17/6/30
自民党の金子恵美総務政務官(39)が公用車で出勤途中に子どもを保育所に送り迎えしていた事が賛否を交えてニュースになっている。
保育園に預ける年齢の子供さんを預けて出勤するお父さん・お母さんはたくさんいるはずだ。それが迎えの車が来る立場だったら、他のどんな手段で子供を送っていくのだろうか。早すぎる送り出しは保育園が開いていない。だからといって自分の出勤の車を待たせて子供を送ってまた戻って来るのではそれこそ時間の無駄と謗られるだろう。そもそも安倍内閣は女性活躍をうたっていなかったか。
それならば、もうやりませんと言うよりも働きやすさと家庭生活・特に子育てのしやすさについて、これを機会に大勢の働くお母さん・お父さんのためになる法律立案と施策にまとめる事の方が議員として良い仕事をすることになるのではないだろうか。
17/6/23
東京都議会議員選挙の告示日だった。地域が違うのでどうでもいいと言えばどうでも良いのだが…、報道に力が入っている。
ところでこちらは県知事選。しかも明後日が投票日だ。選挙に関係している人達は盛り上がっているのだろうが、選挙カーが騒がしいわけでもなければ、テレビで候補者の討論や県政の課題・争点が検討されることもない。全国紙しか取っていないので新聞も淡々としている。どちらも無所属ではあるが政党関係者がやって来ることもない。
これで良いとは思えないのだが…。
17/6/20
昨日ようやく小池都知事が市場問題について記者会見をした。「豊洲を生かす」「築地を守る」と呪文のような回答が出た。豊洲を最新の流通拠点にする一方で、築地のブランド力を守り食のテーマパークにしたいというようなメッセージだった。いずれにしろ、予算措置もなければタイムスケジュールもない話で、とにかく都議選の告示前に何かを言わなければならないから言ったと聞こえたのだが…。
どうせならばもっと大きな話をしてほしかった。
まず豊洲についてはこのままスンナリ移転はできない。あれだけ有害物質、それも地下とはいえ揮発性のものが出ているのが分かったのだから、食の安全のためにも働く人の健康のためにも頬被りをさせるわけにはいかない。何らかの対策をするのにある程度の時間がかかる。さらに築地も経年劣化だけでなく土壌汚染物質が出ているので食品を扱う場としてそのままで良いわけがない。
まずは、豊洲にどれだけの対策をとってどれだけ早く移るかを決めなければならない。築地に残りたい人達も一時は動いてもらわなければならないはずで、彼らにどれだけの動きやすさを提示するかも、ここまでくれば知事の手腕にかかっていると言えるだろう。
そのうえで1度は築地を取り壊す。オリンピックで使いたいという事に関しては知事が変わっても変更できる要素がないだろう。そして改めて土地のクリーニングをして例えば市場の再開に向けた準備をする。オリンピックの後、築地の再開発時期を5年後としたのでそのタイムスケジュールは出た。さてお手並み拝見と言いたいところだが…。
ここからは私案になる。豊洲については専門家会議が地下で汚染を何とかしようと言っているので早急に対策をして知事が引っ越しのGOサインを出す。これでここで働く人達の健康被害や扱った食品の汚染が出れば知事を初め東京都の責任になるが、だからこその知事であり自治体なのだから、しっかりと責任を果たしてほしい。とりあえず築地に残って商売をしたい人達も移動をしてもらうが、築地に移るまでの5年間を工事期間移動の仮設店舗扱いで家賃補助を出すなりして動きやすくする。さらにこの人達を築地新市場の企画者として意見を取り入れた整備をする。この人達には戻ったらガンガン稼いでテナント料と所得税を払ってねで良いのではないか。
築地については土地の料理屋さんや小売店が手軽に使える店として、場外も併せて一般客や観光客にも開放をすれば良い。建物よりも街の雰囲気を残して、地元の人だけでなく、日本中・世界中から人を集める商売をすれば良いのではないだろうか。
一方、豊洲については地の利を生かして魚だけでなく、日本中の食材を集めて世界に送り出す、世界の食材を輸入する、世界に通用する食の大マーケットに育てれば良い。今、築地にある業者だけでなく、将来的に世界の流通業者を誘致すれば良い。
どうも最近の日本の政治家や役人の話は小さく縮こまっていけないが、どうせ煙に巻くような記者会見ならこのくらいの事を言ったらどうかと思った。
17/6/19
それぞれの実家から担いできた脚立が相次いで壊れた。ともに年代ものなので仕方がないが、無いと庭木の散髪ができないので、トラックを持っている弟に付き合ってもらってTANUKIが新しい脚立を買いに行った。
「無理に背伸びをするより高さがある方が良いだろう」と今までの物よりかなり高さのあるものを買ってきた。確かに高く登れるが、大きいだけに狭い庭で小回りが利かない。しかも重い…。
しかし、せっかくの梅雨晴れ間、有効に活用して、届かなかった松と梅2本をさっぱりさせた。梅はとっくに切り終わっていなければならない時期なのでアブラムシの大コロニー。それを狙うテントウムシの幼虫もずいぶんいた。
高さがあるので今まで手が出せなかった藤棚も今年は少し手が入れられるかもしれない。
17/6/11
猫島(石巻市田代島)のにゃんこ共和国が厄介事に巻き込まれているようだ。
小規模地域の震災復興という意味では成功事例だったと思う。それこそ猫の手で復興資金を集め順調に復興を果たしているのだから。
私がにゃんこ共和国を支援したのは猫の為だけでなく、この地域が震災前から地域の将来を見据えて地域の若者以外からも漁業後継者を育てようとしていた事が決め手だった。残念ながら震災で中断を余儀なくされたようだが、このように将来に向かっての投資ができる地域なら、この震災にも負けずに次の1手が出るのではないかと思った。
土地が個人所有の日本では、売り手と買い手の合意ができれば土地を買うことはできる。しかしそれでいくら小さなコミュニティでも新参者が地域を乗っ取ることはできないはずだ。個人的には宗教も人に押し付けなければ個人の勝手でしょと思っている。どういう形でこの厄介事が喧伝されたのか分からないが、悪意を感じる。それ以上に名を騙っての募金は、これだけ振り込め詐欺がのさばっているのだからあるかもとは思っても、犯罪行為だ。
この際、「我々は村の漁師だから」と言っていないで、だからこそ専門家の力を借りてきちんと正しい情報発信をしてもらいたいものだ。
成功者がやっかまれるのは世のならいだが、小さいからと舐められることなく、組織としてきちんと対応する事で跳ね返すことが大切だと思う。
17/6/8
冥土の旅の1里塚をまた1つ越えたが…。
元々ホルモン系は安定していなかったので、更年期はのほほんと超える事が出来たのだが、ここにきて体調不良が続いている。まず目がいけない。かなり疲れやすくなっていて水分補給のための目薬が手放せなくなった。去年からの50肩がようやく楽になってきたと思えば腰痛でいまだに寝返りがつらい。そして歯医者でだいぶ治してもらったのにもかかわらずあちらこちらの歯がまだおかしい。いつも痛いわけではないが時々ツーーンと来る。最後に睡眠曲線がずれているらしくて眠い時はしばし待てが利かない代わりに、眠くなければなかなか眠れない。
体は順調に老化に向かっているのだろうが、人生80年時代、叔母や母の友人達がまだまだお元気なのにそう一直線に老い込んでいるわけにもいかないのだが。
17/6/3
いじめ問題が後を絶たない。少子化や将来の人口減少を心配している行政にあたる人達が学校も含めてきちんと向き合っていないのが気にかかる。
暴行・恐喝・時には自殺に至るいじめはいじめの被害者だけでなく、いじめている側や周りの子供達も大きな意味での被害者だと思う。周りの子供達もどうするのがベターかが見つけられずに悩んでいるだろうが、いじめている側をどうフォローするかが1番大きな大人側の課題だと思う。なぜならば、彼らもまた社会の中でストレスを抱えそのはけくちとしていじめしか見つからない状態の中に閉じ込められているからだ。
1番の解決策は学校と家庭だけでなく社会全体で子供達とかかわり、色々な考え方、色々な行動の仕方を良くも悪くも子供達の前にさらけ出し、子供達も社会の一員として取り込むことだ。今や大人までがコミュニケーション力不足を言われているが、なるべく早く解決すべきことだと思う。
17/6/1
TOPPOさんからバースディプレゼントにもらった『のこされた動物たち 福島第1原発20キロ圏内の記録』(太田康介著/飛鳥新社)を読んだ。もともとブログで発信していたもののようで、その当時にネコ飼いさんの誰かの紹介で何度か読んだ記憶がある。
あの時は原発避難がそこで暮らす家畜やペットにこれだけの問題を起こすとハッキリと分かっていた人は当事者も含めてほとんどなかったのではないだろうか。
さて、HUGという避難所立ち上げ運営の机上訓練をするゲームがある。普通の人が整然と避難して来るのなら避難者の記録を取り何人来ているという事を確認・報告できれば良い。そこまでは自治会関係者など何かの時に動き出しをする人の頭には入っている。だからこのゲームでは混乱要素をふんだんに盛り込んでいる。障害のある人・老々介助の高齢者・病気中の人やケガ人、生まれたばかりの赤ちゃんも居ればいつ生まれてもおかしくない妊婦さんもいる。さらに外国人もいれば旅行者もいる。親が亡くなった・あるいははぐれた子供もいる。そして、今日に関してはこれが本題なのだが、動物を連れた人ももちろん来る。
当時福島の原発周辺の動物たちの哀れな様子はテレビでも取り上げられたので、置いて行くわけにいかないと思う人は今後も少なくないだろう。
初めに抑えておかなければならないのは、災害時の避難は人だけでなく動物も普段とは違う大変な目にあって興奮状態だという事だ。動物も一緒にと言っても、嫌いな人がパニックになったり、イライラを動物にぶつけてしまう人がないとは言えない。さらに現実に動物の毛などに対するアレルギーを持っている人も少なくはない。逆に動物も興奮状態の上に知らない所に連れ込まれ、ストレスにさらされれば吠えたり嚙みついたり脱走したりの状況も起こりうる。やはり動物を連れている人とそれ以外の人は分けるべきだろう。
また、動物と言っても盲導犬や聴導犬など補助犬は障碍者のパートナーで一緒に居なければ障碍者が困ることになる。さらに彼らは災害弱者でもある。
これらを限られたスペースにどう案内をしてどう対応していくか、正解はない。色々意見を出し合う中で色々な考え方を知るのが1番のキモだと思っている。
逆にペット連れで避難を考える場合、家にも猫が4匹いるが、どうするかのシュミレーションはしておく方が良い。
絶対に必要なのはリードとケージと新聞紙。動物の心配をするのは少し時間が経ってからになるので水とエサも必須だろう。ケージに入れる事でペットに安心感を与えるとともに周りからの保護もできる。ただしリードが無いとケージから外に連れ出せない。食事もさせなければならないし排泄もさせなければならない。新聞紙は優れもので保温材にもなれば、雑巾代わりにもなる。
ただ、避難所に連れて行かずに自宅で留守番をさせるという考え方もある。火事や津波・洪水など、否応なく避難が必要な場合は仕方がないが、建物が危険で人間は居られなくても水とエサの心配をしてやれるのならば、彼らにとってもホームテリトリーの方がストレスが少ないかもしれない。中型犬以上の場合は番犬として役立つかもしれない。
災害に遭う前に家の子の気質も考慮に入れて飼い主さんは考えてみてほしい。
最後に首輪やタグは付けておくことを勧めたい。焼津市の場合は猫も登録番号制を取っている。はぐれてしまうと「どうしているか」といつまでも気になるものだが、ペットレスキューのボランティアさん達の手が入る頃に探せる子もいるだろう。また死んでしまった場合にも「葬った子に首輪がついていたよ」と連絡をもらって気持ちが落ち着いた方も実際に居たようだ。