04/7/29
昨夜、食物アレルギーになった。原因が何か分からないのだが、他の誰もおかしくならなかったので、腐敗菌による食中毒は考えられない。
食後20〜30でお腹が渋りだした。トイレにお百度参りをしても効果なし。たまたま食後すぐアジアカップを始めから見ていたので、時間の把握がしやすいのだが、前半のほとんどはお腹を抱えてウトウトしていた。ハーフタイムはトイレでおこもり。あまり効果なし。
後半途中、ともに引き分け狙いになって試合が面白くなくなった頃、体中がかゆくなってきた。ついボリボリとかいたら蚊に刺されたようなブツブツの腫れ!「まずい」と思いつつもアレルギーの薬なら山ほどあるのでセレスタミンを1錠。あまりご利益は無く、体中真っ赤になってきた。しかも、耳の中、喉、目などにも広がってくる。耳の詰まった感じや鼻詰まりではない息苦しさには本当にあせった。
サッカーも終わってしまい、脂汗をかきながら、風呂の空く間にホームページの更新とメールの返事書き。「暖まるとひどくなるぞ」とTANUKIに言われながら風呂でシャワーを浴びたところでダウン!ともかく全身の発疹に皮膚科で貰ってあったステロイド剤を塗りたくってかゆみを抑える。
しかしお腹の重苦しさは変わらず、トイレへのお百度参りは続く。にっちもさっちも行かなくなって「とにかく吐け」とTANUKIが濃いお茶を持って来てくれたのはすでに夜中近く。すっかり消化された胃の中身はラム肉の臭い付きの水ばかり。
ようやく少し落ち着いて、クロンとクーが心配して寄って来たのと一緒に布団の上を転がっているうちに寝てしまった。
今朝は発疹は見事に引いたが、さすがに気になって内科に行き、点滴を打って、薬をもらってきた。「発疹は浮腫みだからステロイド剤はなぁ…」と先生は言うものの、あのかゆみ付きではどうしようもなかったと思う。セレスタミンはベストとは言えなくてもベターだった様だ。
まだいささか胃は重苦しいが、お夕飯は作る方が面倒で揚げ物を買って来てケロリと食べてしまった。
04/7/27
母が行かないというので私がお年忌に行くことになり新幹線の岡山行きの時刻表を調べた。
直通の岡山行きが無い!名古屋か新大阪で乗換え。乗り換えずに目的地近くに行けるのが新幹線のメリットなのに。道路と同じで繋がっていてこそ意味がある。目の前を通っていて騒音その他の我慢をしている新幹線。人が良いのにも程があるとつくづく思った。
04/7/26
昨日は2年に1度の農大教育懇談会とセットになった農大講演会だった。講師は国際食料情報学部の大島一二教授。タイトルは中国の対日農産物輸出と食品安全問題。
現在の日本の食糧輸入率は60パーセントにも上る。その中でも中国からの輸入量は著しく、輸入相手国の第1位になっている。日本側からの外食・中食・食品加工業者からの安価な農産物の要求と、中国での生産過剰による輸出拡大と、外貨獲得の要求が合致したこともあって、2000年の中国の輸出農産物の60パーセントは日本向けのものであった。
現在では日本の種苗メーカーが海外で作った日本の野菜種が中国など海外に輸出され、作られた農産物が日本に輸入されてくるなど世界的な動きになっている。
また、根深ネギ・ゴボウなど現地の人が食べない野菜が、種や生産方法を伝授して換金作物として大量に作られている。
これらの作物は業務用として葉先を切り落としたり皮をむいたり、ゆでて冷凍にされたり半加工品になったりという形で輸入されてくる。蒟蒻の粉は輸入されてこないが、人手のかかる糸巻き蒟蒻はほとんどが中国で作られて輸入されてくるそうだ。
このような中で残留農薬問題は大きな問題だが、各農家から集荷業者が個別に買い取ってくる商習慣や偽農薬、大量流通のための品質保持のためには農薬散布が必要になること、農業者の質のばらつきなどで一度に改善は図られないだろうが、中国国内でも安全な食品が求められるようになり、減農薬農産物への取り組みも出てきているそうだ。
また中国がWTOに加盟したことにより国としての意識も高まっている。
ごく大雑把にこのような話を聞いてきた。
話には出てこなかったが、人口爆発中の中国が「輸出品より国内向け」と方向転換をした時、日本の食糧事情は大丈夫なのだろうかと不安になった。
04/7/23
ジョン・アンジャインさんが7/20に亡くなった。氏は第5福竜丸が被災したビキニでのアメリカの水爆実験時にロンゲラップ島の村長だった方である。
この核実験から50年。今月、焼津市の歴史民族資料館では被災50年特別展「第5福竜丸-平和への願い−が開催されている。
文書の公開が主なので、地味な展示だが、23人の乗組員全員が核の被害を受け1人が死亡した。また多くの太平洋産のマグロが核汚染され、日本中の消費者がパニックを起こして魚の消費量が激減し、漁業関係者全体が大変な苦労をすることにもなった。
また亡くなった久保山愛吉さんが病院から小さなお嬢さん達に送ったかな書きの手紙はごく普通に川や海でおぼれないようにとか、遅刻しないように学校に行くように(2番目のお嬢さんが丁度小学校に上がったので)などと書いてあるのだか、心が痛んだ。また多くの弔辞集がこの事件がいかに人々の関心を呼んだかを物語っていた。
ビキニ環礁の島々の住民や生き物にも大きな被害があったわけだが、近年は焼津市とともに核廃絶のアピールを続けてきた。
広島・長崎・第5福竜丸と3度も大きな核爆弾被害を受けた我々日本人は核廃絶に対して大きな発言権がある。多くの死者と多くの生き証人を抱える我々が発信しなくて、誰にその仕事が出来るだろうか。
04/7/22
新潟・福井の豪雨の爪痕は大変なものだ。幸い夏休みに入る時期ということで、高校生・大学生などの若い力がボランテアに入っているようだ。
家の中に流れ込んだ土砂を掃除するだけでも体力勝負、この暑さでは伝染病も心配される。地元はお年寄りが多い所らしいだけに、若い力を発揮してもらいたい。
ところで、福井の池田町が土砂崩れの危険があるということでいまだに避難対象地区になっている。全国に数々ある池田町の池田町サミットというものがあるのだが、私の知っているだけで、北海道の十勝池田から、我々がよく出かける信州池田、大阪池田、四国には高校野球で一世を風靡した池田とたくさんある。こういう時にも手を差延べあえれば素敵だなと思う。
04/7/20
本日もパソコン設定の続き。本日はスキャナーをつなごうと思ったのだが、古すぎてCDは拒否された。キヤノンのホームページにソフトを貰いに行き、発見したのだが、デスクトップにダウンロードしたら展開が出来ない。1度捨ててCドライブに適当に放り込んで適当に展開をしたら、展開は出来たのだが、接続してくれない。昨日教えてもらったシステムドライバーの削除後の繋ぎ直しでもだめ。結局本日は放り出してしまった。
そんなこんなのところに新津の伯父から原稿が到着。読めない…。がワードを使ってみるのには丁度良いので打ち込んでみた。個人辞書の設定がたいして無かったので引っ越さなかったから、便利になったのだが、使いにくいのかはまだ不明。
04/7/19
さて本日も設定の続き。まず、インターネットの配線の直しから。「ついでにテレビの設定もして」とTANUKIに頼んだのだが、何やら数時間バタバタやったわりには何もできず。
ついでにキーボードまでおかしくなってしまった。我が家に解説本はごろごろあるのだが、みな98用であまり役に立たない。
あきらめて午後からNECのサポートセンターに電話。何しろいくら設定をし直しても日本語が書けない上に、Shiftキーを押すと微妙に設定が狂っている。2を押すと#が出たり、9を押すと(になったり、で5は素直に%だったり…。まず、ハードソフトに認識をされているか、接続はきちんとしているかなどから始まって、先方が「ちょっと調べます」と電話を切ること2回、復元操作で昨日の状態までパソコンを戻し、ようやくシフテムのプロパティからハードウエアのデバイスマネージャーを開き、キーボードのドライバーを1度削除をして、パソコンを切り次に立ち上げて大丈夫ならOKというところにこぎつけた時は夕方だった。
その後ウイルスバスターを入れるのに類似の製品を削除、ようやく入ったら登録のパスワードを変えるのにメールがまた使えない!「早く登録しろ」の矢の催促の脇で、「同じことだよね」とインターネットのドライバーを1度削除、メールが繋がりパスワードをもらって、ほっと一息、ウイルススキャンをしたら2つもウイルスが検出された。
そしてホームページだがFrontPageの無料版は無くなってしまったようで、パソコンにあるものをチェック。設定済みのものは使い方も分からなくて、これは体験版のホームページビルダーを使っている。まだ設定の仕方などがよく分からないのだが、今までのと割合使い勝手が近いようだ。
04/7/18
バブルはなやかなりし頃にかけた生命保険の満期が来た。だいぶロートル化してだましながら使っていたパソコンの代わりを利子で買い換えることにした。いくつかのお店を見ていたのだが、昨夜阪神が大勝をしたのに敬意を表してJ&Pで買うことにした。
機種は中身のシンプルさに軍配を上げてNECにした。
とりあえずTANUKIの手を借りて古いパソコンをどけて新しいパソコンを置いて配線。邪魔するなと言われてお任せをしているうちに完了。設定は自分で始めたのだが…、何度やってもインターネット接続がネック。今回はインターネットは繋がったのだがメールが繋がらない。(CATVでしかも家の中でTANUKIのノートパソコンと無線ランになっている)何度も配線を変えたりルーターの設定説明書を見たり、結局直接つなげたら急に繋がって、プロバイダーに保存されていたメールが怒涛のごとく入ってきた。確かウイルスメールもあったよねと不安に思いながら、メールを仕分けているうちに夜中になってしまった。
04/7/16
新潟での水害は、上流のダムが満水になり決壊をさせないための放流のせいもあったらしい。それならば、ダムの状況にあわせて下流域の避難を先にする事はできなかったのか。いつもの事だが、其処に生きる人よりも構造物や組織重視の日本的考え方の問題が大きな被害を出したように思える。
04/7/15
今週の『しりとり俳句』のお題は天。季節が合ったのだろうが、北村薫の『ターン』の中に出てくる「天河石」のイメージが頭から離れなくなった。この小説の中で天河石の色のイメージが初めと終わりで重要な役を果たすのだが、かなり濃い水色のイメージが私の頭の中にはできていた。
しかし、あまりいいかげんに句を作ってもいけないので、まず天河石の本物はどういうものかを調べてみた。幸い『宮沢賢治 宝石図誌』(板谷栄城著 平凡社)を持っている。宝石の範疇か?とも思ったが、見つかった。けれども、私のイメージしていた色とはかなり離れている。青というよりも深い緑に近い。
賢治はこの天河石のリンドウの花を咲かせ、『ターン』のヒロイン真希はこの色をバックに白いユリの花のメゾチント(版画)を作ろうとしている。さて私は…。合歓の咲く淵の色なる天河石 DORA
04/7/12
まさか、ご近所の誰かがここを読んでいるわけではなかろうが、主任児童委員というお仕事が来年回ってきそうだ。一昨日に区長代さんから話が回ってきて、昨日は自治会長さんが今の主任児童委員さんと一緒にやって来て、あれよという間に申請書類を渡されてしまった。上の方で「この人ダメ」と却下されればそれまでなのだが…。
ところでこの主任児童委員という仕事、民生委員・児童委員としてボランテアで社会福祉に関する相談・支援の窓口になる組織の中から、受け持ち区域は持たずに地域の児童福祉に関する問題を専門に担当する役である。最近のさまざまな子供にまつわる問題から、平成6年に作られたものらしい。(昨日からさんざんネット検索をした結果)
推薦状の最終の行き先は厚生労働大臣だそうで、ここから委嘱状が出、3年の任期がある。しかし、本来はボランテアではなく、きちんとプロをおくべき所なのではないかと思う。
というのも「どんな仕事ですか」と聞いた所「民生委員の会合への出席や若いママ達の子育てサークルでの手伝い、担当の小・中学校での入学式や卒業式への出席など位で、ケースへの介入はプライバシーの問題もあってできない」との事。役職は作ったが、機能しているのかどうか。たとえば問題が起こった場合、集中砲火で火達磨になるのか、それともまったく知らない間に脇を通り過ぎてしまうものか…。
自分が適役とは思えないが、興味はあるので断れなかった。
04/7/7
週末から鼻が詰まった。鼻が詰まると耳も詰まる。こうなるとテレビや電話などの機械を通した音はキンキンと響いて聞き取りにくくなる。
こういう時は読書に限るというわけで、図書館で借りていた『猫男爵』(神坂次郎著・小学館)をゆっくりと読んだ。この主人公、岩松満次郎俊純は新田氏の末裔の歴としたお大名である。ただし知行地わずか120石。しかしながら扱いは将軍家康の祖流に繋がると言う(家康は箔のつく系図が欲しかったようだが、このご先祖は渡さなかった)ので10万石の大名並である。このお殿様、幕末に実在したらしい。
守役の語るご先祖や江戸の町、幕府や他の大名家の話から始まって、この殿様の一代記のような形になっているのだが、最後は明治に突入する。
何しろ120石しかない小さな所帯なのだから、殿様と言えど肩肘を張らないし、家老・家来と言えども農業収入の方が主となる按配である。殿様も領地の収入だけで足りるわけはなく、武家の棟梁・八幡太郎義家から続く名流である事を利して大名・旗本家への年始回りをして祝儀をもらったり、家紋入りの羽織や提灯などの使用料を得たりと何かと財政事情は大変なのだが、本業ともいえるアルバイトが代々続く猫絵である。
南朝方について敗走したご先祖の祟りで村々にネズミの害が広がった時、殿様の猫絵でネズミが退散した事によるそうだ。さらには子供の病よけのまじないに「菓子など与え(子供を)踏みつける」などと言う事もしている。
書き出してみると「大丈夫なのかいな」と言うような人物だが、物語の中では活き活きとご先祖から伝わる生業に精を出しながら暮らしている。
表紙の猫(この殿様の筆)に睨まれて借りてきた本だがなかなか楽しい人物に出会ってしまった。
なお、この殿様の娘が鹿鳴館のヒロイン井上武子だそうだ。外務卿夫人の武子に伴われて男爵として鹿鳴館の舞踏会に臨む所でこの物語は終わっている。
04/7/4
プロ野球の近鉄とオリックスが合併すると言う。
プロ野球界全体としてどういう未来プランを立てているのだろうか?確かに今の試合日程は忙しいし、怪我人も多い。結果試合のレベルを一定にするためには多くの選手を置かなければならない。人件費が高くなる。よって1チーム休みを作ってチーム当りの負担を減らそうと言うのなら分からなくもないが…。
どうも、巨人中心にまわっている現状に嫌気がさしながらも巨人頼りの再編を考えようとしているようにしか見えない。
今やJリーグのサッカーやアメリカの大リーク゛などプロ野球だけがスポーツ娯楽の中心ではない。
プロスポーツの場合、ファンが楽しめる事はもちろんだが、互角の対戦相手があってこそのものである。さらにはそれぞれのチームカラーにそれぞれのファンが思いを込められるものであって欲しい。
04/7/2
参議院選挙のさなかなのだが…、個人的には盛り上がりにかける。投票したい候補者がいない!
論議を抜いての自衛隊多国籍軍参加は絶対におかしいので自民党は×。年金改革法案の扱いで公明党にも入れない。だからと言って民主党もいつ空中分解するか分からない危うさがある上に、与党とやる事にどの位の違いがあるかがさっぱり分からない。自民党と民主党の差異が明確ではないので、どちらを選ぶと言われても選ぶ楽しみがない。その他の小政党は個性はあるが参議院という場ではバランスが気にかかる。
しかし、参議院という場は国全体の行く末を大所から論じて欲しい場なので「地元の皆さんのために○○します」と言う候補者だけは党派に関わらずお断りしたい。
04/7/1
アメリカでもBSE牛が検査割合を増やしたらポツポツ出てきているようだが、日本でもまた出たようだ。今までに比べて若い牛だ。悪い事は言わないからどんどん検査をして疫学データーを取る事だ。アメリカに押し切られて安い牛肉が食べたいとウヤムヤになるのが、将来のために一番良くない選択だと思う。