21/9/25
自民党の総裁候補の舌戦が続いている。
ニュースで農業政策についてのさわりを聞いたが、はっきり言って大丈夫か?と心配になった。彼らは農業を1産業としか考えていないようだ。
太古から政治の枢要は治山治水と言われている。これこそがそこに住む国民の安心安全につながるからだ。
日本は弥生時代、もしかしたら縄文時代(三内丸山遺跡ではすでにクリなどの作物を作っていた)から農業を基盤産業にしてきた。中央に山があり、そのすそ野に掴まって暮らしを立てている我々にとって、氾濫原でもある川下を整地して田を作る事で洪水から土地を守ってきた。山に向かって段々畑の形で田や山葵田を作って来たのも無理やり耕作地を拡大したいというよりは、水の管理のための動機の方が大きいように思える。ただ開けておくより作物を植えたほうが楽しみがある。
上流部は儲からないからと放置し、下流部は工場や住宅にしたいと開発した結果、最近の日本は暴れる水に蹂躙される事が多くなった。
手つかずの山の奥の下に材木を育てる杉やヒノキの山、その下に腐葉土のための落ち葉や山菜・キノコなどを取り、シカやイノシシなどの獣を狩る入会地、竹・お茶などを作る中山間地、畑や田んぼ、時には淡水魚なども育てる平野の農地と、狭いといわれる土地を色々な形で活用して人々を養ってきた農林業をもっと深く知ってほしい。そして、その地上のありようが近海の漁業にも影響をする。
さほど広くもない日本という国で何千年も人が住んでいて食いつぶさなかった我々の先祖にもっと敬意をもってこれからの農業を論じてほしい。
21/9/23
秋のお彼岸は八王子までのお墓参りはできそうにない。
まずは東京・静岡ともコロナの緊急事態宣言中で県境を超えないでと言っている。さらに、連休の並びが、前半・後半とも良い具合でどちらかに休みを固めると動ける人達で高速もかなり混雑しているようで、渋滞にはまるのはあまりうれしくない。そして、茶々の体調も日替わりで、気温も高い今は、あまり家を締め切りたくない。
たいていリフレッシュドライブも兼ねて春秋のお彼岸には八王子まで墓参りは欠かさなかったので、いささか寂しい気もするが、仕方がない。
東名高速がこの時期に毎年のようにリフレッシュ工事で混むのもうれしくないが、秋は母や祖母の祥月命日もあるので、落ち着いたら行きたいと思っている。
21/9/21
コロナの第5波もだいぶ下火になってきた。
ワクチンを打った人も増え、この機会に行動制限を緩めようという論調が出てきたが、どうせなら実践的な検証をしてからにしてほしいものだ。
そもそもワクチンは感染を防ぐものではなく、発症・重症化を防ぐものだという事をきちんと打ち出してほしい。おかげで今回、ワクチンが早かった高齢者の重傷者・死者は相対的に減ったと思われる。医療ひっ迫が起こらないようにという事からすれば、もう少し下の世代のワクチン接種がすすむのを待ったほうが良い。
感染者を隔離したは良いが、医療にもつなげられずに死者を出すような医療崩壊はもうしてほしくない。
ところでワクチン証明もしくは陰性証明で活動できるようにという変な平等主義をとろうとしているが、都会はともかく、地方ではPCR検査の出来る場所が少なく、料金も1回数万円(しかも検査した時点の証明でしかない)となると、あまり現実的ではない。
21/9/17
皮膚科の薬が無くなるので皮膚科へ。
先生としては何とか薬を少しでも少なくしたい所なのだろうが、特に夏場の汗をかく時はダメで、結局薬は増量。朝は前に飲んでいたもので、夜も軽め(らしい)ものを出してくれた。そろそろ涼しくなってきたし、少しご無沙汰ができる位に飲み延ばせれば良いのだが…。
21/9/11
髪の毛がミケになってしまったので美容院へ行ってきた。ワンちゃんの盛大なお出迎え。「おいで」というと逃げるのだが…。
奥さんが「ちょうど良い時に来たね」と言うのは、8月の末に足を骨折して入院していたお祖母さんがコロナ感染していた事が退院後に分かった事。介護が必要な高齢なので家族全部が濃厚接触者となり、しばらくお店を休んでいたそうだ。
感染してしまった娘さんが「もう良いんだけど味がおかしい」とまだ辛そうだった。「大好きなビーフシチューは多々塩辛いだけ」だし、「口の中を切ったけど血の味がしなくて気が付かなかった」等々。
幸い他に発症者はなく、ご近所には「コロナが出たから回覧板パスね、急ぎの用事は電話をちょうだい」、予約のお客さんには「コロナで閉店中」と言っている間に、「必要なものがあったら届けるよ」などの協力で乗り切ったそうだ。
しばらく体調を崩していた御主人もまだ少し大変そうだがお店に出て仕事をしていたし、まずは良かった。
そして、私の毛もまたキジトラかサビ猫風に戻った。
21/9/3
菅総理が次期自民党総裁選不出馬を決めた。悪手続きで自分から詰んでしまったように傍からは見えたが、そもそも安倍前総理が投げ出した後を引き継いだのだから、よほどの名人でなければ逆転は無理だったのかもしれない。
頑固に「やる」を押し通した部分がワクチン接種の加速化などプラスに働いた部分もなくはなかったが、人の話を聞き、人の心をつかみ、その上で皆でどうするかを取り仕切るあたりの技がなかった。
特に記者会見は記者の後ろに多くの国民、自民党以外の人々、さらには外国の人々までが見ているという事に意識が行かず、不機嫌に論点をずらした意味不明のものにしてしまっていたのがみっともないと思っていた。
残念ながら、国を代表してマネージメントしていく力はお持ちでなかったように思う。
21/9/1
あっという間に9月に入った。
雨と高温で庭に出られない間に、庭はすっかりジャングルと化してしまった。
神棚の榊を替えようと枝を切りに行ったら、思い切り電気虫に刺された。それもタップリとたかっていたらしく、だいぶあちらこちら刺されてしまった。切った分は箸で虫を落として使ったが、しばらくして、ひょいと見たら虫が消えていた。虫の大きさでは草のある所までかなりあったので鳥にでも食べられたのだろう。
関東などではだいぶ気温も落ち着いてきたらしいので、こちらもそろそろいい気候になれば庭仕事もできるのだが…。