02/12/29
昨夜、毎日新聞の佐藤健記者が亡くなったそうだ。享年60歳。ご冥福をお祈り致します。
昨年の今時分には『ほぼにち』でガンジーさんを見送った。
ともに60代。日本ではまだまだ若い年代だが、ともに洒脱な大往生を遂げた。本人の『死ぬまで生き抜く覚悟』があればこそだが、周りにいる方々にも妙な湿っぽさが無い。佐藤記者は奥様を初めとする皆の拍手に送られて逝った。
ガンジーさんは「じゃあ、これで中締めだぜ」と入院されてからの情報は無かったが、佐藤記者の最期の日の記録は、私にはパピの最後の日と重なる。
インターネットという媒体を通して、2年続けて『終末を生きる覚悟』について考えさせられた。
02/12/27
TOPPO&DORAの『卒業旅行』から幾星霜。この度も3泊4日とはいえ遊びまくりました。
十数年前の最盛期には休み一杯なんて事も度々やったものの、最近はお互いの事情を抱えていて、そうも行きません。
しかし、そこは効率よく、初日の24日には、TOPPOさんと彼女をダシにして美味しいお寿司を食べるのを待ちかねていた父の奢りでお寿司!TOPPOさんの方でも焼津まで来れば、まずおサカナ、お寿司大歓迎のところで、美味しい思いから。さらに翌日はTANUKIも一緒に私が体調管理に通う鍼の先生で学期末の疲れのメンテナンス。
帰りに食べたお昼はTOPPOさんご贔屓の巨人の優勝を祝して彼女の奢り。
「安すぎない」とTANUKIに言われて、焼津港の海を見ながら喫茶店でコーヒータイム。そして昨日は温泉。鍼の先生に「相良にも良い温泉があるらしいよ」と聞いたので、島田経由で金谷から牧之原へ。いかにも冬らしい日の光の中、遠くの雪をかぶった山も楽しみながら、茶畑の中を温泉の看板を探すことしばし。残念ながら見つからないままにグリンピア牧之原(季節には茶摘からお茶のできるまでを体験させてくれる施設)の看板を発見。観光施設なら他の施設の案内もあるだろうと寄り道。残念ながら資料も無いので、売店でクッキーを買って目的地を御前崎に変更。TOPPOさんも実家へのお土産に茶饅頭を買い求めたようでした。
茶畑の向こうに太平洋もチラリと見えて、ドライブのロケーションとしては最高。途中の石油公園の道標と共に子生まれ温泉の看板も。「もしかしたら、これかなぁ」と言いつつも、昼前を指す時計の針と、「どうせならお昼はなぶら館の穴子丼」の勢いが勝って御前崎へ直行。
並ぶのが大嫌いな3匹、内2匹がお店が満席で文句もなく並ぶ。穴子丼のすごさを知らない、しかも奢らされる事になっているTANUKIはブツブツ。しかし、お客の列が長くなったためか昼間は使っていないカラオケルームへ案内されて穴子丼とご対面。
「どうせ残りをおれに食べさせるんだろ」
と初めから予定に入っているTANUKI。
「穴子だけは残さない」
と返事の2匹。結局少しずつご飯が残ってTANUKIのお腹の中に。支払いのTANUKI、平日割引で少し得をしてニコニコ。これで温泉に直行してはお腹が重過ぎて具合が悪いので、ネズミ塚公園へ。強風の中を灯台まで散歩。少し落ち着いて御前崎温泉ガワへ。この押し詰まった時期の平日の午後はほぼ貸し切り状態。ノンビリと露天風呂でしゃべつていたら男風呂からTANUKIの声。あちらも貸し切り状態らしい。
帰って夜は最後の宴。クリスマスはお寿司にしたので、日本酒を合わせたために、クリスマス用に買っておいたシャンパンが主役。口当たり良くクイクイ飲んでDORAダウン。
そして本日、午前中に魚センターで買い物をして、センター内のマグロ屋さんで売っているマグロばかりの握り寿司を買ってくる。マグロばかりと言っても、赤身、中トロ、トンボ、カジキ等、味も脂の乗りも色々で楽しめる。
これで締めてスムーズに帰ると夕方直前にTOPPOさんは帰り着くはずなのだが、東名で事故渋滞だったそうだ。
お疲れ様。でも、春休みにもまた遊ぼうね。そのためには我々が元気な事はもちろん、ジジ&ババ4人が元気でいてくれることが大前提。健康に気を付けて年を越しましょう!
02/12/25
鍼の先生の待合室にあったサッカーの雑誌を読んで驚いた。
わが母校・都立農芸高校にサッカー部ができていた。主役は姉妹校の三宅高校なのだが、避難生活中の三宅高校の生徒と農芸祭(文化祭)で試合をしたそうだ。結果はサッカー部員が分散してしまって、他クラブの部員も交えた三宅高校が勝ったそうだ。
しかし、実習・実験で全員でまとまった練習時間の取れない我が母校には、そもそも団体スポーツのチームは野球もサッカーもなかった。「作ろうよ」という話も予算の無さ(当時、馬術部の馬の飼料代にかなりのクラブ費がまわっていた)と人数不足で果せなかった。それを思えば隔世の感がある。
楽しみのため、仲間を増やすコミュニケーションのためのサッカーもおおいに結構。楽しみながら頑張ってほしい。
02/12/23
今朝の毎日新聞で、冬季湛水不耕起栽培による稲作の実践の話が出ていた。
まずは用語解説から。冬季湛水とは冬の間水田の水を抜かない事である。東北地方などで、冬に渡って来る鳥達の寝ぐらと餌場を兼ねて行われている所があるそうだ。ところでこの方法、今回実践された方の報告によると、雑草を抑える効果もあったようだ。
次に、不耕起だが、耕さずに田植えをする栽培法である。こちらの方が研究は早く、省力化と環境に強い稲の選抜のために行われていた。この耕さない田圃の最大の協力者はイトミミズである。彼らが土の中で食べ、排泄したものが稲の栄養分となる。
この2つをあわせると、省力化の他に、農薬や化学肥料などの削減ができる。今回実践された方は農薬、化学肥料を使わずに前年の普通の栽培以上の収穫になったそうだ。
しかも、田圃を中心にその地域の生物層をまるごと保護する事ができる。しかもただの保護地ではなく、生産の場であり、労働の場となる。
実際問題として、1枚の田だけをこのようなやり方にしても、生物層が守られる訳ではないし、水の管理など共同体の仕事もあるので、1人のポリシーで出来ることではないが、地域なり農協なりで取り組んでほしい課題である。
02/12/21
私は食べ物に関しては安物買いである。
これには私なりの主張がある。同じ食品や同じ物でも同じメーカーの物をなるべく続けて食べたくない。そのためには、近所のスーパーの安売り行脚をして、なるべく品物をばらつかせる。スーパーが違えば取引先も微妙に違うので、同じ製品ばかりが同じように安いと言う事にはならない。
子供の頃にあったカネミ油症事件が『同じものを食べ続けるな』と私の心にメッセージを残している。そして、どうせ食品添加物にしろ、食品の中に残留しているさまざまなものにしろ、大量に取り込まなければ私の怪しげな肝臓でも、対応してくれると信じている。
しかし、安物買いも時には失敗する。
今回買った米のまずい事!ある県の農協のブレンド米なのだが、昔の標準米程度のものではあるだろうと思っていた。しかし、どういう管理をして、どういうブレンドをすれば、このようにまずくなるのかの実験をしたとしか思えない。冷蔵などの保存技術も味覚テストの方法も発達している現在、この県の米はもう一切買うまいと思った。
02/12/18
毎日新聞の朝刊に、佐藤健記者の『生きる者の記録』という連載がある。ガンでかなり重篤な症状にありながら、その体験レポートを書いておられる。
一昨年から去年にかけて、ほぼ日でガンジーさんの、やはりガン患者の目から周りを見つめた家族新聞のおすそ分けを、見せてもらっていた。
精一杯頑張っている人に、この上ガンバレという声は掛けにくい。しかし、あなたが一生懸命に生きている毎日の記録を、私は毎朝、気にかけて見ています。
02/12/17
最近、夜パソコンに向っても、書く事が出てこない。
書くことがない訳ではない。昼間、新聞を読んだりテレビを見たりしながら、今日はこれを書こうかあれを書こうかと思っているのだが、いざ夜になってパソコンに向うと、きれいさっぱり消えてしまっているのである。怖い事に、ボケの始まりかもしれない…。
02/12/13
クリスマスイルミネーションが華やかである。最近は個人のお宅でもすばらしいデコレーションをされている所がたくさんある。昨年はデジカメに慣れていなくてピンボケ写真しか撮れなかったので、今年は再挑戦をしようと思っている。
こんなことを言いながら何だが、イルミネーションがこれだけ流行ったから、逆に真っ暗には別のインパクトがあるのではないだろうか。冬の夜空は星が綺麗である。真っ暗な夜空の星を眺めるというのも、クリスマスの楽しみとしてまたオツなものではないだろうか。
02/12/11
用事があって農協に行った。まず家計費の通帳からお金を下ろす。次に使い切った私の通帳を新しくしてもらう。と、手順を踏めば良かったのだが、窓口で纏めて渡した。帰ってからひょいと見たら、家計費用の通帳が2冊。?と中身をチェックしたら私の印鑑を引き移しながら、データーは家計費のもの。(つまり家計費の通帳が2冊生きている)えらいこっちゃとそのまま農協へ取って返し。使い切りそうだった家計費の通帳も新しくなって、カレンダーを頂いて帰って来た。
02/12/9
東京を始め関東地方は雪。こちらも深々と冷えている。お正月を越えていよいよ寒くなる頃の冷え方だ。
今年は春暖かくなるのも早かった。確かTOPPOさんと花見が出来た。4〜5月の天気がスッキリしなかった代わりに、梅雨は早く終ってぱろぱろさんが水不足の心配をしていたような…。そして秋の肌寒くなるのも早かった。「季語と季節が合いますね」と言う話は、俳句塾で出たのだっただろうか。
閏の1月を入れて調整をする程の気候の変化は、温暖化で極地の氷が融けすぎたための地軸の変化だろうか。
02/12/8
サッカーの天皇杯で、国見高校が国士舘大学を破って、堂々の2回戦突破を果した。高校が2勝したのは初めてだそうだ。
この天皇杯は高校、大学、社会人、J2・J1とサッカーをやっているチームが子供達を別にして総動員で出てくる。このシステムが格上のチームに直接触れる事で、より高いレベルを目指そうという具体的な目標を得る良い場になっているのではないだろうか。
ラグビーは体格差があるとゲームが出来ない種目だが、どうも国内の勝負で殻を打ち破れないでいる。バレーボールは元全日本クラスのOB・OGを高校の強化コーチとして送り込む事業をしている。ラグビーももっと上を目指す選手を作るシステムが出来ないものだろうか。
ところで、国見イレブンの次の対戦相手はJ1の王者磐田である。大きな壁を肌で感じる事が出来るであろう彼らにエールを送る。
02/12/7
物事を進めるのには順番がある。とよく言われる。
浜岡原発では、情報公開は宜しいが、インターネットでの公表が先で地元住民や自治体には説明が無い!ともめている。点検も無事に終りぼつぼつ検査方々稼動をしようかと言うニュアンスだったので、地元が神経質になるのは当り前の事だった。
民主党の鳩山代表は党内を纏める事なく自由党と提携をしようとして、足元が崩れてしまった。
そして、道路関係4公団民営化推進委員会は最終報告直前に会長が辞任して結論が出された。
物事をスムーズに進めるためには、公開の場ばかりでなく、じっくりと相手と話し合い説得する場が必要である。それが根回しと呼ばれ悪印象と共に頭に入ってしまっている結果、いきなり表でという流れなのかもしれない。しかし、心理的にも、公の場では公式の意思表示が優先されがちである。またじっくりと話し合う事で人柄を知り合うことから、お互いのバックグラウンドにあるものが見えてきて、一致点が探し出せる事もある。
どちらにしろ、まず身近な所から議論を積み重ねて、相手を味方につけていかなくては、いくら良い事でも心からの協力が得られない。
02/12/6
J1清水エスパルスの大榎克巳選手が今季限りで引退・エスバルスコーチに就任する事が発表された。
J1発足時にサッカーの町・清水にチームが無いのは寂しいという呼びかけに故郷へ戻った、清水東高3羽ガラスの1人。後の2人はすでに現役引退をして、長谷川健太氏は浜松大学で監督、堀池巧氏はエスパルスフロントに転進している。
町のためにと帰ってきた3人。清水市は来年3月でなくなるが、地域とサッカーのためにこれからも尽力をして頂きたい。
02/12/4
日本国は自衛隊のイージス艦をインド洋に送るそうだ。なんか変じゃない?
現在のところ中東諸国(イラクも含めて)と日本との間に問題はない事になっている。一方、日本海では、北朝鮮の工作船事件をはじめ波立っている。イージス艦は日本の自衛のための艦船である。国民を守るのに必要だとして国民は金(税金)の支出を認めたのではないのだろうか。だとすれば、今必要な所は違う所だと思うがどうだろうか。
02/12/3
しばらくぶりで食品の話を。
今朝の毎日新聞で、農水省の調査で農水産物のカドミウム濃度が国際基準案よりかなり高い濃度で検出されたという記事があった。カドミウムはかのイタイイタイ病を引き起こした原因物質である。米の濃度が高いのは以前から分っていた。オクラ・大豆・里芋などがかなり汚染されているようだ。特に大豆は味噌・醤油など加工食品としてもなくてはならないものだ。
農水省は「今すぐ健康に被害の出る濃度ではない」と不安の打消しに躍起のようだが、放置すれば体内に蓄積され、やがて医療費や障害者年金を押し上げ、国の財政と国力を落とす要因になるのは目に見えている。
ざっとした感想だが、水田から転作した作物の濃度が高いようだ。日本の米作を安全と健康を売り出せるように梃入れし、国際競争に打って出る攻めの農業に転換しないと、日本の農業そのものが危機に陥り、ひいては水の保全ができなくなり、国土全体の危機に陥りかねない事をきちんと認識して欲しいものだ。
02/12/2
今これを読んでいるあなたは理科が好きだろうか?あるいは好きな科目だっただろうか?
今朝の毎日新聞で、『女子の理科嫌いを作るのは、親・教師?』というものがあった。女の子は理科が将来の職業選択に結びつき難いという書き方だったが、はたしてそうだろうか?
(私はそんな事無いよ、と言う貴女にはこの先はイライラする論法でしょうが)
たとえば食生活の中での栄養を考える事、食品添加物を捉える事のベースには化学が必要になる。植物や動物を育てる(人間の子供も含めて)には生物学が関ってくる。別に医者や獣医にならなくても基礎は知っているにこした事はない。着る事に関してもデザイナーになるつもりはなくても、化学や物理の基礎知識位あった方が良い。さらに今の女の子達が大好きなお化粧に関しても、素材についての化学的知識はもちろん、効果についての物理学的な知識(物の見え方・光の性質など)も持っていて損はない。
科学者を目指す女性達の調査なので、もっとレベルの高い所で考えているのだろうが、基礎としての人間が生きていく上で大切なんだよっという部分を、小中学生にしっかりと伝えてもらいたいものだ。後は選択の自由で、やっぱり苦手という人に強制するものではないが。