ちょっとした感想   

05/10/31

   10/29〜30と東京に行ってきた。
   29日は農大の収穫祭中に行なわれる卒業生のカミングデーに出席。5年前から始まった企画で、卒業10年ごとに招待がある。今回はS21年卒業の大先輩からH8年卒の若手までが集まった。
   昼に始まる会だったので、8時頃家を出発。1つ後のひかりに乗る予定だったのだが、かなり混みそうだったので間に合ったこだまで座って行く事にした。新幹線の中でコーヒーと軽いものでも食べようと思っていたのだが、車内販売がなく食べそびれたまま10時過ぎには東京へ。中央線で新宿へ出て小田急線で経堂へ。駅の回りはずいぶん近代的になったが道路はぜんぜん変わらず11頃には農大にたどり着いた。
   とりあえず校内を通り過ぎて食と農の博物館へ。まずはトイレに飛び込み、そのまま喫茶部でコーヒーとパンプキンケーキ。朝食を食べて出てきたTANUKIは大人しくコーヒーを飲んでいる。博物館の展示は『砂漠よ緑に蘇れ展(ジブチ共和国15年の熱き闘い)』と『人類の原器ヒョウタン1万年の世界展(湯浅浩史コレクション)』。また酉年という事で2Fでは様々な鶏の種類の剥製の展示がされていた。新しくできたバイオリウムは後の楽しみにして、時間に間に合うように会場の百年記念講堂へ。
   時間直前だったが会場が広いせいもあって人はまばらに感じられる。クラブの同期生と待ち合わせていたのだが、会場が暗いせいもあってどうしようかと思ったが、先に来ていた彼女が見つけて声を掛けてくれた。来年の大学案内から始まってずっしりと資料をもらって3人で席につく。
   旧交を温める間もなく開会。学長・理事・校友会長の挨拶に続いて、3世代農大生だった5家族の表彰が行なわれた。
   その後、アトラクションとして社交ダンス部の2組のダンス演技とマンドリンクラブの演奏があった。
   セレモニーの後は場所を移して懇親会。2会場それぞれに卒業年度ごとのテーブルがしつらえられていたが、他に知り合いには会えなかった。
   再度、学長ほかの挨拶があり、鏡割りをして乾杯。何と焼津の磯自慢の樽が来ていた。蔵元の子息が農大に入ったと聞いていたのでその関係かもしれない。ビールや農大で醸造されているライスワイン、ソフトドリンクなどを飲みながらつまみを取っておしゃべり。ここでTANUKIはようやく農大に残っている友人と多分卒業以来で会う事ができた。
   懇親会の最後は応援団のエールと青山ほとりで締め。ここだけはOBもみな農大生の顔に戻る。
   懇親会終了後、友人とクラブの様子を見に行く。今年も『子供も楽しめる収穫祭』をテーマに遊びの空間を作っていた。今年は工作だけでなく子供たちが身体を動かせるスペースを確保して、ノビノビとした空間が作られ、子供達も楽しそうに遊んでいた。
   学科の懇親会があるという友人と別れて今度はTANUKIの友人の研究室を訪ねる。建物が変わっていないのでパソコンが大量に入ったりした他はあまり変わりもない、私にとっては昔のアルバイト先でもある。先生方は代替わりをしているし、亡くなられた方も何人かある。
   本日最後はバイオリウムへ。『“バイオ(BIO)”は「生き物」、“リウム(RIUM)は「空間」。バイオリウムは、動物園、植物園、水族館といったくくりを取り去った「生きもの空間」です。』という事だが、まだオープンしたばかりで環境が落ち着いておらず、落ち着いた頃にもう1度見学したい。
   本日のお宿は明日の予定を考えて柳橋。艶っぽいイメージがあるが、繁華街からちょっと離れた普通の駅前環境。そのまた普通のビジネスホテル。雨の降りだした中を外に夕飯に行ったが中々これはというお店がない。これはと思って入ってみても「いらっしゃい」と人が出て来ないような所は落ち着かなくていやだし…。結局、手近にあった寿司屋さんへ。つまみばかりで飲んでしまったが、気持ちの良いお店だった。

   翌朝、連絡がついていなかった今日会う予定の友人から電話。体調を崩して先日病院を退院したばかりなのにもう動き回っているようだ。午後から薙刀の大会を見に来ないかと言うので、それにタイミングを合わせて午前中は近くの江戸東京博物館へ行く事にした。
   朝食後、1駅先の江戸東京博物館へ。出口を間違えてぐるりと廻る事になってしまった。企画展の『生誕120周年 川端龍子展』も含めてたっぷりと歩き、大名駕籠に入り込んでみたり、人力車に座ってみたり、芝居小屋の前で始まった歌舞伎の立て(チャンバラ)の話を聞いたり、目一杯楽しんだ代わりに足が疲れきった。
   ほどほどのところでお昼を食べて足立区総合スポーツセンターへ。ところが地図上で地下鉄を乗り継いで行くつもりだったのが、勘違いから総武線の駅のロッカーへ荷物を取りに行って地下鉄駅まで戻ったところで、また総武線へ取って返し、JRで北千住まで出て東武線に乗り換える事にして切符を買った。上野で乗り換えるつもりで降りたのは良いが、乗り継ぎのホームが分からない。ウロウロしているうちに電車に行かれてしまった。無事に北千住まで出て東武線に乗ったのは良いが今度は1つ手前の駅で急行から降ろされる。普通列車を待って乗り継ぎ。バスは「なかなか来ない」と脅かされたほど待たなかったが、たっぷり予定より1時間遅れた。
   その代わり試合は佳境で大人のトーナメントの途中だった。かなり年配の方も居るが試合に入るとすっと姿勢が良くなる。勝負についてはよく分からないが決勝戦まで見て、形の演技と音楽に合わせたマスゲームのようなものを見て、表彰式の途中まで付き合ってきた。
   蒼と茶々を連れて来てくれた人もいて、ちょこっと彼らの話もしたが役員で忙しそうなのでまたの機会とした。
   後は友人の家で少しおしゃべり、彼女のお母さんとわんちゃんにも会ってきた。「自分はあまり食べられないけど、もうすことしゃべろう」と言うので近くでお好み焼き。遅くなったからと車で東京駅まで送ってもらったが退院後まだ間もないのに大丈夫だったろうか。見舞いに行ったつもりだったがすっかり歓待されてしまった。
   後は無事に静岡止まりのこだまに揺られて、11頃には自宅に着いた。

05/10/28

   『聖母の深き淵』(柴田よしき著・角川書店)を読んだ。RIKOシリーズの2作目だと思う。図書館の本でシリーズを逆から読み始めたので人間関係が良くつかみ切れていないのだが、ハードボイルドの警察物に分類されるのだと思う。
   やくざと警察の丁々発止の中でいくつかの殺人事件が起こり…、と進んでいくのだが。ベースを流れているテーマは子育てなのだ。
   母親と赤ん坊との出会いはいやおうなしに生物学的に行なわれるが、その周りを取り囲む環境全体が1人の子供を中心に幸せにも不幸せにもなる。物語としての飾り付けよりもその事を怖いと思った。

05/10/24

   本日のニュースで医療費の削減目標とBSE問題。
   医療費を減らそうと思ったら、国民の健康リスクを出来る限り減らすことだ。薬害エイズのような事があってはならない。しかしまた現実にアスベストによる健康被害がクローズアップされている。危険だと言われた時点できちんとした対応をしていればだいぶ違っていたはずだ。BSEでまた同じ事を繰り返して欲しくない。
   また忙しすぎて健康不安の段階で医者にかかれなければ悪化するのはほとんどの病気で起こることだ。心の健康も含めて早期治療が出来ることが本人にとっても医療費削減にとっても一番良い方法である。
   初めに数字ありきではなく、国民が健康に暮らすためには何をすべきかという哲学から始まらなければ抜本的改正などできるわけがない。

05/10/23

   知り合いに頼まれて大井川鉄道と井川までの旅行の参考資料を集めに午後からドライブをした。
   とりあえず金谷まで行けば始発駅だし色々取り揃えてあると思ったのだが見事に空振り。家山の桜並木を通り、途中の笹間渡で温泉にこそ入らなかったが、ヒラタケを買い込んだり、良いお天気に誘われて結局は千頭まで走ってしまった。
   晩秋らしいクリアな光に山襞の一つ一つがくっきりと浮かんでいる。コスモスや葉鶏頭、柿の実が青空に映えている。
   ちょうど止まっていたSLの写真を撮ったり、たまたま動き出したアプト式鉄道の小さな列車を撮ったり、急ぎ仕事の割には遊んでしまった。千頭駅にある観光センターで観光パンフレット一式と寸又峡・接阻峡の温泉宿のパンフレットをひとわたりもらってきた。
   帰りはこれまた四季の里に寄って、私はヨモギ饅頭と味噌、TANUKIはキビ餅と餃子を買い込んでホクホクと帰ってきた。

05/10/19

   バタバタとしているうちにパリーグのプレーオフも終り覇者はロッテになったそうだ。シーズンでトップに立っていたのはソフトバンクだと思っていたが…?何はともあれ阪神vsロッテというめったに見られない組み合わせの日本シリーズが見られる事となった。
   今年はプロ野球が危機的状況だという話をシーズン中ずっと聞いていたような気がするが、実はプロ野球ではなく巨人がというだけの事ではなかったろうか。私はシーズン中ワクワクと阪神戦の実況を見ていたし、優勝が決まった日にはイソイソとコンビニまでスポーツ紙を買いに行った。確かに一昨年ほどはしゃがなかったが、こちらのテンションが高くなくても今年は勝てそうな気がしてきたからだ。
   阪神にしろロッテにしろ毎年優勝を目指してスタートをするのだろうが、ゴールまで行き着くのはごく大変である事が分かっているチームだ。それだけに日本シリーズは選手達も大いに楽しんで、ファンを楽しませるプロ野球を見せて欲しい。

05/10/18

   天気が悪く風を通してもどうも家の中が臭い。と言うわけでホームセンターで消臭剤を買いあさってきた。
   まずは定番の無香空間。界面活性剤系の消臭剤。正直言ってどの位ご利益があるのか分からないが、とりあえずの安心要員。
   次に、猫専用と銘打ったスプレー消臭剤。緑茶成分が臭い消しの主力らしい。このメーカーは色々とペット用の除菌消臭剤を出しているが、これは特にネコの糞尿臭に効くらしい。
   さらに光触媒のペットのにおい消し。壁やカーテン・カーペットなどにスプレーしておくと、日光や蛍光灯の紫外線を利用して臭いの素となる有機物を分解するそうだ。
   さらにファブリーズの緑茶成分入りというのも買ってみた。
   どれがどう効くかはともかく当分実験が楽しめそうだ。

05/10/12

   しばらくぶりでお日様の顔を見た。今日も大洗濯。しかしよく乾けば気持ちが良い。
   どうも最近は4匹ネコズが夜な夜な覇権争いをして陣取りのようにおしっこを引っ掛けているようだ。今までの連中も、壁やら家具やら襖やら、さらには本箱や机の上にもと洗濯のできない所にかけまくっていたわけで、今回が特に特殊事例というわけでもないが、他にも洗濯したい物がたくさんあるのに困った事だ。

05/10/7

   ホームページやメーリングリストを運営していてあまり反応が無いのも楽しくない。
   本日はしばらくぶりのrusu氏の書き込みを見て、以前ご紹介した『風の頁』も共に、たまには見に来てくれているんだなとうれしくなった。
   また、農大の同窓の大先輩の方が「Web志太常磐松楽しませてもらっていたけど退職しましたから」(職場のアドレスに送っていたので)と電話を頂いて、ほとんど誰からも反応が無いものの楽しんでもらえたのだなとうれしくなった。

05/10/3

   朝のテレビニュースの中で、祭りの神輿の担ぎ手が足らなくて、近くの町内同士で人の融通をし合っているという話をしていた。祭り好き・神輿好き同士なのでそれも悪くは無いが、聞いていると東京の真ん中の話のようだ。それなら他所を頼らなくても若い人はいくらでも居るのではないだろうか。
   祭りを取り仕切っている年配の人ではなく、実働部隊の20代・30代の人達が、地域に住んでいる若者達に祭りの参加を呼びかけた事があるのだろうか。しばらく住んだだけの町でも、地域に根ざした行事に共に参加をしていればその土地の人々と知り合い、その土地を好きになるだろうし、いざという時の協力関係もスムーズにできるのではないだろうか。
   夏のやはりニュース番組の中でだったが、博多の山笠で閉じこもりの少年が祭りに参加するというのがあった。初めはどうしようかとオロオロしていたのが、周りの人達に声を掛けられる事で(励まされたり叱られたり)祭り本番ではずいぶんとシャッキリして、本人なりに頑張った清々しさを感じたようだった。
   街が人を育てるという事、まずはコミュニティーの行事の中から考えて欲しい。

05/10/2

   本日は自治会の運動会。風は強かったが良く晴れて暑い1日だった。
   このところ組の運動会の打ち合わせも自治会の草刈もサボってしまったので今日は開会式から出席。出番は無いつもりだったがカメラ片手に応援をさせてもらった。ところが、予選を勝ち上がった綱引きで1人足りないといわれて急遽出場。しばらくぶりでやったが、つい入れ込んで肘を綱ですりむいた。初めに当たったのが優勝したチームで2-1で負け、3位決定戦には勝って結局3位だった。
   昨年は優勝したのだが、今回も頑張って準優勝。だいぶ世代交代が進んで若い人や小学校高学年から中学生位の子供達が頑張ってくれている。
   夜は年に1度の組内の懇親会。家数が多いのでこの時にしか会えない人も多い。こちらはそろそろ孫話が…。

05/10/1

   案内のバッタ跳び行く田んぼ道     DORA

9月    11月