ちょっとした感想   

20/4/29

   唐突に9月新学年のアイデアが出てきた。3月半ばからここまで学校がストップしてしまったし、連休明けからスタートが切れるかどうかも怪しくなっている。
   世界を見れば9月新学年の方がメジャーだ。そして、子供達が小さいほど、学習内容以上に人とのかかわり合いを学校という社会の中で学ぶ事が大切になってくる。どさくさ紛れかもしれないが、ここで思い切ってやってみるのも良いのかもしれない。
   最近の暑すぎる夏を考えると、夏が学年終わりというのだけでも大きなメリットではないだろうか。
   今回の事でインターネットの会議システムなどを使い授業を試みている学校もある。長期入院などで学校に行かれない子供や登校そのものが大変な状況にある子供には今後も福音かもしれない。しかし、特に公立学校では家庭の経済格差も大きいし、家の中での子供の学ぶ場の確保や、ある程度の容量のパソコン、電気代や通信費なども含めてどうするかを考えなくては一般化するのはまだ難しいだろう。

20/4/25

   ゴールデンウィークが始まった。もともとは色々な記念日が集まっていたところに土・日なども加えて「大型連休として旅行に行こうよ」という交通会社や観光地のキャンペーンだったものだが、今年は新型コロナウイルスの蔓延防止のために移動はやめようという事になってしまった。
   だからと言って「どこへも行けず何もできなくて残念です」はどんなものだろうか。子供達などは3月半ばから家に居ずっぱりで飽きてしまっているかもしれないが…。
   ウイルス禍も1つの自然災害である。津波や地震・水害や土砂崩れなどのように電気・ガス・水道、さらに通信機器や物流も止まってないだけありがたい事だが…。この際、自宅から出ないでどれだけ暮らせるかのサバイバルゲームなどどうだろうか。
   どこの家にも冷蔵庫・冷凍庫・食器棚などに買い置き食品・頂き物などはある程度入っているはずだ。また災害時用の食品を備えている家もあるだろう。食品はみな賞味期限のあるものだし、棚卸しのつもりでどんな料理になるか試してみるのも面白い。小学生以上のお子さんが居れば彼らにもアイデアを出してお手伝いもしてもらおう。もちろん、いらっゃるならお父さんやお祖父ちゃんにも。いつもと違う組み合わせの料理になったり、「便利だったから買い足そう」という優れものの食材を発見したり、「これは家には合わない」というものが発見されたり、食を通して家族会議を開いても面白いと思う。
   また、ベランダや庭で家族だけのピクニック気分の食事をしても良いのではないだろうか。子供達が居ればお昼に、大人だけだったらちょっと気取ったブランチや夕食にしても面白い。
   生活費や資金繰りでてんやわんやで「何とのんきな事を」と思われる向きもあるかもしれないが、お金をかけて人に楽しませてもらう事を望む事ができない今、自分が主体となってアイデアを出してリフレッシュできるのならば、そうした方が良い。
   今はとにかく、人が自覚をしないままウイルスを持って広域を動き接触をする事でウイルスが広がり、耐性のない人が悪性肺炎にかかる事を防ぐのが何よりも大切な時だ。

20/4/20

   ついに幼い子を抱えた親達が新型コロナウイルス陽性になって子供の面倒をどうやって見ようという問題が起こり始めたようだ。無症状なら良いが高熱を出しながら親の病気を理解できない小さな子の面倒を見るのはかなりきつい事になるだろう。感染症なだけに他の子供と一緒にする事ができにくいうえ、親族などでもリスクのある人がいる場合にはあずけにくいだろう。どうするか、地域地域でどうするかの決定を早くに出すべきだろう。
   それとともに高齢というだけでリスクが高いので、高齢者と暮らしている家族の場合もかなり困った事になる。
   事実、数年前に要介護度5の母を抱えて我々夫婦が2人揃ってインフルエンザで討ち死にしたことがある。ショートスティに母を送り出した後で、熱が出たというダンナを医者に連れて行ってこちらも体調が思わしくなくて一緒に見てもらったら2人揃ってインフルエンザ陽性。
   さすがに施設に連絡をしなければと電話を入れたら「他の方にうつすといけないので家にお送りします」と言われて「2人とも高熱で面倒は見られません」と言ったものの「こちらでも困ります」の押し問答になった。本来ショートスティは介護する家族などが病気の時などの1時預かり場所でもあるのだが、集団感染が怖いのもよくわかる。
   こちらも薬が効く前で熱でもうろうとしていて「ケアマネさんにアイデアを出してもらって」と投げてしまった。たまたま病院所属のケアマネさんだったので、何とか病院に入院という形で預かってもらった。今回は病院そのものも患者さんがあふれてしまうだろうし、この問題も大きいと思う。

20/4/14

   一昨日は茶々が具合が悪くて餌も食べなくなってあせった。その前からしばらく痰のようなものを吐き散らかしていたが、水もかなり飲んでいたし食欲もあり便も普通だったのであまり心配はしていなかった。しかし、急に食べなくなり(食べようとしても固形物を口の中に入れにくくなっていたらしい。しばらく前にとら丸にも起こった)もう高齢でアブラどころか筋肉も落ちているので本気で心配した。
   幸い、最近流行のチュルの類は飲み込めるので、一昨日・昨日はそれでしのぎながら、昨日食べれそうなパウチものを探しに行った。今や猫も高齢化が進んでいるためかかなり色々なものを置いている。ただ、総合栄養食(主食になるもの)は少ない。それでも数種類買い込んできた。
   現金なもので、無事にお腹に納まり、本日などはカリカリも食べられるように復活した。お試しで色々と買ってきたので、これで復活してくれると良いにだが。

20/4/12

   例年4月第2日曜日は焼津みなとマラソンがある。TANUKIはマラソンの役員で、私は学生の応援(最近は応援団のサポートも)と午後からのOB会の準備で、早朝からドタバタの1日となる。
   ところが、今年は新型コロナウイルス禍でマラソンもその大本である焼津みなと祭りも早々と中止。OB会も集まるメンバーの高齢化でみなとマラソンの開催可否の様子見をする前に中止と決めてしまった。大学の方も卒業式・入学式とも中止で新学期は5月に入ってからのようだ。
   みなとマラソンの方は年明けから何かと準備が始まるし、OB会の方も2月前位から場所の確保をして案内をまいてと準備に入る。それが皆なくなってしまった。しかし、この年度初めの時期、今年はギリギリまでやるか中止かはっきりしない諸々に振り回されていたから、時間が空いたという印象があまりない。
   来年は晴れやかに新年度が迎えられることを願いたい。

20/4/4

   算数は苦手だ。しかし、何の因果か会計仕事中だ。たいして大きな金額ではないが、人様の関わるものは気を遣う。
   年間12回(今年の3月は新型コロナのおかげで中止になったが)の地域のお年寄りのミニディ。参加者の会費に市や自治会・福祉関係からの補助が入って50万弱の金額の出し入れになる。
   エクセルで帳面つけをしていたのだが、これを勝手に計算させたり、費目別に集めたりの操作は全く分からない。おかげでザックリつけた帳面と費目別の報告書との数字が微妙に違う。電卓をたたいて計算し直すほどに数字が変わっていき、1日睨んでいてもまだ合わない。
   締め切りまでにできるのだろうか。

20/4/1

   4月、桜が咲き、新年度が始まり、晴れやかな季節のはずだが、新型コロナウイルス禍で全くそんな気配もない。今年が人生の節目となる新社会人や新入生達には何とも気の毒な事だ。
   ただ、こんなめったにない事に遭遇した事は節目節目で思い出すことになるだろう。だからこそ自分だけでなく周りの人々も命を落とさないように、決定的に身体を壊さないように、気を配って今を過ごしてほしい。
   悪性肺炎を起こすこの新型コロナウイルスは必ずしも罹った全員に最悪の症状が出るわけではないらしい。何が悪性肺炎を引き起こすかがまだよく分かってはいないようだが、ここがキモで、陽性になったとしても症状が軽ければ普通のインフルエンザなどの時同様、身体を休め自分の免疫力を高め、他人にうつさないように気を付ける。しかし1人暮らしの人は食事の買い物にも困るだろうし、高齢者など感染リスクが高い人と暮らしている人は感染が怖いだろうし、このあたりの対策はアナログの地域力が試される事になりそうだ。
   大騒ぎをするよりも悪性肺炎を起こした人を病院でしっかり回復させる事ができるように、そのためには医療関係者(受付事務や掃除などの雑用をする人も含めて)が安心して働けるように装備を十分に備えられるようにするなど、行政がする事は感染者のカウントなどよりも優先する事があるのではないかと思うがどうだろうか。

3月    5月