ちょっとした感想   

02/9/29

   TANUKIが次のビールを仕込むとうるさいので、沼津にあるビールキットを扱っている店までドライブをした。天気予報が外れて時々日が差す蒸し暑い日。なぜか道路は空いている。気持ち良く車を走らせて店まで行ったがお留守。近くの人に聞いたら学校の運動会だという。それなら昼には戻るだろうと原の駅前まで出て、お昼を食べる事にする。
   実は由比の桜えび会館あたりを狙っていたので、ちょっと残念だったが、いかにも大衆食堂風の店へ。ラーメン・蕎麦・定食と何でもあるが、迷わず『アジフライ定食』。実はこれ私の好物。三枚に下ろした実だけを上品にフライにして出て来たのは嬉しい驚き!味噌汁も煮干だしで具沢山。飛び込みにしては大当たりの選択だった。
   TANUKIは『煮カツ定食』。カツ丼の具風のものが出てくるのかと思ったら、モツ煮のだしにカツの他に色々な野菜や糸蒟蒻、豆腐まで入って土鍋で煮込んである。ちょっと驚きのある煮カツだった。
   お昼を食べて時間を調節し、お店に戻ってみたら、ちょうど店主もお帰り。「いつもお休みの時にすみません」とか言いながら、しっかりと買い物、原料3缶と王冠を確保した。(本業は別にあるのだが)最近はアウトドア物は不景気で仕事にならないそうだ。しかし「皆さんに道具を買ってもらったので、材料だけは確保していますよ」との事。
   帰りは同じ道を通るのもつまらないし、山の方まで行く余裕もないので、裏道を走ったら、富士でしっかり訳の分らない道に入り込んでしまった。ばかに海の近くをクルクルと回ってようやくR1へ。「ケーキが食べたい」と言い続けたが、途中で気の利いた喫茶店にも出会わずに、焼津に帰ってお八つにした。それにしても、ガランと誰もいない駐車場に車を入れて、注文をしたとたんに店が込み合ってきたのは!招き猫と招きタヌキの神通力は今日は健在だったのかも。

02/9/27

   無登録農薬ダイホルタンを使っていたリンゴ農家の方が自殺をした。危険な農薬を使っていたという事で今年の収穫は全量廃棄、補償もない。
   発ガン性が疑われている農薬だが、無知から使ったのか、騙されたのか、あるいは危険よりも効果を狙ったのか、小さな新聞記事からは読み取れないが、この農薬は果樹農家が多く使っていたようだ。収穫期、支払い期、問題を抱えた農家は多いのではないだろうか。
   消費者の健康を守るためには流通は困るが、損害を出した農家それぞれへの、きめの細かい対応も求められる。あえて使っていた所はともかく、騙されてとなれば弁護士さんの出番もあるのではないだろうか。きりっとした対応を取らなければ、規制から外れた所で同種の事件はいくらでも起こる事を考えておかねばならない。

02/9/24

   世界全体が苛立っているせいか、ホームページの掲示板の荒しが各所で見られるようだ。
   主催者によって意識は違うだろうが、個人頁の場合(公共施設や会社などのものでないもの全て)の掲示板は、その方のホームパーテーのような場であると思う。間口をどこまで広げるかは主催者の考える所だが、他所の掲示板に書き込むという事は、現実に人を訪ねる時と同じだけの気遣いは必要なのではないだろうか。
   主催者の誹謗中傷などは失礼だし、参加者同士の喧嘩というのもどうかと思う。言葉だけの世界、相手に対する思い込みなどから、つい立ち入り過ぎるというのもあるだろうが、この先に生身の人間の感情がある事を、意識していなくてはならないと思う。
   インターネットの世界も広い。無理に気の合わない場所でギスギスした関係を作り出すよりも、自分の落ち着ける場を求め、他はスマートにすれちがえるような気配りをしたいものである。   

02/9/21

   清水エスバルス、どうした!
   しばらくぶりでテレビ放映があったので見たが、思っていた以上にひどい状態だった。両サイドを突っ込ませてバロンの頭に合わせる単純な攻撃が読まれ始めたので、システムを変えようとしているのは分る。
   しかし、スピードでかき回すアレックスを前線に張り付かせ、やはりスピードと切れの良いセンタリングが売りの市川を下げたのでは、取っ掛かりも作れない。しかも3バックから4バックに変えた結果、ディフェンスもボロボロに穴が開いている。点は取られる、点は取れないでは勝てる訳がない。
   また、安貞桓選手を採ったが、どういう使い方をするつもりだろうか。どうせシステムを変えるのならば、ここにこう入れるという形をいくつか試してみれば良いと思うのだが、そういう発想も無さそうだ。
   気が付けばドン尻の札幌に限りなく近付いている。なまじ選手1人1人の意識は高いので、個々の発想だけの局地戦になってしまっているが、早く大戦略を立て直して抜け出さなくてはならない。

02/9/20

   最近見直した男が2人居る。

   1人は横綱貴乃花。確かに割りは有利だったが、後半の(今日の千代大海とまともにぶつからない作戦も含めて)自分の力を知って、なおかつ力を出せるだけ出し、しかも勝っているという事で、彼は甦ったと思う。
   しかし私は今場所の相撲ではなく、何を言われても聞き流し、とりあえず相撲が取れる所まで十分に休んだ彼の度胸を評価したい。半端な形で出てきて無様に引退をする形をとらなかったのは、環境に恵まれているとは言え、彼自身の心の強さだと思う。
   今場所でまだ相撲の取れる事は自分でも分ったと思う。ここから新境地を開けるかどうか、彼の担う物は相変わらず重いが、頑張って欲しい。

   もう1人は小泉総理。当てにならない外務省を率いて、北朝鮮と良く勝負したと思う。
   ともかく会議の場で宙ぶらりんな形で拉致被害者と言われていた人達の一部が拉致被害者と公式に認められた。(相手のトップが公式に謝った)下手に席を立たなかった事で、さらに追求は公な形で先方の協力の元で行うという選択もできる。北朝鮮側だって圧されっ放しでなく、「まだ居る」とばかりに日本側が把握していなかった人を3人も含めて解答してきた。しかも細かいデーターはわざと朝鮮語にして、こちら(たぶん外務省)の出方を試してきた。
   もう一つ注目しているのが金正日氏に対して軍指導者と総理が敬称をつけた事だ。経済の前に拉致・不審船・ミサイル等の問題を解決しましょうというメッセージだろう。私は小泉総理は今回の外交では上手く立ち回ったと思う。

02/9/19

   お彼岸の入りには1日早いけれど、八王子のお墓にお墓参りに出かけた。
   am8:00に家を出た。ところが、東名ICまでずっと渋滞。普段5分と掛からない所を15分も掛かった。ところが高速に乗ってしまえば、入り口の混乱は何だったのだろうという状態。予定通り1時間で足柄SAへ。厚木ICを出たのがほぼam10:00。後は長年の付き合いで、予定通りの所で渋滞にはまりながら、それでも午前中といわれる時間にたどり着いた。
   石屋さんで花と線香を買ってお墓参り。

   さて、まだ日が高い。高尾山口の駐車場に車を預けて高尾山へ。行きはズルをしてリフトで途中まで上がる。足元に尾瀬で教えてもらった金ミズヒキがたくさん咲いている。目を上げると何かの赤い実。風も涼しい中をご機嫌で登るが、天性のブキッチョなので荷物を取り落とさないように、カメラはしっかりと仕舞っておいた。
   リフトを降りた所でお昼。冷やしとろろ蕎麦を食べる。
   腹ごなしにエッチラオッチラと薬王院へ。裏表を四天王が守る門をくぐり、本殿にお参りをして石段を上り奥の院へ。ここからまた頂上までの道が続いている。杉木立の切れ間からは八王子の町。新宿や池袋のビルも見えるらしい。何とか潰れることなく山頂までたどり着いた。pm2:00。頂上はガッカリするほどただの公園になっているが、富士山のシルエットがきれいに見えた。テレビ放送か何かがあるらしく、撮影機材を持った若い人たちが右往左往していた。

   山頂のビジターセンターの女の子に「サンダル履きじゃきついですよ」と言われたものの、3号研究路に迷い込む。ここは昔は花が多かったのだが、木が育ちすぎたせいか道幅が広くなったせいか、特に目を引く物も無かった。分枝点を見誤ったせいかそのまま6号研究路に。こちらは普通の土の道。人も少なく歩き易くて山道を楽しめた。このまま下って行けば琵琶滝方面へ出るはずだが、最後の詰が山道らしくきつかったはずなので自重して浄心門の側へ出る。pm2:50。これで参道に合流。それなりに舗装してあり、それは良いのだが、ロープウエーとリフトが通って歩く人が少なくなったせいか、車は通るし、勾配もこんなに急だったろうかと思うほどきつい。上り下りする車を避けるのに自分を止めるのも大変。出口附近の沢でちょっと疲れかけたツリフネソウが咲いていた。pm3:30、無事に車を入れた駐車場に到着。

   そのままR20を相模湖方向へ。相模湖ICから中央道、談合坂SAで給油のついでにちょっと早いお夕飯。カツサンドが美味しそうだったので、残っていたお茶と一緒に食べて一休み。
   大月JCTから河口湖方面へ。さらに須走りまで走って、東名の御殿場まで繋がっていない事を嘆きながら急な下り坂の渋滞道R138へ。東名御殿場ICからすっかり暗くなった東名を走らせて家についたらpm7:00過ぎ。ちょうど良い時間帯に帰り着いた。

02/9/16

   アメリカのフットボール・リーグ(NFL)が始まっている。
   ちょうどテレビで見始めた頃に、ダラス・カウボーイズがQBエイクマンの下、上昇気流に乗っていた時だったので、そのままダラスが私の注目チームになった。勝っていれば日本での放送も多いのだが、最近は下降気味で、今日はしばらくぶりでテレビで見た。プロリーグの常でだいぶ選手の入れ替わりがあったが、今日の状態だけを見れば、まずまずの所に留まりそうだ。これから1月末まで、楽しむ事ができる。

02/9/15

   アメリカとイラクの間が風雲急を告げている。
   ともかくイラクもアメリカも1つの国である。国には自治権が付随され、自国民を守るためのさまざまな権能があり、その中には自国防衛のための戦争も含まれる(現在の所)。
   そして、ここからが難しい所なのだが、今現在、国土と国民の上に爆弾を落とされているのはイラク側である。イラクがアメリカ本土を国として攻撃をした訳ではないし、クウェート侵略の戦争の一方の当事国クウェートは原状を回復している。よってアメリカ側には本来大義名分が無い。
   イラクも胡散臭さが付きまとう国ではあるが、アメリカもアラブ系の国民を、第2時大戦下で日系の国民を隔離したように、隔離に走っている。さらに気になることはアメリカが第2時大戦下での原爆、ベトナム戦争での枯葉剤等の化学兵器など、将来の生命にまで危険な兵器を平気で使う国であることだ。多分戦場で亡くなった者よりも空爆の犠牲となった一般市民の方が多かったであろう。中東もアジアであり、こういう国に戦争の主導権を渡す事も心配である。
   ソ連が分解して今やアメリカは唯一の武器大国(もちろん原水爆の実験も続けている)でもある。それやこれやで今はアメリカの興奮を鎮めて話し合いのテーブルにつかせる努力に勤めた方が良いと思うのだが、日本という国にそれだけの外交力があるだろうか。

02/9/12

   田辺聖子の『姥ざかり花の旅笠』を読み終わった。
   江戸末期の筑前の大店の女将さん(御寮さん)の旅日記を元に、当時の旅と時代を講義するという形のもの。
   九州言葉と大阪言葉がクロスオーバーして、楽しかったけど読むのは難しかった…。
   九州から旅に出た女将さん4人のうち2人が旅日記を残している。これをベースにその他の江戸時代の旅日記や旅行案内、浮世絵の解説などを示して、江戸時代の旅の形が浮かび上がってくる。
   この50代のおばさん達の旅、壮大である。ボデーガード件荷物持ちの男衆3人を引き連れて、安芸の宮島、金毘羅さん、備前の瑜伽山、奈良は春日大社・東大寺、京都の寺々、吉野の山では桜を楽しみ、そして目的の伊勢参り。ここで引き返さずに、信州の善光寺へ、さらに頑張って日光へ、そして江戸へ。さらに帰りは鎌倉を通って遠州の秋葉神社へ。せっかくだからと奥三河の鳳来寺へも。さらには養老の滝で若返り、帰りの京都ではお芝居三昧で旅の疲れを取り、大阪ではショッピング。ここからは船で、無事に九州へ。
   閏正月16日から6月12日頃までほぼ半年、旅費は大雑把な現在換算で、130万円程度だという。これは1人分で、もちろん供の分は女将さん達の負担だろうから、200万円位になるのだろうか。現在のヨーロッパ豪華ツアーを考えれば、良い勝負なのだろうか。
   それにしてもバイタリティーあふれる旅!まだまだ私の行っていない所はたくさんある、さて次はどこへ向おうか。  

02/9/11

   去年の今日、アメリカの世界貿易センタービルに旅客機が乗客もろとも突っ込んだ。飛行機の乗員・乗客はもちろん、ビル内に居た人、救助のために駆けつけた警察や消防関係者など多数の死傷者を出した。しかも、これがテロだという事でアメリカがアフガニスタンの攻撃を始めたために、アフガニスタンでも多くの普通に生活している国民が死傷している。さらに、イスラエルがアメリカと同じ論法をとって、パレスチナを攻撃しているために、結果として双方の普通に暮らしている人々の死が積み上がっていく。
   遠くからテレビ画像でそれを見ている我々に何か出来る事があるのだろうか。うっかりしていると国の方針でここさえも戦場になりかねない危険さえ隣にある感もある。幸い朝鮮戦争、ベトナム戦争では日本に玉は飛んでこなかったが、大昔の戦争から補給基地は大きな攻撃目標であり、いまやミサイルの時代である。
   平和を、さまざまな文化を、破壊することなく次の世代に残していきたい。

02/9/10

   デフレ、デフレと識者が慌てふためいている感がある。
   しかし、そんなに慌てふためく事なのだろうか。株価はバブル開始期のレベルにあるそうだ。その後がバブルという熱病だとしたら、平熱に戻ったわけである。病み上がりで体力は使い果たし、筋肉よりも贅肉が勝っている状態だが、体調管理に気を配りダイエットをすれば、健康体は取り戻せる。何時までも栄養補給と薬に頼っていては、かえって回復はおぼつかなくなる。
   今現在の体調を確認して、健康体に持っていく計画こそが、今やらねばならない事であるはずだ。

02/9/8

   昨年の9月はとんでもない事が次々と起こった。新宿のビル火災、BSE牛の確認、アメリカのビルへのテロ。昨年私は行政の対応について文句をつぶやいていた。どれも円満解決はなされないまま1年が過ぎた。それどころかアメリカは次はイラクに戦争を仕掛けようとしていて、誰も止められないまま、日本も後ろから付いて行きそうな気配さえある。
   この国だけでなく、我々人間はどこへ向おうとしているのだろうか。

02/9/5

   長野の田中知事が今日、2期目の初登庁をしたそうだ。速報を見逃していたがK嬢さんによると開票が始まるとともに当選が出たそうだ。2位とダブルスコアに近いダントツの当選。
   選挙前に得た知識によると、補選ではないので4年丸々の任期があるそうだ。これまでに長野流政治の常識に県民それぞれが疑問符を湧き出させる程の行動をしてきた。言うなれば「王様は裸だ!」と叫んで、人々に気付かせた。
   次は、ではどうすれば良いのかの解答を探して欲しい。この解答が日本全体を目覚めさせるものになると良いなぁと期待をして…。そのためには県庁も議会も王様が裸である事を認識した上で行動を開始しなければならない。
   幕末にも佐久間象山が1歩先に目覚めていた信濃である。彼の知力と財力が多くの人を育て明治維新に流れ込んで行ったそうである。果して、次の4年でなにが変わり何が残るのであろうか、注目している。
   興味のある方はこちらへも。

K嬢の長野県政ウォッチング日記

02/9/1

   高速道路の建設凍結と道路公団の民営化が言われている。
   しかし、国の公通政策という場合、道路だけでなく鉄道、飛行機、船も含めて考えるべきではないのだろうか。繋がってこその交通路であって、細切れでは役に立たない。
   鉄道は民営化され、不採算と言われる路線が切り捨てられ、都市以外では利用しづらい不便な物になってしまった。道路でも同じ事をやろうというのだろうか。経済効率だけではなく、全体を見渡した交通政策が問われていると思う。

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