページに入っています。
02/8/30
次々と色々な組織の不祥事が出て来るが、今回は東京電力。
この15年以上、原発の検査時に出た異常を隠したまま運転していたようだ。これで原発設置をしている自治体や住民との信頼関係が壊れたであろう。しかも、社長がケロリと「知らなかった」と言うようでは、「今後お作りになるのなら、会社の目の届く東京の真中に!」と言われて当然の事態である。
リスク回避というのは、隠す事ではなく、「これだけの事をやっています」と誇れる事である。それができない理由があるのなら、原子力発電からは撤退して、風力や太陽光等、新しいエネルギー源の研究に取り組むべきである。
02/8/28
農水省は今度は無認可農薬の危機に曝されている。販売は禁止されているものの使用に対する法律が無かったらしい。たまたま市場での検査で発見され、果物を中心にかなり使用されていたようだ。使用した農家側も、農薬であるという意識が無かった所もあるらしい。食品添加物同様、即急に安全基準を決めるというが、物流が世界をまたにかけている時代に、国内基準だけで良いのだろうか。
さらに、遺伝子組み替え大豆不使用のはずの大豆製品に、かなりの遺伝子組み替え大豆の反応が出るようだ。これは遺伝子組み替え大豆が不使用だから、多少高くても良いと考えている消費者に対して、詐欺を働いた事にはならないだろうか。
どちらも品物の見た目だけでは分らない問題であるが、食物の安全に対して、我々は何が出来るだろうか。
02/8/23
島田署管内で、あおられたトラックが急ブレーキを掛けて、あおった車を追突させ、運転手が重態になったそうだ。ブレーキを掛けたトラックの運転手を殺人未遂で逮捕したそうだが、裁判ではどうなるだろうか。
道路を車で走る場合に取る車間距離は、先行車が止まれば、自分も安全に止まれる距離を取るべきはずである。止まれずに突っ込んでしまった場合、後方車の前方不注意がまず取られる。いくら明け方とはいえ、自分達だけの道路ではない。そのあたりを裁判所はどう見るのだろうか。
地元の事件だけに追っていきたいと思う。神奈川県内でBSEの牛が見つかったそうだ。国内5頭目。今までの牛より1歳年上。大分身体にガタがきていたようだが、BSEのせいかどうかは不明。国内へのBSEの広がりのルートや、解決の糸口など、何かが見つかれば良いのだが。
02/8/22
日本ハムの内部処分が決まった。農水省をはじめ外部からはすこぶる評判がよくないが…。
しかし、資本主義社会なのだから、これで会社が再建するかどうかは株価に委ねれば良いし、幸い末端の消費者にわたる物を作っている会社なので、消費者に受け入れられるかどうかは商品を店に並べてみれば分る。「肉そのものが悪かったわけではない」と消費者が受け入れてくれれば、販売店も会社もそれで収まるが、「我々が払った税金を不当に手に入れようとした詐欺体質の会社が許せない」と消費者が商品に手を出さなければ、販売をしようとした店の見識も問われるし、株価にも反映するだろう。
要は、我々1人1人が如何判断するのかが大切なのではないだろうか。
02/8/20
テレビニュースによると東京の町から松坂牛が消えたそうだ。厳密に言えば、何処でもお金を出せば買えたものが、何処でもではなくなったという事だろう。
一つの地域で丹精をこめた牛がそうたくさん出回る訳がない。だからこそ値も張る。しかし、ブランド信仰で、流通段階で化けていたものが、昨今の肉の不当表示騒動などの影響で自粛されたのだろう。
産地や生産者にとっては今こそチャンスである。家のブランドでも、地域のブランドでも、「美味しいブランド」としてアピールすれば良い。○○ブランドに化けさせられるほどの美味しさではなく、堂々と自分の名前で勝負し、より美味しいものにすれば良い。
02/8/19
本日の毎日新聞の朝刊には、2つの農業に関する新しい試みの記事が出ていた。
1つは、国立精神・神経センターを中心とした遺伝子の研究で、BSEにかかりにくい牛を探す研究。人や羊では、遺伝子のある部分のアミノ酸があるものだとプリオン病に罹りにくいらしいという事が分かってきているようだ。果して牛にもそのような関係があるのか。牛は品種改良の結果、遺伝子的な多様性がかぎられているので、難しいかもしれないとの事だが、まだ始まったばかり。期待を持って見守りたい。
もう一方は、西アフリカ陸稲開発協会がアフリカのイネとアジアのイネを掛け合わせて作った陸稲ネリカ。旱魃や病虫害に強く、少量の肥料で収穫増を望めるアフリカ農業の希望のイネだそうだ。日本も資金提供やJICAを通した人的支援でお手伝いしてきたそうだが、これが種の増産段階まで入ったそうだ。
西アフリカも米食文化圏だという事さえ知らなかったが、貧困地帯である事は知っている。日本は同じ米食文化圏として、成功に向けてまだまだ応援できる事があるかもしれない。
02/8/18
本日のサンデープロジェクトで靖国問題を取り上げていた。頭でっかちな議論であったが、言われていなくて気になった事が1つ有った。
それは、日本の神祭りについて。ヨーロッパ的に国家の礎となった人々に敬意を表するというのとは違って、日本では不本意に亡くなった人の魂を慰める神祭りがある。私は靖国神社もその範疇に入っていると思っている。大国主の出雲大社、菅原道真の天満宮など、日本の神社は敗者の歴史でもある。負かせておいて最大限の敬意を込めて祭り、祟られないようにする。変な理屈だが、我々は大昔からそうしてきた。
靖国神社の祭神は我々が負かせたわけではないが、我が国が不本意にその生を絶った事には間違いがない。よって祭らなければならないのである。
ついでながら、A級戦犯合祀についての問題があるというが、幕末まで敗軍の将が切腹をして戦いの終結を行っていた文化を持つ国で、彼らはたまたま裁判という形で敵方に首を落とされたと考えている人もあると思う。歴史は長い目で見なければ分らない。
02/8/10
我家にも住民基本台帳ネットワークの番号が届いた。だけど、銀行のお知らせや公共料金のお知らせと一緒に処分してしまいそうな代物。しかも家族分が羅列されている。これだけ鳴り物入りで行っている事業で、個人個人に保存しておいて欲しい物は、もう少し持ち易い物を考えつかなかったのだろうか。人々に賛成してもらって普及しようという発想のない、典型的なお役所仕事に思える。
02/8/9
田中真紀子衆議院議員がついに議員辞職。しかし、テレビ各局がニュースで彼女の議員生活やこの1年の活動のダイジェストを放送していたが、私から見ればプラスイメージの方が多い。本当にプラスの仕事を多くしてくれたのか、イメージ作りが上手だったか。
ただ、少なくとも議員事務所の会計不明朗=議員辞職の公式をこの会期の最後に仕上げてくれた事は、今後評価される場面が多々出てくる予感がする。今、国会議員をやっている何人がこの要件にかからないか、マスコミは調べてみたら良いと思うのだが。
02/8/8
本日立秋。
夕方の風が少し涼しくなってきた。せみも1日中ジージーと言っていたのが、カナカナと言いだしたし。
そろそろ暑さも一息つくのかもしれない。しかし夏の行事はこれから本番。
02/8/7
今度は日本ハムがBSE対策費の詐欺容疑で調査されるそうだ。
困った事だが、民間企業は儲ける為の仕事を旨とする。困っていた在庫がお金に変るならば、企業倫理はともかく、工夫する気になるかもしれない。ただし、ばれたら消費者(納税者)から総すかんを食うのは雪印だけの事ではない。
一方、国や地方が責任を持って行うべき仕事は、民間企業が儲からないので行わないが、人々にとって必要な仕事であるはずだ。だからこそ我々は税という形で応分の負担をし、代表者(知事や市長など)を選び、担当者(公務員)を雇って仕事をしてもらっているはずである。国や地方公共団体の予算が決められていくこの季節、キッチリと見ていく必要がある。
02/8/6
広島に原爆が投下されてから57回目の夏。世界はまた、きな臭くなっている。
ところで、我々は第二次大戦の加害については何かと各国から言われ続けてきた。しかし、被害についてのメッセージをどの位発信しているだろうか。
戦場でない所で、生まれようとする赤ちゃんからお年寄りまでを対象とした、都市に対する絨毯爆撃や原爆は、戦争だからと許される行為なのだろうか。原爆もベトナムで使われた枯葉剤も、戦争はとっくに終っても、遺伝子を通していまだに残虐行為の再生産をしている。
これこそが現代の戦争だというのならば、我々はどのようにしてこれを止めるのか、人間としての知恵が求められている。
02/8/5
あっという間に8月も5日。そして、今日から賛否両論を積んだまま住民基本台帳ネットワークシステムが稼動した。実際に我々の役に立つようになるのは来年の8月かららしいので、それまでは余分なデーターを入れず、しっかりと練習をして欲しいものだ。動かしてみなければ実際のトラブルがどれだけ起こるか分らない。起こるべき問題はこの期間に起きてくれたほうが、机上の論理よりも実際的な解決が出来るだろう。
いずれ、ネット化は避けられないと思うので、より現実的に安全な稼動を望みたい。
総務省が秘密にしているマザーマシンの位置よりも、きちんと分散してバックアップを取っているかどうかの方が、私には心配である。