ちょっとした感想   

17/5/26

   将棋の藤井聡太4段が竜王戦6組で優勝したそうだ。これで竜王戦の本戦トーナメントに登場する。6組が一番下のグループだが、理論上は竜王に挑戦するかもしれなくなった。しかも、以前から初タイトルが竜王というケースが多いフレッシュな戦いとなることも多い。戦い続ければ予選だけで秋までの長丁場だが楽しみが増えた。
   そのうえ、彼はまだ公式戦負けなし、リーグ戦もそろそろ始まるはずだしどんな戦いをするか目が離せない。

17/5/24

   イギリスのコンサート会場で自爆テロが起こった。80人以上の死傷者が出たようだ。小さな女の子が犠牲になったとマスコミは大騒ぎをしているが、中東の戦場では爆撃で多くの子供達が犠牲になっている。同じように未来を摘みながら一方が戦場だからと忘れ去られているのが悲しい。
   人は幸せな時、人を傷つけようとは思わない。先進国と言われる所でもすべての人が幸せを感じられない人間の性が悲しい。

17/5/20

   一昨日・昨日と岡山まで出かけた。母の遺骨を母の実家のお墓に入れてもらうための旅。父の位牌も一緒に家族4人での初めての旅となった。留守番は4匹ネコズ。連中には2月に1度留守番を頼んだのだが、今回はだいぶ暑くなってきているので、山盛りのえさのほかにふろ場と水飲み場に洗面器一杯の水を置いた。
   18日のお昼を食べてスタート。山の方から雷雲が広がってきたが降られずに駅に着いた。座席指定を取ったのでTANUKIの歩く速度に合わせて早く出たのだが、さすがに早すぎて、掛川駅で1つ前の新幹線を見送ることになった。名古屋駅でのぞみに乗り継ぎ。西に行くほど天気は良くなり、のんびり外を眺めている内に5時過ぎには岡山駅に着いた。
   まずは宿へ。荷物はあるし近くて分かりやすい所が良いと旅行社に取ってもらった宿は駅の隣。地元の従弟たちによると「有名人とかが来ると泊まるホテル」だそうだ。
   これから何処かへ行くという時間でもないし、元気もないので一休みした後はホテル内の和食の店で夕食。岡山会席というコースをTANUKIは地ビールの「独歩」で、私は岡山の地酒「きびの吟風」で楽しんだ。「食べられないものはありますか」と聞かれTANUKIが「脂っこいものはダメだ」と言ったらそれなりに気を使ってくれたようだった。2時間かけてゆっくりと食事をして部屋に帰り、早々にダウン。
   早寝のお陰て翌朝は早くに目が覚めた。朝食はバイキング。2か所あるうち、せっかくなので最上階の19Fの方に上がったが、TANUKIが「眩しい」と叫んだので奥まった席に案内された。
   食後少し休んでからチェックアウト。手配してもらったレンタカー会社へ。車を借りるのに少し手間取った(ナビの設定や運転の要領が微妙に違うので…)が、無事にスタート。R2がバイパス化して途中でナビと道路案内の食い違いが微妙でどんなコースを取ったかよく分からないが、交通事故まで目撃した割には1時間15分程度で連島の家にたどり着いた。手前まで大きな道なのだが、最後のどん詰まりはすれ違いが怖いような細道で変わっていない。
   一応、従弟夫婦(叔父の長男)の次に到着。まず母の遺骨と父の位牌を渡す。
   その下の子の嫁さんや本家のお姉さん夫婦、日比の叔母と従弟がそろって11時からお祭り。さらにお墓へ納骨に。お墓の山の緑がきれいだった。
   本家のお姉さん夫妻は忙しくてそのまま帰られたが、後の皆でお昼。仕出の方が美味しいからと取ってもらったお料理はやはり焼津とは微妙に違っていて土地柄を感じた。最近はみんな車なのでアルコールは抜き、それでも色々な話が出て楽しかった。
   車を返す時間も座席指定を取った新幹線の時間もあるので、3時過ぎには出発。レンタカー会社の際に来てガソリンスタンドを探し回り、それでも無事に時間内に返すことができた。行きに比べると簡単なもので、ガソリンのチェックをして、駅までの道を教えてもらっておしまい。多分、駅への道を聞く人が多いのだろう。
   TANUKIはあせっていたけど新幹線には十分に間に合い、混んでいたけれど座席指定なので席もある。ただし名古屋で乗り換え。ここからはわざわざ席を取ることもないかと思ってそうしたのだが結構並んでいてあせった。仕方なくそのまま並んで席は確保。ただし夕飯用の駅弁は確保しそびれた。掛川駅での乗り継ぎも良く、焼津駅に着いたとたんにTANUKIがタクシーに飛び込み、9時頃には自宅にたどり着いた。
   お留守番の4匹ネコズはすっかり餌を食べつくしてお腹を減らしていたが、元気にしっかりとお留守番の役はしてくれた。

17/5/9

   母が持っていた増井光子著の『動物が好きだから』を読んだ。
   母が井の頭公園に勤めていた頃に井の頭公園の獣医さんをされていて交流があったのだと思う。私はちょうど中学生くらいで、よくアメリカの猫や動物の写真集などをお借りした。今の本屋さんの状況からは信じられないだろうが、猫が本になるなどまだ考えられなかった時代だった。
   この増井さん、都の公園の獣医さんになった初めての女性、その後に井の頭文化園、多摩動物園、上野動物園の園長を歴任されて上野ではパンダの繁殖もされている。都庁を退職された後は横浜のズーラシアの園長、また兵庫県ではコウノトリの繁殖・野生復帰計画にも関わられていたようだ。
   しかし、生命に対しては結構シビアな目を持っておられた。生命は限りがあるという事は井の頭公園で増井さんと渡辺さん(高校時代に飼っていた猫の主治医)に教わったように思う。
   ほかに馬も学生時代からお好きだったらしく、エンデュランスという馬に乗った持久走競技についてもだいぶページを割かれている。色々な媒体に執筆したものをまとめたものらしく、馬の話は『ランナーズ』が初出、競技の面白さだけでなく、様々な形で馬や競技者について分析しているのも面白い。

17/5/4

   昨日は憲法記念日だった。憲法改正をしたがっている国会議員が多いが、憲法に何もかも細々と詰め込むのは感心しない。
   どうせ関連の法律をいくつも作らなければ運用ができないのだから、憲法は子供でも分かるくらい簡単な「日本はこういう理念の国だ」というものが分かれば良い。そういう意味で誰が作ったにせよ今の憲法は良くできている。
   特に議員さん方には古文である教育勅語より現代も生きている日本国憲法前文を暗唱してほしいものだ。

自衛官の戦死まだなし聖五月     DORA

17/5/2

   歯医者さんとなかなかご縁が切れない。ついに本物の虫歯治療になってしまった。もともと大昔に1度治療をしていて神経も抜いてあるので、治療そのものは痛くないのだが、口が開かない。口を開けていると顎の関節の方が悲鳴を上げるので、治療器具が入らないらしい。お陰てチマチマチマチマと様子を見ながらしかできないようで、やっと次回穴をふさいで完成という事になりそうだ。(痛まなければ…)
   夢中になって何かをしている時やイライラした時に歯を食いしばっている意識はあったが(何しろ後で疲れがはっきり分かる)、寝ている間までは意識していない。寝ている時だけでもとマウスピースを勧められて作ってもらったのだが、「すごい力で噛んでますね」とあきれられた。

17/5/1

   ついこの前新年が始まったつもりでいたのだが、早くも5月。天候不順でTANUKIは今日やっとこたつ布団を片付けたが、まだその毛布をひっかぶってテレビの前に転がっていた。
   これ以上放っておくと今年も西洋朝顔に庭を乗っ取られそうなのだが、なかなか庭仕事をやろうという気にならない。せっかく良い気候になってきたのだから、少し気合を入れたいところだが…。

4月    6月