ちょっとした感想   

03/5/31

   一昨年の今日は、ホームページを立ち上げようと苦闘中だった。去年の今日はサッカーのワールドカップ直前でワクワクしていた。そして、今年は台風崩れの雨の音を聞きながら、せっせと『志太常磐松会たより』の編集中である。
   何の事はない、ここ1年のパソコンに記憶させていた文書の中から記事になりそうなものを引き出して纏めるだけだが。記憶違いも少ないし仕事も早い。でも、やはり早めに手を打っておけば良いのにと思いながらの作業ではあるのだが。しかし、原稿を押し付けたTANUKIが「この前の会は40卓あったろう、俺達が38卓だったんだから…。」私の記憶とはその程度のものだったか…。

03/5/28

   売れないもう1つの原因を考えてみた。
   私だけかもしれないが、物は単純な方が好き。だから「あれも出来る・これも出来る」と言われてみても、試した事も無いものが一杯ある。
   たとえばパソコン。普段使うのはワード・エクセル・画像処理にホームページ管理。メールにインターネットでほとんど全てだと思う。数千円単位の様々なソフトが使われないままハードデスクの場所を占めている。二重にもったいない事だ。
   オーブンレンジも何やらメニュー設定が色々とあるが、使った事が無い。電子レンジでもオーブンでも使うが、時間や温度の設定は自分でやった方が手っ取り早いと感じてしまう。
   結局いらない部分まで買わされると思うと割高感がついてきて、まぁ止めとこかとなってしまう。
   しかし、日本の住宅事情を考えれば、1つであれこれ出来るものが良い人も多いだろう。それならば、単純な基本設定の上に、欲しい物と予算を計算しながら、必要な部品やプログラムをプラスしていけるシステムはどうだろう。車などではすでになりつつあるが、1人が欲しいものを作る発想があっても良いと思う。

03/5/27

   相変わらず、「デフレだ、物が売れない」と物を作る人も売る人も頭を抱えているようだが…。
   これは買う方から見た1つの見方だが。
   こんな時代なので、途中の手間を抜くために1パックが大きくなりつつある。リピーターにとってはメリットがあるが、ちょっと試してみようかという時には困ってしまう。とくにキャットフードなどは最悪、好みのうるさい猫は、食べないとなったら食べない。同じものを続ければ飽きて食べない。
   洗剤やシャンプー類なども肌に合わなければアウト。最近は世知辛くなって試供品も減ってきたが、せめて1週間分くらいの単位のものを売り出せば、いろいろと比較検討ができるのだが。ただし、ドラッグストアやスーパーと住み分けずに売る方法を考えないと、お徳用パックへと繋がっていかないだろうし、どちらの消費者にも納得される値ごろ感の設定は難しいだろう。
   調味料についても同じ事が言える。ドレッシングやタレ、ソースなどは人数にもよるし、献立の頻度にもよるが、あまり長く置きたくは無い。時には違うものも試してみたいが、食べられずに残れば困るし、コンビニなどにある1回分パックじゃもったいない。結局、定番物以外は置かずにすましてしまう。たとえば4人家族使い切りの量ならば、1人暮らしでも4回分、ちょいと試してみようかともなるのではないだろうか。
   ただし、デフレの基本は、国と銀行が青くなってオロオロしているので、先が心配で庶民が持っているお金を使えないからだと思うのだが。何しろ日本国の主な借金相手は突き詰めて考えれば日本国の国民。貯金・保険・住宅ローンや教育ローンの積み立て、退職金の積み立て、ねっ、国債を持っていないあなたも間接的に国債を買って国にお金を貸しているでしょ?

03/5/25

   農大ローツェ・エベレスト登山隊が5/10のローツェ峰に続いて、5/22二エベレスト登頂をはたした。心から祝福したい。
   実はローツェにはほろ苦い記憶が残っている。大学を卒業した翌年、私は大学の事務室でアルバイトをしていた。クラブの後輩の1人が、自分が所属している山岳会のメンバーとして、ローツェ登山隊として遠征する事になった。たまたま私の居た学科だったので事務手続きなどで何度か顔を合わせた。
   ゼミの教授に「事故に合わないように…」などと、小さな子を朝送り出す親のように細々と心配されながら、無事に旅立って行った。だが、ネパールで移動中の車で事故にあいメンバーが負傷、遠く山を見たまま計画を果たせずに帰って来た。
   今回新聞では三浦雄一郎隊が大きく取り上げられたせいで小さな扱いだったが、農大の後輩の快挙、彼はどう感じているだろうか。

   なお、今回の農大隊はエコ登山など環境と人間を考えた登山を展開している。ホームページはこちら。
http://www.nodai.ac.jp/everest/index.html

03/5/23

   昨夜は松風閣へ志太平野美酒物語2003というイベントに夫婦で出かけた。
   この地域の酒蔵が自慢の酒を披露する会で、もう何年も続けられているそうだが、我々は初めて行った。
   今年の参加蔵は(株)志太泉酒造・岡田酒造(株)・杉井酒造(有)・磯自慢酒造(株)・(株)大村屋酒造場・青島酒造(株)・初亀酒造(株)の7社である。この内、初亀酒造(株)・青島酒造(株)・杉井酒造(有)の3社が農大志太常磐松会のOBの蔵である。
   広い会場に10名ずつのテーブルが40卓、熱気の中で主催者の挨拶・乾杯、各テーブルごとに利き酒クイズもあり、本日参加蔵の2種類のお酒の銘柄をサンプルと飲み比べて当てるのだが、たまたま同席したメンバーで、ああでもない、こうでもないと盛り上がる。我々のテーブルは残念ながら外れたが、2本とも当たるとそのテーブル全員に720mlのお酒が1本ずつもらえる。数グループが2本とも当てたし、半数ほどが1つは当てた。
   会費¥5000だが、程々のつまみも付き、各社の自慢の酒を飲み比べるのは楽しいものだった。ただし、「美味しいね」までで、どこがどうという違いが上手く表せられないのが残念だが…。
   会場で志太常磐松会の先輩と後輩にそれぞれ偶然出会った。それぞれこの日を楽しみに、やって来るようであった。

杉井酒蔵(株)ホームページ     http://suginishiki.sakagura.info/

03/5/21

   運転免許書の書き換えに行ってきた。
   幸い更新教育は30分ビデオを見るだけ。しかし、それを見ながら考えた。これって無事故で来た運転手にとって教育になっているだろうかと。
   事故の起こりやすい情況に注意をし、危険な行動をせずに安全に心がけていたからここに居るわけである。
   たとえば新しくできた道路(次々と少しずつ開通している)の情況や、地域の安全に心がけて欲しい場所(通学路や工事中など)の説明や、交通ルールの変更の確認(法律の改正だけでなく、道路工事などで優先ルールが変る事もある)など同じ時間でも役に立つ情報を発して欲しい。
   さらに、歩行者保護について、いささかピントが外れている。
   夜間に黒っぽい服装や反射板をつけていないと分りにくいと言っても、一杯飲んで帰るサラリーマンが反射板をつけているはずもない。お年寄が横断歩道以外の所で道を横切る事が多いといっても、歩く身になればわざわざ横断歩道まで遠回りはしたくない。子供やお年寄は車のスピードを感じる力が弱いので危険な距離で横断をすると言っても、彼らはそれを安全な距離だと思っているのでは対処にならない。対策は、車を運転する人に歩く事を勧めることである。自分が歩行者として歩く経験を積むことで、歩行者の心の動きをつかむ事ができる。そして歩行者の目線で車の動きを見ることができる。また、運転しない人々に交通ルールを教育する事も大切である。
   せめて今日支払ってきた交通安全協会の会費が、安全確認の邪魔になる『交通安全』の幟や、政治献金ではなく、子供やお年寄りの交通安全教育に生かされることを願いたい。

03/5/20

   北九州の弥生遺跡の土器を炭素法で年代測定したら、従来よりも500年も古い数値が出たそうだ。
   東アジア史全体の見直しも必要だという大発見らしい。
   しかし、その当時、今現在の日本という国の形は無かった訳で、その以前には縄文時代何千年の歴史がすでにある。当時の情況から言えば最大最速の交通手段は舟で、プロの船乗りが日本海・東シナ海を縦横に走っていたと考える方が自然である。ならば、大陸や朝鮮半島にある文化は必然的に日本の側にもあるはずである。当時のクニの図版が沿岸部と川に沿って広がるとしたら、北九州は中国や韓国との繋がりから、他の地区よりかなり早くに稲作文化に移行していてもおかしくない。一方山の狩場と川を中心としたクニにとっては稲作の概念も入りにくかったろうし、十分に食物の得られる所で新しい苦労をしようとは考えなかったであろう。
   私は日本が日本国となったのは、陸路が整えられてからなのではないかと思っている。

03/5/19

   台湾からの観光旅行者が帰国してSARSを発症したそうで、その人が旅行中に通過した交通機関、宿泊場所や観光や食事に歩いた場所が、大騒ぎになっている。
   感染症なのだから、感染即発症ということは無い。そして発症しない限り本人は病気だとは思っていない。また、インフルエンザなどでもそうだが、体力が十分にあれば体内の免疫力によって発症しないか発症しても軽く済み、本人は大変な病気だったと認識しない場合もありうる。そして、その周辺に体力の落ちている人がいた場合、そちらに感染させ、重い症状を起こさせる事もありうる。
   人が自由に動き回れる社会では、ウイルスもその流れに乗って動いている事を分った上で、対応を考えた方が現実的だ。
   感染したかもしれない症状があれば、一刻も早く医者にかかって確認をする。逆に体調が良くない時には感染リスクの高い人込みや大病院は避ける。手洗い・うがいなどは上気道感染ならば効果があるのではないか?そして何よりも体調を崩すような生活をしない事である。よく食べ、よく眠り、体調が整っていれば、感染リスクを下げる事はできなくても、重篤状態にはならずに済むかもしれない。
   国が国として医療機関や交通機関を通して伝染を回避する手を打つ一方で、個人がきちんと状況を把握して、リスクを減らす行動を取る事が何よりも必要だ。

03/5/15

   下の学力テストのデーターの中に、朝食をきちんと摂っている子供は学力も高いというデーターがあった。
   これは、朝食そのものよりも、朝、親が子供に朝食を食べさせるために食事の支度をする、子供が食事時間に間に合うようにお腹をすかせて目を覚ます、という2つの環境が整っている事が大きいのではないだろうか。
   家庭の中に社会性が育っていると、その環境の中で体験した事を子供は咀嚼できるという事ではないだろうか。

03/5/13

   今朝の新聞に、小中学生の学力テストの結果に対する解説が出ていた。ざっと眺めるに学力は落ちているらしい。
   岡目八目で見れば当然の結果のような気がする。子供達は幼い頃からの経験の蓄積を、学校という社会の中で学ぶ事によって言葉(理論)に置き換えていく。
   たとえば家族や兄弟で1つのものを分ける、そんな経験が分数の概念の元にあるはずだ。ところが皆1つずつではそんな概念は思い浮かばない。そういえば別の記事で、家庭科の調理実習で、グループの中で均等に料理を盛り分ける事ができない子供が増えているというのもあった。やはり経験が無いのだろう。
   原っぱや川など自然の中で遊ぶ事ができれば、色々な生物と触れ合う事もできるが、そんな環境に無ければ、動植物の観察もただの暗記物になってしまう。
   残念ながら子供達の親の代も同じような環境・教育の中で育ってきている。この際、幼稚園から小学校低学年までは、徹底的に生活を体験させ、共に暮らす社会性に重点を置く。その上で読み・書き・計算の基礎だけはほとんど全部の子供に理解させる。その上で子供達の個性を認め、個性にあった教育を選べるようにしたらどうだろうか。
   ある先輩が、働き口が町にしかない親は町で働いて、田舎のじいさん・ばあさんに子供を預けて小・中一貫教育で自然の中で育て、そこから上はそれぞれの進みたい方向(どっちみち都会に行く事になる)に行けるようにすれば良いのにと言っていた。これも一つの考え方かもしれない。

03/5/12

   あの酒鬼薔薇少年の少年院退院の準備が行われているそうだ。自分のしたことに対する分別がつくようになったのならば、良かったと言うべきなのだろう。
   きちんとした心理療法、きちんとした教育で非行少年の成長しを促すのが少年院の本来の目的なのだから。
   亡くなった人の思いを受け止めながら、地道に生きてほしい。
   それにしても、あの騒ぎからあっという間の月日だったような気がする。

03/5/9

   昨夜からNHKで経済再生をテーマに徹底討論の番組をやっている。全部を丁寧に聞いている訳ではないが、結局はバブル期に銀行も製造業も商社も皆が不動産屋になってしまった結果ではないのか。
   日本の土地本位制は中世に崩れたのではなかったか。それとも歴史は繰り返すものなのか。土地が建物(ビル)の形になっただけで銀行も企業もまだその呪縛から抜け出せていないようだが、次の1手は相当違う発想の元に出した方が良さそうだ。システマチックに組上げる将棋の脳よりも、広く世界を見渡す囲碁の脳のほうが向いているかもしれない。

03/5/8

   私は耳が悪い。全部の音が聞こえないのではなく、ある音域の音が聞こえづらい。また、ザワザワした中で音を聞き取るのも苦手である。だから、にぎやかな所や大勢の人の中でおしゃべりをするのは得意ではない。だからと言って話嫌い、人嫌いというわけではない。
   もう1つの苦手が何度も書いたが字を書く事である。自分が書いたメモが読めなくなるなどという事はしょっちゅうである。私の学校時代などはパソコンどころかワープロも無かったので、レポートも卒論ももちろん手書き、内容の推敲よりも人に判る字を書く事にエネルギーが費やされた。しかし、物を書く事自体は嫌いではない。
   そんな私にとっては、インターネットやEメールは大変ありがたいコミュニケーション手段である。
   新しいものに付きものの問題点もあるが、新しい可能性を求めて楽しんでいきたいと思っている。

03/5/7

   毎日新聞の記者がイラク取材から持ち帰ろうとした物がヨルダンのアンマン空港で爆発し、係官1人が亡くなり、重軽傷者が何人か出た。
   持ち出した本人も爆弾に関するものである事は分っていたようだ。それならばなぜ持ち出そうとしたのか。本人はもう爆発してしまったものと思っていたようだが…。
   国民に兵役義務の無い日本では、特殊な職業につかない限り爆弾・爆発物とは縁が無い生活を送っている。逆に言えばまったく基礎知識の無いまま戦場という爆発物がゴロゴロしている特殊な環境に入って行く人がいるわけだ。
   せめて自衛隊などで基礎知識の講習など受けてから出かけるわけにはいかないのだろうか。

03/5/2

   昨夜帰ってきた時から様子のおかしかったクロンは他所のネコにお尻を噛まれていたらしい。おかしいなと思っているうちに尻尾と左足の付け根あたりが腫れてきた。休みに入ってしまったら大変とさっそく獣医さんへ。
   「注射は嫌だ」と騒いでいるうちに熱も出てきたようだ。抗生物質とリンゲルを打ってもらって帰ってきた。獣医さんは「フィラリアの薬の季節なので土曜日もやっているよ」との事で明日も通院。

   午後、買い物の途中で今度は自分の左眼がうっとうしくなってきた。チカチカするかと思うと何となく影が出る。今月は免許の書き換えもあるしとそのまま眼科へ。もちろん初めてなので診察の前に視力検査ほか検査一式。飛蚊症の初期らしいが、「まだ大丈夫。急に大量に飛び出したらまたいらっしゃい」と怖い事を言われた。

   クロンは1匹待ちで30分位、こちらは何人待ったか分らないが2時間半。

03/5/1

   J1清水エスパルスの調子がどうにも悪い。素人目にはチームとしての腰がふらついているように見える。戸田と大榎の抜けた穴がそれだけ大きいという事なのだろう。中盤の押さえが効かないために相手にボールを取られると最後尾は穴の開いたザル状態になってしまっている。
   取られた点を取り返そうとして前がかりになり、また穴が開く。その結果、労多くして勝てない。これが選手個々の「オレが何とかしなくちゃ」になり、戦略を見失って1人1人がバラバラに局地戦にはまっているように見える。
   ゲームの中で全体を見渡しボールを動かすリーダーが欲しい。その前提としてチームメートに人として信頼される事が大切なのかもしれない。
   この春も阪神タイガースの調子は良い。その間に是非ともエスパルスに立て直してもらわなくては、夏以降の私の楽しみがただのストレスになりかねない…。

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