14/12/29
猫島(石巻市田代島)のちょっとした知り合いから電話を頂いた。
島の主産業であるカキの養殖も順調に進んでいるようで、そのお宅ではようやく震災前程度に戻りそうだとの事だった。残念ながら辞めてしまわれた方も居るのですとの事だったが、こればかりは生活が掛っているのでどこまで頑張れるかは傍からとやかく言えることではない。
こちらも漁業の街なので、島が漁業で活気づく事を祈っているし、人々が豊かになると同時に、猫好きとしてはたくさんいる猫達が安心して暮らせる環境が残ってほしいと思っている。
14/12/25
22日にTOPPOさんが遊びに来て、今回は食い倒れ企画。
まず、22の昼によし寿司の出前、夜はブリシャブ。実は私は11月にTOPPOさんが来てくれた時にお寿司を食べる間がなかったので今回は予定していたのだが、TANUKIはここぞとばかりにブリを半身も買い込んできて、どちらも譲らず、昼と夜のメニューが決まった次第。
23日の昼はTANUKI主催の快気内祝い、TOPPOさんがどこか焼津の良い店に俳句の仲間と来たいと言うのでその下見も兼ねて舟小屋を予約。ちょっと豪華なランチ。夜はあまり魚続きもとスキヤキ。ところが昨晩のブリをシャブシャブ用に切ったのがいい加減余っていて、肉もかなりあったのだが最後はブリスキに。ただしブリはかなり残ったので火を通してしまって翌朝は朝からほぼブリスキ丼。
24日は昼前から笑福の湯で身体の大掃除。お昼は「さほど食べられないよね」と言いつつ蕎麦とミニ天丼のセット。夜は定番のケンタッキーフライドチキンのクリスマスバーレル。すき焼きにはほぼ敗退したばあちゃんも、これなら小さく切っておけば少しは食べてくれる。
最終日の本日は午前中に玉露の里まで足を延ばしてお茶を頂き、昼はこれも定番のさかなセンターの中の店のマグロ寿司セット。
しかし、足の痛いTANUKIでは散歩の相手にならないが、TOPPOさんと2人で近所をかなり歩き回ってカロリーを消費したお陰で体脂肪率は増やさずにキープしている。
14/12/17
『俳句でおしゃべり』の仲間のガス灯さんからご案内でNHKBSの『tomorrow』という番組を見た。この番組は海外の目から東日本大震災後の日本を伝える事を考えたものだそうだ。今日のテーマは『外国人だらけのヒナンジョ?』。仙台市のある避難所に外国人が多く集まってきて、言葉の壁や生活習慣の違いから地元の人達と軋轢が生じたところからスタートをした取り組みだ。
さまざまな外国人が多いのは近くに大学の留学生寮がある事と関係していたようだが、それだけに地元の人々にとっては言葉も生活習慣も様々な多くの人達が大変な時に一時に押し寄せてきたと感じられたことだろう。それは外国人側もお互い様で、特にイスラム圏の人々は豚肉が食べられないなど食事から困ったようだった。また学生側から個々に「何か出来る事はないか」ということもあったようだが、避難所運営を担当していた人々は彼らとどう協力をしたら良いかを考え付けなかったようだ。
その時は混乱の後お互いに引いてしまって、何とかお互いに理解しよう協力しようという目が出て来たところでこの避難所も停電になり、他に避難して行く事になったそうだ。
そして今、合同の防災訓練を行ったり、仙台市が多言語の防災マニュアルを作成するなど次に何かあった時に備えているのだそうだ。
外国人が学生さんですでに震災を体験した人はあまり残っていないようだが、せっかく大学&留学生寮という組織として続いていくものがあるのだから、この地区が世界に向けての防災教育の拠点になれば、帰国した彼らがそこで防災についての意識を伝えてくれればと思った。
この放送は来週も同じテーマで続くようだ。
14/12/15
衆議院議員選挙が終わった。
与党の圧勝となったが、野党では共産党は議席を倍以上に伸ばした。ここで共産党に喜んでもらっては困る。間違いなく次の選挙にも共産党から出るだろうという信頼感と、与党に反対の意見を他のどの党に託しても頼りないという野党としての筋金への期待が大きいのだろうから。さらに最盛期にはもっと議席があったはずだ。共産党にはまっとうな野党としての役割を今まで以上に期待をしたい。
さらにいえば男女共同参画に1番近かったのも共産党だった。自民党は議席を取りすぎたせいもあるが女性議員の割合という点ではキャッチコピーの『女性が輝く』状況にはまだまだなりそうもない。それ以上に公明党の実働部隊はご婦人が多いのに議員さんに女性がほとんど居ないのをどう考えているのだろうか。
その他の政党については、その中身も党名も次の選挙まで持つのかどうかも分からないので、コメントのしようもない。歳入不足の国庫のためにも、政党助成金が欲しいがための政党作りが横行するようなら、この制度は無くすべきではないだろうか。
もう1つ言いたいのは、この結果が野党の準備不足の結果だというのは信じられない。それこそ議員になりそこなった人が大量に居たのに2年間何をしていたのか、党勢を拡大しようと考えるのなら国会での議員活動とは別に、次に立候補するつもりの人達の市井での目に見える活動が大切なのは分かりきったことだと思う。次の選挙でよろしくと支持者をまわっても大したことはないだろうが、広く一般にこんな考えを持っている、こんな活動をしていると知ってもらえば共感してくれる人も増えるだろう。努力なくして金と勢いだけで議員になろうというのは、政党にも議員候補にもどこか勘違いがあるのではないだろうか。
14/12/11
絵を描くわけでもファッションにうるさいわけでもないが色が好きだ。微妙な色彩の変化に心を奪われる。
また、日本の色の名前にも心をひかれる。ほぼ同じ色が季節によって呼び名を変えたり、同じ染料を使っても色の出具合で名前が変わったり、日本人は繊細な感性を養ってきたのだなと思う。
今日見ていた本に雀茶という色が出てきた。雀の頭の色だそうだが、黄昏時の空の色を言う言葉でもあるようだ。
今日は朝から雨で一時ドシャ降りになったが午後からようやく雨も上がり、夕方の西の空には少し夕焼けの色が出ていた。暮れて来た薄墨色に水色やオレンジ色さらに臙脂に近い色が混ざり合って大雑把にあんな色が雀茶なのかなと思いつつ雨戸を閉めた。
14/12/5
しばらくぶりで知らない作家の小説を買った。お医者さんで待たされる時間をつぶすための文庫本だが、一時に比べて文庫本はまた安くなってきた気がする。
『猫怪々』(加門七海著・集英社文庫)。お化けと出逢う(霊感が強い)人が大丈夫かというボロボロの子猫を拾ったら…。といういかにもな状況で猫の体調は一進一退をしながら大きくなってゆき、飼い主は子どもの頃からの猫飼いではあるものの自分が守らなければならない命のために科学もオカルトも動員して突き進んでいく。
当然フィクションなのだろうが、「そうそう…」とついニヤニヤしてしまう場面が羅列されている。猫のののちゃん、飼い主を従えて健在であることをつい祈ってしまった。ま、誰にとっても家のネコが1番可愛いのだが…。
14/12/3
前回の小惑星探査船ハヤブサが出かけて行く時の記憶はほとんどない。途中で制御できなくなったというあたりからかすかに覚えているが、無事に地球に戻って来たニュースは大きく取り上げられ、それなりにワクワクした。
そして今日、ハヤブサ2が宇宙に飛び立って行った。お天気の都合ですんなりと発射できず、2度も延期され、しかもこの短い間に発射できなければ次はかなり年月が経たなければ発射できないと聞いていたので、ハラハラしながらテレビを見ていた。ロケットの打ち上げ技術ではなく、きちんとたどり着くための軌道計算がかなり難しいようだ。地球を周回した勢いで小惑星に向かい、その軌道に入って小惑星に追いつくまでに2年以上、そこで小惑星の観測を1年、そして地球に帰って来るそうだ。それでも地上との交信は20分もかからずに出来るらしい。遠大なのかすぐそこの話なのか感覚としてよく分からないが。
前回はとりあえず行ける所に行って、タッチして帰って来るのが目的だったそうだが、その結果を踏まえて今回は炭素のあるであろう小惑星を目指し、地球の生命の起源に迫りたいそうだ。
6年後まで今日の出来事を覚えているかどうか分からないが、とにかく楽しみが1つ増えた思いだ。
14/12/2
衆議院議員選挙が始まった。
マスコミはアベノミクス評価の選挙だというが、それなら私としては評価マイナス点だ。円安のお陰でガソリン代が高過ぎて車を買い替える大出費をした。それも含めて生活のリストラで電化製品も耐用年数の来たものからずいぶん買い換えて消費電力を抑えたつもりだが、よる年なみであまり効果がないのが残念だ。
給料も年金も関係ない。アベノミクスとは全く違う次元で生きている。多様な生活形態、多様な生き方に想像力の働かない官僚は仕方がないとして、政治家までが官僚と同じ発想しか出来ないのならば、政治家の存在意義がない。効率という点からいえば高い給料を払う必要は全くないリストラ対象でしかない。その分で十分に社会保障費くらい出るのではないだろうか。
しかし、私は効率第1の今の風潮は嫌いだ。余裕のなさは柔軟性がないという事で、プツンと切れればそれでお終いになってしまう。今の人々の気持ちの余裕のなさはこのせいではないかと思っている。
今回の選挙、1人1人の人をどれだけ大切にするか、思いも生活そのものも、さらには生まれようとする赤子から今日命が終わるかもしれない病人まで、福島をはじめ原発立地地や沖縄や、東北の被災地だけでなく、大島や広島市や長野など様々な災害被災地に生きる人々など日本国中どこであっても大切にできるか、政治家候補の話をじっくり聞いてみよう。
14/12/1
今回の『俳句でおしゃべり』のお題(季題)の1つが葱、食材としては子どもの頃から苦手です。生活体験が少ないぶん発想がわきません。
高校時代の実習で葱を掘るのは苦手でした。とにかく土をかぶせて軟白をしながら作るので、いざ収穫期にはそれだけ深く掘ることに。下手をすると葱の上に鍬を下ろしそうになるし、そろそろ良いだろうと引っ張ると折れるし…。その時手についた臭いだけは強烈に残っていますが…。
掘り出しただけでは真っ白とは言えません。水で洗って泥を落として一皮むいて、寸法をそろえてきれいになった葱の勢ぞろい。
真っ白に長き根深を洗い上げ DORA