03/4/30
花を追い遊ぶ日かさね四月尽 DORA
03/4/25
新茶の季節がやってきた。ところでお茶の表示がこの春から変わるのをご存知だろうか。
これまでのお茶の産地表示は茶葉の生産地ではなくブレンド地が使われていた。それを少なくとも土地の名前を付けて『○○茶』とするのなら其処のお茶を50パーセントは入れようと言うのが全国の合意になった。しかし静岡では『70パーセント以上』にした。もっとも「産地表示と言うのなら100パーセントをもって静岡茶だ」と言う消費者代表と「品質保持が出来ない」と言うブレンド業者(お茶屋さん)のせめぎ合いの数字であるようだが。
川根では『川根茶は100パーセントでいこう』となったらしい。これは川根茶というブランドを誇りを持って売り出そうという形である。
しかしブレンダーの意識が気にかかる。すっかり守りに立たされているが、コーヒー同様その土地による特色や生産時期の違いを頭に入れて、安定した美味しい配合を作るのもまた一つの方向であると思う。別に産地に拘らなくても、『○○社ブレンド』『○○氏ブレンド』のお茶を売り出す事を考えても良いのではないだろうか。
嗜好品なのだから、とびきり手を掛けた美味しいお茶もうれしいが、普段一息入れる時や食後のお茶は安全・美味しい・安いの3拍子がそろって欲しいと思うのは、私だけでは無いと思うのだが。
03/4/24
おしゃべりコーナーに同名のDORAさんが来てくれた。チラリとDORAさんのお部屋にお邪魔してみたが、こちらはドラエモンというワンちゃんが主役らしい。
実は私がDORAを名乗りだしてからDORAさんに出会ったのは2人目。
もう1人のDORAさんに出会ったのはまだ学生時代。彼女の方が少しお姉さんでエッセーを書いている方(つまりペンネーム)だった。
人間、他人の空似が少なくとも3人は居るそうであるが、名前の場合はどうだろうか。
03/4/23
この春、長袖のポロシャツが見つからない。スーパーや衣料品店、果ては通販まで、色々とチェックしてみたのだが、ごく普通のタイプのポロシャツが無い。
ポロシャツというのはこの季節便利なものである。そのまま1枚で着ていてもさまになるし、上に羽織るものでいくらでも表情が変えられる。硬い上着を羽織れば外出着になるし、カーデガンやジャンバーを羽織ればまたそれぞれ表情が出る。
また、衿があるというのも大事な条件で、前ボタンの開け方とともに温度調節ができる。セーターやトレーナーを上に着れば、その衿がポイントとなる。それならYシャツでもブラウスでもと言いたいところだが、ポロシャツほど繊維がのびないので動きにくい。
という訳で私以外にも利用者は多く永遠の定番だろうと思っていたのだが…。スポーツ洋品店でも覗いてみようか、まさか無いとは言わないでしょうね…。
03/4/21
そろそろ違う話題をと心がけていたのだが、農大の陸上部からお礼状を頂いた。何年か事務局を担当しているが初めてのこと。
焼津みなとマラソンは大学対抗のペアマラソンがある。3人でハーフを走って、タイム上位者2名の合計タイムで順位が決まる。走る楽しさだけではなくチームとしての力比べの面白さもあって、今年も32チームがエントリーしてくれた。その中で農大は20位、良い成績とはいかなかったが、新年度は始まったばかり、今後の精進に期待をしたい。
また、長距離選手を中心に強化を図る計画であるようだ。また、焼津市のホームページからRUNNETへリンクされていて、焼津みなとマラソンの結果検索ができるようになっている。
03/4/16
4/13報告はまだ続く。
と言ってもOB会で小沢先輩から聞いた農大のオホーツク校舎の話。
農大が校舎を立てる計画中、各地からのオファーはあったが、その中でも熱心だったのが網走市だったそうだ。農場も含めて敷地の心配もしましょうと言う事で、ここに決まった。ただし、学生寮は作らないで欲しいと言う事だったらしい。
その結果、地元一帯に若者が入り、家賃を初めとする彼らの使うお金で地元も得るものがあった。また学生のアンケートでも「オホーツクに来て良かった」という答えが8割近くあったそうだ。
『PR』という農大が載った新聞などの記事を集めた冊子があるのだが、地域の話題のようなものはダントツで網走のものが多い。(H12〜H14版)それだけ地元で注目され大事にされてもいるという事だろう。
03/4/15
日付はともかく、焼津みなと祭りの日はまだまだ続く。
マラニックさん一家と別れてから、もう1度雑踏の中へ。風景やみなと群舞などの写真を撮り、一休みしようと商店街の方へ。港の周りは意外とお店が無くて苦労する。かなり歩いてようやく軽食もある喫茶店へ。サンドイッチをつまみながら、いらない写真を整理。これで植木市の行われている中央広場まで行く気はめげたが、商店街の鰹と鮪の幟が面白かったので写真に収めた。延々と港の方へ引き返して、OB会の行われる焼津ホテルへ。さいわいまだ誰も来ていない…。
学生は券をもらったのでわざわざサンライフまで温泉に入りに行ったようだ。その学生達もやって来て、疲れただろうからと会場に入れようとしたら、やはり今日ハーフを走った鈴木氏がロビーで横になっていた。同期生。しかも先週は桜マラソン、今週はみなとマラソン、そして来週は小笠・掛川のフルマラソン!これでシーズン打ち止めでお茶の仕事が始まるのだそうだ。わざわざ県連の安部氏がロビーにことづけておいてくれた本なども受け取って、2Fの会場で受付開始。
会場をのぞくと役員の村越・石澤の両先輩がすでに居て、学生がチンマリと奥に畏まっていた。
時間とともにOBも続々到来。石澤先輩に手伝って頂いて受付を捌く。
「今日はどう進めるの」と大塚氏が仕切り役を買って出てくれる。皆さんの都合もあるので、時間通りに進めてもらって、DORA1人受付でもうしばらくまだ来ない何名かの到着を待つ。
やはりタイミング待ちの仲居さんが「今日の成績は如何でした?」と聞いてくれるがニッコリ笑うのみ。挨拶・乾杯とともに、暑い1日だったのでしばらくはビールと料理に手が伸びる。スナップ写真を撮ろうかとデジカメを取り出したら、隣りに居た石澤先輩が「どれどれ」と手を伸ばす。「こっちで見ると楽ですよ」とモニターを点けると「見やすいね」と一回り写してくれた。
やがて、あちらこちらに話の輪ができ、学生達は「頑張れよ」「箱根を走れよ」と入れ替わり立ち代り激励を受ける羽目に。去年の陸上部の成績が悪い訳ではないが、みんな正月の箱根への思い入れがある。
「今日は会合もまだあるし、選挙の関係もあって忙しいんだよ」と言う岡部町長の井田先輩は途中でお帰り。選挙と言えば先の焼津市議会選挙で2期目当選を果たした大塚氏の選対を勤めた山口氏が「今後ともよろしく」と大演説。
また、夏にはサッポロビールでOB会をやろうという言い出しっぺの鈴木(廣)先輩と段取りをつけた。
最後は小林先輩の青山ほとりと学歌で締めてお開きとなった。TANUKI&DORAはそのまま帰りがけに今度は陸協の打ち上げに。4月とは思えない暖かい夜は更けていった。
そして家のカギを開けようとしたら、開かない…。しっかり戸締りをされてしまった。じいちゃんの部屋の窓をドンドンたたいて開けてもらう。選挙速報のおかげで起きていてくれて良かった…。
03/4/14
昨日の県議会議員選挙、TANUKIによると投票率が低かったらしい。「みなと祭りにぶつかるんだもん」と言ったものの、TANUKIは先に不在者投票。私も朝のうちに投票に行った。
大した争点も無く、地方ニュースも新生静岡の市長選の話ばかり。身近のようで身近じゃない選挙だった。
先にも書いたが、4候補者それぞれの後援会パンフレットもそろったが、今になってみると誰のが誰から来たかも記憶が曖昧になっている。つまり、誰が誰を押してもあまり違和感が無い。うっかり「おめでとう」や「残念でした」の挨拶もできない…。
03/4/13
本日は焼津みなと祭り・みなとマラソンの日。前夜までの雨も上がり、この時期としては暑い日になった。
TANUKIは早朝からマラソン大会の準備のために港へ。
DORAも今日は忙しい。毎年参加する農大陸上部の学生を歓迎するOB会の懇親会が夕方ある。しかも今年は風の頁のマラニックさんが走りに来る。その上、県議会の選挙まである。
まずは県民の義務として投票に。
そのままテクテクと港へ向う。朝『風のBBS』をチェックした所によるとマラニックさん「am3:00出発」とある。
駅前通を抜けて港へ、さらにスタート地点に向けて進んでいくが、すでに選手の集合がかかっている模様。スタート前の人探しは諦めて、写真を写しやすい場所選びに目標変更。すでに各距離の選手や応援の人々でごった返している。陸協の関係者以外にも、交通整理、放送関係者、旗配り、ゴミ袋配り、売店や試食コーナー・お茶の接待所など、さらには緑の羽根募金のカブスカウト達など様々な人達も居る。それらを見回している間にスタート。選手がグルリと道路を廻っている間に、応援は間の道を通て、選手がやって来る道へ先回り。この間にだいぶばらけた選手を目で追うが、ネット上の付き合いは実物に会っていないので、やはり探せない。それでも誰彼無く「ガンバレ!」と声をかけてお見送り。
それからTANUKIを探し出して、マラニックさんのゼッケンの確認。待っている間に小学生の3kmがスタート。会場を廻りながら写真を撮っている間に茶色のラブラドールに会うが、これはチャコちゃんより小型。(後で分かった)
小学生が入り終わる頃には10kmの選手も帰ってきた。軽々とゴールをする選手もあればギリギリに頑張って座り込む選手も。選手の流れはタイム計測のチップを外し、記録所を通って賞品渡し所へと進んでいく。探していたゼッケンが「帰ってきた!」と思ったとたんに見失ってしまった。それは走ったマラニックさんも同じで、探しようは無かったらしく、着替えを済ませた後で記録所で聞き合わせてくれた。それがなんと場内放送され、めでたく初対面がかなった。
奥さんとお嬢さんはチャコちゃんを連れてゴール時間頃に来るというので、またも人探し。こちらはすぐに合流できたが、チャコちゃんが暑くてお疲れ。せっかくだからハーフの大学生の走りを見たいと言う事で、チャコちゃんが影に入れそうな所で立ち話。
息子さんは今日は別の陸上大会とか。「短距離なんですよ」とお父さんはやや残念そう。
奥さんの話では「この季節は花粉症もあって体調が良くないのに走るんですよ」とのマラニック評。今回はたまたま飛び賞のカツオもゲット!
話をしているうちに5kmの選手が目の前を通り過ぎ、ハーフの選手達も帰ってきた。学生を中心にハーフの早い選手達が帰って来たところで、みなと祭りの会場の方へ。会場の外れにチャコちゃんを繋ぎ、待っていてもらうことにして、人間達は人込の中へ。家のばあちゃんが買い物で集めてくれた福引で、お嬢さんがカツオのタタキを引き当てた。DORAはナマリ節。両方をお土産代わりに持っていってもらう事に。
そこここのお店を冷やかしたり買い物をしたり。ヘソおでんを見つけて試してみるも「ビールが無くちゃね」と。
夜明け前に車で出発して10kmも走った後、チャコちゃんも待っているのでここでお別れ。楽しかった♪
03/4/9
昨日の毎日新聞の夕刊に特集ワイド『アフガニスタンは今』があった。アメリカのタリバン攻撃でアフガニスタンに新政権ができて1年3ヶ月。インタビュー形式で答えているのはぺシャワール会の中村哲氏。
アフガニスタンはタリバン支配中に比べて犯罪発生率が上がり町が荒廃しているらしい。
攻撃で町が壊された上に、せっかくタリバン政権下で武器の回収をしていたのが、アメリカがタリバン掃討作戦のために反タリバン派に武器を与えたり、兵隊が軍の武器を横流ししたり…。武器があるから犯罪が多発するのか、犯罪から身を守るために武器が必要なのか、いたちごっこになってしまっているのだろうか。
その上、援助物資や復興援助に入った人々のために、貧富の格差が大きくなって、かえって人の心を荒廃させているらしい。アフガニスタンの人々の金銭感覚と、他所から来た人の金銭感覚の違いが、そういう所で働く人々の給料をアフガンの人々にとっては大金と思われるものに跳ね上げている結果のようだ。
しかし、水の問題が1番大きいようだ。
水が無ければ農業すらできず食べ物が手に入らない…。生活できない人が都会にあふれ…。ますます荒廃が進み…。
この50年以上大量の火薬を爆発させ続けた中東は、大地そのものも疲れきっている。中村氏も言っているが、まず水の問題を解決する事だ。旱魃の影響が大きいが、水と食料が手に入らなければ、人間は生きていけない。しかも、援助物資ではなく働いて手に入れる事、地元の人々の社会に対するアイデンティテーを高める事が必要である。
そして、乳幼児の死亡率を減らすためには、女医・助産婦・看護婦・保険婦・教師など、母親を助ける女性の専門家を即急に大量に必要としている。
イラク戦争にあまりに鮮明に『賛成』した日本は彼の地でも評判が下がっているようだ。井戸掘りや農業の専門家とともに、女性の力で平和と日本の評判を取り戻したいものだ。
03/4/5
新聞は戦争と新型肺炎、選挙で手一杯だが、片隅に食品に関する3つのニュースが出ていた。
その1は、ダスキンが経営するミスタードーナツでの無認可食品添加物が入った肉まんの販売とその後の対応の悪さが、『会社の理念から大きく外れた行為で、事後の対応にも自浄能力が感じられない』として当時の役員などを相手に起こした株主代表訴訟。
その2は、流通会社のイオンがプリマハムに『自社ブランド用の製造委託商品にアレルギーを起こす可能性のある卵白成分のアルブミンが無断で使用された』として警視庁に食品衛生法違反で告訴したというもの。
ついこの間までと違うのは、会社のごく近くから、自社の製品やブランドを大切にしようという意識が「これはいけない」という事も表できちんと処理しようという考えが出てきた事だと思う。しかしその3は、BSE対策で国が買い上げた牛肉の全箱検査の結果、12626t中104tが品質保持期限切れや骨付き肉など対象外肉、464tが加工処理日の記載が無いなど疑わしい肉で業者の書類待ちだそうである。それ以前に輸入肉などで補助金詐欺を働こうとした会社もあった訳で、買い上げ制度自体が突貫工事のずさんなものであったが、それに飛びついて詐欺を働こうとした食肉会社の品性も疑われる。
間違えや事故は往々にして起こるものである。これにどう対処するか、消費者が注目しているのは、まさにこの点ではないだろうか。
03/4/4
県会議員選挙がスタートした。すでに告示前にこの選挙区から出る4候補全ての後援会の案内やらパンフレットやらが我が家にもやってきた。
顔写真以外の違いはあまり無い…。
セールスポイントは何なのか、特に力を入れたいのは何なのか、これが明確にならないのなら、また減点法、忙しい時間帯の電話や迷惑な時間帯の大音量・無意味な選挙カーなど、社会常識からはみ出しそうな候補者を外していくしかなくなる。
本当は政策に共感できる人を応援したいのだが…。
03/4/3
つい先ほど、電話がかかってきた。パソコンの側にいたので何気なく受話器を取ったのだが「西焼津の○○です」と聞こえる。??選挙かいなと聞き返すと「西会津の…」と話が繋がった。去年6月にこの欄で紹介したキノコハウスの主だった。
ついにキノコは東京進出をはたし、神田のはなかごというお店で扱ってもらっているそうだ。
また、仲間と地域振興の会を作り、ホームページも若い人が立ち上げたと言う。西会津うんずくねぇ委員会 http://www.h5.dion.ne.jp/~zekih/unzuku/
キノコの出番はまだ無いようだが、酒好きの皆さん、1度見てあげて下さい。
NPO法人としての動きはまだ勉強中のようだが、これからの活動を楽しみにエールを送りたい!
03/4/2
最近ちょっと江戸の生活に凝っている。と言っても本を読むだけだが…。
『大江戸 生活体験事情』『大江戸 ボランティア事情』(ともに石川英輔・田中優子共著)が文庫本で出ていたので買ってきた。
江戸というと武家文化と反応する人が多いだろうが、たしかに武士はたくさんいた。しかしその中で幕府の役職にあるものは大して多くなかった。つまり公務員の数は少なかった。公共の問題は商売になるか、人々自身の自治で賄われていた。たとえばゴミは、古布・灰・し尿・蝋の涙滴まで、専門業者が買い集めた。子供の手習いはお師匠さんが居た。消防は火消し組。ちょっとしたいざこざの解決は町内の組織で行われた。火消しも町内の組織もほとんど給料の無いボランテアだった。
さらに、身分社会ではあったが、絵や俳句など趣味の世界で雅号を使えばその垣根も低くなった。
江戸の視点から見てみると、現在の日本の社会状況からの舵の切り替え方法が見つかるのではないかと思って読み更けている。