14/6/28
しばらく前に渋谷駅で幼児を蹴り倒す母親らしき画像を「児童虐待ではないか」とネット投稿をした人があった。その時点ではさすがに怖くて止めに入れなかったというのだが…。
この投稿が児童虐待ではないかと話題となって投稿者が大分経ってから画像を警察に届けたそうだ。そしてこの度この親子が特定でき、警察が児童相談所と連携をして対処しはじめたようだ。投稿が話題になった事で多くの人が注目をし、情報が出たからではないかと言われている。
本来、児童虐待を見かけた人は警察や市役所の福祉課・児童相談所などに通報の義務がある。火事を見かけた人が119番に通報するのと同じ事だ。
ただし、児童虐待は普段子供の世話をしている人が起こす事が多い。引き離せば解決という訳にもいかない難しさがある。
子どもはお人形ではなく自己主張をする。話し合って分かる(言い聞かせられる)ほど大きくなっていない事もある。単に機嫌が悪かったり体調が悪くて子供が大泣きをする事だってある。保護者だって1人の人間でしかないのだから体調が悪かったり、急いでいたりイライラしている時もある。外であれば、ここはたまたま通りかかった人が間に入るしかない。「どうしたの」と声をかけてみよう。子どもに「大丈夫だよ」と安心させるとともに「大丈夫?大変だね」と保護者にも声をかけよう。いじめでもそうだが見て見ぬ振りが一番いけない。ちょいとしたトラブルの兆しがあった時に「どうした」「どうした」と人が集まってくる土地は安心できると思うのだが…。
14/6/27
ネグレクト(育児放棄)は児童虐待のおよそ1/3に上る。
先日も厚木で父子家庭の男の子が家に閉じ込められたまま、とっくの昔に餓死していたという事件があった。子どもの方としてはお腹は減るし1人で怖いしという事でフラフラと外に出て保護された事から、出られないようにして閉じ込めていたらしい。以前大阪で起きた母子家庭の幼児2人を置き去りにして餓死させた事件でもそうだが、とても育てきれないと思ったら親は発想の転換をしてほしい。市役所・警察・病院・駅、とにかく人の多く居る所に置き去りにしてしまいなさい。子どもを生きたまま保護してもらいなさい。
出生率の低下が国全体の課題なのだから、「育てられない」という子どもは実の親ではなくても社会が責任を持って育てる、それだけの事で親も子もどれだけ幸せになれるかを考える所に来ているような気がする。
そのためにはお金も人手もおおいにかかるが、ここに投資しないで日本という国の50年後が安泰かどうか、ろくな議論も提言もしていない議員の給料など半減しても、日本のために、子どもの生きる権利を守るために、お金を使うべきだ。
銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも 山上憶良
14/6/25
今回の日本のW杯が終わった。1戦目のコートジボアールに1-2で逆転負け、2戦目のギリシアには0-0の引き分け、そして今日のコロンビア戦は前半こそ1-1で頑張ったが後半に3点を取られ1-4で負けた。
日本選手は多くが海外の上位チームでプレーをするようになり、前回よりも色々な面で上達をしていると思う。しかし、それは別の面からみれば、チームメートやリーグで何度も対戦をしている選手とお互いに国の代表として戦うことであり、渡り合う事である。つまり、今まで以上にそれぞれの選手の得意・不得意や調子の良し悪しが相手に分かりやすい状況になっている事になる。
また、今回、選手個々もそれぞれに自分は上手くなった・強くなったと自覚していたと思う。しかし、チームとしてどう勝ちを取りに行くのかの共通理解はどうだったのだろうか。私には攻撃がワンパターン化していて見ていてつまらなかった。特に前の選手がここにボールが来たら自分がシュートを打つという意思が感じられなかった。
しかし、W杯はまた4年後にやってくる。せめてそこまで到達できるように、途中のバリエーションを増やす努力と「いい所に出してくれた」「たまたま」ではなく「自分が決める!」という強い意志を持ったストライカーを各選手が目指してほしい。さらには最後まで走り続けられる体力と当たり負けしない身体の強さをつけてほしい。そのためには子ども達にはサッカーだけでなく色々な運動を勧める事も大切なのではないかと思う。
14/6/23
志太常磐松会の後輩のお父様の葬儀に行った。
すでに後輩が仕事の中心にはなっていたが、オーナー社長でいらしたため会葬者も多く盛大なお葬式だった。
お目にかかった事はなかったが、亡くなられたご本人は自然が好き・旅が好き、家族を大切にし、それと同じように社員を大切にしてこられた方のようだった。大きなお葬儀であるにもかかわらず、とても家庭的な暖かなお葬儀だった。
もう1つ、これをありがたかったと言ってはどうなのか分からないが、仏式でお坊さんがお経をあげているなかで、会葬者はお焼香の代わりにトルコ桔梗の花を献花した。あれだけの人がお焼香をしたら咳きこむほどの煙になるのではないかと不安だったので、私はありがたかったが、香をたいて送るのがお葬式本来だよなぁとは思った。
14/6/22
都議会で女性議員が質問に立っている時にセクハラヤジが飛んだと問題になっている。セクハラに当たるかどうかはともかくとして、海外メディアでまで批判されながらヤジの犯人がまだ名乗り出ないのは言論の府の住人としてどうかと思う。
一方で犯人捜し、一方では都議会という組織そのものも含めて犯人隠しのような動きも出ているが、これが世間で騒がれているイジメの基本パターンだという事を、やっている本人達は分かっているのだろうか。つまり子供から大人まで、自分の言った事に対して無自覚・無責任になって他人の感情を慮る事が出来なくなっている。
他人が発言している時に勝手に大声を出して妨害する行為そのものが失礼だが、(会社の会議の席で出来ますか?)それが自分の意見ならばキッチリ「こういう趣旨で言ったが、あなたに対しては失礼な発言だった」と謝れば良い。その上で、次もこの人に投票しますか?という事は選挙区の都民が決めれば良い事だ。
それはともかく、日本の女性の社会進出の困難さをこれだけ明確に世界に対して発信した塩村文夏都議、狙ってやったのかどうかは分からないがお手柄だと思った。
14/6/12
今日はテレビを見ていたら妙に農大とご縁があった。
木曜日の朝はテレビ朝日系の『モーニングバード』のそもそも総研というコーナーが面白いのだが、本日のテーマは食料自給率はなぜここまで落ちたのかというものだった。
1960年代までは80%近かった日本の食料自給率は今や40%を割っている。1960年と言えば食糧難で餓死者が出るような状況の終戦後から15年しか経っていない。その時点でほぼ自国の食料が賄えるまでに回復をした食糧自給率が今やこの状況である。
この『何故』と『対策』について農大の小泉武雄名誉教授が学校給食をあげていた。我々世代の学校給食と言えばパンと脱脂粉乳、おかずも大したものは出なかったが、戦後のまだ食糧不足の中でアメリカ支援の小麦や脱脂粉乳がベースになっていたのは仕方がない。しかしこれがそのまま高度経済成長下でもパンと牛乳に変わっておかずもよくなっていったが、パン食を子ども達の味覚のベースを作る所に置いてしまった。これをきちんと作ったご飯とみそ汁に和のおかずにする事で子ども達の味覚のベースを元々の日本人の身体に合わせたものにすれば健康のためにも食糧自給率のためにも良いという説を述べておられた。
夕食後にはNHKBSの『鉄道旅』が世田谷線だというので懐かしくて見ていた。農大も近いが、親せきの何軒かに行くために子どもの頃にはよく乗った電車だった。
見ていると上町駅からそのまま農大へ、門の前は以前にも増して木々で鬱蒼としているようだ。グランドのまわりの位置は何となくそのままのようだが「ここはどこ?」というルートを通って応援団の練習風景へ。今年焼津にも来てくれた団長はじめ見知った顔も知らない顔もキリッと『青山ほとり』を踊っていた。
そこから世田谷通りを越えて馬事公苑に向かったが、こちらもすっかりときれいになっていた。
14/6/11
大阪市教育委員会が、悪質な問題行動を繰り返す子ども達を集めて指導する特別教室を来春にも設置するそうだ。
賛否両論あるだろうなとは思うが、やってみてほしいし、その結果検証を知りたいと思う。
ただし、相当の人件費を覚悟してほしい。ヤンチャ達に動じずに、その多くの背後にあるだろう学力不足への対処できるベテラン教師だけでなく、カウンセラーなど心理面でのサポート、さらに子供達の家庭環境などを調整するケースワーカーなど多くのプロが必要になるだろうし、彼らをまとめるスーパーバイザーも必要になる。児童相談所などでも1人の子どもに何人もの専門職の担当をつけるが、彼らは1人で何十というケースを抱え、はっきり言って書類の山に埋もれて子どもを見る時間が不足しているように思われる。是非、この改善のためにも学校側からのアプローチで専門職を専門職として給料の面でも遇してほしい。片手間に退職した先生にお願いしようなどとは考えないでほしい。ベテランが必要だが彼らをじっくりと指導するのには体力も持久力も充実してなくてはならないだろう。
体の病気なら、たとえインフルエンザでも感染力が無くなるまで出席停止になり安静にして病気が治ることがまず求められる。問題行動についてもある限度を超えれば集団の中ではなく、キッチリと向き合って指導をする体制が必要なのではないかと思う。クラスの他の子ども達の安心して学習する権利も必要だが、問題行動を起こす彼らにとってもきちんと学習する権利はあり、これまで集団の中でスポイルされていたと思われるので、学力だけでなく社会性の訓練などその年齢相応のものが身に着くようにするのは義務教育を行う者の義務だと思う。
ちなみに義務教育というのは、子どもに義務があるのではなく、保護者や地域社会がその年齢の子ども達が教育を受ける権利を保障する義務があるのである。
14/6/8
第1テレビ(日本テレビ系)で日曜夜にやっている『ザ!鉄腕!DASH!!』で農業指導などを担当して番組に出ておられた三瓶明雄さん(享年84)が6/6に亡くなられたそうだ。DASH村は福島県の福島第1原発の近くにあり、ご近所の三瓶さんが技術指導という事で入られたそうだが、今回の被災で避難生活の中で亡くなられたそうだ。
震災後にDASH村での撮影は出来なくなってもTOKIOのメンバーと各地を回ってそれぞれの農業の様子を見たり交流を行ったり、お年のわりにお元気そうに見えたのだが、やはり避難生活がお身体には負担が掛っていたのだろう。
三瓶さんご自身もこの地に開拓に入られた2世代目だそうだが、この世代の方達は自分の考えで身体を動かして工夫をして必要なものを作るスキルが身についていた。それを若い世代に伝えるのは素晴らしい企画だったと思う。三瓶さんが伝えた事はTOKIOのメンバーだけでなくこの番組を見ていた多くの若い人達にも伝わったと思いたい。ご冥福をお祈り致します。
14/6/4
本日は息抜き編。3人で川根温泉へ。本日はまずガソリンスタンドで車の給油。844km走って35L入れた。(満タン40L)
行き慣れた道をおしゃべりをしながら川根まで。こちらも緑がきれい。俳句モードにはちっともならないが…。
消費税値上げに伴って10円値上げの入浴料\510になっていた。幸い雨も降らず露天ぶろでノンビリ。平日の午前中なので年配の方が多い。
お昼を食べてマッサージ機で体をほぐしている間に館内放送でSL通過のご案内。TOPPOさんと2人、2Fから眺めるのにちょうど間に合った。
早めに切り上げて帰りに島田のばらの丘公園へ。先にさっさとバラのジャムが乗ったバラソフトをなめてからカロリー消費のためにばら園の散歩。5月に来た時とは少し花の様子も変わり、野バラは終わっているものが多かった。
人の名前が付いたものを眺めながら、イメージとしては別の色の方が合うとか、晩年のイメージしかない人は若い頃のイメージはこんななのかなと言いあったり、バラは色々な楽しみ方が出来る。
今回の息抜きプログラムはここまで。ずっと五月晴れには恵まれず今日は東海地方は梅雨入りしたが、雨に降られる事はなく遊べてありがたかった。
14/6/3
本日はTANUKIも加わって森町まで花めぐりドライブ。R1でも良いのだが新東名に入る。新しい車になって初めての高速道路。実はガソリンがかなりギリギリ(4/30に満タンにしてまだ給油していない)だが燃費計算からして持つ予定。
まずはTOPPOさんが「今年は自分の干支の午年だから」と行きたがっていた極楽寺(あじさい寺)。ここは入場券としてあじさいと干支をあしらったミニ絵馬をくれる。オープンは今週末との事で、「入って良いですよ」と無料で入れてくれた代わりに入場券ももちろんなし。花も柏葉あじさいの他はまだこれからといったところで、園内で何人もの方が草取りなどの作業をしておられた。
ひと廻りをして入口の売店のおじさんに「早くて残念でしたね、下旬あたりが見頃です」と言われ、何時も梅衣を買う売店の方にTOPPOさんが「干支の絵馬が欲しかった」と話したら、「本堂でご住職に頼んでもらっていた人がいたよ」と聞かせてくれたので、もう1度本堂へ。「今年が自分の干支で遠方から来たので」とご住職にお願いして分けてもらった。入場料は\700位なのだが\100で結構ですという事になったらしい。
次は遠州一宮・小國神社へ。ここには菖蒲園があるのだがまずはお参り。大鳥居をくぐり手水屋の先に事待池がある。そこにかかる初めの橋は欄干に森山焼きの4つの工房の特色を出した陶器片を埋め込んで作られている。色鮮やかなモザイクがなかなかきれいだった。また、ご神木の大杉の切り株に屋根が掛っているのだが、ここにたくさんのセッコクの花が咲いていた。
本殿にお参りをした後、ことまち横町(売店)を通り抜けて花菖蒲園へ。入場料\300(ここの入場券は栞になっていてこれもきれい)だが、平日で人も少なくちょうど花は見頃だった。広すぎず狭すぎず、遠くの緑もきれいで気持ちが良かった。
以前は森町で食事場所を探すのに苦労したものだったが、今回は小國神社へ向かう途中にお蕎麦屋さんなどいくつかを見つけていたので、その1つ、こんにゃく屋さんが経営しているお直り処・久米吉というお店でお昼。定食はご飯とみそ汁に風味の違うこんにゃくの刺身と田楽、揚げ出し豆腐、そこにホタテのパイ包みグラタンが付いてヘルシーながらお腹は一杯になった。
ついでにお店にも寄ってお味見のこんにゃくラーメンを頂いた。おみやげに刺身こんにゃくと味噌ドレッシングを購入。こんにゃくの石鹸というものがあって、一見ゼリー風で手触りもそんな感じなのだが使うとちゃんと泡が出て不思議だった。
本日最後は香勝寺(ききょう寺)。ここはTANUKIが割引券をダウンロードしていてくれた。こちらも紫の桔梗が見頃、また小さな花の糸桔梗もたくさん咲いていた。撫子と混ざり合っていたり、女郎花が1本花をつけていたり、萩まで花をつけていたり季節は何時だろうという感じだった。裏山の桔梗はあまり咲いていなかったがあじさいは大分色づいていた。途中にペットの供養塔らしい犬猫の絵が彫られた石碑があったり、また、ずいぶんと変わっていた。
売店で桔梗アイスを売っていたので、それを食べてみる。味は黒スグリのアイスクリームと赤スグリのシャーベットで桔梗の根が入っていて喉に良いのだそうだ。
帰りはR1を通って途中の道の駅で買い物。後は給油する事もなく順調に戻って来た。
14/6/2
「うまく休みが取れた」とTOPPOさんがやって来た。今回の目的は息抜き+花めぐり。
本日は午後から手近な玉露の里と蓮花寺池公園へ。
緑の濃い玉露の里ではモリアオガエルの卵が白いあわのように木にぶら下がっていた。また色々な苔(シダかも)の色が見事だった。道の駅の売店前で植物染料の染ものの店を出していた女性とTOPPOさんが絹物を使うと定着が良いなど草木染めのノウハウの話で大盛り上がり。同じものを使っても季節や植物そのものの状態によって色が微妙に変わるそうだ。
季節がらお茶のソフトクリームも美味しかった。ここのはお茶色ではなく、お茶の粉が練り込んである。
次に蓮花寺池公園へ。こちらでは花の終わった藤の手入れ中。「こんなに枝を切ってしまって良いのか」というほどに切り詰めていた。菖蒲田がそろそろ見頃になっていた。きれいに植え付けられている所も良いが、放り出されたままの所でポツポツと咲いているのも風情があってなかなか良かった。水辺では糸トンボが産卵中だった。
14/6/1
県内の川で次々とアユ釣り解禁。この季節になるとイソイソとしだす知り合いが何人かある。こちらが女性だという遠慮もあってか釣りの話を直接した事はあまりないが、奥方の方からニュースはまわってくる。ともにこの季節を楽しみにしている人もあれば、後の調理や冷凍室を占領されて「何が楽しいのやら…」となる人もいるようだが。
アユ解禁心はすでに川の中 DORA