16/7/31
第58代横綱千代の富士の九重親方が亡くなった。すい臓ガンだったそうだ。享年61歳、私より若い…。
やんちゃな印象もあったが、小兵で力強い相撲が印象的だった。子供の頃から相撲を見るのは好きだったが、彼のおかげでコンスタントにテレビの相撲中継を見るようになった。
親方として多くの弟子を育てているのだろうが、この数年十両・幕内に九重部屋の力士が増えているだけに親方自身も先を見られずに残念だったろう。
ご冥福をお祈りしたい。
16/7/27
神奈川県の知的障碍者施設で元職員の男が入所者を大量に殺傷した。
以前に高齢者施設でも介護士による連続殺人事件が起こっている。
どちらも犯人は若い男性だった。介護現場に若くて体力のある男手が入るのはありがたい。しかし彼らは現実に知力・感情が追い付かなかったのではなかったか。知識ではなく、相手の状況に対応してどうかかわるのか、相手の感情の爆発をどうスルーするのか。人間としての総合力が問われるが、彼らは知識に頼り過ぎてうまくいかない状況に自身の感情に溺れてしまったのではないだろうか。
16/7/24
静岡市で農大の学校後援会(旧父兄会)があった。かなり大勢がそれもご両親そろって見えていた。先生方も事務方も含めて各キャンパスからかなりの数が見えていた。また、学校後援会長がまたも静岡県の方になっているようで、今日も見えてほとんど毎週のように大学に顔を出しているような事を話されていた。
以前はOBとも連絡を取って講演会なども行われたのだが、今回は純粋な保護者会。まず全体で、学校生活や厚木・オホーツクのキャンパス紹介、さらに生徒指導や単位取得の説明、就職のアドバイスなどもあった。
昼は立食の昼食会。先生方もそれぞれに保護者やOBとの交流を行っていた。
午後は個別面談。その時間を取るためにも先生方が大勢で見えていたようだ。また、Uターン就職者の相談対応のために地元OBも支部の役員を中心に7名ばかりで対応した。今回は学生本人ではなく保護者からの相談なので、この仕事はこんなことをやりますよというような事や、公務員試験の対策などといったものがあった。
大学の学習の後、就職をしてまでが大学のフォローの範囲という考え方が強くなっているようで、先生方も熱心だった。
16/7/21
鍼の先生の待合室で、90歳を過ぎているという元気なおじいさんと話をした。まだマスターズの陸上大会で跳躍競技をされているそうだ。「競技人数が減るから」うまくすれば日本新記録や世界新記録も夢ではないそうだ。「その代わり、世界大会の旅費も宿泊費も自費だよ」との事だったが、ここまで来ればお道楽、楽しみには投資も必要という事だそうだ。
腰が痛いと仰っていたが、矍鑠としたもの、ただし、滔々と話されるお話は聞き手があっても無くても止まらないらしい。
しかし、「裕次郎の歌ではないが、我が人生に悔いなしと行きたいねぇ」の言葉には共感。そのためにもいつまでもお元気で!
16/7/18
東京は都知事選の真っ最中。結構な人数の候補が出ているらしいが、小池さん・鳥越さん・増田さん以外はその他扱い、しかし、これはずいぶん不公平な扱いだ。民主主義とは多様な候補者と意見に寛容なはずで、昔の東京には妙な候補者がずいぶんと居たが、それはそれで話題になったものだ。今、私は東京都民ではないので今回これ以上つつく気はないが…。
主要候補の意見しか伝わってこないが、待機児童0、福祉の充実を挙げている。そのためには入れ物以上にそこで働く保育士・介護士などの待遇の改善と、すべての人のライフ&ワークバランスを考えた働き方を提案するべきだと思う。幸い東京都は資金も人も十分な所なので、実験的な取り組みもできるのではないだろうか。
地道にそこに住む生活者のための施策がどれだけできるか、お手並み拝見したい。
16/7/12
いよいよ今使っているパソコンも危なくなってきた。win7からwin10に勝手にアップデートしてからどうも狂いが出ているようだ。
道具として使うにはソフトが起きてくれなければ使い物にならないのに、隠れてしまって出てこなかったり、微妙に設定が壊れて一々調整をしなければならなかったり、困ったものだ。
しかも、個人辞書がクリアされたわけでもないのに変換がうまくできない。かなりイライラしながら使っているが、費用対効果を考えると5〜6年使えるかどうかで10万を超える値段はどうなんだろうと思う。
前回買う時も思ったのだが、いらないソフトは結局入っていても邪魔なだけなので、本体には基本ソフトだけにして後は欲しいものをプラスしていける形に売り方を変えてほしい。
16/7/6
夕方、友人のお姑さんのお通夜だった。このお宅、ダンナ同士は元同僚。というわけでTANUKIと一緒に出掛けた。
お姑様も90歳での大往生という事で、割合に静かなお通夜だった。体調を崩してから長かったからとお孫さんの七五三の記念写真を遺影に使っておられたが、最近の物らしい施設での写真でも良いお顔をされていた。趣味でされていたというちぎり絵の花の作品なども飾られて、お人柄が偲ばれた良いお通夜だった。
16/7/5
静岡市美術館に『伊豆市所蔵近代日本画コレクション展』を見に行った。
修善寺の老舗旅館・新井旅館の3代目主人・相原寛太郎(沐芳)を中心とし、そこで病気療養をしていた安田靫彦との交流を中心に同時代の多くの画家との交流によって伊豆に残された絵を中心とした展覧会だ。明治末から大正時代の若い時代の作品が中心で、さらに皆で集まっての合作や、戯れ書きのようなものもあって、若いエネルギーを感じた。時代的に何人かが結核で早世をしているのだが、そんなことは感じさせない。
それぞれの代表作のようなものはないし、「この人がこんな絵も描くの」というものもあるが、大観(この人は他のメンバーの先輩格になるが)の金屏風の絵には圧倒された。
また、靫彦と相原家は家族的な付き合いだったらしく、毎年の干支の絵を贈っていたそうだ。
16/7/4
バングラデシュで日本人7人がテロの犠牲になった。
ISに限らずテロ事件の犯人が若い事を驚かない。日本でも赤軍派事件などを思い出せば若さと思い込む力が無ければ実行まで続かないのだろう。高学歴の裕福な家庭の子弟だったというのも、そうでなければ生活に手一杯で面倒な事に手を出したいとは思わないだろう。それでもやるのは報酬が出る場合で、今回の件は彼らが主体的に動いたのだろう。
しかし、しっかりした家庭で土地の宗教であるイスラム教の中で育てられた彼らが祈り月であるラマダンに事件を起こす意味が私には分からない。
バングラデシュをより良い国にしようと手を貸していた日本人達が犠牲になった事は大変に悲しい事だ。
16/7/1
蛸食めというなら喰らわむ半夏生 DORA