ちょっとした感想   

14/8/31

   ニュースによると福島県の佐藤雄平知事は昨日、東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設建設容認の方針を示した。伝えられた建設候補地の大熊、双葉両町の町長も「知事の判断を重く受け止める」と政府が地権者と交渉を始めるのを認める意向を表明した。
   地域住民の生活と安全を守る知事やその地域の町長にとっては苦渋の選択だろうが、これに関しては他に方法はないと思っていた。もっとも汚染されている場所にとりあえずの貯蔵施設を作り、いかに安全に保管するかを研究するのが最も合理的だからだ。より早く安全を確保するためにも、すぐ隣に研究施設を作る事を条件にすべきだろう。
   他の原発所在地でも何かあって放射能汚染物質が出た場合、その地で高濃度の汚染物質を処理をする事を覚悟した方が良い。なぜなら危険なものを持ち歩いて汚染を広げるような事はばかげた事でしかないからだ。そのためにもどう安全を確保するかをこのケースでしっかりと研究するべきではないだろうか。
   原発は色々あっても建前上はその地域の自治体が誘致した施設だ。メリットもあったがデメリットも引き受けざるを得ないという事を考えて今後の再稼働や新設を考えるべきなのだろう。

14/8/22

   広島市の同時多発の土石流・土砂崩れは100名近くの死者・行方不明者を出したようだ。
   山のふもとの扇状地・土壌そのものが花崗岩の風化したもので砂とも粘土とも見えるような代物のようだ。予想以上の深夜の豪雨、土砂災害警戒区域に指定されていない事(指定されていると住民の防災意識は上がるらしい)、豪雨などの気象警報も真夜中間過ぎまで出なかった事などの不運も続いた。
   しかし、今年は真夏に全国で渇水ではなく大雨や水害のニュースばかりがある事からして異常気象なのではないだろうか。さらに山が植林された針葉樹中心で根が浅い、中山間地の水田が世話をする人がなくなって少なくなっているなど日本の国土は水を保つ力が弱くなっている。自然に対してもう少し繊細に注意を向けるべきではないだろうか。

14/8/21

   夜、ギャンギャン泣く子どもの声が続き、つい様子を見に外に出てみた。家の前の歩道を子どもをおぶった人が何度か行ったり来たりしていたようだ。今日も暑かったので子どももイラついていたのだろう。この季節、夜泣きで親が泣きたくなるか、親の方が苛立ってついピシャンとやって子どもが大泣きするか、どこからが育児不安でどこからが虐待かなど主任児童委員は卒業してもやはり気になる。

14/8/20

   少し遅れたがTANUKIのバースディプレゼント代りに笑福の湯へ。入場料とあかすりくらい持ちましょうとなったら2人で\10.000を超えてしまった。
   入ってしまえば男湯・女湯に分かれてご勝手に…、なのだが、一応昼に待ち合わせ。
   こちらはさっとお湯を浴びた後は岩盤浴でゴロゴロ。汗を流しに戻ったついでに新しく出来た塩サウナを試してみた。半端にウワァと蒸気の出る湿性サウナより、湿度のあるサウナというだけの今回の形の方が落ち着きは良い。
   待ち合わせより少し早めに出てきたらマッサージベットの営業さんに捕まってお試し。ふくらはぎをかなりギュッと揉んでくれるのは良いのだが、身体が引っ張られて首筋をマッサージしている機械から引き離される…。ふくらはぎを揉むとたまっている血液が上半身に廻っていくそうだ。
   早々にあかすりをしてもらって一皮むけたTANUKIと合流してお昼。まだしっかりと「野菜から食べる食事療法」中のTANUKIはサラダとタイカレー。こちらはちまちまと色々なものが食べられるセットメニュー。
   食後はリラックスルームでしばらくクールダウンをして今度は私があかすり。今日の担当のお姉さんはマッサージよりも洗顔洗髪の方が手際が良かった。あまり茹らない内に上がって待ち合わせ時間までリラックスルームで昼寝。危うく寝過ごしそうになって出たら、マッサージをしてもらい岩盤浴をして出来上がったTANUKIが珍しく先に来ていた。
   本日の静岡の最高気温は36.5℃まで上がったらしいが、それも知らずに1日のんびりとしていた。

14/8/19

   この夏になってやっとTANUKIが机のまわりの片付けを始めた。その結果、がらくたの裏に隠れていた壁にカビ…?外側は春に雨漏りのメンテナンスをしてもらった所で、しかも丁度コンセントのある所なので気になり、春にメンテナンス工事をしてもらった担当さんに来てもらった。大工さんの親方も来てくれて、表に張り付いたカビだけで構造材はしっかりしているので、汚いのが気になればボードごと張り替えるし、またそこに何か置いてしまって気にならないなら大丈夫との事だった。「気になるよね」とはびこっていたカビだけこそげ落としてくれ、錆ついているコンセントだけ電気屋さんに取り換えてもらう事にした。
   電気屋さんも夕方に来てくれて一件落着。ついでに電話用のコンセントも作ってもらった。
   我が家は建ててくれた大工さんの親方が、この仕事の後じきに亡くなられてしまった。日本家屋は生き物なので定期的に様子を見てくれたり相談したりできる専門家が欲しかったが、(請求書を見てからだが)良い関係が出来れば良いと思う。

14/8/10

   台風11号がのろのろと日本列島を横断して行った。先に到達した12号からの雨が降り続き、各地ですでに相当な雨が降っていた。四国から瀬戸内海を横切って兵庫を横断して現在日本海に沿って北上している。
   高知・徳島・三重・和歌山など台風の雲の通り道だけでなく、栃木などでは竜巻も起こったらしい。今回は台風そのものの雲の外側にもう1まわり雨雲がくっ付いていて、ほぼ日本中に雨を降らせていった。
   さらに昼過ぎには緊急地震速報が鳴った。震源地が青森沖で震度5弱、幸い大きな被害はなかったようだ。
   毎回そうなのだが、緊急地震速報が出ると大きな被害がなくてもしばらくその情報で占領される。家はちょうど半端な位置で台風関連も地震も影響のない所だったが、この報道体制はいつも疑問に思っている。
   現在はいざとなれば情報発信側で画面をいくつにも分割できるのだから、それぞれの地域に1番必要な情報を音声付で大きく、その他の情報を画面サイドなどで流すように変更をしてもらいたいものだ。今回も親戚の多い土地で心配だったし、地域の交通情報も気になって見ていたのだができるのならば必要な情報を選択して詳しく流せる(たとえば被災地域のローカル局と繋がるなど)ように出来たら良いなと思う。
   ついでながら視覚障害者(音で情報が欲しい)・聴覚障害者(情報は文字で欲しい)などのニーズにもテレビはこたえてほしいものだ。そのためには地元に近い必要情報ほど音声も文字も出すべきで、テレビといえども「ご覧のとおりです」と端折ってほしくない。

14/8/6

   STAP細胞騒動の小保方さんの理研の上司・笹井芳樹副センター長が昨日自殺したそうだ。ES細胞研究のトップを走っていた人だそうだが、残念なことだ。
   非常に優秀な研究者であまり失敗体験がなかった事がこの結果につながったのではないかと思う。
   しかし、科学研究というものは今の常識に挑戦をする事であり、一生かかってもチャレンジが実を結ばない事も多いのではないだろうか。今回のSTAP細胞は功を焦りすぎた感がぬぐえない。これを反省して若手研究者をじっくり育てる、研究のアイデアを整理してそれぞれの得意分野で共同研究をするなど息の長いプロジェクトを運営する組織に作りなおしてほしいものだ。
   今回は小保方晴子という1人の駆け出しの研究者のアイデアだけの提出のようなものに、古参の研究者が我も我もと乗っかった結果のように思えてならない。本来ならば「出来た!」と言ってきた時点で内部で追試験をして、発表論文に取り掛るのではないかと思うが、全部若手にお任せで名誉だけ欲しいといういやらしさをずっと感じていた。

14/8/2

   長崎で高校1年生の少女(ほとんど登校していなかったようだが)が同級生の女の子を殺害する事件があった。ほぼ1週間が経ち、うわさレベルの状況は出尽くしたようだ。
   2人は仲良しでこの子と遊びに出た事を被害者の親は把握していた。しかし帰りが遅い事で深夜に1人暮らしの少女のマンションに警察官まで同行して様子を見に行っているのは危険の兆候を学校なり近所の人なりがつかんでいたのではないだろうか。残念ながら被害者は亡くなっており、しかも首など身体の一部を切断されていたそうだ。
   取り調べの断片がマスコミを通して出ているが、人を殺してみたかった・解剖がしたかったなど妙に冷静な受け答えから人格障害を疑う向きもあるようだ。そうかもしれないが、彼女は相手の喜ぶ(納得される)答えを機械的に話しているだけではないのだろうか。
   頭は良かったが感情を伝えるのには不器用だったようだが、昨年秋に母親が亡くなるまでは何とか落ち着いていた。しかし3月には寝ていた父親を襲って頭に大けがを負わせたようだ。これに関連してかそれ以前からの掛り付けなのか精神科の先生が心配をして児相にも連絡を入れ、家族とも話し合っていたようだが状況は改善しないまま大事件が起きてしまった。
   父への暴行事件で父の方が恐れをなしたのか15歳の娘をマンションに別居させ、妻の死から半年も経たずに再婚する父親も子どもの親としてはどうなのかという部分もあるが、珍しい人格障害とくくって事件を消費するだけでは済まないものがあると思う。

14/8/1

ゴキブリのひっくり返っている真昼     DORA

7月    9月