ちょっとした感想   

24/1/31

   ふと何かが引っかかって40年以上前に発行された漫画『アンドロメダストーリー』(光瀬龍原作・竹宮恵子作/朝日ソノラマ)を本棚の奥から引っ張り出した。
   ジャンルとしてはSF冒険もの、少年の成長ストーリーを通して世界の破局に向かうストーリーへとなっていく。今のように大人向けのものではなく、少年少女向けになっている。
   どうやら昨今の戦争で使われている無人機による爆撃がキーになって思い出したようだ。
   スタートは中世のような世界が広がるのだが、その星が機械に乗っ取られていく。『人々を幸せにせよ』というミッションを与えられた機械が、次々と人類の暮らす星を侵食していく。この星でも人と機械のせめぎあいが続くのだが、その中で機械側の空爆シーンが幾つも出てくる。そこにいる人ではなくその区域を人の存在など無視して爆破していく。機械に喜怒哀楽は無く、ただ指示通りに人の幸せを作るべく地上を変えていくのだが…。人は攻撃を避け、あるいは反撃をし自分達を守ろうとする。
   光瀬作品に『百億の昼と千億の夜』もあり、こちらは萩尾望都さんが漫画化している。こちらも何か分からないモノが世界を無にしていくが、そこに生き逃げ惑う人々にとっては大テーマは関係なく自らの命を懸けた生きるための戦いでしかない。今の世界をそのまま表しているような気がしてならない。

24/1/23

   志太常磐松会の会長と事務局でとりあえずの3頭会議。
   会長がパタパタ変わって、とりあえず決めたとはいえ総会で信任されていない。さらに事務局長も亡くなり、会は大ピンチを迎えている。とにかく来年度早々に総会を開いて役員を確定しなければならない。ただし、予算はほとんど無い…。
   今回は港マラソン時と違って学生の接待も無いし、人を集めたいので、若手と女性の参加費を思い切り落とそうという事になった。だからと言って物価も上がって飲食にお金がかかるのは仕方がない。
   『志太常磐松会だより』も発行を止めてずいぶん経つが、簡単にこれまでの報告とイベント付きの総会案内として出す事にした。イベントについては色々なネットワークを持っている人に任せ、事務局長人事は会長が心当たりを当たる事にした。
   ここから次につなげていくには若手が参加するかどうかにかかっているが、春には新しい何かが生まれてくると良いと思っている。

24/1/22

   マスコミ報道では自民党の派閥が揺れている。
   派閥パーティーで集めた会費を裏金として議員個人に渡されていたというのがそもそもの問題だが、「国民の皆さんに謝罪しないのか」というコメンテーターの意見はちょっと的外れではないかと思っている。
   そもそも、下心があったか政治的意見の発露か行く予定もないままパーティー券にお金を払った多くの自民党支援者が居たはずで、どちらにしてもそれは政治資金であって勝手に小遣いにされて良いものではない。会社の交際費だとしても、出資元はもっとその使途に厳しい意見を持つべきなのではないだろうか。その会社の社員としてもそんな交際費を出す余裕があるのなら、この物価高・人手不足の中、社員の人件費に回した方が良いのではないかと意見するべきではないだろうか。
   どちらにしろ、選挙の時にはすっかり物忘れをして騒動を起こした議員にまた投票してしまう有権者こそが反省をするべきなのかもしれない。

24/1/20

   一昨日、椅子ごとコケて足を痛めてしまった。
   当座は「痛い!」で何処がどうもはっきりしなかった。幸い骨の異常はなさそうだったが、変な格好になったので打撲というよりも体中が痛い。もともと柔軟性とは縁がない上、年も年、しばらく大人しくしている他なさそうだ。
   2日経って他の痛みはまあ仕方がないという程度になったが、右足の平だけはそうもいかない。しっかり腫れているというか浮腫んでいるというか、足をつくと飛び上がるほど痛い。外出の用事もあるのだが、とにかく歩けないし、右足なので車の運転もできない。困った事だが、明日はもう少し良くなる事を信じて少しずつ元に戻していく他ない。

24/1/17

   大相撲初場所が始まっている。しばらく休んでいた横綱 照ノ富士も登場して、横綱土俵入りをしばらくぶりに見ることができた。今場所で横綱土俵入りの脇を固めるのは、同じ伊勢ケ濱部屋の露払い翠富士と太刀持ち熱海富士。どちらも静岡県出身、飛龍高校のOBだ。静岡県人としては何となくうれしい。
   ところで、2019年初場所には横綱鶴竜の露払い・太刀持ちに農大OBコンビの正代と豊山が付いたことがあった。農大OBとしてはこの時もうれしかった。すでに豊山は現役引退、鶴竜も音羽山親方として弟子を育て始めている。
   見ている人だけがちょっと嬉しいこういう事は本当に一期一会なのだろうが、色々な楽しみ方があって良いと思う。

24/1/8

   能登半島地震は国が激甚災害に指定したそうだ。
   被災1週間がたって、なかなか全容が分からないというメディアの報道がやかましくなってきたが、地震・津波・地滑り・火災と各地が複合的に被害を受け、道路網も通信機能もずたずたの中で、そう簡単には分からないだろう。
   阪神淡路、東日本などどれだけの時間がかかったか。レスキューや避難生活のサポート、道路をはじめとするインフラの復旧などを一斉に進めながら、何年か後に落ち着きだした頃に、これだけの事があったと、ようやく分かるのではないだろうか。
   ところで、今現場で「トイレが流せない」と水の確保に奔走しているようだが、あれだけ道路が持ち上がったりしている所で、下水道は無事なのだろうか…。流した結果として後でより復旧に時間がかかるようなことが無ければ良いがと思っている。

24/1/7

   夕方、志太常磐松会事務局長の通夜。
   現役の社長さんのまま亡くなられたし、付き合いも広い人なので、大きなお葬儀になるだろうなとは思ったが、多くの方がお別れに見えていた。車を置けるかと不安になったが、最近の通夜はお別れを済ませたらそのまま帰る形になっているので、駐車場への車の出入り・人の出入りは多いが、すぐに車を停めることができた。
   通路には大量の花があふれていた。お別れは神道なので玉串奉典。祭壇の写真も普段のスナップ写真のようで、「そんなに急いで逝かなくても」と思ってしまった。

24/1/5

   能登の地震被害は時間を追うごとに大きくなっている。余震が多いという特徴もあるが、道路が縦横に通っている地域ではなく、1本がダメになるとその先の状況がなかなか分からないという事もあるようだ。
   さらに家屋倒壊が思いの外多く、閉じ込められたままの犠牲者がまだ増えそうな状況だ。
   まだ避難所でも水や食料・燃料(寒さ対策)不足・トイレの問題などでいっぱいのようだが、スマホの電波が届かないなど情報途絶もあるようだ。
   この間、3日に北九州の小倉の商店街でかなり大きな火事があり、他の事件が無ければトップニュースになりそうだが、ほとんど報道もされず状況が気にかかるところだ。

24/1/4

   志太常磐松会の事務局長の訃報が入った。
   療養中とは聞いていたが、まだ60代の現役バリバリの年ごろ。
   昨年の義弟といい、自分より若い人の訃報はショックが大きい。

24/1/2

   昨夜はお正月というのに、テレビ各局は地震・津波情報で過ぎて行った。
   それは良いのだが、やはり火災や液状化による家屋倒壊、道路の寸断など、多くの被害が出ていたようだ。幸い津波被害はそれほど大きくなかったようだが、火災や建物倒壊などの片付けとともに死者数も増える心配がある。
   こちらが落ち着いたようだと思ったら、今度は羽田空港で飛行機の衝突炎上事故。旅客機と海上保安庁の機体がぶつかったらしい。旅客機の方は全員脱出できたらしいが、もう1機の方はまだ情報があまりない。
   ミサイルや銃弾が飛び交っているわけではないが、結果として見せられる状況は同じようなもので、不安を掻き立てられる。

24/1/1

   今年は穏やかに年が開けた。
   テレビで初日の出を見て、朝は神社の年行事になっているのでTANUKIを神社の歳旦祭に送り出した。
   実業団駅伝を見、午後はサッカーの日本vsタイの練習試合?をのんびりと見ていた。
   風もなく穏やかで温かい日、布団も洗濯物も干せないのはもったいないと思いつつのんびりとしていた。
   そうしたら夕方近くに緊急地震速報の連打。何度目かで焼津も震度3があったそうで、猫も不安がる程度に揺れた。幸いこちらはそれだけで終わったが、震源地の北陸だけでなく、日本海側全体に大津波警報から津波注意報が出ている。
   中部地方という事もあるのか、東日本の震災で津波に懲りている事もあるが、テレビではずっとこの情報が続いている。最大震度7があったそうで、立て続けの震度5程度の地震でその他の被害もあるのではないかと思われるが、まだあまり伝わっていない事がかえって不安だ。
   幸い幾つもある原発は今のところ無事のようだが、こういう事態になると原発はやはり不安が大きい。
   被災地の皆様にお見舞い申し上げたい。寒い時期、さらにはお正月でお役所をはじめ普段と違う状況も多いだろうが、どうか気を付けてお過ごし頂きたい。

12月    2月