15/1/30
昨日の午後は農大静岡OG会の総会の会場のお願いにOG会の会長や会計さんと清水のイチゴ農家さんに行った。いわゆるイチゴ狩りをさせてくれる農園だ。元々の知り合いで連絡を取ってくれた後輩からすると先輩で、農学の私より何年か後輩に当たるようだ。
かなり手広くやっているようで、総会である程度の人数が集まっても大丈夫なようだった。もちろん総会の後のイチゴ狩りがメインなのだが…。
話を聞いていると、お子さん達もみな農大で、農大卒ではない奥さんまでがすっかり農大カラーに染まっていた。農大関係者の情報や人の集まって来るところらしかった。
彼も6次産業という事を盛んに言っていて、イチゴを作るだけでなく、新鮮なまま送る方法を考えたり、ジャムなどの加工に新技術を入れたり(詳しくは分からないが、火を使わずに浸透圧だけを利用しているというジャムは色鮮やかだった)、ケーキ屋と張合っても仕方がないので新鮮なイチゴと量で勝負をしたというケーキだったりと知恵を絞っているようだった。
しかし、「株で熟したイチゴの味を楽しんでよ、スーパーで買ったものとは全然違うから」と言うのは確かにそうで、主力品種は紅ほっぺだとの事だが、甘みと香りがこんなに強かったかと改めて思った。傷みやすいイチゴはどうしても流通を通すためには早取りになるので、これは株で熟したものを今食べるというイチゴ狩りという手段でしか消費者には届きにくいものだと思う。
15/1/28
夕方、ご近所の方の出棺見送り。ご近所の方が三々五々集まって来た。ちょうど市議会議員選挙中で選挙カーがにぎやかだが、さすがに遠慮をして路地には入ってこなかったようだ。
その後、少し時間を置いて葬儀場でお通夜。年配の方なので親族の方が多かった。
宗派やお寺によって少しずつ儀式が違うものなのか、今日のお坊さんはお通夜で仏弟子になるための剃髪をするのだとお棺の上で所作だけだが刃物を出していた。
通夜のお経の後でお坊さんが、人は生命として1度死ぬが、残った人々の心の中にその人の様子や思いが残っている、それが無くなった時にもう1度死ぬのだというようなお話をされていた。
15/1/26
TOPPOさんと待ち合わせて学生時代の友人のお悔やみに川崎まで行った。
農大のしかも当時の農学科の女子学生は1匹オオカミ的な人が多かった。我々もそうだが亡くなった彼女も我が道を行く人だった。
お互いに旅好き山好きのわりには一緒に旅に出た事がなかったが、早期退職をしてからは世界中を旅していたようだ。「行きましょう、と言ってはパッと計画を立てちゃう」とご主人も語っていたが、国内だけでなく世界を旅していた。昨年2月にヨルダンを旅して、エスニック料理を食べ過ぎて胃を悪くしたかと思っていたようだ。6月にどうもおかしいと精密検査をした時にはかなり悪くなっていたそうで、それでも入院して体調を整えた後はインドへの旅の計画をしていたようだ。すでに来月出発の計画も出来ていたようだが、それよりもはるか遠くまで旅立ってしまった。ご冥福をなどと言ったら本人にケラケラ笑われそうだが、ご冥福を祈ります。
後は家族葬にするとの事で、色々な所から贈られた花に囲まれてしばし自宅でゆっくりと過ごしているようだった。「女の子も居ないので良かったら形見にして下さい」と言われて七宝の木の葉のペンダントヘッドを頂いて来た。
15/1/24
訃報は続く。
正月明けに叔母が亡くなってその葬儀がようやく終わったところに、昨日は学生時代の仲間が亡くなったという報が入った。そして今度はご近所の同じ組内の方が亡くなられた。
もうかなり年配の方だが、組内で祭の当番や葬式の手伝いなどがあるときちんと出て来て下さる方だった。そんな時には昔の話など何かと面白い話をして下さる方だった。
すでに我々世代の子ども世代が増えている中で、上の世代が少なくなっていくのは仕方がないのかもしれないが、寂しいし心もとない気がしてしまう。
15/1/23
昨日スマホに?のメールが入った。機械を変える時に電話帳は移してもらったのだが、設定などがまだ分かっていなくて、そのままになっていたので、あっさりと迷いメールとして削除してしまった。
「○○が亡くなりました」というもので亡くなった方もサインもありふれた名前、それも姓がなく名だけ。『俳句でおしゃべり』でチラリとぼやいておいたのだが、今日になってとんでもない所から「家にもそのメールが来たよ」と連絡があった。そうなると心当たりのメンバーが限られてくる。しばらくしてそちらから「家に電話をしてみたら本当に亡くなったそうだ」と連絡があった。
若い頃に事故や病気で亡くなった友人は居たが、ここにきての同年代の人が、それもガンで亡くなったというのはショックの度合いが違う。いよいよ我々もそんな年代に入って来たかという感慨がある。
それにしても1匹オオカミの寄り集まりのような仲間達、何かのきっかけで集まればすぐに打ち解けられるのだが、普段は年賀状のお付き合いだけ。他の皆は元気だろうか。
15/1/17
阪神淡路大震災から20年が経った。そんなに経ったのかという気もするが、避難所や仮設住宅は無くなり街もビルが立ち並びきれいになったが、いまだに仮住まいの人もいるそうだ。また行方不明のままという人の存在(不在か)も身近な人々にとっては気持ちの整理が付きにくいだろう。
今日の慰霊祭には天皇皇后両陛下は見えていたが、総理大臣は外遊に出ていていなかった。本来外交問題は外務大臣に任せても、このような時には国民の安全に対する1番の責任を持つ総理大臣は居るべきではないのか。ともに亡くなった人を悼み、自然災害は無くならないだろうが、そこから人災による被害を如何になくすかの気持ちを新たにするためにも、この場を外すようでは国民全体から託された総理大臣としての職責を認識しているとは言えないのではないかと思う。
15/1/14
フランスで週刊新聞のイスラム教誹謗のイラストを発端にテロが起こり、何人も亡くなられた。1週間して発行された次号も同じ傾向で続けているようだ。
テロは断固否定をするが、宗教や民族感情は微妙なもので、あえて突っ込む必要があるのかと多神教の中で育った私は思う。イスラム教もキリスト教も1信教で他の宗教に不寛容だが、それでなくても不安定な世情の中であえてかきまわす事もないように思う。
言論の自由を盾にしているが、それならばキリスト教の法王が愚弄されて「それも面白いね」とキリスト教徒は言っていられるのか、はなはだ疑問だ。
正直に言いたい事を云う表現の自由が許されるのは3歳児まで、それ以降、社会に自分が乗り出していくには、表向きは相手を受け入れる穏健さと社交性が必要になるのではないだろうか。
15/1/13
TANUKIの勢いで夫婦でスマホに換えてしまった。
見事に使い方が分からない…。もちろん基本操作は教えてもらってきたはずなのだが…。
とても電気を食うという事で電源管理がどうなっているのか、悩んでいる内に画面は黒くなるし、簡単な説明書きはものすごく文字が小さくて見えないし、あわててマニュアル本を2冊も買ってきたが、それの普通語翻訳本が欲しい位だし…。
何とかGoogleと手を繋いで、メールアドレスを確定して、気象情報と地域防災情報が入るようにした。しかしもともとケータイから文字を打つのが苦手だったが、その点は少し画面が大きくなっても改善されないので、URLを打ち終わるまでにどれだけ画面が暗くなった事か…。ただし電源が落ちたわけではないので、たたき起こせば元の画面から出てくるのだが…。
幸いな事に電話帳は古いケータイから持ち越してもらったのだが、これがあちこちに登録した物があるようで、同一人物の資料がダブル・トリプルで入っている。ともかくそれはひとまず置いておいて、基本は電話なのでTANUKIにかけてみる。コールしても出ない…、狭い家の中なので騒いでいる声は筒抜けだが…。結局出ないでTANUKIから反対に掛ってきたが、どうすれば出られるのか分からない…。ようやく出て「やり方分かった?」と確認し合い…。何をやっているのやら…だが、とにかく電話は電話帳に入っている分だけは受け付けます。非表示、もしくは電話帳から漏れている場合はどうなるのかはまだ分からないけど。
しばらく退屈しないほど設定するまでに時間がかかりそうだし、使えるようになるまではさらに時間がかかりそうだ。
15/1/9
テレビでは食品への異物混入問題でにぎやかだ。はっきり言っていくら騒いでも0にはならない事だろうと思う。
人間が食べるものである限り動植物などの有機物だし、素材を調理する段階で調理器具(機械)や人の手が入る。食材というものは食べられない所を取り除き加工をしなければならないし、鮮度の保存の問題もある。素材の問題もあれば、それに付着をしている虫や細菌などの食に不適切な自然物もある。さらには調理加工をする場に持ち込むためには何かに入れてくるわけだし、調理をする人にも髪の毛(これが1番多いらしい)や爪をはじめうっかりすると混入するものが付随している。機械で加工をしている場合は服のボタンなどがまぎれる事もあるだろう。また、環境によっては小蠅などの小動物が紛れ込む事もあるだろう。今でもハエを追いながら食材を販売しているマーケットなどは世界の中ではけっこうある光景だし、大手の食品加工工場はともかく、人が出入りする時に外気から何も入れない設備を持った工場は多くはないのではないだろうか。
日本人も含めて少し前までは食中毒など健康に被害がなければ食品の中の異物についてはかなり大らかだった。給食のサラダから青虫が出てキャーキャー騒いで皆が残す事があっても、それでマスコミまで含めて大騒ぎになる事はなかったし、「そんなものつまみ出せば他は大丈夫だよ」と食べる子もかなりいた。「だって、青虫が入っていたんだよ、気持ちが悪いもの」と言えば残しても叱られる事はなかったが、食物全体に「もったいない」が染みついている頃の話だが…。
今回もう1つ気になったのが、プラスチック片やビニール片、発泡スチロールらしいものなど、最終的に店舗で紛れ込んだりではないかと思うものが多発していることだ。これが増えているのだとしたら、店舗での清掃や点検に職員が手をかけていないという事で、店員の数やローテーションなどマネッジメントの問題として考え直した方が良い。
今回話題になっている店は薄利多売でやってきたが、そのために自身の商品そのもののイメージまで安っぽいもの、どうでもいいものにしてしまったのではないだろうか。食物は食べて幸せになってもらう事に作り手の喜びや遣り甲斐もあるはずで、作る方が「どうせ安物」、食べる方も「どうせ安物」と思ってしまっては、食がもたらす幸せはどこに行ってしまったのだろうかという事になる。
15/1/8
子どもの睡眠障害が増えているらしい。今日のNHK『クローズアップ現代』でやっていたのだが、朝起きられないで不登校になる事から気が付く事が多いそうだ。
確かに今は幼児でもなかなか寝ない。大人が起きていればいつの間にかその中に紛れ込んでいたりする。しかし、寝る子は育つというように寝ている間に成長ホルモンが出るという生理を知れば、しっかりとした眠りが大切な事は誰にでも分かるはずだ。
大人の生活の都合もあるが、子ども自身の習い事や塾、部活などが子どもの睡眠を削り悪循環を起こしている事に対しては、それに関わる大人が子どもの生理を知ってしっかりと時間管理をする事が必要なのではないだろうか。
子どもの睡眠障害も大人同様にウツと合併する事もあるようだが、それ以上に心配なのは内分泌の異常が起こり糖尿病などを引き起こす事があるということだ。少子化を心配したり、医療費の伸びを心配する前に、今育ちつつある子ども達を健康に育てる支援が必要なのではないだろうか。
15/1/1
正月1日の楽しみと言えば毎年サッカーの天皇杯の決勝戦なのだが…、今年は今後のスケジュールのために昨年12月に前倒しされた。皇后杯(女子)サッカーの決勝戦をやっていたが、いまいち正月感がない。浦和レッズレディースvs日テレ・ベレーザの試合は0-1で日テレの優勝。全日本クラスの選手がどちらにも居るのだが、いささか動きの重いサッカーだった。こちらは朝から実業団駅伝を見て、サッカーを見てゴロゴロしていたのだから、あまり言えないが…。
年明け早々にある志太常磐松会の役員会の連絡ハガキを印刷して郵便局の本局に行ったら車が渦巻いていて、局員が外で汗だくで交通整理をしていた。これはたまらんと早く回収されるのを祈りつつ適当に途中のポストに入れてきた。
その帰り道、もう夕方の空にモクモクと白い雲が湧き日が当たって桃色になっていた。空の下の方は暮れかけてブルーグレイになっていて、お正月らしい色合いでとてもきれいだった。
元日の雲桃色に日の沈む DORA