ちょっとした感想   

04/1/29

   忙中閑有り、というよりも気分転換を兼ねて鍼の先生の帰りに吉田町の小山城へ行ってみた。
   R150から少し奥まった所に麓に町営駐車場を擁し、天然記念物の大ソテツのある能満寺、その脇の急な階段をせっせと上がっていくと虚空蔵さん。さらにその上に小山城がある。昭和の終わりに観光展望台として作られたものだが、1〜2Fには刀・鉄砲など武具のコレクションを中心とした展示がある。階段をせっせと上がって最上階からは展望が楽しめる。入場料¥200。
   元々は今川家の砦だった場所だが、武田・徳川の最前線としての歴史を持つ戦国時代の城跡である。甲斐から出てきた武田方の武将にとっては太平洋の海の色と暖かさは開放感とともに良くぞここまで来たという思いをもたらしただろうし、徳川方にとっては領内の東西を分断される危機感がある場所であったであろう。
   併設されている郷土資料館は無料で、土地柄、海や田で使われていた民具や生活用品のコレクションになっている。
   桜も梅も花はこれからだが、どちらも木が多いので花の季節はまた良いのではないかと思う。

04/1/27

   元民主党(今日離党したそうなので)の議員の学歴詐称問題でテレビが騒いでいる。
   議会開会中にノー天気な話題で我々の目をそらせて欲しくないものだ。
   憲法と自衛隊が海外へ武器を持って出かけることの整合性やら、そもそもそのイラク攻撃にいち早く賛成しておきながら、『大量破壊兵器はイラクにない』と結論が出かかっている事に対する見解やら、壊れかけている国家財政をどうするのかやら、国民全体に暴力による小さな事件が次々と暴発するがままの状況をどうしていくのかやら、食品の安全性をどう守るかやら、国会で議論してもらいたいことはたくさんある。
   学歴詐称などという事は見栄っ張りな1人の男が居たというだけで、こういう人間に権力を持たせるとどうなるかを選挙民が考えれば良い事で、国中で大騒ぎをしなければならない事ではない。

04/1/25

   大相撲千秋楽。朝青龍の全勝優勝で幕を閉じた。
   朝青龍は進化した。バッシングされた事からどんどん如何すれば良いかを吸収している。気も強いが責任感も強いのだろう。背負ってしまった看板を掲げるための空回りもしていたが、気負いが抜けて自然態になってきた。まだ若いし、北の湖のような横綱を目指してほしい。
   大関陣は途中で息切れをしてしまって情けなかったが、もうその下の若い力に期待をした方が良いかもしれない。
   若い力といえば海外からのお相撲さんがどんどん上がって来ている。昨年の初場所で幕下優勝をした黒海(グルジア)が幕内で勝ち越した。その時3段目優勝をした農大のお相撲さん・時天空(モンゴル)も幕下の上の方でで5-2なので次こそ十両に上がってくるだろう。
   朝青龍のバッシングには強すぎる者へのやっかみもあるだろうし、逆に本人のおごりもあるかもしれないが、その底流に文化摩擦があるであろう事を忘れないほうが良い。外国から来た力士にはその国の文化習慣さらには格闘技などを良く知った通訳件マネージャーを付けるべきではないだろうか。彼ら全部が成功するわけではないだろうが、日本の相撲を知ってもらってそれぞれの故郷に普及してもらう事を考えるのは相撲界にとっても日本の国にとっても良い事なのではないだろうか。
   さて、今場所の農大3人衆は時天空は書いた通り5-2で勝ち越し。霜鳥が11-4、時津海が7-8。静岡県唯一の関取・潮丸は7-8。
   初場所が終わって相撲界はお正月だそうだが、新年の計、大きな目標を立てて欲しい。

04/1/24

   そろそろ2/8のOB会の具体的な準備が始まったようで、電話連絡などが頻繁になってきた。
   昨日の昼も、「もしもし、○○さんのお宅ですか」と電話がかかってきた。我が家は名前としては珍しくないのだが、読みだけはローカルで、きちんと言ってくれればご近所の人もしくは良く知っている人と思って良い。もちろんハズレで「ご主人はお仕事ですか?」と言われれば、こちらはどこかの営業さんで次は証券かはたまたマンションのお話か…、というつもりで聞いている。
   ところが、「OB会の県連の…」と続いてびっくり!2/8にあるOB会の出席状況の確認ともう少し出てくれる人居ないかの要請だった。
   しかし、焼津陸協はご主人ことTANUKI、農大のOB会の事務は私なのだが…。

04/1/21

   本日の毎日新聞夕刊の『人模様』というコラムに家族新聞を出している人の話が出ていた。
   大分県宇佐市長の時枝正昭氏。本業はお医者さんだそうだ。やはり月刊で昨年11月に200号に達した。家族新聞のセオリー通り、お子さん達が家を出てからの家族の絆として始まり今に続いている。読者はただ今13人。
   時々こういう話を聞くとうれしくなる。ご家族には「そろそろ止めたら」と言われているようだが、ご本人は「300号まで出す」と意気軒昂。
   『和賀家の通信』は私が編集長になってから今月で160号に達した。和賀じいさんがスタートしてから50年。おじいさんから数えれば4代目(ひ孫)の送付先読者まで育った。ただ今の読者28軒。
   全国の家族新聞の編集長さん、気長に楽しく家族の絆を織り出していきましょう。

04/1/19

   一昨日の夜から、パソコンの書く機能がおかしくなった。単純な書き込みは良いのだが、文字を変換して選ぼうとするとフリーズしてしまう。もちろん私としては???状態。
   ウィルスに取り付かれたか、はたまた壊れたか、昨日はウイルススキャンをかけたりスキャンデスクで修復個所を探したり、時間のかかる事に振り回されたが異常なし。
   今日は、初期化を覚悟してCDにバックアップを取っていった。その途中で参考書を見ていて『Windowsの上書きインストール』という手があることを知って、如何するのかいなと本屋に分かりそうな本を探しにいった。
   『Windows98/Me頻出トラブル 即効解決&メンテナンス (株)宝島社』という本を発見。ここで見つけたのが『辞書の復元』。まず簡単なものからとやってみたところ、どうやら問題は一瞬で解決したようだ。この本のうたい文句が「フリーズ&エラーを解消すれば98/Meはまだまだ快適に使える!」使いますとも!

04/1/16

   本日は市の『ごみ減量説明会』。すでに可燃ゴミの受け入れが限度一杯な事から、例年自治会単位ごとに行なわれている。
   まずターゲットになるのが紙ゴミで、新聞紙・本・ダンボール・雑紙(ざつがみ)を資源ごみにまわすようにとのお話。しかし、会場から「回収する古紙回収業者はダンボールも雑紙も一緒くたに持っていくよ」との声あり。また「新聞紙も束ねてある紐を切って持っていくのなら、どんな紐を使っても良いのでは」(現在は紙紐のみの指定)という話もあり、市と業者との間の確認をしてもらう事になった。
   次に生ゴミ。全可燃ゴミの50%弱を占めその80パーセントが水分である。これが減ればそれだけでかなりの減量が出来る。市のお勧めは発泡スチロール箱を使った処理器。これは他所でも参考になると思う。
   大き目の発泡スチロール箱のふたに穴を開けて布を張り、箱の中におがくずと腐葉土を4:1の割合で、7分目位入れる。これで準備完了。後は雨が振り込まない所に置いて、小さめに切った生ゴミに米ぬかをまぶして入れるだけ。ただし糠みそ同様よく混ぜてやらないといけない。好気性菌による醗酵でゴミを分解してもらう。混ぜようが悪かったり水浸しにすれば、嫌気性菌がはびこって腐敗するが、上手く出来れば踏み込み床と同じで醗酵熱で70℃近くまで上がるので虫も発生しないのではないだろうか。
   放り込んだ生ゴミはバクテリアの餌となり、醗酵熱を出しガスと水に分解されるので、想像するほどカサは増えない。
   本日の説明役の市役所の人はあまり詳しくなくて分かりにくい説明だったが、要約すればこういう事だろう。しかし、私はカスピ海ヨーグルトもあっという間に昇天させてしまったので、庭のコンポストでミミズにも助けてもらう方が良い。
   最後に焼津市の不燃ゴミは資源ゴミ回収の月1回程度で不便なのだが、ミニステーションが市内3ヶ所に出来、木曜日から日曜日の週4日、持込が可能になった。利用状況をくどくど説明してくれたが、「出来ましたので利用してください」で良いのではないだろうか。
   例年同じ話の蒸し返しだが、ゴミにしない工夫がまず初めにあるべきだと思う。

参考   http://www.city.yaizu.shizuoka.jp/gyosei/gyosei_sub.html
  ここから環境衛生課へ

04/1/12

   山口県でH5型に属する高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された。日本での鳥インフルエンザは79年ぶりだそうであるが、韓国でも先月から被害が広がっているそうで、地理的に見ればあってもおかしくない事である。
   幸い肉や卵から直接人に感染する事は無いらしいが、病鶏に直接接すると人に感染する事もあるそうだ。
   病原菌がやって来てから大騒ぎをしたり過小評価したりするよりも、感染ルートの解明や、対応策などの研究を進めて、世界の役に立つ仕事を望む。そのためにはまず情報をしっかりと公開して欲しい。

   鶏関連では京都で冷蔵していた半年前の卵が市場に出回って食中毒騒ぎが起きた。原因菌は出なかったと言うが、生もの、それもたんぱく質を扱っている事を関係者は理解しているのだろうか。

04/1/10

   年賀状が落ち着くこの時期に、住所録の整理をする。今年は引越したわけでもないのに住所変更がずいぶんあった。さいたま市、南アルプス市など合併に伴うもの。他にも○丁目△番☆号が多くなった。分かりが良いのだか悪いのだか…。

04/1/9

   「何時までお正月気分?新聞読んでる?ニュース見ている?」と言われそうな感想が続いている。ニュースをチェックしていない訳ではないが、「これは書いておかなくちゃ」というものが無い。
   アメリカ牛肉のBSE問題は圧力に押されて輸入を再開しても食べる気にならないし(アメリカ式農産物生産にはかなり疑問を感じている)、自衛隊はどうせなら地震のイランに行って「こんな事が出来ます」と得意分野(災害復旧)でまずアピールして、その間に国内で憲法論争などすれば良いものを、うやむやのまま出て行くようだし、税金だ年金だと言うものは、目的別のものではなく、どうすれば皆がなるべく公平に暮らせるかを議論するもののはずなのに、本末転倒だし…。と、言いたい事は山ほどあるのだが、これ以上突っ込める下地が無い。勉強不足。
   ひとつ気になっているのが、志太地区の合併話が、藤枝市の財政事情(かなりの赤字財政)への不満から大井川町(健全)が抜ける事になった事。地元の事だし今後も気にしていきたいと思っている。

04/1/8

   定点観察ポイントの岡部町・玉露の里に行ってみた。
   入り口にはドンと門松。しかし、お正月の喧騒も過ぎて静かだった。せっかくなのでお茶券を買ってお茶室へ。接待のお茶の先生方は何人かいるようで賑やかだったが1人で貸切。
   メインの床の間の前にドンと座らせてもらって玉露を頂く。お菓子は干支の入ったカステラ。銘は…、運んで下さった先生が「あら、度忘れしてしまった…」と思い出してくれなかった…。
   ゆっくりとお茶とお菓子を頂いて、違い棚を見るとお茶碗がケースに入って飾られている。一昨年の豊かな海つくり大会に天皇・皇后両陛下が焼津に見えた時にお茶をお出ししたお茶碗だそうだ。岡部町までは警備の関係で来て頂けず、朝比奈のお茶と玉露を持参して、こちらの先生が焼津のお休み所でお出ししたのだそうだ。
「もったえなくて洗わずにそのままケースにしまってあるんですよ」との事だった。

04/1/6

   クリスマスに「あんたが持っていないのは皆が不便なの」とTANUKIが携帯電話を買ってくれた。よく分からないが「オレのより良いやつだ」そうだ。少なくとも表示される電話番号は読める文字サイズ。メールも出来るしカメラも付いている。ただし今のところはネコに小判状態。「何か入ってるよ、どうする?」状態。(電話のかけ方も受け方も分かっていないので、急ぎの場合は使えない…)
   マニュアルと首っ引きで、とりあえず文字は打てるようになった。音はボリュームを上げきっても雑踏の中では聞き分ける自信が無い。今のところは手帳代わりに使えれば良いかなというていどである。

04/1/5

   年末年始、しりとり俳句塾は自由題の句会をしていた。別に申(猿)のお題も出ていたのだが、こちらは苦戦したまま…。自分の句で年末年始をふり返る。

12/28  我が家でのお夕飯

       てっちりやフグの口つき真似て食う  DORA

12/30  餅つきの日に 

        冬日溜め金柑の実の輝けり   DORA

12/31  紅白歌合戦を聞きながら 

         大歳や今年流行し歌を聞く   DORA

1/1   甥一家が義兄の所に来て

          幼子がカメラ構える新年会   DORA

1/2   友遠方より来る 

         友来ると言うで二日の掃き始め   DORA

1/3   年始まわり  

         叔父叔母の無事確かめつ年始かな   DORA

1/4   そろそろ始動です

         初蹴りや少年の声空高く   DORA

1/14に父は84歳になります

        申年や父七度目の年男   DORA

04/1/2

   大学の時のクラブの同期の友達が訪ねてきてくれた。彼女のご主人の実家が静岡市内なので、年に1〜2度は来静しているようだが、なかなかこちらまで寄ってくれる間は無く、こちらで会うのはお互いが結婚した当時1度あった位。
   彼女のご両親は健在だが、静岡のお父様はしばらく前に亡くなられ、お母様も体調を壊されているので心配しながらの帰省らしい。「お互いにそんな年代になったんだね」とため息。
   箱根駅伝の往路の結果に残念がりながら、「東京に近すぎて県のOB会は動いているのやら…」と言いつつ、クラブの仲間の消息を色々聞かせてもらった。

04/1/1

   明けましておめでとうございます。
   年が明けてすぐ、除夜の鐘を聞きながら近所の神社にお参りに行きました。昼間の雨もやんで、半月はすでに西の空。星が大きく瞬いていました。しばらくぶりに見るきれいな星でした。
   昨年は日本にも世界にも不安の大きい年でした。今年は知恵と思いやりを出し合ってもう少し落ち着いた世の中に出来れば良いですね。

12月    2月