ちょっとした感想   

05/5/30

   最近好んで飲むアルコール飲料はサッポロのドラフトワンだ。別に第3のビールを意識しているわけでも、安いからでもない。
   私は遺伝的にアルコール代謝があまりよくない上に、メジャーメーカーの缶やビンのビールの中の何かが体調の悪い時にアレルギー反応を呼び起こす。(生ビールや地ビール・TANUKIビールではあたる事が少ないのにね。)ならば飲まなければ良いのだろうが、口先はこれも遺伝でアルコール好きなのだ。
   大豆もアレルギー反応があるので、味噌・醤油などの基本調味料や豆腐が食べられなくならないように、大豆起源のアルコールは遠慮している。という訳でえんどう豆起源のドラフトワンは私には選択肢としてありがたい存在なのだ。
   日本のメーカーの作るものは、名前以外のどこが違うのかという程、原材料から加工法まで同じものが多いが、企業競争力とか多様性とかいうものはもっと広く考えるべきなのではないのだろうか。

05/5/28

   5/11のイラクで拉致された日本人はどうやら亡くなられたようだ。双方のプロパガンダはともかく、交戦したどちらも非公式の部隊とはいえ、武器を取って戦った結果なのだから端からは何も言えないだろう。
   戦場では人がたやすく死ぬ。武器があろうが無かろうが。

05/5/26

   プロ野球のセ・パ交流戦。阪神は1戦目はボロ負けに近い試合が多いが、2・3戦目はかなりの確率で勝っている。お陰様でセリーグ首位に浮上。
   見ている分には勝負がどう転ぶか分からない、少なくとも得点の動く試合が面白い。その点ではかなり満足させてくれている。しかし、昨日はつい引き込まれたものの疲れました…。何もできなかったし…。
   今日は見る間もなく終わっていたけれど、ジンクス通り勝ったようだ。

05/5/21

   ここ2日は蒼の粗相もなく布団は無事だ。その代わりにみゆとクロンが大立ち回り。この2匹はもともとあまり気が合わない。お嬢ちゃまのクロンがヤンチャみゆにちょっかいをかけられてはいかにも被害者顔をしている。
   「ギャー!!」「ワァ〜オン!!」の騒ぎに「止めなさい!」「うるさい!」の声が飛んで、子猫達のほうがビックリしている。
   その割には懲りずに騒いでいるので遊びなのかもしれない。あげくに並んで食事をしていたりする。
   ネコがいる限りネコ騒動も続く…。

05/5/18

   ただいま我が家はちょっとしたネコ騒動の真っ最中だ。
   主役はどうやら蒼1匹らしい。我々の寝ている所にやって来ては布団の上からどっぷりと粗相をしていく。オスの癖にまだスプレーはできないらしく、1回分の雨を降らせていくので染み通った分だけたっぷりと臭いも発する。それだけ洗濯物が出る事になる。幸い夏掛けの季節になっているので布団ごと洗えるが、毎日大洗濯になる。
   お陰で私は半日洗濯機と格闘する事になるし、夜な夜な攻防戦をしているTANUKIも寝不足気味だ。
   蒼の気持ちも分からなくはない。彼はこちらへも安心して来たいのだ。まず自分の匂いをつけて安心したいのだろう。しかし、こちらにはクロンとじいちゃんの所から撤収したみゆがいる。その上我々の第一印象が良くない。という訳で彼も必死なのだが、梅雨が来る前に解決方法を探したいものだ。
   しかし、マタタビ作戦でも寄って来るのはみゆばかり、TANUKIが思い出して掛けた『ネコのストレス解消音楽』も効いているのかどうか…。クロン、甘ったれてばかりいないで、説得して…。

05/5/13

   本日は個人情報の扱いについて引っ掛りのある日だった。
   どちらも民児協絡みなのだが、1つはいわゆる地域情報の問題で、民生委員が地域の人々、特に見守りの必要な人の把握が難しいという問題が地区民児協で話題にされた。それぞれに個人情報保護が頭に乗っかって、役所も自治会も情報がしまわれたままになっている。また情報を得るための家族票なども出されないままの所もある。ここ静岡県では何時東海地震が来るかと30年来言われて防災に関しては意識が高いはずだが、いざとなってからの情報の交換などできるわけもなく、平時の間にきちんとした枠組みを作って誰と誰がどんな情報を持っているかを決め、情報の提出と保護についてきちんと決めておいた方が良いと思う。そしてそれを見守り活動なり防災訓練なりに生かす事を考えるべきではないかと思うのだが…。
   プライバシーを重視しすぎて何もしない事で問題が起こる事の方を心配するのが役目ではないのだろうか。
   もう1つは民児協のHPがあるのだが(登録会員のみのページ)こちらで活動報告などの写真情報を出したいという話があった。
   あまりパソコン環境に慣れていない方が多いので、外部のアルバムを利用してURLを貼り付けて紹介したらどうかと提案したら、外部にオープンにするとプライバシーの問題が出るとの反応を頂いた。
   この問題は以前に風の頁でも言われていた事だし、ここでも個人の特定はなるべく避けているが、そこまで神経質になる問題だろうか。
   ヒトという動物は群れを作る動物である。社会の中で他人と接することをしなければ何もできない。その為にはある程度は自分を人にさらさなければならない。今現在が昔とは違うというのならば今のルールを作るべきである。

05/5/12

   どうやら輸入牛肉のBSE検査は20ヶ月以上のものに限定するようだ。もっとも日本では各自治体が当分全頭検査をする体制でいるようだが。
   BSEに関しては2つの視点があると思う。1つは食品としてそれが人の健康にどう影響するかの問題だ。これに関してはフグの調理資格同様に危険部位をきちんと除く技術とその信頼性があればほぼ安全は確保される。
   もう1つ、畜産業の観点から、牛や羊の病気の解明をするためには、日本は全頭検査から原因解明をしていくための環境が整っている。さほど多くの牛がいるわけではなく、検査体制も技術も整っている。この数年で資料も蓄積されたはずだ。
   この2つを2つとも是非クリアして、BSEをただの大騒ぎだけでなく、実のある結果を残して欲しい。

05/5/11

   イラクでまた日本人がターゲットになった。しかし今までと違うのは彼は英国の民間警備会社の社員としてイラクに居た事だ。民間警備会社というが、『戦争の犬達』(Fフォーサイス著)や『パイナップルアーミー』(工藤かずや作・浦沢直樹画/マンガです)をすぐに思い起こさせるような傭兵部隊、つまり戦いのスペシャリストだ。彼の振り出しは自衛隊の空挺団だったようだが、ここも自衛隊の中のエリート部隊の1つのはずだ。つまり戦地で戦闘要員が捕虜になった。日本人である事の前に彼がたまたま生き残ったか彼がチームリーダーであったために捕虜となった可能性が高い。
   しかし、日本国籍を持った日本人である限り日本政府も対応をせまられる。
   物語の中で活躍する彼らは「こういう世界に生きがいを感じる人」「この世界でしか生きられない人」として描かれているが、実像はどうなのだろうか。兵隊さんが尊敬されない(この地球の中の国家としては珍しいのでは?)日本という国の中で身近にこのような生き方をしている人を知っている人は少ないのではないだろうか。それだけにこのニュースが妙な方向へ流れていかないか気にかかる。

05/5/5

   本日のNHK特集『子供の心をノックする』。昨年9月の『子供の心が見えない』の後取材されたものだ。前回登場した義家先生、金森先生が個別に子供達と話す形で進められていった。リストカット・不登校・いじめ。問題はそれぞれだが、この子供達にとっては親さえもが自分を演出しなければならない存在らしい。
   義家先生は自分を語りながら問題と向き合い、金森先生は子供の心を解きほぐしながら柔らかに話を聞いていく。取材の制約で子どもたちの表情が見えなかったのと、多分編集でかなり時間をはしょっているはずだが、子供達の今の状況をそのまま受け止めながら次の1歩の踏み出しを期待できる内容だった。
   しかし、親の世代も含めて他人とのかかわりが家庭と学校以外で少なすぎるのが気にかかる。
   参考 http://www.nhk.or.jp/?special/

05/5/4

   節句働きで少しお勉強。『ADHD児を救う愛の環境コントロール』(平山諭著・ブレーン出版)を読んだ。
   ADHDというのは注意欠陥多動性障害の事で、現在、幼稚園・学校等の集団生活の中で問題になっている。脳の機能障害によるものと見られており注意力や短期記憶力が弱く、ぼんやりしていたり、物を無くしやすかったり、計画性がなかったりする。また、相手とのコミュニケーション力が弱く、落ち着きがなかったり相手の事を考えずに自己中心的に振舞ったりする事が特に集団生活の中では問題になる。これらの症状はすべてが出る事もあるが、一部が顕著な事も、体調によって1人の人間でも良かったり・悪かったする事もあり、ちょっと関わっただけでは見極められない。
   しかし、本人が生きにくいのは確かで、注意力や持続力・計画性がないために勉強が遅れたり、自分がキレて粗暴な振る舞いがある一方いじめのターゲットにもなりやすい。
   男の子に多く、出現率3〜5パーセント、つまりかなりの頻度で問題が出てくるようだ。しかし、原因については環境ホルモンが問題視されているが特定されているとは言えないようだ。
   それならば、昔は問題にならなかったのだろうか。子供が多すぎて1人1人をじっくり相手にしていられなかった事もあるだろうが、やはり同程度には居たのだと思う。チェックリストを見れば私もそうらしいしTANUKIも同じ程度にそうらしい。多少変わり者かもしれないが特にマークされる事もなく普通の社会生活を送っている我々と今の子供の違いはどこにあるのだろうか。ひとつには異質のものを認められない社会の雰囲気、もう一つにはやはりしつけではないかと思う。
   「親のしつけの問題ではない」の語が多々出てくるが、集団の中で(フォーマルに)どう振舞うかを学ぶ機会が今の子供達には少なすぎるのではないだろうか。この子供達は決して頭が悪いわけでもなければ感情のあり方が違うわけでもない。「自分はどうしてみんなと同じにできないのか」を悩んでいる子供達である。我々の子供の頃は周りの色々な人達から「こういう時はこうするものだ」という事をうるさいほど教えられ、とりあえずそう振舞わされて過ごしてくる事で様々な時と場合の行動様式を身に付けた。
   人間は群れを作る動物だが、みんな一緒で良いわけではない。得意・不得意を相互に組み合わせて生活をしている。昔も「ちょっと偏屈だが腕は確かだ」といわれる職人さんはよく居た。エジソンもADHDだったそうだがマネージメントをしてくれる人を得て世界の発明王になった。
   彼らの苦手な事、注意力や計画性のなさには、メモを取る事や一度に1つの課題をクリアする事、またコミュニケーション能力のためには小さい頃からごっこ遊びなどを通して他人の感情を理解する事、リズム遊びなど身体を動かす事で身体の統合能力を高める事などが良いそうだ。要は彼らの感情をしっかりと受け止め、その上で能力の不足するところは補う方法を考え、成長を見守る必要がある。この辺りの対処法が丁寧に書かれている実用書だ。
   蛇足だが、必要な場合には薬を使う事もあるそうで、小児精神科で相談をする事ができるそうだ。

05/5/3

   ドライブに行こうかと昨夜から言っていたのだが見事に寝坊。近い所という事で無料化したR1バイパスを通って森町まで。
   ガソリンスタンドに寄ってスタートしたのが10時前だったがいつも入る野田ICまでは渋滞もなし。しかしバイパスは見事に渋滞。バイパス化して道路の付きかたが変わったのと多少は山が削られたので沢山あった野藤も見られずにちょっと残念。周りの茶畑はちょうど茶摘み時で若緑に揃っている。
   無料化のお陰で森町に近い大池ICまでバイパスで進んでアクティ森に着いたのは11時半。駐車場はほぼ満員だが、食堂はまだ空いているのでまずは腹ごしらえ。以前の食体験館の頃からは様変わりして普通の食堂になってしまった。本日は限定10食というカツ丼にした。食べたとたんにTANUKIがダウン。脈が早いの腹が痛いのと騒ぎ出す。そろそろ混み合ってきたので外のベンチで一休み。
   茶碗をひねるのはまたにして、落ち着いたところで園内を少し散歩。移動動物園?のウサギや豚・ヤギにポニーなどもやってきていた。体験館の中庭でコンサートもあったらしいがそちらはパス。
   ここから少し奥にある国の重要文化財・友田家まで足を延ばす。江戸時代の庄屋屋敷で茅葺木造の寄棟作りで山間部民家の特色を残している。間取りは片喰い違い形で遠江の古農家の形だそうだ。\200を払い中を見学する。台所の火鉢の端でお茶の接待や里芋の串焼きや竹の子とコンニャクの味噌おでんなども販売していた。
   先へ行くと川根の方へ出られるとの事だったが、太田川ダムの工事の関係で立派な道路を進んで行くと奥で通行止めだった。引き返して帰りも渋滞をしているR1へ。先日できたと聞いていた掛川の道の駅に寄る。ここも珍しい物好きで車も人もごった返している。食堂の他にファミリーマートと地場産品の売り場と米久の肉加工品などを主に扱っていた。ここで抹茶ソフトで一休み。抹茶というが渋めだった。
   後は渋滞道を眠気と共にタラタラと、有料の頃は足を踏み入れもしなかった藤枝バイパスへ入り、薮田西ICから戻ってきた。   

05/5/1

   白藤の甘き香りや夏隣り     DORA

4月    6月