03/10/31
静岡県で46年ぶりに開催されたNew!わかふじ国体も無事に終わった。TANUKIに言わせると11月に行なわれる障害者の大会(わかふじ大会)が終わるまでが一続きなのだが。
それはともあれ、静岡県以外の地域で選手や関係者以外の人にこの国体はどの位注目されていたのだろうか。私も例年は残念ながらほとんど気にしていない。今年もNHK・民放とも静岡の選手が良い成績を上げたものは取り上げるが、それ以外は何が何処で何時あったのかも良くわからない報道のされ方であった。新聞は逆にありすぎる種目の成績を並べ立てているだけなので、興味がなければとても読めない。
せっかくの年に1度の国を挙げての大運動会。もう少し皆で注目する事で多くの競技の底辺を広げる事をしても良いのではないだろうか。
来年の開催地は埼玉県。彩の国はどんな演出をするのだろうか。
03/10/27
昨夜は農大志太常磐松会と国体で焼津に来ている農大相撲部関係者との懇親会をした。
なにしろお客人はまず県予選に勝たないと出て来れない。しかし、県内など近くに取っ掛かりがあれば逆に応援に来るという選択肢もある。それやこれやで会場で連絡をつけた人数が30名越えだったそうだ。結局、集まってくれたのは北は青森から南は熊本までの27名。監督・コーチ・選手、立場は色々だが、近い年代ごとに集まっては色々な話を交わしていた。
最近の大会の決勝の大将戦で当たったという2人もいて楽しそうに話していた。
迎える志太常磐松会側も13名が参加した。足の具合が悪くてしばらく来られなかった初亀の橋本氏は、自ら祝儀用のお酒を持って参加。農大OB蔵の杉錦・喜久酔も祝儀用のお酒を出してくれた。また、県相撲協会・会場のまる神からも祝儀のお酒が出、会からの物を含めてかなりの日本酒が集合した。
お料理も上品に盛るよりもド〜ンと行こうという事で、たっぷりのお刺身とお寿司を中心に用意してくれた。しかし、「みんな体が大きいからテーブルを広くしたので料理が少なく見えますねぇ」と店の大将が心配したものの、ビールやお酒もたくさんあり、お腹が減ってはかわいそうとおむすびまで作ってもらって、料理は余るほどだった。
9時過ぎに応援団OBの小林先輩のエールで〆て、今回の会のお開きとなった。さて、今日からは試合、夕べののんびりした笑顔をしまって、真剣勝負に入っていることだろう。
怪我の無いようにそれぞれの活躍を祈ります。
03/10/25
日本テレビが視聴率を操作したと大騒ぎだ。
ところが東京都内にどの位のテレビがあるのか知らないが、モニター所帯は600軒しか無いそうである。「猫が見てても視聴率」などと言われた事もあったが、これでは単なる数字お化け、実態を表すものとは程遠いのではないだろうか。その数字にテレビ局が一喜一憂し、企業もその数字を金科玉条に広告料を払っているそうだが、「裸の王様」そのものではないだろうか。
私がテレビで見るのはスポーツ中継とニュース位、同じ番組があればコマーシャルの少ない方を選ぶか、贔屓のチームに近い方を選ぶ。あまりな所でコマーシャルが入れば、気の利かない企業として印象に残す。
多チャンネル化したテレビだけでなく、さまざまな媒体から情報が流れる現代社会の中で、ごくわずかなサンプル数の視聴率が一人歩きをしている事の方が素朴に驚きだった。
03/10/24
自民党は中曽根・宮沢の80代元総理コンビに引退願いたいらしい。
宮沢さんは「それなら」とお辞めになるそうだが、中曽根さんは「約束違反だ」と意気盛んだ。
超高齢化が進んでいる、と大騒ぎしている国なのだから、80代代表・90代代表も必要かもしれない。しかし選ぶのは選挙民であって、政党が出たい人を事前に規制してしまったのでは、新しいものは生まれてこない。
03/10/19
忙中閑あり。
ようやく良いお天気に恵まれた日曜日。総代も終わったのでお祭はパスして、清水市の山の中にある日帰り温泉の山せみの湯まで出かけた。
毎度おなじみのR150からR52を山の中へ。但沼から興津川に沿って入っていく。興津川は相変わらず鮎釣りの人でにぎわっている。途中の橋にスポーツニッポンの旗があったので釣大会でもやっていたのかもしれないが、県内だけでなく東京から愛知の方までさまざまなナンバーの車が止まっていた。
川沿いの西里という所に温泉がある。10時半到着。家からほぼ1時間半。2時間券で¥500。脱衣場が少し整ってカギ付きのロッカーになっていた。さほど広くないのだが、内湯にジャグジーがあり、露天風呂が3つある。時間が早い割には混んでいたので、露天風呂でさんざん温まり、一緒になった人達と温泉談義。「今までは食べ歩きだったけど、食べ歩きより健康的だよね」と言うのは1回り年上の元気な方。「まだ自分で運転して行くよ」と言うのは70歳を過ぎて紅葉マークの講習に今年参加した方。「焼津かね、黒潮温泉のカラオケ楽しいよ」と言うのはその方の連れのおばあさん。小さいお子さんを連れたママも居るが、こういう場では私もまだ若手。
のぼせた所でさっさと出てきたので、TANUKIをさんざん待つ羽目になった。男湯は空いていたようで露天風呂で長居をしてきたらしい。
ここでのTANUKIの楽しみの1つが自分で注げる生ビール。¥400で外で飲むビールとしては安いが美味しい。ついでに蕎麦を食べてお昼。天ざる蕎麦と言うが海老のフリッターぽい天麩羅1つ付き。でも¥600。
駐車場脇にはビオトープ、川沿いにちょっと歩けば森林公園があるが今回はパス。
そのまま来た道をせっせと戻って県立美術館へ。来週日曜日までの『徳川将軍家展』を見に行く。
尾張徳川家の美術品は有名だが、徳川宗家に伝わる肖像や書簡などが中心の展示だった。明治以降の公爵家になってからの写真などもあった。
さんざん歩いて疲れたので美術館のレストランで一休みをしてケーキセット。小さいけれどケーキが2つ選べる。なんか得した気分になった。
混んでいた駐車場の奥に「大丈夫だからずっ〜〜とバックで入って行って」と押し込められた所から車を出して帰り道。目の前にドーンと落ちてきた西日を見ながらのドライブとなってしまった。
03/10/18
いよいよ秋の国体まで後1週間になった。。何といってもほぼ50年に1度の地元行事。私の身の回りでも色々な人が国体にかかわっている。
地元焼津では相撲競技に農大の相撲部OBも集まってくる。相撲の盛んな土地柄だが残念ながら地元に農大相撲部の人間は居ないようだ…。
また、じいちゃんの行きつけの床屋のお子さんは少年バレーの選手で大会に出るそうだ。もちろん大会中は親も仕事どころではないらしい。
そしてお世話になっている鍼の先生は父娘で陸上競技のトレーナー。「エコパまでは遠いねぇ…」と言いながら期間中は休診。エコパにはTANUKIも陸上競技の審判に行くことになっており、すでに衣装も揃ってスタンバイ。同じく審判で出るのかなと思っていた志太常磐松会の先輩の松田屋さんは「そんなに何日も仕事を休めないよ」と審判はパスしてOB会に来て下さる事になった。
しかし、藤枝の大先輩は「国体の民泊のお客さんが居るから」とOB会どころではないご様子。
さらに、県国体局長の北村正平氏も志太常磐松会メンバー。「国体、今が正念場です。成功に向けて頑張っています」との事。
そして、国体マスコットのフジッピーの生みの親はTOPPOさんのお友達で私も知っている方。
それぞれの形、それぞれのかかわり方で皆さん頑張って下さい。
03/10/15
藤井青銅の『「超」日本史』(扶桑社文庫)を引っ張り出して読んでいた。元々は何かの時間潰しで買った。古舘伊知郎のトークショーの元本だそうだ。ものすごくテンポが良い。
『漢書』の倭人の話から始まって、昭和の終わりまで。古代から日清・日露戦争までの第1部と、昭和史の2部構成になっている。
前半はともかく、後半の昭和史は、正確には大正12年の関東大震災から始まっているが、この震災復興の中での昭和恐慌から話が始まる。結局は強い銀行による中・小の銀行の吸収合併が国内で進められていく。更にはタイミング悪く金輸出の解禁とアメリカに端を発した世界恐慌の嵐で日本の経済はもみくちゃにされる。
大企業はそれなりに大きく成れたが、農村恐慌・都市も失業者があふれて社会不安が大きくなる。そして5.15、2.26と軍事クーデターが起り戦争の時代に入っていくのだが…。
何となく今と重なる気がするのは私だけだろうか。
著者が後書きで言う。「歴史上の人物が歴史を作ったわけではない。---略--それぞれの時代に生きた人間ということでは、私たちと同じだ---略--そうした結果の積み重ねが、後から見れば歴史になっているだけ-----と私は考える」
歴史上の人物でなくても我々は歴史上の今の時間に立ち会っている。選挙前の今、忘れないでいたい。
03/10/13
事実上衆議院の選挙が始まった。なんか何も起りそうもなく燃えないのだが…。
にわかに高速道路の無料化が言われだした。結論から言えば私は賛成だ。
「高速道路の利用者は10人に1人だ」と言う意見があるようだが、その高速道路を使わない人は、郵便も小包も出さない?宅配便も引越し便も使ったことが無い?スーパーやコンビニで買い物をしない?ガソリンスタンドも用が無い?そんな事は無いでしょう。いまや物流の多くが高速道路網を使っている。高速代がなくなれば、これら物流のコストがかなり下がることになる。
さらには道路の住み分けが出来る。遠くへ行くのなら信号や交差路の無い高速で、ある程度の所から道路を選択しやすい国道へ、そして目的地間近で生活道路へ。生活道路への通過車両が減れば、住宅街や商店街は落ち着いた空間になる。
目の前の課題だけにかかわるからおかしな意見が出てくるので、これからの物流や人の移動、日本という国の血管をどう張り巡らせ使っていくかを飛行機・船・鉄道も含めて大きくデザインして提示して欲しい。
03/10/10
昨夜、TANUKIが「1年生に読み聞かせをするのに適した本が無い?」と言い出した。
ネコ物でよければ各種取り揃っているのだが、と思いながら本箱を渉猟。『じゃむねこさん』が良いか『スイッチョねこ』が良いか…。『こねこのピッチ』も出てきたし、『よるのねこ』もどこかに隠れているはずだ。
迷ったあげくに季節も合っているので『スイッチョねこ』を推薦。絵本ではなく『ネコのいる日々』に収録されている大仏次郎の童話。今見てみると昭和21年10月の『こども朝日』に載ったもののようだ。猫の生態をそのまま上手く使っているし、子供に迎合しないやさしい日本語なので、今の子供にも分かると思うのだが。
さて、下読みもせずに眠そうにカバンに入れて持って行ったTANUKIは果たして上手く読み聞かせられたのだろうか。途中で幼稚園の先生が聞きに入って来たようだが…。
03/10/8
OB会の懇親会の準備に走り回っている。なにしろメールで指示が来たのが6日夜。会場は決まっていると言うので会場から情報収集をしながら事務局長と連絡。ところが誰も全体をつかんでいない所に、聞いている本人がさっぱり分かっていないので要領が得ない。
昨夜、事務局長が高校の友人(明大相撲部OB)と会って話を聞いてくれた。(この地域に農大相撲部のOBは居ないらしい。)
各大学相撲部が例年国体会場の土地でOB会を開くのだそうだが会場探しに苦労するらしい。それで相撲仲間に「会場を」という依頼をしたらしい。そこから「農大はOB会があるよ」と言う事で、こちらに連絡が来たようだ。
今朝は農大相撲部の監督さんと連絡を取って、何とか事態を理解してこちらのOB会の連絡に取り掛かっている。相撲部のOB会の方は相撲部から手配をしてくれるようだ。費用も全員一律の会費制(相撲部関係で30名程になるようだし)。
監督さんから「地図が欲しい」と言われて午後は会場のまる神さんへ寄ってみたが作っていないかった。ここも農大OBなのでしばしおしゃべり。その間に「とりあえずこれ」と地図をコピーしてくれたが、煩雑すぎて家に戻って父に略図を書いてもらった。この地図と挨拶状を、農大の方へメール添付で送れば、とりあえず一段落のはず。あと一息。
03/10/6
10/2の前言撤回。今年も県職員の給与引き下げの勧告。
確かに民間は業績次第なのだから、歳入不足の県職も給与引き下げは当然なのだろうが、給料が下がるほどには物価が落ちていない。デフレスパイラルに入ってくれなければやっていけない我々にとって、インフレターゲットなど別世界の話。
憲法改正が現実の話題になるのなら、9条の前に現在の状況下で考えられる基本的人権に付いてまず論議をして欲しいものだ。話し変わって、しばらくぶりにBSEの牛が発見された。若いホルスタインの雄牛。食肉にされる過程での発見。つまり2年前以降にもBSEの発祥要因があるという事について研究されるべき問題だ。
03/10/4
アメリカで変な訴訟が流行っているそうだ。いわく『太り過ぎたのはマクドナルドのせいだ』『置いたタバコの火で車が焼け、子供がやけどをしたのはタバコ会社が注意を喚起しなかったからだ』など。
変な感じがするのは私だけだろうか。自分で考えれば分かる事を人のせいにするのがアメリカの文化なのか?(しかし『マイクロソフト社の寡占がコンピーターウイルスを蔓延させた』には何故か納得してしまった…。)
アメリカ社会は5歳児並みの理屈で動くのだとしたら、そのお尻を付いて廻っている日本とは何なのか…。アメリカの腕力に世界が引きまわされている時に、その頭脳がこの状態で大丈夫なのだろうか。
03/10/2
NHKの『クローズアップ現代』で国民年金の徴収率が落ちている話をやっていた。
当然でしょう。支払った所で先行きが見えない。
今は払っていないが(第3号被保険者)かつては私も国民年金を支払っていた。義父が律儀に手続きをしておいてくれたからだが、私の祖母、O家の祖父母、続いて義父母が受け取っていたので、金は天下の廻り物と思っていた。(私の両親は厚生年金・共済年金)
お国が払わなくてよろしいと言った時には、大丈夫かいと思ったが、やはりアップアップになってしまった。
私は国民年金の1ヶ月の額は特に高いとも思っていなかった。今はその分を民間の年金保険に回している。正直に言えば普通に貯金をしておけば良いのだが、手をつけられないお金が少しあるのも良いかという程度のものである。それで生活をしようとは思っていない。(出来るわけが無い)
人間の心理を図ることなく、お役所の机上だけで考えるから、ますますおかしな事になっているのに早く気が付いて欲しいものだ。
03/10/1
あっという間に10月。今年の9月は暑かった。しかし金木犀は満開で良い香りを放っている。
今日しばらくぶりで蓮華寺池公園を歩いたら満開のヒガンバナ。桜の木は紅葉を始め、半数が落葉まで始めていた。空は秋の空、透明に高く澄んでいる。
この地域でもそろそろ稲刈り。減反は進んでいるが、見渡した所飛び切りの不作でもないようだ。
さまざまなものを抱え込みながら秋は深まってゆく。