20/7/31
夏とともに第2次世界大戦を思い返すテレビ番組が多くなる。今年は終戦75年目らしいが、コロナ禍でそちらには気が回らなくなっている。
しかし、コロナに対する国の向き合い方は戦時中の国のやり方と同じで、進歩がないのではないだろうか。
今回はこちらから仕掛けたわけではないが、3月の第1波を他国ほどの被害を出さずに抑え込めた真珠湾攻撃の成功。それに気をよくして今、当事者以外からは危ぶまれているが、政府としては大まじめにGO TOトラベルというミッドウェー海戦に突き進んでいるのではないだろうか。ほぼ2週間でその間の感染者が出てくるといわれているが、惨憺たる結果が出てこないことを祈るしかない。今回は各県から状況が刻々と発表されるので状況を糊塗することはできない。たとえマスコミの情報を抑えてもネットから情報は流れ出てくる。
さらに心配なのは沖縄に米軍と内地からウイルスが持ち込まれて、またもや沖縄の皆さんに迷惑をかけていることだ。今回は焦土化することはなかろうが、島で医療機関が限られている中で、過重な負担をかけることになってはならないと思う。
20/7/29
ついに焼津市でも新型コロナの感染者が出た。さらに今まで0だった岩手県でも出たようだ。
人が動けばウイルスもくっついて動くので、感染者をとがめることはできない。しかし、すでに半年も経つのだから検査で感染者の移動をストップさせる位の事はできないのだろうか。このままではみんなが不安のまま疑心暗鬼にならざるをえない。
『赤毛のアン』の作者・ルーシー・モンゴメリーの中編コメディで『隔離された家』というのがある。この場合は天然痘だが、医者と保安官で患者の接触者を自宅に隔離する。とりあえず訪問者が来ると困るので、表に応対する人(保安官助手だったか?)を置く。このお話の場合はそれでもアクシデントで訪問者が入り込んでしまったわけだが…。さらに隔離期間に入用な物を買いに行ったり農場の世話をするために人を頼む。200年近く前ののどかな農村と現在の大都会を比較するのは難しいが、少なくともその時点で(実態を見聞きして設定したか作者の理想かはともかくとして)接触者が安心して隔離される態勢が整えられている。
さらに結局この人は発症するのだが、医者がやってきて診察をし、看護する人を手配することになる。
現代の日本に立ち戻って、すでに接触者をたどっていくのは無理になりつつあるようだが、1番注力したい無症状・軽症者を隔離するところで無理が出ている。本人の公共心だけに期待するのではなく、隔離される事のデメリット分をどうその人の安心に変えるか、家族やペット・仕事などの不安をどう解消するか、発熱状況だけでなく健康相談に乗るとか、食事も恐々と出来合いの弁当を積み上げるのではなく、せめて出来立てのものを出せるようにするなど落ち着ける環境を用意するべきではないだろうか。
今、いくら政府が旗を振ろうと旅行を考える状況とはとても言えず、ホテルもタクシー・バスなども飲食店も余力はあるはずで、ローカルな自治体でそれらの業種と契約をして感染者の隔離や移送、食事の出前などを発注すれば仕事に対する支払いになり、これらの業種も一息つくことができるのではないだろうか。餅は餅屋というように、保健所がすべての事をするというのではなく、必要なスキルのある所にお願いをする事が必要な時期になっている。
20/7/23
GO TOトラベルは準備のできないまま見切り発車したようだ。それに合わせるように東京だけでなく全国のコロナ感染者数もどんどん増加している。
幸い梅雨明け前でお天気がいまいちの上に、自重した人、割引がないのならと止めた人もあったのか、ビックリするほどの人出とはならなかったようだ。
しかも熊本をはじめ各地の水害で、観光どころでない所も多い。こちらはこちらで感染防止のために広くボランティアを募れず、復旧がなかなか進まない。
何事もなければ、明日はオリンピックの開会式、今頃はお祭り騒ぎの真っ最中だったはずだ。本来この休みはオリンピックのために東京の人をなるべく外に出して、オリンピック関係者をスムーズに移送できるようにするために休日の調整をしたものだった。
20/7/17
コロナ感染がまた全国的に増えつつある中で、来週からGO TOトラベルを東京抜きで始めるそうだ。
しかし、羽田が東京、新幹線の発着も東京、東京抜きと言っても東京を避けて首都圏のお客が動けるとも思えないのだが…。
ウイルスは人とともに動く。市内の買い物の他は人の少ない所にしか出ていないが、危険なのでまた家で大人しく息をひそめて過ごすことになりそうだ。
大金をかけたこの企画がGO TOトラブルに発展しないことを願いたい。
20/7/2
本日の東京都の新型コロナ感染者の数がまた100名越えした。国の緊急事態宣言がし終了し、東京アラートも解除されてしばらくの間に人出も戻っていたから当然と言えば当然だが。
幸い、重症になって担ぎ込まれてではなく、検査数が増えた結果でもあるようなので、数だけで一喜一憂しても仕方がないのだが。新宿区長が繁華街でのクラスターを心配して、ホストクラブの社長に直談判をして店の人達に検査を受けさせたところゾロゾロと陽性が出てきたようで、そういう意味ではホストの人達の感染率が高いというニュース性はない。若い人が多いので本人に自覚症状がなかったようだが、若くても発症して後遺症が残っている人達もいるようで、繁華街で働いている若い人達も自分事としてしっかりと対策をして過ごしてほしい。
20/7/1
今年も後半に入った。昨日から雨時々土砂降り、時々雲が切れて明るくなるが…の天気。幸いこちらでは大きな被害は出ていないが、1日中、警報・注意報が流れ込んでくる。
大急ぎで雨を降らせて、今年の梅雨明けは早そうだとの気象予報士のご託宣だが、学校は夏休みが短縮されるようだし、新型コロナウイルス対策で換気に気を付けなければならないし、夏の行事のかなりが中止だし、人が動けば新型コロナウイルスも広がるし、この夏は大変になりそうだ。
荒梅雨や熱い渋茶に塩煎餅 DORA