ちょっとした感想   

19/9/30

   今日はTANUKIの様子を見に行った。点滴も全部とれて、昨日安静にしていた私よりよほど元気そう。テレビカードが無くなっていじけていたが…。
   午前中に歩くリハビリで外まで出たようだ。私が行った時は口周りのリハビリ中。だいぶ声もはっきりしてきた。
   リハビリ後、外まで歩きに行けるのならと病棟のはずれのテレビカード売り場まで一緒に行った。少しふらついていたが、危なっかしいというほどではない。
   薬はすべて飲み薬に変わったという事だが、医者の目でどれほど快方に向かっているのかは素人には分からない。
   お互いに「お大事に」で別れてきた。
   ご近所の御大がお見舞いに来て下さったのと1階で行きあった。
   明日から消費税値上がり。どうでも良いやと思っていたのだが、トイレットペーパーが無くなりかけていたりしたので買出し。驚いた事にドラッグストアではトイレットペーパーやティッシュペーパーがほとんど空になっていた。ドラッグストア→ホームセンター→スーパーとひとわたり買出し。特に人間はともかくネコ飯は10%よねと思って缶詰を多めに買ったので、安静明けにはハードワークだった。

19/9/28

   昨夜は横になると咳が出てほとんど眠れなかった。うすら寒いのか暑いのか、3時頃には汗まるけになっていた。はなが気になったようで、ずって傍にくっ付いていてくれたが、これがうれしいような邪魔なような…。明け方にはトラ丸も顔をなめて励ましてくれた。茶々まで何度か様子を見に来ていたしルナの甲高い声も聞こえた。
   つばを飲み込むと喉が痛いし、ちょっと動くと咳き込んでしまう。咳というのは大運動で横隔膜が疲れて痛くなってきている。
   今日ははだかっこのお話会の日でそのついでの用事もあったのだが、これだけ咳き込んでは人迷惑なので、今日の当番の方に用事だけお願いをして内科へ直行。
   土曜日という事もあって内科はメチャクチャ混んでいた。「お薬が全然効かずにひどくなっている」というと山ほどの別の薬を処方してくれた。
   午後は薬を飲んで安静に。何とか横になってもいきなり咳き込まなくなった。ちょっと動くとまた咳き込んで止まらなくなるが…。
   ウトウトしている内にテレビでラグビーW杯日本vsアイルランドが始まった。前半、点差を離されずに行けたので良い試合になると思ったが19-12で勝ってしまった。まさか勝つとは思わなかった。日本は多国籍のメンバーでチームを組んだことで色々な経験を積み、体力的にも負けなくなった。
   まだ予選リーグ。ホームの利を生かして決勝トーナメントまで進んでほしい。

19/9/27

   今日のTANUKI。テレビカードがなくなって退屈そうだった。今日から水分補給に500mlのペットボトルのお茶を飲めと言われたというので、1本買って自販機のありかと小銭を渡してきた。
   今日はTANUKIよりこちらがぶっ倒れそう。しかし、廊下の隅でゼコゼコいっていても医療関係者もあまり気にしない。患者によってはこういう状況の人が周りに居ること自体が危険だとも思うのだが…。そんな訳で用だけ済まして早々に引き上げてきた。

19/9/26

   今日のTANUKI。引っ越して1番奥の部屋へ。
   話している内に顔周りのリハビリの先生登場。瞼と口の周りの筋肉を動かす訓練。「最近は途中で寝なくなりましたね」と。一休み後、下のリハビリ室からお呼び。今度は体幹の運動。輪っかを積み重ねたりボールを打ったり、バー(ちょっと負荷付き)を使った腕上げ。口は達者になっているからお相手の先生も大変かも…。その前に歩くリハビリもあったようで、歩くだけでなく階段昇降も付いたようだ。
   帰りに「トイレ」と飛び込んだのは良いが、戸を開けて出ようとして大音響、通りかかった看護師さんが「少し下がらないと」と言って手を貸して部屋まで送ってくれた。
   「腹減った」が口癖になってきた分、元気になっているのだろう。
   昨日は藤守の次男坊夫婦が来てくれたようだ。

19/9/25

   本日のTANUKI。ベットに居ないのでどうしたのかと思っていたら介助付きでトイレに行っていたようだ。
   TOPPOさんがお見舞いに来てくれたのでご機嫌。昨日は藤守の娘がお見舞いに来てくれてドーナツを頂いたようだが、今は食べられないので持って帰った。チェルシーも看護師さんに見つかって怒られたようだ。
   だいぶ元気になって導尿も取れたのでナースステーションから遠い部屋に引っ越しになるからと看護師さんからお知らせがあった。
   一昨日差し入れたテレビカードがもう0。だいぶ普通に戻ったようだ。

19/9/23

   テレビカードが切れて大人しく寝ていたTANUKI。歯間ブラシとテレビカードだけ差し入れて「風邪っぽいから帰る」と言ったらいじけていた。

19/9/22

   本日のTANUKI。昨日とほぼ同様。
   おかゆとすりおろしリンゴに飽きてきたようだ…。この辺が1番病院が気を使っているらしいので、うかつなものは持って行けないし…。
   日曜日という事もあって、病院スタッフは人少な。

19/9/21

   本日のTANUKIも午前中に手足のリハビリをしたとかで「疲れた」とのびていた。それでも顔を見ればよくしゃべるようになった。
   「誰も見舞いに来てくれない」というが友達にまで知らせていないので当然!
   昨日はラグビーを途中まで(消灯まで)見ていたらしい。あっという間にテレビカードが消費される。
   主治医の先生が夏休みだそうで、今日は代診の先生(内科から引き継いでくれた先生)の回診。昨日リハビリの先生に目が開きにくいと言っていたのの確認。

19/9/20

   本日のTANUKIはまあ元気。シャワーも浴びさせてもらったようで、すっきりしていた。
   談合坂SAみやげのチェルシーを持って行ったら、「こっちが良い」と喜んでいた。
   テレビは点けていなかったがよくしゃべる。もっとも作業中の看護師さんに「テレビの邪魔かな」と言われていたから結構点けているのだろう。
   言語リハビリの先生に「瞼が上がらない」と言ったら、そのリハビリもしてくれたようだ。図形認識か何かのテストもしていたようだが、あまり出来が良くなかったのか「看護師さんとか人の名前もよく覚えているし、大丈夫ですよ」と慰められていた。
   昨日はご近所の御大が様子を見に来てくれたらしい。
   十勝の叔母からお見舞いが届いた。

19/9/18

   今日のTANUKI。「今日は支えなしで歩いた、きつかった」とまた伸びていた。ずっと付けていた心電図計と酸素濃度を測る機械は卒業。いくつも下がっていた点滴の袋も1つになり、「口から薬が飲めるようになりました」と看護師さんの解説。
   「飴が舐めたい、チェルシーが良い」と騒ぐので病院のコンビニに買いに行ったが無く、コーヒー飴を買って行ったら、イソイソと枕の下に隠してしまった…。

19/9/17

   本日のTANUKI、午前中のリハビリがきつかったとぼやいていたが、よくしゃべって元気そうだった。午後、私がいる時にまたまたリハビリの呼び出し。リハビリ室まで付き合って様子を見てきた。午後も体を動かすリハビリ。体感がシャッキリしていない上、筋力も落ちているので寝転がって手足の運動。指で先生の指の位置に合わせて行くのが指先も震え危なげだったが、1週間前に比べれば進歩したそうだ。
   先生にのど飴をなめたいと言ったらトローチの処方が出たと言っていた。

19/9/16

   本日のTANUKI。テレビも点けずに横になっていたが、昨日のマラソンの総集編に合わせてテレビを点けたら大人しく見ていた。
   昨日から胸の周りに発疹。昨日とは違う薬を付けてもらっていた。熱は下がっているようだが、「頭が痛い」と水枕をもらっていた。
   TANUKIはさておいて、台風15号の被害が大きい。初めは大した報道もなかったが、1週間も経ってまだ停電・断水が続いているという事で、大事になってきた。千葉県ばかりが取り上げられているが、風の被害はもっと広範囲で、報道は少ないが東伊豆や伊豆諸島でも大きな被害が出ているようだ。天気予報は台風が来る前から「避難が必要」と大騒ぎだったが、大きな被害が出ている千葉県内でも避難所からの中継はないので、たぶんできていないのだろう。屋根が飛んで家が水浸し、電気も水道もダメとなったら、高齢者の多い地域などは、健康上の問題も含めて避難所を早期に開設した方が良かったのではないか。
   早い復旧を祈るしかない。

19/9/15

   今日のTANUKI、体重測定。車椅子に乗ったまま秤に入れられる。入院中にちょうど10kg落ちたらしい。お腹の問題ではないのでちょっと気の毒だが、この体重をキープしてくれれば良いのだが。
   「動かないと後々困りますよ!」と看護師さんに強く言われて車椅子のままホールに置いてけぼりを食ったが、30分と持たずに「腰が…」と騒ぎだした。
   退屈しのぎになるものをと言われて『天文ガイド』と互助組合新聞を持って行ったが、まだ億劫そうだった。

19/9/14

   午後、病院へ行ったらマーミ&ジュンちゃんが来てくれていた。本日のTANUKIは言葉が不明瞭な他は普段程度に元気。ベットに反対向きに寝そべって構われていた。救急搬送された前後の事は本人の記憶から飛んでいるらしい。
   看護師さんから「トイレに行けるようになったので」パンツ型のおむつの方が良いと言われた。導尿はまだ取れないが…。
   せっかくペットボトルのお茶をマーミに差し入れしてもらったので、「飲んでも大丈夫ですか」と看護師さんに聞いたら慌てて吸い飲みを持って来てくれた。やはり誤嚥性肺炎が怖いらしい。
   主治医に言われていた検体採取の同意書を書いてきた。

19/9/13

   本日のTANUKIはグタグタ。脊椎穿刺検査で疲れたらしい。行ってすぐリハビリの先生が登場。口の運動。今日は活舌が悪い。「声もだんだん小さくなっているように思う」と先生。「まあ、ほどほどに」のリハビリのおかげで少し話す気になったらしい。お月見の話や陸上審判の話を少し。「オリンピックでも審判をやるの?」の問いに「そりゃ無理だ…」
   出だしはこもってしまって何を言っているのか分からないが、少し話している内に聞き取れるようになる。
   家に主治医の先生から電話。別の大学にも検体を送りたいとの事。

19/9/12

   病院に行ったらTANUKIは車椅子に乗ってMRI検査に出かけるところ。時間がかかるとの事だったのでエレベーターで下まで一緒に行ってそのまま帰って来た。今日は割とはっきりとしていて、一安心。8月のお支払いもしてきた。

19/9/11

   今日のTANUKIは割合に元気そう。リハビリで歩かされて足と腰が痛かったとぼやいていた。食事は相変わらずおかゆ。パジャマにだいぶ食べこぼしをしていたがちゃんと食べているようだ。
   テレビをしばらく見ていたが、やはり続かないで目を閉じてしまう。
   病室の窓から見える所に太陽光発電のパネルが並んでいるが犬らしからぬ動物が一緒にいるようで草取り要員のヤギか何かかと気になった。
   関係各所にようやく一般病棟に出られたことを連絡。

19/9/10

   ようやくTANUKIが高機能病棟から普通病棟へ出してもらえた。高機能病棟はローテーションの早い病室なので、手術後でもないのにかなり長期間居ついた事になると思う。移動とリハビリで本人はかなり疲労困憊で寝ていた。とりあえず荷物整理とテレビが見られるようにセット。
   薬剤師さんからは現在使っている薬の説明、看護師さんには本人の入院前の状況などを簡単に話す。
   ついに8月の請求書が来た。期間は短いがかなりの検査をしたのでドキドキだったが、払えないほどの金額でもなかった。ただしこの3割負担を10割で計算するとかなりのもので、健康保険制度、しっかりとした形でこれからも続けられるシステムとしてほしい。

19/9/9

   今日のTANUKIはまた発熱。熱は続いているらしいが、私が来た時は「暑い」、その前に看護師さんが様子を見た時は「寒い」と氷枕を外してしまったそうだ。病人なんてそんなものなのでまた氷枕を作ってもらったが。
   昨日の姪の結婚式の写真をプリントをして持って行ったら、「綺麗だった…」と出席できなかったのを残念がってベソをかいていた。
   言う事は何となくはっきりとしてきたのだが、先生の言うところでは体内の生理的なデーターはかなり心配なものらしい。尿は出過ぎで組成も悪いらしく、点滴で脱水にならないように水分補給をしている状況らしい。点滴の袋がまた1つ増えた。

19/9/7

   今日のTANUKIはちゃんとテレビを点けて、ただし根は続かないらしく目は画面から離れていた。「美味そうだなぁ」と言いつつ聞いていたので内容は分かっていたのだろう。食事もおかゆだが出るようになったようだ。「朝はリンゴのすりおろし、昼はバナナ」も出たようだ。
   テレビを見るようになると、あっという間に1000円のテレビ券がなくなりそうだ…。

19/9/6

   今日のTANUKIは熱も下がってかなりハッキリしていた。私の前に弟も来てくれたらしい。
   昨日、カレンダーだの孫の手だのと言っていたのを覚えていたらしく、持って行ったら喜んでいた。
   今日は自分から「点滴台でテレビが見えないからどかして」と言ってイヤホーンとリモコンを抱え込んだ。
   先生が言うには一昨日は薬の量が足りなかったらしく、結局、薬で症状を抑え込んでいるらしい。「B型肝炎の既往症がありますね」との事。体力が落ちている時は、大人しくしていた色々なものが顔を出す事があるので注意が必要との事だった。
   テレビの食紀行の番組を見ながら「お腹が減った」「食べていない」と言い出して看護師さんから先生に食事の許可を取ってもらった。
   今日はご近所の御大が「入院したんだって」と様子を聞きに来てくれた。

19/9/5

   今日のTANUKIは熱が下がっていたせいで、かなりハッキリしていた。ウトウトしていたのだが「奥さんが来た時くらい起きなさいよ」と看護師さんにたたき起こされていた。「今日は忙しかったから…」というのは何だったのか。
   途中リハビリの先生が来て、口腔ケアと口周りのマッサージをしてくれた。時々妙にはっきりと言葉が出るのだが、ほとんどがモゴモゴしていて何を言っているのか不明。
   帰る時に「テレビ見る?」と聞いたら、今日は自分からイヤホンを耳に入れてリモコンを握りしめた。

19/9/4

   今日もTANUKIは熱発でウトウト。
   テレビが見れる環境になったのでテレビカードとイヤホンを持って行った。とりあえずセットしてもらってイヤホンを耳に押し込んだけどテレビの方に顔を向けない。でも「消そうか」って言ったら「見る」。とりあえずTANUKの好きなミステリーを点けておいた。
   「昨日は車椅子でリハビリにも行ったけど、今日は目もなかなか開けないのよ」と看護師さん。
   リハビリ計画の関係で自宅の状況などのチェックもされた。ついでに「奥さんは体調とか大丈夫ですか?」と聞かれて「この手の介護はここ20年くらいずっと続いているからペースはつかめてます。」このチェックは親の時にはなかったような気がする。

19/9/3

   本日のTANUKI。午後行ったらまた発熱。看護師さんが解熱剤を飲ませてくれた。
   鬱陶しそうにしていたのは鼻に入れた多分酸素の管。それでも落ち着きやすいように身体を動かしたりしていたのでまずまずの進歩。
   看護師さんにリハビリ用の靴が必要と言われたので、軽くて履きやすそうな安ものを買って行ったのだが、本当に歩けるのか…。
   陸協の会長さんがお見舞いに来てくれたが、家族以外面会禁止と聞いて驚いていた。

19/9/2

   TANUKIの主治医に呼ばれて午後面談。
   とりあえず候補に挙がった感染症については順調に削除されてきているようだ。ステロイド投与で症状が落ち着いてきているので自己免疫疾患の可能性が強まったようだ。しかし、ステロイドは症状を押さえてもそれ以上の事は出来ないので、自己免疫抗体の研究をしている大学で抗体のチェックをしてもらう事になった。無料の代わりに検体になるので承諾書が必要。研究している側は数がたくさん欲しいか作業手順の練習の為だろうからホイホイと同意してしまった。
   今日は言語リハビリの先生とも会う事ができた。身体を動かすリハビリも始まっているので靴が必要と看護師さんに言われた。
   一見順調に回復しているようだが、まだまだ予断は許さないらしい。特に動作や言葉に関する問題がまだまだ大きいらしい。「卒中もあるのではないか」と聞いたら、「血管が切れたり詰まったりも炎症で腫れたのも脳の同じ場所で起これば同じような症状になる」との事だった。

19/9/1

   本日のTANUKI。
   だいぶまわりが分かるようになったらしく、何やら文句を言っていた。姪っ子の結婚式がある事も思い出したらしく、「あと○日で治らなくちゃ」と言っていたが、こればかりは無理はさせられない。
   スマホと言い出したが、病室内は禁止。ここに限ってテレビも無いのはお気の毒さま。「時間も解らない」というので時計は持って来てあるので渡したら、何とか腕にはめた。身体についている何かの配線をひっかけそうで怖かったが…。
   「ここに居たんじゃTOPPOさんもお見舞いに来れないよ」と言ったらニヤッと笑えたので、まずは順調に回復路線に乗れたようだ。
   午後、病院に行く前に第2回の俳句入門講座。毎回席はくじ引きだが、今回も別の知り合いが班長さんのグループに入った。今回のテーマは季語・字余り&字足らず・切字。誰にとっても教材になる的な句はあるのだろうが、先生によってずいぶん選ぶ句が違うなぁというのが第1印象。たぶん先生それぞれの系統でよく接する句・理解しやすい句というものがあるのだろう。
   基本中の基本なので言われている事は分かるのだが、ちょっと感覚が付いていけない。
   今回提出句は    病室の開かずの窓や秋の雲   DORA    さてどんな風に分解されるやら…。

8月    10月