17/12/31
今年も今日でお終い。個人的には母のお年忌に追われた1年だった。2月の納骨(忌明け)、5月には母の実家のお墓へ分骨を納め、ヤレヤレと思う頃には初盆、そして1周忌代わりの偲ぶ会。事前の打ち合わせや準備もあるので1年間かかりきりだったような気がする。
そんなこんなであまりネット巡りもしなくなったが、たまに行くと長いお付き合いのホームページやブログが開店休業状況になっているのにふと気が付くことがよくあった。お互いさまで実生活の方が忙しくなっておられるのだろうと思う。
実際に個人のホームページなどはずいぶん減っているのではないかと思う。自分の何かを知ってもらおうとか発言をしようというものよりも個人的なおしゃべり(電話の延長のような)を楽しむSNSなどに流れているのだろう。わざわざパソコンを開けるまでもないスマホ利用で使いやすい、という事もあるのかもしれない。
17/12/26
まだ相撲協会の傷害事件の尾っぽを追いかけてワイドショーはにぎやかだ。
ようやく貴乃花親方が相撲協会の事情聴取に応じたようだ。
何を話したかが出てこないが、ここで問われるのは巡業部長という立場で本来ならば事件に対応をしなければならなかったのに、貴ノ岩の師匠の立場で警察に被害届を出しただけで相撲協会の現場責任者として現場にいた人間から事情を聞いたり、迷惑をかけた各人各所に対応したりができていたのかどうかではないかと思う。さらにそれは相撲協会全体として状況を共有をして暴力根絶につなげていかなければならないのであって、騒ぎを煽ぎたてて大きくし、横綱どころか相撲協界全体の品格を貶めるものにしてしまったというところではなかったのだろうか。
こう言っては失礼かもしれないが、腕力を競う事見せる仕事をしている人達の品格とは、一般人に生の力をひけらかさない事で、平生は気は優しくて力持ちを演じる事ではないだろうか。そういう意味では他の現場にいた力士達への聞き取りは被害者の貴ノ岩の師匠でもあるという事を考えて他の人に任せたとしても、騒ぎのあった店や同席者に巡業部長本人が現場責任者として「お騒がせして申し訳ない」と謝罪に向かい、何があったのか聞きただしているのかどうかも気にかかる。
17/12/25
今年のクリスマスもTOPPOさんとちょっとだけ遊ぶ事ができた。
彼女が仕事を卒業して、私がお役目を卒業したら「ゆっくり遊ぼうね」と言っていたのだが、実際は今の方がお互いに慌ただしい。無理やり時間を押し開けてわざわざ来てくれたTOPPOさんには申し訳なかったが、今年も定番のクリスマスとなった。
登場した午後はふらりと吉田公園を散歩、遠くにチラリと蒼い海が見えた。
翌日は午前中から川根温泉へ。道路はかなり車が走っていたが、温泉そのものは思ったよりも空いていた。もっとも駐車場は混雑していて奥まで入って行ったのだが、遊歩道を戻ると線路に向かってカメラの三脚が林立、何事かと思ったら、休日で大井川鉄道の機関車トーマスがしかもクリスマスバージョンで走るというのを待っている人達だった。カメラ好きに鉄道好き、さらに機関車トーマスを見たい小さな子供達やドックランの犬たちまでが今か今かと鉄橋を渡ってくる機関車を待ちかねていた。もちろん我々もしっかり仲間入り。見上げるアングルなので良い写真は取れなかったが、ワクワク感は楽しめた。
クリスマスイブは天気予報がかなり悪くて予定を立てなかったのだが、ちょっとした空からのプレゼントで日も出て暖かだった。スタートで出遅れて、高校駅伝を聞きながら買い物ドライブ。テレビで有馬記念を見て、お夕飯は定番のケンタッキーチキン。プレゼントを交換してクリスマス気分を味わった。
最終日は午前中に蓮華寺池公園を回ってさかなセンターへ。さかなセンターも駐車場から混雑していた。お昼を食べて午後にはTOPPOさんは帰宅。慌ただしくものんびりしたホリディだった。
17/12/17
また新しく映画になったとかでアガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』が話題になっている。
今回も豪華俳優陣が話題の中心のようだが、映画もテレビドラマもあまり興味がないので、私はそもそも俳優さんをほとんど知らない…。しかし、この小説はストーリーの流れとは別にどんな人物かを想像する事が楽しい作品だと思う。何しろ全員が列車に閉じ込められていて動きがない。
ポアロはそれぞれにイメージがあるだろうから置いておいて、絵に描いたような貴族様、高齢でもシャンとしたドラゴミロフ公爵夫人と、いかにも華やかなアンドレニ伯爵夫妻、いかにもそれらしいメイドや召使、イギリス人はいかにも毅然としたイギリス人らしく、アメリカ人はいかにもあけっぴろげなアメリカ人らしく描き分けられているのはクリスティーらしい。さらに本来の姿とこの列車に乗るための姿との対比も面白い。ある方がブログでミステリーとしてはシンプルだから、登場人物は記号でしかなく、映像化する時はいくらでも監督の裁量の余地があるというような事を書いておられた。
正直言って結末がそれか?という不満があるが、実は後日談的なオマージュを日本の作家がやはりミステリー風味の作品として書いている。『アガサ・クリスティ殺人事件』(河野典生)はクリスティーの『オリエント急行殺人事件』の45年後という時の過ぎた後でどんでん返しを仕掛けてくれている。
17/12/13
先日の保健センターの指導で「間食を控えてもう少し体重を落としたら」と言われたのだが、一昨日の歯医者で「奥歯のかみ合わせが良くなってしっかり噛めるようになったから同じに食べていても少し体重が増えると思うよ」と言われた。
奥歯に大穴を開けたまま、かなりの放り出してあったので片側ばかりを使っていたのだが、筋肉の付き方がアンバランスになって肩こりなどの原因にもなるらしい。しっかり噛めば消化酵素もよく出るし、筋肉も動かすことになるから頬がたるむこともないと言われると気を付けなくてはと思う。
しかし、体重はどうなる事やら…。
保健センターでは食後1時間頃にウォーキングなど少し運動をすると良いと言われたが、せいぜい年末の大掃除にでも精を出そうかと思う。
17/12/11
学生時代からの長い付き合いの常盤優さんが第1句集『いきものの息』を上梓した。
彼女が俳句を初めて15年だそうだ。実は初めに俳句に誘ったのは私だった。それもネット俳句『寒太のしりとり俳句塾』、当時は誰もかれもがインターネットの掲示板に集った頃だった。そこでハマった彼女はあっという間に頭角を現し、寒太先生の主催する炎環のメンバーとして本格的に俳句を始めた。学生時代に彼女の描く1コマ漫画のとらえ方に惹かれていたので俳句も面白がってくれるだろうとは思ったが、ここまでハマるとは正直思わなかった。
彼女の本職の理科教師の立ち位置から生物や天文を題材にしたものは生き生きとしていていかにも彼女らしいと思う。
さそり座の尾に釣られゐし短夜かな
遺伝子の立体模型クリスマス
しかし、何気ない生活を詠んでいる句も彼女だからこその表現がある。
十一月がんばってゐる足二本
さらに今回の句集で言葉遊びの要素の句が多いのに驚かされた。昔から持っている彼女の言葉に対する感性と探求心の成果なのだろう。
キルルハララ聞こゆる雪の別れかな
蝌蚪蛙蝌蚪蝌蚪蛙水うごく
ぼうふらふらふらふら前線通過中
さて、寒太先生は彼女の句集から宮沢賢治を想起されたようだが、私はますむらひろしの『アタゴール物語』を思いおこす。小題の「星の歳時記」「実験室」「さくらプロジェクト」などは特にアタゴール物語の主人公たちが句の情景の中で空を見上げ踊り・歌っている感じが抜けない。
木星火星土星炊き立ての豆御飯
あさがほのてっぺん宇宙膨張論
Laの音のひとつ足りなき冬芽かな
いまあおきいのちへ蝉のぬけゆくよ
「天元の石」「慈朗の星」「ゆきあひの空」は近しい人との別れを詠んでいる。ご夫君や愛犬慈朗の死は思い出の中のとっておきの場所に収まっているようだが、ご両親や友人との別れはまだ、こすれば血のにじむ生の感情が収まっていないように思える。だからこそ感情を揺さぶる句となるのかもしれない。
春北斗立てかけてあり黄泉の国
学位記と並ぶ賞状茶立虫
花冷えや臍帯のある小抽斗
家族欄空欄一匹のかなぶん
「沖縄時間」「旅鞄」は旅の思い出がつづられている。台湾もハワイも四尾連湖も仕事で行ったはずだが、しっかり土地の神と対話をしている。沖縄も趣味と言えば趣味、仕事と言えば仕事で火星観測に行ったのだったなと思い出した。
三伏の首里城火星大黄雲
そして「水をください」は心象風景をつづったものに思える。
水をください蕣とひとひとり
これは体調を崩して脱水しかけた…と電話をくれた時の状況そのままなのではないか、それをピアニシモの句に直すところがすごいなと思う。
これからも星々や地球や生き物たちと阿吽のセッションを続けてほしい。
17/12/8
午前中、保健センターで2回目のメタボ○っきり教室(特定保健指導)。前回の9月からだいぶ人数が減って今日の参加者は8名+付き添いできた奥さんが2人。
まずは前回同様に体組成計・腹囲・血圧の測定。筋肉量まで減ってしまったが、下の血圧以外は全部ほんの少し数値が下がっていた。咳喘息で動けなかったという言い訳はあるものの、筋肉量が下がるのは寒くなっていくのに嬉しくない。
本日はまず前回と今回の数値を見比べながら振り返り。それなりに気を付けていたのに数値は悪くなったとガッカリされる方、あまり気も付けていなかったけど、変化もないという方、血圧の薬を飲み始めて血圧が安定した方、散歩などの運動で筋肉量をしっかり増やした方、それぞれだった。季節柄果物が美味しいねという話も反省かたがた、でも食べるよねと…。
中盤は糖とインシュリンの関係のおさらい。人間の体内の血液量は5~7lだそうだが、その中に入っている糖の量は6g程度だそうだ。糖は悪者ではなく血管の保護にも役立っているというのをユーチューブの映像なども取り入れて見せてくれた。
最後は栄養士さんから今回は菓子パンと果物についての話。まず菓子パンのカロリーの話。メロンパン、かなりカロリーは高い。あんぱんの餡の量、1口あんぱんの餡の量など目に見える形で解説してくれた。冬の友ミカン、干し柿の干す前と後の大きさの差など、カロリーを中心の話が続いた。
最後は個別の相談。たまたま今回ももう1人の女性と一緒に栄養士さんとお話。大掃除で少し体を動かすよと言ったら、もう1人の方は運動用の自転車を親せきからもらってきてテレビの前に据えたとの事だった。時間を少しずつ伸ばしながらやっているそう。
次回は3月、皆さんも私もどう変わっているだろうか。
17/12/6
相撲界ではまだ日馬富士の暴行問題が尾を引いている。事件そのものは日馬富士も貴ノ岩を殴ってケガを負わせたことを認めているし、引退もしてしまったのでこれ以上の進展は送検した後にどうなるか程度でしかない。せいぜい日本を生活拠点にしている家族がこれから日本で暮らしていけるかどうかが心配される程度だろう。
一方で相撲協会が現執行部側と貴乃花親方の間でガタガタしている。被害者の貴ノ岩を抱えている貴乃花親方が口を開かず逃げ回っている印象なので、より分かりにくい状況になっている。相撲協会を支える理事としても部屋を経営する親方としても対応が下手過ぎるのではないかと傍目で見ていて心配になる。先代(藤島部屋)からという貴乃花部屋の純粋培養がお相撲さんとしては良いかもしれないが、1人の社会人として雑事を処理していくには世間への対し方がストレート過ぎるのではないかと危惧するのは私だけだろうか。
17/12/5
12月に入ったばかりだが今年の冬は寒い。季語上の冬、立冬は11月上旬だが今年はその頃から寒かった。
エアコン・炬燵・ストーブと暖房もすでにフル出場。窓越しの日は暖かいし風さえなければまだ昼間の外も暖かいが、冬をしみじみと感じる。
夜、布団には入ってこない茶々やルナもソファに座り込んでいるとペッタリと側にくっついてくる。それでも抱っこは御免らしいが、くっついている方が暖かいしくつろげるとは思っているようだ。
17/12/1
今日、平成のゴールが決まった。2019年4月30日、翌5月1日から今の皇太子殿下を天皇とする新しい時代が始まる予定だ。
両陛下には是非その日までお元気でお過ごしいただきたい。同世代の叔父や叔母を見ていれば、しゃんとしたお姿で多忙な日々をお過ごしになっているのはすごい事だと思う。だからこそ、お元気に現役時代を終えて少しでも長く悠々自適の日々をお過ごしいただきたい。