ちょっとした感想   

 

03/7/25

   大暑も過ぎ学校も夏休みに入ったというのに、沖縄と九州南部くらいしか梅雨が明けていない。このあたりでさえ肌寒さを感じる気温。しっかりと梅雨空。
   そろそろ出穂期を迎える稲や夏野菜の生育はどんなものだろうか。また米騒動なんて困るが、このあたりでも休耕田が多い。

03/7/21

   いよいよ学校の夏休み。衝撃的な子供の事件のニュースが続いた後だけに学校も親も心配しながらの夏休み入りだろう。
   しかし、ニュースになるような事は珍しいからニュースになるのであって、そこら中に転がっている出来事ではない。しかし、放っておけば我が子がそのブラックホールに転げ落ちる危険と隣り合わせで居る事もまた確かである。
   子供達は親の軌道を離れて年相応の冒険をする。それを止める事は出来ない。子供が成長するためにはどうしても通らなければならない通過地点なのだから。けれども危険から身を守る方法を教えておく事はできる。もっとも必要な事は我が家の人間としてやって良い事と悪い事をその年齢なりにきちんと約束しておく事である。
   もう1つは子供の父親やおじいさんがきちんと子供と対する事である。他所の少女達を見て鼻の下をのばしている貴方!お宅のお嬢さん達が他所の男性から同様に見られている事を忘れないで欲しい。お年頃ならそれも結構。しかし中・高生にそのような目を向けるのは、お宅のお子さんを見ていて早過ぎるとは思いませんか?いまや男の子に対しても性被害の心配をしなくてはならないようだが、お金を出す大人が目を覚ましてシャッキリすれば問題の半分は解決する事を忘れないで欲しい。

03/7/18

   戦争終結したはずのイラクで米兵の死傷者がまだ出続けている。現地司令官が「ゲリラ戦情況」と言う。ところでその間、現地に残されたクラスター爆弾やその他の武器で大勢の子供達が亡くなっているそうだ。戦争を仕事とする米兵の死傷者はまだ2桁で大騒ぎだが、そこで暮らしている子供達の死傷者は4桁にも上っているという。
   何気なく手に取ってというのもあるが鉄くず集めをしていてというのも多いらしい。非戦闘員である子供の死は、そこで戦争を行ったものの責任。たまたま今世界が注目しているからイラクだが、世界各地で同じ事が起こっている事をきちんと心に留めておきたい。
   どうせ自衛隊が海外に行くのなら、武器を良く知る平和の使者として、世界中の残置爆発物の処理に乗り出し、世界から認めてもらったら如何だろうか。

03/7/17

   閑話休題。
   今日は静岡の松坂屋で『CM出演ネコと世界のネコ展』を見てきた。1匹ずつケージに入れられているが、さわっても大丈夫ですよ。と言うもの。マンクスなど珍しい種類の猫達と焼津のマグロのコマーシャルに出ていたという猫達に会ってきた。実はこのコマーシャル私は覚えていない。さすがにタレント揃いでかまわれてもあまり嫌がらない。その代わり隣りのケージの猫をかまっていると「ここにもいるぞ」とばかりに呼びかけるネコもいる。
   ネコと遊べる部屋も用意されていたのだが、1時間に1回という事であまり浮気をしないで帰ってきた。

猫2パラダイス http://www4.ocn.ne.jp/~nekohaku/

マルハペットフード http://www.maruha-petfood.com/

03/7/16

   本日の毎日新聞夕刊『特集ワイド1』は「子供を犯罪から守るには」というタイトルだった。千葉大の中村攻教授(園芸学部緑地・環境学科)へのインタビュー記事。
   子供が犯罪に巻き込まれる危険に付いての資料が出来始めたのが十年位前からだという。学校・警察・自治体などで、『犯罪の危険にあった事があるか』を子供達に調査した結果、都市部で4割、人口移動の激しい所で5割、地方都市でも3割という結果が出たそうだ。金品を取られる(要求された)などが6割弱、性的危険が4割弱、暴力が2割。場所の第1位が公園、次に道路、意外にも人目に立つ場所である。
   ここから先が記者がこの先生に話を聞く気なった部分だと思うが、校区内の危険ポイントをチェックした地図を持って大人達が歩いてみても、どこが危険か分らない場合が多々あるという。結論から言うと、視線を遮断する空間を作らない事。塀や植え込みに遮られた空間は危険を呼び込むそうである。
   空間の設計と共に大切なのが人々の目。子供の遊び場の一角に東屋などを作り、お年寄りの憩いの場所を作る、管理事務所があるのなら中から外が見通せるようにするなど、地域全体で見守る体制を勧めている。
   また校区の危険ポイント地図を持って、親や教師、地域の大人達が一体になって歩いてみることをすすめている。

03/7/15

   「学ぶ」の語源は「真似る」だという。言葉は真似る事から学ぶ代表だろう。
   最近テレビを見ていても場に応じたきちんとした話し方が出来ない人が増えている。時には話し言葉のプロのアナウンサーまでが「?」と思う言葉遣いであったりする。
   子供達もテレビで慣れ親しんだくだけた物言いは大丈夫。学校での言葉遣いもうるさい先生に対してはちゃんとしているようだ。ところが彼ら応用問題には弱い。
   『知らない大人に話す事』も『知らない大人に話し掛けられる事』も想定していない。妙にはしゃいだ子供語になるか「イエス」「ノー」だけに近い寡黙になる。相手をする大人も疲れるが、子供だって疲れている事だろう。
   ファストフード店もコンビにも、はてはスーパーまで接客語がマニュアル化されている時代、もっと生の言葉を子供に伝える場があっても良いと思う。

   実は、私にとってもきれいな話し言葉はコンプレックスになっている。あまり身につける機会が無かった事が大きい。こちらのおばあさん達の挨拶言葉なども温かみがあってきれいなのだが、ゆっくりと挨拶をしたり受けたりの機会もあまり無いまま、道で会えば「こんにちわ、この前は…」くらいでごまかしてしまう。義母が生きている内にもっと聞いておけばよかったとちょっと残念である。

03/7/14

   子供達の遊び場としての原っぱはまだ残っているのだろうか。誰のどういう地目の土地にしろ、子供達が踏み込んで、走り回ったり、花や虫を取ったり、ノラ猫が住んでいたり、きれいではないけれど、ワクワクが詰まっているような遊び場は…。
   小さい頃、友達と小さな虫を捕まえては草や泥と一緒におままごとのご馳走を作った。大きなバッタやトンボなどは上手く捕まらない代わりに石当ての的にした。幼児期というのは、大人が「汚い、残酷な」と言っても通過儀礼のようにこんな遊びをするものだ。
   こんな遊びからいつ卒業するのか。私達の場合は小学校低学年の頃だった。ショウリョウバッタ相手にさんざん石を投げつけた。何匹かはつぶれただろうと思う。意気揚揚と引き上げる途中、だいぶ離れた畑道で目の前をお腹がつぶれたショウリョウバッタが横切った。女の子数人で居たのだが皆の足が一瞬すくんだ。この時が私達のこの遊びからの卒業の時だった。

03/7/11

   今夜は志太常磐松会の懇親会を焼津にある静岡ビール園で行った。
   OB16名にサッポロビール静岡工場の工場長・望月様も仲間入りしてくださり、賑やかな会になった。
   本日の司会進行は言い出しっぺの鈴木廣利先輩。まず工場長の望月様より工場の紹介やビールの話を伺う。さらに山中会長の挨拶、静清常磐松会の会長の藤原様と、本日初登場の蟻屋の両角様(S45化)の挨拶、そして小澤寅男氏の乾杯で賑やかに始まった。
   皆さんの心掛けが良かったか、早めの夕立はあったものの集まる頃にはカラリと晴れて本日は梅雨の晴れ間のビール日和。
   焼肉をはじめ色々なお料理とビール(生ビール・エーデルピルス・黒ビール)を皆で楽しんだ。
   国体直前でお忙しい北村正平(S44工)先輩も登場。国体を大いに盛り上げようと衆議一決。
   外野から「せっかくだから大根踊りを」との要望もあったが、カレッジソングを歌ってお開きとなった。
   この静岡ビール園、7/13で閉園となってしまうが、今後は工場見学者の試飲会場として復活するそうだ。料理は仕出しになる訳だが、それを蟻屋さんが取り仕切る事になるらしい。

03/7/10

   昨日の続きでもう1つ。
   誘拐された幼児の方だが、街頭の監視カメラによると犯人の少年と仲良く手を繋いで歩いていたようだ。これでは周りの人間は気付きようが無い。
   では、幼い子供は自ら身を守るすべは無いのだろうか。「知らない人について行ってはいけない」はどこの家庭でも言い聞かせているだろう。でも条件が魅力的であればついて行ってしまうことも無いとはいえない。
   幼児が親の手を払って一人出歩きたがる時が来たらまず、「お母さん(お父さん)から見えない所に行く時はどこに行くか言いなさい」と教えたらどうだろう。次に「お迎えに行くまでそこにいるか、違う所へ行きたかったら1度戻っていらっしゃい」としよう。小さな子供の行動範囲だから、そんなに大変なはずはない。
   やがて幼稚園や学校に行くようになれば、○○ちゃんと遊ぶ、公園に行く、お店屋さんへ行く、などと行動範囲が広がるだろう。交通ルールや買い物のルールを教えるのはもちろんだが、次は帰ってくる時間を指定しよう。「お夕飯まで」「テレビで○○が始まるまで」何でも良いが常識の範囲である事は言うまでも無い。
   こうして条件反射のように、どこへ何をしにを親に報告するようになっていれば誰かに誘われても「ちょっとお母さんに言って来るね」となるはずである。穏やかな誘拐を企てている人間に対しては抑止力になるはずだ。
   最低でも小学校を卒業するまでは親は子供の行動を把握して欲しい。犯罪を誘発しているのが親をはじめとする大人の無関心である事をもっとしっかりと受け止めて欲しい。

03/7/9

   子供による殺人が後を絶たない。沖縄では中学生が集団暴行、長崎では幼児の誘拐殺人。すでにマスコミは幼すぎる犯人に罪を問えない事を問題にしているが、ちょっと待って欲しい。
   この子供達を育てている大人の罪は如何なのだろうか。子供達の十数年の生活史の中で、暴力は暴走する事や、人はあっけなく死ぬ事もある事を誰も教えなかったのだろうか。
   幼児が取っ組み合いをしても、物を投げ散らかす喧嘩をしても、弟妹を手荒くあつかっても大怪我や死者が出ることがめったに無いのは、周りに大人が居て、力の差で引き離したり、説得をしたり、なだめたりができるからである。これをくり返し体験する事で子供たちは腕力に対する心のブレーキができる。これは犬や猫など動物の子供でも同じである。大人の力でセーブできる時にこれを体得していれば、めったに殴り合いで人を殺せない。
   仲良くする事は良い事だが、それだけでは長い人生を歩いていけない。喧嘩を薦めるわけではないが、小さいうちにきちんと体得させなければならない事の1つだと思う。

03/7/7

   今日はネットのおかげの嬉しい便りを郵便屋さんが2通も持って来てくれた。
   1つは『風の頁』のままねこさんからの猫劇場の切符。もちろん「一緒に買って」とお願いしたものだが、彼女達とのかかわりが無ければ知りもしなかったし行こうとも考えなかっただろう。情報が伝わり、会いたい人達が居るからこそのものである。
   もう1つは『ほぼ日』の5周年アンケートのHOBOピンバッチが当たった事。ここのお祭り騒ぎの中でアンケートに答えるというのはどこに居てもできることで、つい初めてノッてしまった。(アンケート期間の全部のテーマにとりあえず答えたと思う)毎日気に入ったものだけ見ている者としては「知らないものがまだ沢山あるなぁ…」と思ったのに、「当たったよ」と記念品が来るのは嬉しいような熱心なファンに悪かったような…。

03/7/5

   『寒太のしりとり俳句塾』で「俳句の功罪は?」という書き込みがあった。
   始めたばかり、ほんの楽しみの私には難しいが、功罪を楽しみと置き換えればいくつか見えてくる。

   1 季語のおかげで季節に敏感になれる。
   2 たった17文字を書く事で1枚の絵が描ける。
   3 5-7-5の語の連なりは記憶力を鍛えるのに良い。
   4 一人でコッソリと楽しむ事ができる。
   5 大勢でわいわいと俳句を出し合うともっと楽しい。

   俳句を大雑把に定義すると、季語を中心に17文字の音で表現をする事になる。季節の自然・行事・動植物・食べ物などに敏感になる。食べ物や植物の写真集の季寄せなど、凝りだすととことん凝る事もできる世界がある。
   もう1つ、たった17文字なので、たくさんの事は伝え難い。初心者の私としてはメッセージが1枚の絵として伝われば良いかなと考えている。インパクトが強くなるのでつい色彩をイメージするが、蕪村の句が好きなためか、だから蕪村が分かりやすいと思うのかはまだ分からない。
   そして、日本語の5-7-5は覚え易いリズムである。標語なども確かめてみると5-7-5のリズムになっている事が多い。しかし、何かしている時とか、風呂に浸かっている時に「これは良い句だ!」と思っても、さて書こうと思った時には消え去っているという経験はしょっちゅうである。
   最後の2点は相反するものだが、句作は1人でできるが、それを見せ合って「良いね」「この句好き」と盛り上がったり「この方が良くない」と添削しあったりする集団の遊びでもある。
   俳句好きだった?ジライヤが死んで1年になる。昨年ジライヤのために頂いた句を読み直すと、集団の遊びとしての俳句の良さが心に染みてくる。

※ 遊びと言う語を使うと真剣に俳句に取り組んでおられる方に失礼かとも思ったのだが、私にとっては人生を囲む柔らか味だと思うので、その意味で遊びと言う語を使った。

03/7/2

   昨年8月、島田署管内で起こった交通事故の判決が出た。
   あえて交通事故と言ったが、少々厄介な事件だった。先を走っていたトラックを後続の乗用車が執拗にあおった。腹を立てたトラックの運転手が急ブレーキをかけて後続車が追突し、後続車の運転手が死亡した。殺人罪で起訴をしていたのだが、傷害致死罪で懲役5年となったようだ。
   しかし、普通に走っていても先行車が危険を感じて急停車する事態はよく起こる事である。そのばあい後続車が安全に止まれるように車間距離を取っていなければならない。この信頼が崩れてしまっては交通ルールは根底から崩れる。渋滞中の多重追突などはほとんどが後続車の不注意である。
   早朝の一般道、何があるかわからない所で車を操ってのケンカもとんでもないが、それに目を奪われすぎて交通事故の基本が忘れられては困る。

03/7/1

   市町村合併が大流行である。この焼津市も昨年来、志太2市2町(焼津市・藤枝市・岡部町・大井川町:志太の範囲に入る島田市は大井川上流域との合併構想がある)との任意合併協議会を立ち上げ検討されてきた。
   先月の住民アンケートの結果が出たところで、この協議会の役割は終ったようだ。
   アンケートに答えた住民の6割が合併を既定方針と考えている。ゴミ処理や警察・消防・学校など、すでに色々な形で共同で行われている事が多いからであろう。住民の関心もその後の産業の発展や自治会・学区など細かい所に移っている。
   大きい事が必ずしも良い事とは言えないが、スケールメリットを生かした町のビジョンをまず求めたいところだ。

志太2市2町任意合併協議会   http://www.shida-gappei.jp/

6月    8月