ちょっとした感想   

21/11/30

   今年の大相撲も照ノ富士の横綱らしい優勝で幕を閉じた。
   照ノ富士の師匠、伊勢ケ浜親方は現役時代に旭富士として横綱まで登ったが、千代の富士が頑張っている時代で後ろからは若貴兄弟が伸び上がって来た相撲が大ブームになった時代だった。しかし、ハッキリ言って旭富士のお相撲さんとしての印象は薄い。
   しかし、親方として日馬富士を横綱まで育て、ここでまた照ノ富士が横綱となった。それぞれの資質もあっただろうが、どちらも順調に力士としての相撲人生だけを指導してきたわけではない。
   日馬富士は最後は波乱の中で相撲界を辞めざるをえなかったし、照ノ富士は大関まで順調に育ちながら身体を壊しての長いブランクから這い上がってきた。指導者としては技術を教えるだけでなく、若者を人としての育てるのが上手な親方なのだろう。
   親方の還暦土俵入りには日馬富士が太刀持ち安美錦が露払いを行ったそうだ。実はこの部屋に翠富士をはじめ静岡県出身者が3名いる。これからも頑張って多くの弟子を育ててほしい。

21/11/12

   コロナもだいぶ収まってきたところで、茶々を保護して連れてきてくれた2人が2年ぶりに遊びに来てくれた。その時に「生きている茶々の見納めかも」と誘ったのだが、どっこい茶々はまだ元気。この夏の暑さも越し、食欲も出てきた。すっかり耳が遠くなって掃除機の音くらいではビクともしなくなったが、その分かなり穏やかになった。
   前回はすっかり隠れていて、跳んで逃げる後ろ姿しか見せなかったが、今回は昼の食卓にまつわりついて、「茶々に触られた!」と驚かれてしまった。私自身「これはまずい」と抱え上げて抱いたら、しばらく大人しくしていたし、今日は猫格が変わっていた…。
   一人は学生時代の友達、もう一人はその友達のなぎなた仲間で、こちらの弟さんの所で保護したのが茶々&蒼だった。子猫のもらい先を探していたところに、そろそろ子猫が欲しかった私とを旧友が結んでくれて、猫を通したネットでのつながりは茶々の年だけ続いている。
   連れてきてくれた時も箱を開けたとたんにポンと飛び出して隠れてしまったので、皆でじっくり見たのはこれが初めて。漸く茶々とゆっくりしてもらえた。

21/11/11

   マイナンバーカード普及のために、また作った人にポイントを上げるという政策をやるようだ。1部の人にはうれしいおまけのようだが、手続きの面倒くささを考えるとやる気にならない。そもそもお付き合いで作ったポイントカードで「失効する前に何かもらって下さい」と言われても、たいして欲しいものもなく面倒な気にさせられる。
   最近まあまあ使っているのは地元のスーパーが出しているポイントカードで、大した金額になるわけでもないが買い物をしてついたポイントが現金代わりにもなり、カードをチャージする機能も付いているので、カードだけで買い物ができる。
   さて、マイナンバーカードだが、本当に普及させるつもりなら、保険証をマイナンバーカードに切り替えるのが早道だと思う。持っている本人の立場が変わっても保険組合が削除したり登録したりすればそれが反映される。診察券をトランプのように持たなくても、カード1枚で医療機関にかかれる、さらにほかの医療機関での検査データーなどが本人の同意でチェックできれば、無駄な検査も削減されるはずだ。お薬手帳とも連動させれば薬の管理もできる。
   高齢者にはこれに介護保険のデーターを加えれば医療と介護の一元化ができるはずだ。
   そして母子健康手帳を紐づけすれば、子供達のデーターもカードに集約できる。保護者にとって、紙のデーターからQRコードを入れて子育て支援データーなどを調べたりするより、マイナンバーを個人ページの登録番号として、インターネット化したほうが今の親たちには使いやすくなるだろう。子供達にとっても大きくなって自分の番号を入れれば身体的な成育歴や予防接種の履歴などが出てくることになる。
   厚労省のデーターからという事で社会保険との連動もできるだろう。
   ただし、コロナで忙しい厚労省に制度設計を任せる事はしてほしくない。事情を知っている人が作ると、あちらこちらに気を使いすぎていびつなものになるからだ。
   それとともに医療機関・薬局・子育て支援機関(少なくとも保健所と保育園)等に全国津々浦々まで読み取りの機械を置かなければならない。さらに個人情報の保護のためのデータ管理のシステムも作らなければならない。
   これでカードにスーパーのポイントカードのようにポイントや地域通貨、現金を入れられるものにして、初めに多少使えるだけのポイントを入れて渡す。「ね、便利でしょ」という事を高齢者が納得すれば、カードに現金をチャージしながら使うようになるだろう。本人の取引先の金融機関なり薬局なりで現金チャージができるようになれば一気に広まるだろう。その内に「年金や児童手当が出た時に1部チャージしますか?」というサービスが始まれば、金融機関との紐づけもできてくるだろう。
   実は、高齢者が動けなくなったり認知症で分からなくなったりして自分で銀行に行けなくなったりした時、自分のお金が引き出せなくなる心配がある。お1人様が増えている社会で、これをどうするかの答えもなるべく早く出すべきだと思う。

21/11/10

   与党がコロナ禍の子育て支援?として18歳までの子育て家庭に1人10万円を配る政策を発表した。かなり高所得の家庭まで配られるようだ。子供にお金がかかるというが、アルバイトの掛け持ちなどで年収200万円台で子育てをしている家庭を就学援助などの支援でたくさん見てきた。さらに、「高校に上がると児童手当が無くなるんですよね」というボヤキもあった。高校・大学などで借りられる奨学金などは返済が必要なものがほとんどで、これを使って進学した子供達は学費はともかく生活をしていく費用は自分で用意しなければならない。さらに30代まで返済をする事になっている人も多いはずだ。彼らの勉学・就職を安定させなければ、いまだに言われている氷河期就職で割を食った世代の第2世代を作ってしまう事になる。
   政府には無駄遣いはせず、次の世代が安心して暮らせるためのお金の使い方をしてほしいものだ。

21/11/5

   衆議院議員選挙も無事終わり、終わってみれば自民党の勝ちとなった。誰かがテレビか新聞でコメントをしていたのだが、『暴走運転でも無免許運転よりましだと国民が判断したのではないか』という意見が面白かった。それにしても投票率は50%を何とか上回る程度、国民の半数の意見でしかない。
   現在の与野党のほとんどが、かつての自民党の亜流でしかない。
   だいぶ昔に民社党が消え、ついに社民党もほぼ消えた。共産党も今回、野党連合を組もうとして比例区の得票的にはだいぶ損をしたのではないだろうか。共産党員でもないし、共産党国家になってほしいとも思わないが、正当な野党としての立ち位置をしっかりと持ち、政権をチェックする力を持った党が他にないのだとしたら、孤高を保って彼らに頑張ってもらわなければならない。
21/11/1
   今年も残り2月となった。
   昨年からのステイホームで何もしない内に1年が過ぎていく感が大きい。
   早くも来年用の年賀はがきが売り出され、1年が過ぎていくのを実感する。何年も会わない人や義理で出す年賀状をどうするかを毎年考えるのだが、こちらの生存証明のつもりで、今年も年賀状の準備に入る予定だ。

10月    12月